◎ 香川大学医学部、Winnyのウイルス感染で3名分の患者情報がネットに流出
香川大学医学部(香川県三木町)は9日、医学部学生の私用パソコンがウイルスに感染し、患者3名の氏名や病名などがインターネット上に流出したと発表した。同学部によると、7日に文部科学省から同大学へ連絡があり、流出を把握した。同学生のパソコンがWinny経由でウイルスに感染し、当該パソコンに保存していた病院実習レポートから個人情報が流出したものと見られている。
・リリース(香川大学)
http://gak.med.kagawa-u.ac.jp/~kyomu/siryou/attention/attention_winny.htm
◎ 松下電器、年末・年始の案内メールを「TO」で送り1,333名のアドレス流出
松下電器産業(本社:大阪府門真市)の社内分社コーポレート情報システム(本社:大阪市中央区)は9日、メールの誤送信で1,333名分のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、今月5日午後3時頃に「調達ECの年末・年始の稼動案内」を購入先1,333名にメールにて送付した際、メールアドレスを「BCC」で指定しなくてはならないところを誤って「TO」で指定。事実確認後、直ちに送信先に謝罪メールを送るとともに、メールの削除と削除確認のメール返信を依頼し、削除完了の確認をしているという。同社は今後、「BCC」によるメール送信を徹底するとともに、メーリングリスト機能を活用し再発防止に努めるとしている。
・リリース(松下電器産業、コーポレート情報システム社)
http://panasonic.co.jp/cisc/owabi.htm
◎ 静岡県、道路交通調査の委託先調査員が8名分の名簿を紛失
静岡県は8日、道路交通センサスOD調査で調査対象車両8台分の一覧名簿1枚を紛失したと発表した。「道路交通センサス」は、自動車の使われ方や交通量などを調べる交通実態調査で、9月から11月にかけて全国一斉に実施。県では民間の調査会社に委託していたところ、調査員の1人が先月27日、名簿1枚を紛失していることに気付いたという。紛失したのは、車の使い方を調べる「自動車起終点調査(OD調査)」の対象となった車8台分の名簿で、車両ナンバーや車種、所有者の氏名、住所などが記載されていた。
・リリース(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/KISHA05.nsf/081c94b1cf732b60492568010000545d/336bf43de464aa1a492570cf00353034?OpenDocument
◎ 旭川信用金庫、個人情報を含む書類の誤配送など11件を公表
旭川信用金庫(本店:北海道旭川市)は8日、11月に起きた個人情報が記載された書類等11通の誤配送、誤送付、紛失事故を公表した。誤配送は旭川、札幌、富良野の3市4郵便局で、預金関係の通知はがき4通を間違った相手に配達したもの。誤送付は宛名の入れ違い2組4通と、案内はがき2通をひとつの封筒に入れて郵送してしまったもの。いずれも顧客からの連絡で判明し、該当する顧客を訪問して謝罪したうえで改めて郵便物を渡したという。紛失は、カードローンの返済手続にあたり契約書の確認を行ったところ、1通の紛失が判明。全件調査の実施で、更にもう1通の紛失がわかったという。該当する顧客には、謝罪して了解を得ており、内部調査では他の書類と共に廃棄した可能性が高いとしている。
・リリース(旭川信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/ask/new/jyouhou_inf2.html
http://www.shinkin.co.jp/ask/new/jyouhou_inf1.html
◎ 西部ガス、業務委託先検針員が検針票1枚紛失
西部ガス(本社:福岡市博多区)は8日、検針業務を委託している西部ガス業務サービス(本社:福岡市東区)の検針員が、検針票1枚を紛失したと発表した。同社によると同日午後、福岡市早良区内の集合住宅で全戸の検針を終えた検針員が検針票を郵便受けに投函しようとしたところ、1枚足りないことに気づいたという。同社社員が現地に出向き、当該建物およびその周辺を探したが見つけることができず、遺失届を提出。当該顧客には、事情を説明して謝罪した。検針票には顧客の名前、使用場所目標、顧客番号、検針期間、使用量、請求予定金額、前月分のガス料金領収金額が記載されており、同社は個人情報保護を徹底し再発防止を図るとしている。
・リリース(西部ガス)
http://www.saibugas.co.jp/info/kouhou/htmls/nr368.htm
◎ 東京ガス、業務委託先で顧客情報を含む領収証控え21枚盗難
東京ガス(本社:東京都港区)は8日、ガス料金等の収納代行業務を委託している清水商事(東京都西東京市)の店舗で手提げ金庫が盗難にあい、顧客情報が記載された「ガス料金等領収証(冊子)」を紛失したと発表した。事件があったのは4日の11時から16時の間で、同社は5日に所轄の田無警察署に盗難の被害を届け出た。紛失した領収証綴りのうち顧客情報が記載されているのは21枚で、このうち特定できたのは7枚分(5世帯分)だという。特定できた顧客には個別に事情説明とお詫びをしたといい、料金収納を委託している協力企業に対しては、顧客情報の管理を厳重に行うよう徹底していくとしている。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20051208-01.html
◎ 堺市保健医療センター、事務所荒らしで963人の患者情報を含むパソコン盗難
大阪府堺市は8日、堺市保健医療センター内の「宿院急病診療センター」から、個人情報が保存されたパソコンが盗まれたと発表した。事件があったのは8日午前3時ごろで、同センター内他施設のパソコン3台とともに盗まれたという。当該パソコンには、患者963名の受診日、名前、生年月日、性別、投薬剤の情報が保存されていた。同市は警察に被害届を出すとともに、当該患者に対して事実報告と謝罪の文書を発送する準備を行っているという。また再発防止に向け、情報機器に対するセキュリティーの徹底や保健医療センターの警備体制のあり方などを検討するとしている。
・リリース(堺市)
http://www.city.sakai.osaka.jp/news/a12161.html
◎ 不正アクセスで「愛・地球博支援企業協議会」メルマガ読者798名の個人情報流出
情報化コンサルティングのメイテツコム(本社:名古屋市中村区)は8日、「愛・地球博支援企業協議会」(当時共同事務局:名古屋商工会議所・社団法人中部経済連合会)が今年3月まで運用していたメールマガジンシステムに不正アクセスがあり、登録されていた氏名とメールアドレスが流出していたことが判明したと発表した。同メールシステムのサーバーは同社が受託管理していたもので、11月に新たに導入した「不正侵入検知システム」により、過去に遡ってアクセスログを精査した結果、不正アクセスと流出が発覚したという。発表によると、不正アクセスによる流出が起きたのは2005年3月24日で、対象となったのは「愛・地球博支援企業協議会」メールマガジン購読者のうち、2005年3月24日時点で登録されていた798名。同社は12月5日に愛知県警に被害を報告、同8日付けで当該登録者にメールおよび郵送で事実関係とお詫びの意を伝えているという。同社は今後、速やかに「不正侵入防御システム」を導入し、不正アクセスを検知するだけでなく、自動的に遮断防御して、情報セキュリティの向上を図るとしている。
・リリース(メイテツコム)
http://www.meitetsucom.co.jp/news/051208.html
◎ 三井物産フューチャーズ、メール誤配信で86名分のアドレス流出
商品先物取引業の三井物産フューチャーズ(東京都中央区日)は7日、商品ファンドの資料請求をした人へのメール配信で、氏名とメールアドレスがわかる状態で同報送信する事故が発生したと発表した。6日18時36分、同社ファンド戦略開発室から「オルタナティブファンド<アセットトライプラスⅡ>のお知らせ」という件名でメールを送付した際、86名分のメールアドレスが漢字表記の氏名とともに受信者に表示される状態で送信してしまったもの。同社は該当顧客に対し、お詫びと削除の依頼を併記したメールを配信するとともに、個別にお詫びをしているという。今後は再発防止のための取り組みを社内で徹底していくとしている。
・リリース(三井物産フューチャーズ)
http://www.mbfutures.com/news/news051207.html
◎ 中京銀行、8名分の顧客情報を含む行内資料紛失
中京銀行(本店:名古屋市中区)は7日、顧客の取引内容を記載した行内資料の紛失が判明したと発表した。資料内容は、投資信託の毎日の取引を記録した、6月27日付分の帳票で、顧客8名分の口座番号、氏名、当日の投資信託に関する取引内容などが記載されていた。11月28日に定期的に実施している内部監査で判明したもので、内部調査の結果、誤ってシュレッダーにて裁断・破棄した可能性が高いという。本件に関する外部からの照会などはいっさいないといい、当該顧客には事情説明とお詫びをして了解を得たという。今後は顧客情報の管理・強化をさらに徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](中京銀行)
http://www.chukyo-bank.co.jp/news/data/20051207.pdf
◎ 住友林業ツーバイフォー、車上荒らしで9名分の個人情報を含む鞄盗難
住友林業は7日、同社の子会社で住宅の設計・施工・販売を行なう住友林業ツーバイフォー(本社:東京都中央区)において、7邸9名分の顧客情報が入った鞄が盗難にあったと発表した。発表によると、2日深夜から3日午前8時の間に同社委託先業者の定期巡回担当者が車上荒らしにあい、巡回訪問目的に作成した個人情報の入った鞄が盗まれたという。同社はすぐに警察署に盗難届を提出。事態の報告と謝罪のため、該当顧客に電話連絡や戸別訪問を行っているという。また今後、業務委託先を含めた同社グループ会社に対して、改めて個人情報の取り扱いの注意喚起と社内ルールの徹底をはかるという。
・リリース(住友林業)
http://www.sfc.co.jp/information/news/2005/2005-12-07.html
◎ コニカミノルタBJ、455名の顧客リスト等が入った営業用鞄盗難
複写機などの情報機器を扱うコニカミノルタビジネスソリューションズ(本店:東京都中央区)は7日、顧客の情報が入った営業用鞄を盗まれたと発表した。11月16日午後1時過ぎ、同社営業部員が公道に面した場所に当該鞄を置いて作業を実施。午後2時30分ごろ紛失に気づき、最寄りの交番に遺失物届を提出した。また同25日、大森警察署に盗難届を提出した。鞄には、顧客45社・455名の氏名および連絡先が記載されたリストと、11社・21名分の名刺が入っていたという。同社は顧客に謝罪し、事情を説明。今後は、顧客情報を記載した書類や鞄類は必ず携帯するか厳重な管理下で保管するなど、再発防止に努めるとしている。
・リリース(コニカミノルタビジネスソリューションズ)
http://konicaminolta.jp/about/release/kmhd/2005/1207_01_01.html
◎ ブラザー、登録データを消去せずにFAX代替機を貸出、4台に25件の個人情報
ブラザー工業(本社:名古屋市瑞穂区)は7日、貸出用ファクスの子機に顧客が登録した電話帳データを消去しないまま、別の顧客に貸出した事実が判明したと発表した。 同社が販売する家庭用ファクスの修理等のために代替機を貸出した際に起きたもので、今月1日、貸出機を利用した顧客からの連絡で発覚した。これまで55台の貸出機が、のべ459名に利用されたが、12月6日時点で33台の回収を完了し、うち4台に個人情報およびそれに準ずる情報が25件登録されていたという。同社は利用顧客全員に書面で陳謝し、個人情報流出による被害が発生した場合の窓口としてフリーダイヤルを開設。同社ホームページ上にも同様の案内を掲載した。原因はデータ消去作業を担当する子会社に子機のデータ消去方法が正しく伝わっていなかったためで、同社はすでにこれを解決。今後は情報伝達の流れを改善し、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(ブラザー工業)
http://www.brother.co.jp/jp/news2005/notice_fax/n_notice_fax_ove.html
http://www.brother.co.jp/jp/notice/notice_fax.html
◎ 日本郵政公社、富山の郵便局で書留の配達証など9,153枚紛失
日本郵政公社(本社:東京都千代田区)は7日、北陸支社が管轄する水橋郵便局(富山県富山市)において、個人情報を記載した書類を誤って廃棄する事故があったと発表した。今年5月に同局で取り扱った書留の配達証などで、本来、当該局郵便事務室内の鉄庫に1年間保管しておくべきものが発見されないという。誤廃棄が推定される書類は、書留等の引受局控え1,062枚、同配達証3,076枚、同配達証原符3,119枚、ゆうパックラベル引受局控え351枚、同配達証1,545枚、計9,153枚。記載されていた情報は、受取人と差出人の住所、氏名、受付日、受領印など。ゆうパックには電話番号、配達予定日、内容品なども含まれる。北陸支社は、再発防止に向け、書類の適正管理の徹底を各郵便局に指導するとしている。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s07/yubin/051207_07201.html