◎熊本県国民年金基金、256名分の個人情報含む書類紛失
国民年金基金連合会(東京都港区)は9月30日、熊本県国民年金基金が、個人型確定拠出年金加入申出書と添付書類256名分を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは2002年1月から2004年12月までに受け付けた分で、基礎年金番号、氏名、生年月日、住所、口座番号等が記載されている。9月25日に熊本県国民年金基金から同連合会に紛失の連絡があった。2010年10月に事務所を移転した際に誤廃棄した可能性が高く、外部に情報が流出した懸念は極めて低いという。情報が不正に利用されたとの連絡はない。該当者には同連合会から事情説明と謝罪を行う。該当者が改めて手続きを取る必要はない。同連合会は再発防止のため、各国民年金基金で保管していた個人型確定拠出年金に係る全ての届書を、同連合会が業務委託する外部委託倉庫業者に集約して集中管理を行うことで保管体制を強化するとしている。
・個人情報が記載された書類の紛失について[PDF](国民年金基金連合会)
http://www.npfa.or.jp/401K/news/pdf/kojinjyouhoushoruiosirase.pdf
◎明星大学、学生の成績情報など含むUSBメモリ紛失
明星大学(本部:東京都日野市)は9月30日、日野キャンパス構内において、学生等の個人情報が入ったUSBメモリ1個を紛失したと発表した。同大学によると、メモリには2005年度から2015年度までに理工学部総合理工学科環境・生態学系と理工学部環境システム学科に在籍した学生と卒業生について、学籍番号、氏名、成績情報が保存されている。捜索を続けているが発見には至っていないという。同大学は、個人情報の取り扱いに万全を期し、再発防止に努めていくとしている。
・学生等の個人情報の入ったUSBメモリの紛失について(明星大学)
http://www.meisei-u.ac.jp/2015/2015093001.html
◎中国残留孤児援護基金、一時帰国者や介護人らの情報含む書類紛失
厚生労働省から委託を受けて中国残留邦人の一時帰国事業等を行っている、公益財団法人中国残留孤児援護基金(東京都港区)は9月30日、個人情報が含まれる書類を紛失したと発表した。発表によると、職員が9月27日、帰宅途中に飲食店で飲食した後、書類が入った鞄を紛失した。書類には、9月17日から28日までの日程で行われた一時帰国事業での一時帰国者15名と介護人15名の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、旅券番号等が含まれているほか、一時帰国の際に親族訪問の受入を行った親族6名の氏名、住所、電話番号等や、一時帰国事業従事職員27名の個人情報も含まれている。警察に届け出済み。該当する一時帰国者、介護人、親族には電話で事実を連絡して謝罪し、注意喚起の文書を送付した。同財団は、再発防止策を早急に検討するとしている。
・公益財団法人中国残留孤児援護基金における個人情報等の紛失について[PDF](中国残留孤児援護基金)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12102000-Shakaiengokyoku-Engo-Chuugokuzanryuhoujinshienshitsu/0000098868.pdf
◎北海道情報大学、個人情報1件をメールマガジン登録者に誤送信
北海道情報大学(北海道江別市)は9月28日、個人情報1件を含むメール1通が誤送信されたと発表した。同大学によると、9月17日午後5時6分頃、同大学の健康情報科学研究センターが実施している「健康カード」の会員登録をした人のデータが、誤って同会員向けメールマガジン用のメーリングリストで配信された。メーリングリストには493名が登録されている。誤送信されたデータは、新規登録を行った1名の氏名、生年月日、郵便番号、電話番号、身長。新規登録者がホームページから会員登録を行った際、システムの不具合と操作ミスが重なって登録情報がメールマガジン用メーリングリストに送られ、誤送信が発生したという。受信した会員から連絡があり事態が判明。即座にメーリングリストを停止して、会員に対し別ルートのメールで誤送信の事実を伝え、当該メールの削除を依頼した。誤送信の該当者には電話でと訪問により謝罪したという。同大学ではメーリングリストの不具合を修正し、操作手順を改善して二重チェックを行うようにした。また、登録情報の暗号化および、個人情報を平文のまま送らない運用ルールを徹底するという。
・個人情報を含むメールの誤送信のお詫び[PDF](北海道情報大学)
http://www.do-johodai.ac.jp/pdf/incident20150928.pdf
◎インタースペース、メール送受信記録を含む業務用ノートパソコン紛失
インターネット広告事業のインタースペース(本社:東京都新宿区西)は9月25日、業務用ノートパソコン1台を紛失したと発表した。発表によると、同社の従業員が9月19日、帰宅途中の午後7時から8時にかけて、会社貸与の業務用ノートパソコンが入った鞄を紛失した。帰路に利用した交通機関および警察に紛失届けを提出して捜索を続けているが、発見できていない。当該ノートパソコンには、取引先とのメールの送受信記録が保存されていた。このノートパソコンには、パワーオン(起動)、ハードディスク、Windows認証による三重のデータ保護が設定されており、第三者が利用することは著しく困難だという。また、ハードディスクドライブを取り外して他のパソコンに接続しても、情報を読み取ることはできないという。同社はノートパソコンから同社サーバーにアクセスできない措置を取っている。現時点で、情報漏えいやその他二次被害等が発生した事実は確認されていない。同社は今後、このような事故が発生しないよう社内体制を整備していくとしている。・ノートパソコンの紛失に関するご報告とお詫び(インタースペース)
https://ssl.interspace.ne.jp/info/524.html