さまざまな手を尽くしたにもかかわらず、わが子が犯罪に巻き込まれてしまったら…? あまり考えたくはないが、そんなときのために力になってくれるサイトをまとめた。
●一人で抱え込まないために~ 相談・窓口をチェック
なにもかも抱え込んで悶々と悩んでも解決の糸口は決して見えてこない。周りに相談できない場合、専門家の意見を聞きたい場合などに利用できる相談、通報窓口をチェックしておこう。
>>万が一のときの相談窓口、情報収集をできるサイト
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧(警察庁)
http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト(警察庁)
http://www.isplaw.jp/
ネットワーク利用の悪質商法にご注意!! (警察庁)
http://www.npa.go.jp/safetylife/kankyo3/akusyou.htm
暮らしの相談窓口(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/category/consult.html
迷惑メール相談センター(日本データ通信協会)
http://www.dekyo.or.jp/soudan/index.html
警察庁犯罪被害者対策室(警察庁)
http://www.npa.go.jp/higaisya/home.htm
「インターネット・ホットラインセンター」
http://www.internethotline.jp/
警察庁の「被害事例と対処方法」ではサイバー犯罪の事例と対処方法を紹介している。また、オンラインゲームやネット詐欺などについての相談は国民生活センターでも受け付けている。ネット掲示板などでの名誉毀損などに対応するなら、「プロバイダ責任制限法」により掲載された情報の削除を申請できる。「プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト」を参照の上、所定の手続きで申請してみよう。
よりよいインターネット環境のため何かできることはないかと考る方は、今年6月から運用を開始した、有害情報についての情報提供を受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」を活用されてはいかがだろう。
また、現在、総務省が主催する「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する研究会」で、違法・有害情報による被害者救済のために、被害者が加害者の「発信者情報」を請求したときに迅速かつ適切に対応ための手続きのガイドライン策定に向けた提案なども行っている。今後の動向にも注目したい。
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昔は、メール交換で小さな愛を育む映画があった。近年の映画には、風俗チャットでひと儲けする女子高生と小学生や、携帯電話で中年男を呼び出してカラオケボックスに同伴し、5千円を手に出てくる女子中学生などが登場し、時代の変化を映し出している。
もちろん、インターネットは子どもたちにとって悪いことばかりではない。ネットを使って知識や仲間を得、夢を実現する機会を得た子どもたちも少なくない。善悪入り混じるなか、光の方へ進むのか、闇に足をとられるのか。それは、現実の世界と同じく「本人次第」で決まることを、子どもたちが理解してくれることを切に願う。
(執筆:現代フォーラム 山口)