◎ ブラザー販売、業務委託先が案内状2通を誤送付
ブラザー販売(名古屋市中区)は10月31日、同社商品の出荷業務を委託している会社が、10月24日の出荷業務で顧客の氏名を記載した案内状2枚をそれぞれ入れ間違えて別の顧客に送付していたことがわかったと発表した。26日に案内状を受け取った一方の顧客からの連絡で判明した。同日、別の一方の顧客にも連絡を取り、お詫びと誤送付された案内状の破棄を依頼したという。同社は委託会社を訪問し、原因の究明と再発防止策を協議したといい、今後も個人情報の適正な管理に向け、改善を実施していくとしている。
・リリース(ブラザー販売)
http://www.brother-hanbai.co.jp/announce/notice0501031.html
◎ 東京トヨペット、車上荒らしで436件の顧客リスト盗難
東京トヨペット(本社:東京都港区)は10月31日、同社カーテラス深川店の営業スタッフが車上荒らしにあい、顧客リストが入った営業カバンが盗まれる事件が発生したと発表した。盗難があったのは10月25日午前で、顧客リストには436名分の氏名、電話番号、車名、登録番号、車検満了日が記載されていた。現時点では、情報の不正使用などの事実は確認されていないという。同社は本件を重く受け止め、これまで以上に顧客情報の保護を徹底していくとしている。
・リリース(東京トヨペット)
http://www.tokyo-toyopet.co.jp/info051031.html
◎ SIIナノテク、データ復元業者が500件の個人情報を含む故障HDD紛失
エスアイアイ・ナノテクノロジー(SIIナノテク、本社:東京都中央区)は10月31日、同社所有の約500件の個人情報を含むハードディスク(HDD)を、修理を依頼した社外の業者が紛失したと発表した。発表によると7月、同社社員のパソコンの内蔵HDDのデータ読み出しが不能となり、機密保持契約を締結の上、社外の専門業者へデータ抽出を依頼した。9月になって業者より抽出不能として返送されたが、返送されたHDDのシリアルナンバーが違うことがわかった。業者へ調査を依頼したところ10月21日に、「誤配送したと思われる送り先の顧客はすでにHDDを処分している」「HDDの損傷から考えてデータ復旧はできず情報漏えいはないと考える」等の回答があったという。同HDDには、氏名、勤務先社名、部署名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスなど約500件(同社従業員約100名含む)が記録されていた。同社は現時点で情報の不正流用等の事実は確認されていないが、今回の事態を真摯に受け止め再発防止に努めるとしている。
・リリース(エスアイアイ・ナノテクノロジー)
http://www.siint.com/news/news_2005_10_31.html
◎ 大阪厚生信金、顧客に郵送した封筒1通が届かず書類紛失
大阪厚生信用金庫(本店:大阪市中央区)は10月31日、書類の控えなどを同封し、普通郵便で顧客に送付した封筒1通が届かず、封入した書類を紛失したと発表した。同金庫は顧客から書類が到着していない旨の連絡を受け、郵便局に1か月にわたる郵送状況の調査を依頼したが発見できなかったという。紛失した封筒1通には、信用金庫取引約定書(顧客用)、証書貸付計算書、証書貸付返済予定表、金銭消費貸借契約書(顧客控)、借入申込書(顧客控)、期限前弁済手数料承諾書(顧客控)が同封されていた。すでに情報紛失事件として財務局へ届けるとともに、顧客に謝罪したという。同金庫は再発防止に向けて書類の郵送方法などの厳正化を進め、顧客情報管理を再度徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](大阪厚生信用金庫)
http://www.co-sei.co.jp/owabi.pdf
◎ 大丸・福岡天神店のルイ・ヴィトンショップで商品予約者24件の連絡票を紛失
博多大丸(福岡市中央区)は10月29日、大丸・福岡天神店のルイ・ヴィトンショップにおいて商品を予約した顧客の連絡票24件を紛失したと発表した。同票には顧客の名前、住所、電話番号が記載されていたという。今回の紛失について経済産業省に届出を行い、当該顧客には個別に事情を説明しているという。今後は個人情報などの取扱いに関わる社内規則の遵守徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(博多大丸)
http://www.digimaru.com/hdm/newtop/200510/owabi051029/
◎ 佐渡汽船、予約者名簿を記念スタンプ押印用に再利用し行政処分
佐渡汽船(本社:新潟県佐渡市)は10月28日、個人情報が記載された「予約一覧表」の裏面が、新潟~両津間のカーフェリー「おけさ丸」で、乗船記念スタンプ押印用に再利用されていたことが判明したと発表した。同26日に乗船客から指摘があって発覚したもので、同表には予約客の氏名、乗船便、乗船等級、人数、車両と、一部については電話番号が記載されていた。この表は、客室担当者が船室利用状況を把握するためのもの。国土交通省北陸信越運輸局は同27日、同社に対して厳重注意を行い、11月10日までに再発防止策を報告するよう求めた。
・リリース(佐渡汽船)
http://www.sadokisen.co.jp/pd.htm
◎ NHKさいたま放送局、受信料に関する顧客情報含む携帯端末紛失
NHKは10月28日、受信料に関する顧客情報を含む携帯端末を紛失する事故が発生したと発表した。発表によると、10月27日夕方から28日午前2時までの間に、NHKさいたま放送局大宮営業センターの営業地域スタッフが、放送受信料の契約や収納業務に使用している携帯端末を紛失した。至急警察に紛失届けを提出し、業務実施地域周辺および帰宅経路の調査を実施したが、これまでのところ回収には至っていない。携帯端末にはさまざまなセキュリティ保護をかけており、万が一第三者の手に渡っても、個人情報が漏洩する危険性はないという。また、今後はセキュリティ教育を改めて徹底するなど、個人情報の取り扱いについていっそう注意していくとしている。
・リリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase051028.html
◎ ガステックサービス、車上荒らしで個人情報を含む書類盗難
ガステックサービス(本社:愛知県豊橋市)は10月28日、同社がLPガス配送業務を委託しているサーラ物流株式会社の車両が車上荒しにあい、顧客情報が記載されたLPガス配送に関する資料が盗まれたと発表した。事件が起きたのは10月27日午前11時半頃、豊橋市西小池町地内周辺で、担当者がLPガス容器の交換業務に従事後、LPガス充填所に車両で戻ったところ、顧客の個人情報が入ったショルダーバッグがないことに気づいた。ただちに、近辺を探したが見つからなかったため、会社へ連絡するとともに警察署へ被害届を提出した。バッグには顧客の個人情報を記載した書類50枚入っており、情報内容は顧客の住所、氏名、電話番号、LPガス容器の種類およびガス使用量。現在、情報漏えいに関する被害は出ていないという。同社は、当該顧客に対し個別の事情説明とお詫びをするとし、また委託先を含め、個人情報保護の重要性について再認識を図り、再発防止に万全を期すとしている。
・リリース(ガステックサービス)
http://www.gastecservice.co.jp/news/051028joho.html
◎ JAバンク滋賀信連、残高証明書控え311件紛失
滋賀県信用農業協同組合連合会(JAバンク滋賀信連、滋賀県大津市)は10月28日、2000年度に顧客の依頼により発行した残高証明書の控え311件を紛失したと発表した。同書類には顧客の住所、名前、残高を証明する商品種類、口座番号類、残高、お客様番号が記載されており、名前に個人名称が記載されたものが7件、法人名・団体名のみが記載されたものが304件だという。同会によると、年度終了後に実施している文書廃棄作業時に当該書類を誤って廃棄した可能性が高く、廃棄時は同会職員立会いのもと焼却処分をしていることから、外部に情報が流出した可能性はないという。また同会は今後、書類の保管や管理に関して厳正なチェックを行い、顧客情報の保護に努めるとしている。
・リリース(JAバンク滋賀信連)
http://www.sinren.jas.or.jp/kojin/owabi.htm
◎ 京滋マツダ、車上荒らしで車検証、ETC申込書など盗難
京滋マツダ(本社:京都市南区)は10月28日、車上荒らしにあい、顧客の個人情報流出が発生したと発表した。盗難があったのは10月21日夜から同22日午前9時の間で、「マツダアンフィニ京都 洛南店」の敷地外駐車場に駐車していた同社車両からナビゲーションシステムなどと共に、個人情報が記載された車検証、任意保険の更改申込書、ETC申込書、顧客リストなどの書類が盗まれた。顧客の氏名のみが記載された書類163件、氏名と住所が記載された書類が86件、氏名、住所、電話番号が記載された書類9件である。同22日午前9時頃に同社従業員が被害に気づき、直ちに所轄警察署へ盗難届を出したが、現時点で犯人は特定されず、個人情報に関する書類なども発見に至っていない。同社は、顧客と関係皆へのお詫び、関係官庁、該当損害保険会社各社および自動車販売店連合会への報告・届出を行なっているという。また、社内おいても全従業員に対する再教育をはかり、再発防止に全力をあげていくとしている。
・リリース(京滋マツダ)
http://www.mazdaefkyoto.co.jp/kojin001.htm
◎ JA愛知西、ローン関係書類1件をFAX誤送信
愛知農業協同組合(JA愛知西、愛知県一宮市)は10月28日、「ローンご相談シート兼事前審査申込書」1通を誤って個人宅にファックスで送信したと発表した。誤送信があったのは9月5日で、同組合職員が社団法人愛知県農協信用保証センターへ同申込書をファックスする際に、番号を誤って入力したという。同日、誤送信先を訪問し謝罪するとともにFAX用紙を回収。ローン相談者に対しては経緯を説明し謝罪したという。今後は、短縮送信機能による送信を徹底するなど安全対策を講じ、再発防止に万全を期すとしている。
・リリース[PDFファイル](JA愛知西)
http://www.ja-aichinishi.or.jp/info/051026owabi.pdf
◎アクサ生命、置き引きで498人分の顧客情報を含むパソコンなど盗難
アクサ生命保険(本社:東京都渋谷区)は10月28日、同社の営業社員が同日、営業中に栃木県宇都宮市内で置き引きにあい、顧客情報を含むノートパソコンなどが入ったカバンを盗まれたと発表した。ただちに警察に届け出て近辺を捜索したが、現在までのところ発見されていないという。盗まれたカバンには、パソコン内のデータを含めて顧客498人分の顧客データが入っていた。情報内容は、氏名、性別、生年月日など。現時点で顧客情報の不正使用は認められていないが、同社は盗まれたカバンの発見に努める一方、当該顧客を個別に訪問し謝罪しているという。また、今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に努めるとしている。
・リリース(アクサ生命保険)
http://www2.axa.co.jp/newinfo/release/2005/051028_2.html