◎ 大阪府、民生委員が85名の個人情報を記載した手帳盗難
大阪府は9日、豊中市の主任児童委員の自宅で8日に盗難事件が発生し、民生委員活動に使用していたカバンと私物のカバンが盗まれたと発表した。府によると、夫と友人が自宅1階で談話中に当該主任児童委員が外出。談話を終えて友人は帰り、夫は2階の事務所に上がった。その後、鍵をかけていない1階の台所付近でカバンを盗まれた。カバンには、民生委員児童委員活動に関する資料や私物のほか、過去に相談を受けた市民の住所と氏名10~12人分と、児童委員ら73名分の名簿を記載した手帳が入っていた。民生委員児童委員を指導する豊中市と当該主任児童委員は、該当者に対し個別に謝罪し、府は大阪府民生委員児童委員協議会連合会を通じて、個人情報の適切な管理について周知徹底するとしている。
・リリース(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/09900.html
◎ 高木工業、企業や個人情報8,041件を含むパソコンなど盗難
業務請負・人材派遣の高木工業は9日、中国事業部中関営業所(山口県防府市)の入居ビルで4月23日夕刻から24日未明にかけて盗難被害が発生し、取引先企業や社員情報、募集応募者の個人情報など、のべ8,041件が保存されたノートパソコン3台とUSBメモリー1個、デジタルカメラ1台が盗まれたと発表した。同社によると、企業情報は取引先名簿3,803社分、派遣・請負契約書データ24社分、労働保険データ20社分。個人情報は、同社への募集応募者リスト3,136名分、住民税データ158名分、健康診断管理表158名分、社会保険データ636名分、雇用保険データ106名分。今のところ、情報の不正利用などは確認されていないという。同社は、該当者には個別に連絡し謝罪。事務所セキュリティの強化と情報管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(高木工業)
http://www.yes-takagi.com/information/060609.htm
◎ ツムラ、高知県内の医師、薬剤師らの個人情報2,604名分含むPC盗難
医薬品のツムラ(本社:東京都千代田区)は9日、個人情報が含まれた業務用モバイルパソコン1台が盗まれたと発表した。同社によると、盗難があったのは8日未明で、同社高知営業所の医薬情報担当者が帰宅する途中にショルダーバッグごと盗まれた。パソコンには、高知県内の医師、薬剤師2,604名分の氏名、勤務先の情報等が含まれていた。当該パソコンには、IC社員証による個人認証システム、パソコン起動時と電子データアクセス時のパスワードが設定してあるため、情報が流出する可能性は低いという。同社は、該当者に謝罪と報告を行うとともに、モバイルパソコンの携帯に関する教育の再徹底など、再発防止に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](ツムラ)
http://www.tsumura.co.jp/kaisha/release/2006/pdf/20060609_pc.pdf
◎ 東京電力、顧客情報566名分を含む検針用携帯端末を紛失
東京電力は9日、東京支店大塚支社(東京都豊島区)の委託検針員が検針作業へ向かう途中の電車内に、566名分の顧客情報を含む検針用携帯端末が入ったカバンを置き忘れ紛失したと発表した。紛失した検針用携帯端末には、6月7日に検針した顧客と8日に検針する予定だった顧客566名分の契約名義、住所、顧客番号が記録されていた。同社によると、情報を読み出すためには暗証番号が必要で、第三者には容易に情報を引き出せないという。同社は、該当する顧客に対して個別に連絡し、事情を説明して謝罪。さらなる厳重・適正管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/kaifuku/kojin/jishou/06060901-j.html
◎ JA大阪中河内、75名分の顧客情報を記載した書類を紛失
大阪中河内農業協同組合(JA大阪中河内、本店:大阪府八尾市)は8日、先月29日に同JA職員の不注意により、顧客情報72名分を記載した書類をATMコーナーに置き忘れて紛失したと発表した。情報内容は氏名、口座番号、振替金額。3名分は、住所、電話番号、顧客番号なども記載されていた。所轄の八尾警察署に紛失届けを提出したが、発見されていない。同JAは該当顧客に対し、事情説明とお詫びの訪問をしている。また、今後このような事態が起こらぬよう、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(JA大阪中河内)
http://www.osaka-ja.co.jp/ja/nakakawachi/kojinjyohou.htm
◎ 小樽信用金庫、カードローン申込書類1名分をFAX誤送信
小樽信用金庫(小樽市)は8日、同金庫の顧客1名分の個人情報が記載された書類を誤ってFAXしたと発表した。誤送信があったのは6日で、書類にはカードローン申込に関する顧客の氏名、住所、生年月日、自宅電話番号、勤務先電話番号、申込金額等の個人情報が記載されていた。同金庫は誤ってFAXした先に対し陳謝し、当該書類をシュレッダーにより廃棄するよう依頼。当該顧客には事情説明とお詫びをしている。また、職員全員で顧客情報の重要性を再度認識し、事務管理態勢の強化を図っていくとしている。
・リリース(小樽信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/tarushin/apology.html
◎ 三和ファイナンス、社員が顧客の借入情報を第三者に漏えい
消費者金融の三和ファイナンス(本社:東京都新宿区)は8日、同社社員が顧客の借入情報を外部に漏洩していたことを明らかにした。同社によると、当該社員は外部の第三者から指示を受け、指示された氏名と生年月日を使って情報センターから顧客の信用情報を不正に取得。借入件数と借入金額に関する情報を、指示した第三者に漏洩していた。当該社員は指示されたもののほか、同社の顧客以外の情報も不正に取得していたという。同社は、個人情報保護に関する教育を再徹底するとともに、チェック機能を強化し再発防止に努めるとしている。
・リリース(三和ファイナンス)
http://www.303049.com/infomation2006061.html
◎ 加古川市の郵便局、市の納税通知書330通紛失
日本郵政公社近畿支社は8日、国包(くにかね)郵便局(兵庫県加古川市)において、加古川市の固定資産税納税通知書330通を紛失したと発表した。同支社などによると、国包郵便局は4月14日、段ボール箱20箱分の納税通知書を加古川市役所より受領。仕分け作業の後、別の郵便局へ運んだが、その間に1箱分の通知書がなくなったという。通知書には、住所、氏名、土地や家屋の所在地、課税額などが記載されていた。紛失は、納税期限の5月1日になっても通知書が届かないという市民からの問い合わせで発覚。同公社兵庫監査室が調査を行っている。
・日本郵政公社
http://www.japanpost.jp/index.html
◎JAつるぎ郷、職員の自宅PCがウイルスに感染、1,823件の顧客情報流出
鶴来郷農業協同組合(JAつるぎ郷、石川県白山市)は8日、同JAに貯金口座を持つ個人や法人の情報1,823件が、ファイル共有ソフトShare(シェア、シャレ)を通じて流出したと発表した。同JAによると、流出したのは顧客の住所、氏名、電話番号、生年月日、顧客番号で、約8割には昨年8月時点での貯金残高も含まれている。同JAに勤務する40代の男性職員が該当データをUSBメモリに入れて持ち出し、職員の自宅のパソコンからデータが流出した。同JAでは、個人情報の持ち帰りを禁じている。流出は、県を通じて農水省から指摘があったため発覚した。同JAでは、幹部職員が該当顧客を訪問し、謝罪するとしている。
・JAグループ石川
http://www.is-ja.jp/
◎ 西京銀行岩国支店、最大1万件の顧客情報記載書類を誤廃棄
西京銀行は7日、同行岩国支店において顧客情報が記載された書類を誤廃棄していることが判明したと発表した。書類は、2001年度から2002年度に使用した受取書発行控および発行済受取書で、記載情報は最高で約10,000件と推定される。情報内容は、氏名、取引種類、通帳・証書等の区分表記など。今年2月14日に実施した保管書類の自主点検で、当該書類が入った複数の保管箱が行方不明であることが判明。その後の徹底調査で、保存期間の過ぎていない当該保管箱を誤って廃棄したものと判断したという。同行は今後、全店に対して徹底した個人情報保護態勢の検証を実施していくとしている。
・リリース[PDFファイル] (西京銀行)
http://www.saikyobank.co.jp/contents/image_press/060607.pdf
◎ 大阪府寝屋川市立木屋小学校、児童639名分の「ぎょう虫卵検査名簿」紛失
大阪府寝屋川市教育委員会は7日、市立幼稚園と市立小学校のぎょう虫卵検査を委託した業者が、市立木屋小学校の児童639名分の「ぎょう虫卵検査名簿」を紛失したと発表した。紛失した名簿には、児童の学年・組、氏名、性別、検査結果、担任教諭名が記載されていた。同市では昨年10月に実施した検査で、委託先の市薬剤師会が3保育所314名分の名簿と検体を紛失。これを受けて指名競争入札を実施し、4月から民間業者に委託を始めたばかりだった。同市教委は、5月30日に業者から紛失したとの報告を受け、業者に対し管理徹底を図るよう厳重注意。同小は、6月7日に説明会を開いて、保護者に経過を説明した。
・リリース(寝屋川市)
http://www.city.neyagawa.osaka.jp/kyoiku/gakumu/gyouchuu.htm
◎ エスプール、登録スタッフ情報9名分を含む鞄を一時紛失
人材アウトソーシング事業などのエスプール(東京都中央区)は7日、同社社員が9名の個人情報が記載された業務書類が入った鞄を一時紛失したと発表した。紛失したのは3日、当該社員が帰宅途中の電車内で、その日のうちに駅および警察に遺失届を提出した。4日に紛失鞄が発見され、業務書類も全て回収。現時点では紛失書類の悪用による二次被害等の事実は確認されていない。記載されていた個人情報は、同社にスタッフ登録していた9名の氏名、住所、銀行口座情報。同社は該当スタッフにお詫びと事情説明を個別に行っている。また、個人情報の重要性に関する社員教育の強化に取り組み、再発防止策を徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](エスプール)
http://ir.spool.co.jp/html/pdf/prs20060607.pdf
◎ 東京マイコープ、墨田区の顧客情報93件を記載した配送ファイル紛失
生活協同組合東京マイコープ(東京都新宿区)は7日、同江東センターで配送作業に必要な情報が記載された配送ファイルを紛失したと発表した。先月30日、配送者が墨田区内で、当該ファイルを荷台に置いたまま幌を閉めて別の配達場所へトラックで移動し、次の届け場所の確認をしようとしたところ紛失に気づいた。ファイルを最後に使用した場所から紛失に気づいた場所までのルートを徒歩で捜索するなど確認に努めたが発見できなかった。当該ファイルには配送先組合員93件の氏名、住所、電話番号、商品の配達場所等が記載されていた。同コープは当該組合員全員へ報告と謝罪、総代(組合員の代表)会議での報告を行った。また、個人情報管理体制の強化を図り、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(東京マイコープ)
http://mycoop.pal.or.jp/about/news/2006/06/post_59.html
◎ レオパレス21、東京地区で176件分の顧客リスト盗難
アパート・マンションのレオパレス21(本社:東京都中野区)は7日、東京地区で顧客情報の盗難事件が発生したことを明らかにした。同社によると、東京地区の営業部門担当社員が5月21日、複数件の顧客宅を訪問している途中に顧客リストの盗難にあったという。盗まれた顧客リストには、個人163名と法人13社の住所、氏名、電話番号などが記載されていた。同社は、国土交通省へ届け出るとともに該当者に対しお詫び状を郵送。今後は、業務手順の見直しや防止策の構築、社員に対する情報保護の教育・研修などを行い、情報の適正な管理を徹底するとしている。
・リリース(レオパレス21)
http://www.leopalace21.co.jp/IR_topics_180607.html
◎ 国民生活センター、個人情報保護法施行後1年間の相談内容を発表
国民生活センターは7日、「個人情報保護法施行後1年間の相談概要について」を発表した。昨年4月の個人情報保護法全面施行から1年の間、同センターの個人情報相談窓口に寄せられた相談の動向や事例をとりまとめたもので、相談総件数は14,154件あったという。相談件数を事業分野別にみると、「情報通信」分野が1,901件(14.8%)、「金融・信用」分野が1,562件(12.1%)、「医療・福祉」分野が248件(1.9%)など。苦情分類別では「不適正な取得」に関する相談が最も多く6,433件、「漏えい・紛失」に関する相談は3,293件、「同意のない提供」に関する相談が1,928件だった。このほか、個人情報の取扱いに関する相談や、個人情報の取扱いについて求められること等を、相談者の生の声をふまえて具体的にまとめている。
・リリース(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20060607_1.html
◎ 川崎三菱自、顧客情報合計4,813名分を含むノートPCとHDD盗難
川崎三菱自動車は6日、同社の宮前店(川崎市宮前区)で顧客の個人情報4,813名分を含むノートパソコン7台とサービスポイント管理用のハードディスク1台などが盗まれたと発表した。3日から4日未明にかけて何者かが侵入し、施錠してあったキャビネットから、ノートパソコンとハードディスクを盗み出した。ノートパソコン7台には顧客2,958名分の氏名、住所、電話番号、車両登録番号などが含まれていた。ハードディスクには宮前店にサービス入庫した顧客1,855名分の住所、氏名、車体番号などの情報が記録されていた。しかし、ノートパソコンには暗号化ソフトによるデータ保護が施されており、ハードディスクの情報は専用システムを介さずに閲覧することは困難という。現在のところ、情報不正使用などの事実は報告されていない。当該顧客には電話およびDMにより謝罪と説明を行っている。今後は警備会社によるセキュリティの強化を全店舗に実施し、情報管理の充実を進めるとしている。
・リリース[PDFファイル](川崎三菱自動車)
http://www.mmc-kawasaki.co.jp/back_number06/pc_news.pdf
◎ 日経大阪販売開発、日経新聞等の購読申込書控え18件紛失
日経新聞の販売促進業務などを行う日経大阪販売開発(大阪市中央区)は6月5日、同社社員が顧客の購読申込内容が記載された書類18件を紛失したと発表した。紛失書類は日本経済新聞はじめ日経各紙の購読申込書の同社控えで、顧客氏名、配達先住所、連絡先、購読新聞名などが記載されていた。警察に届け出たが発見に至っていない。二次被害等の発生は確認されていない。同社は当該顧客に電話にて連絡をとり、紛失の事実連絡と謝罪をした。また、今後は社員教育を徹底するなど再発防止に努めていくとしている。
・リリース(日経大阪販売開発)
http://www.nikkei-ohk.co.jp/oshirase.html
◎ CATVのジェイコム3社、委託先から約1万5,400名分の顧客情報流出
ケーブルテレビ局を統括運営するジュピターテレコム(ブランド名J:COM/東京都港区)のグループ企業で九州に本社を置く3社は5日、業務委託先のパソコンレスQ(北九州市)から最大約1万5,400名分の顧客情報がファイル交換ソフトWinny(ウィニー)のネットワーク上に流出したと発表した。3社は福岡市のケーブルビジョン21と福岡ケーブルネットワーク、北九州市のジェイコム北九州で、ともにパソコンレスQに顧客のパソコン設定などを委託していた。発表によると、パソコンレスQの顧客情報が最大約2万名分、Winnyネットワーク上に流出していることが3日、外部の指摘により判明。この流出情報のなかに、3社の顧客情報が含まれていた。内訳は、ケーブルビジョン21の顧客約1,900名分、福岡ケーブルネットワークの顧客約3,800名分、ジェイコム北九州の顧客約9,700名分。情報内容は顧客の氏名、住所、電話番号で、一部に性別や年齢層など。クレジットカード番号や銀行口座などは含まれていない。現在までに、流出情報の不正使用などの事実は確認されていない。流出経路は調査中だが、流出情報が2001年9月から2005年1月にかけた情報に限られていることから、パソコンレスQ社は何者かによる意図的な流出も考えられるとし、警察に届けを出すことを検討している。3社は流出判明後、事情説明と謝罪のため、当該顧客に個別に連絡するとともに、問い合わせ対応窓口を設置した。
・リリース(ケーブルビジョン21)
http://www.jcom.co.jp/jcom/cablevision/newsreleases_detail.php?la=ja&code=298<br・リリース(パソコンレスQ)
http://www.mediakk.ne.jp/
◎ ニッショー、感謝キャンペーンの当選者26名の個人情報紛失
京阪神地区でスーパーマーケットを展開するニッショー(大阪府豊中市)は5日、同社の感謝キャンペーン当選者26名の一覧表を紛失したと発表した。「メールチラシ」登録者に向け、オリックス対阪神戦のペアチケットが当たるキャンペーンで、同社社員が先月29日、当選者一覧表を鞄に入れて退社し、帰宅途中に紛失したという。当該社員は帰宅までの道順をさかのぼって探したが発見できず、翌日、交通機関に遺失物の確認をするとともに警察へ紛失届を提出。同社の経営リスク管理委員会も大阪府警に遺失物確認をした。一覧表には、当選者26名の氏名、電話番号などが記載されていた。同社は当該顧客すべてにお詫びの手紙を送付し、二度と同じことが起きないよう再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](ニッショー)
http://www.nissho.co.jp/info/images/owabi.pdf
◎東京ガスエネルギー、顧客情報が記載された開栓受付票2枚を紛失
LPガスなどのエネルギー供給を行う東京ガスエネルギー(本社:東京都中央区)は5日、東京都西東京市芝久保町付近で、顧客情報を記載した開栓受付票2枚を紛失したと発表した。発表によると、4月25日17時頃に、埼玉県富士見市の顧客の開栓書類を西東京市芝久保町で検針実施後に紛失。帰社後に書類紛失に気づき、再度富士見市、西東京市芝久保付近を捜索したが発見できなかった。紛失書類には、顧客の氏名、住所、電話番号が記載されていた。現在まで顧客情報が外部に流失し利用された事実は確認されていない。同社は4月26日までに該当顧客2名を個別訪問し、事情説明とお詫びをした。同社は、顧客情報の重要性を再度確認し、再発の防止に努めていくとしている。
・リリース(東京ガスエネルギー:)
http://www.tgenergy.co.jp/news/news13.html
◎ 高松競輪場、懸賞応募者の個人情報のべ1,600名分がネット上に流出
高松競輪場(香川県高松市)は4日、同サイトから顧客の個人情報が漏えいしていたことを明らかにした。2日に顧客からの指摘を受けて漏えいの事実を確認し、4日に閲覧できないように対策を施したという。その後の調査から、流出したのは2002年から2005年にかけて実施したファン投票時の懸賞に応募した顧客の個人情報のべ約1,600名分であることが判明。情報内容は氏名や住所、電話番号など。原因は、ホームページの運営を委託していた会社が今年2月、サーバーのデータ容量増強作業を行った際に起きたミスだった。セキュリティ対策がなされていない公開サーバーに、個人情報を含むファイルを格納してしまっていたという。ホームページを閲覧しても個人情報を閲覧することはできないが、特定の操作を行うと閲覧可能な状態となっていた。同競輪場は、このような問題が二度と起きないよう再発防止対策に万全を期していくとしている。
・高松競輪場HP
http://www.takamatsu-keirin.com/
◎ キリンビール松山、個人情報124件を含む鞄を紛失
キリンビール(本社:東京都中央区)は2日、同社の国内酒類カンパニーの四国統括支社松山支社(愛媛県松山市)の営業担当者が、個人情報124件を含む書類が入った営業鞄を紛失したと発表した。5月31日0時30分から1時30分の間に、同担当者が愛媛県大洲市内の飲食店に当該カバンを持参して訪問。タクシーで帰り、朝10時に当該カバンの紛失に気付いたという。ただちに所轄警察署に紛失届けを提出したが、まだ発見には至っていない。紛失情報は飲食店とその他の法人企業など124件(うち、南予地区の酒販店90店分)の情報で、店名や代表者名、住所、電話番号などが含まれている。同社は、当該店舗および法人に対して状況説明と謝罪を行い、万が一、第三者による不正使用などの事実が判明した場合には誠意をもって対応するとしている。
・リリース(キリンビール)
http://www.kirin.co.jp/company/news/oshirase/060602.html
◎損保ジャパン、12損保の顧客情報1万1,950名分を含むUSBメモリー紛失
損害保険ジャパン(本社:東京都新宿区)は2日、1万1,950名分の顧客情報を含むUSBメモリーを社内移送中に紛失したと発表した。損保代理店である大分中央保険(大分県大分市)と取引のある損保12社の顧客情報で、損保ジャパンの顧客4,382名分を含む。情報内容は、契約者氏名、住所、電話番号、証券番号などで、口座情報、クレジットカード番号は含まれていない。発表によると、同代理店は4月25日、使用していた代理店システムに不具合が生じ、システムメンテナンス委託先である損保ジャパン・システムソリューション(SJS、東京都立川市)に相談。SJSは原因調査のため、データの送付を同代理店に依頼した。同代理店はデータを入れたUSBメモリーを同社大分総合支社に預け、同支社は4月27日に社内便でSJSに発送。5月17日、届かないことを不審に思ったSJSの連絡により紛失が発覚した。同社はただちに捜索したが、現時点までに発見に至っていない。同社の社内移送では専用便で送付するなど他の貨物と紛れないよう対策をとっているため、データが社外に流出した可能性は低いという。これまでのところ、流出情報の不正使用は確認されていない。同社では、当該顧客に対し謝罪文を送付して事情を説明するとともに、万が一、情報が漏えいして被害が発生した場合の連絡先を案内している。
・リリース(損保ジャパン)
http://www.sompo-japan.co.jp/news/20060602-01/200606021132.html
◎秋田県立横手高、教諭の私有PCがウイルスに感染、卒業生情報約380名分流出
秋田県教育委員会は2日、同県立高校の男性教諭の自宅パソコンから、教諭の前任校であった同県立横手高校の卒業生など380名分の個人情報が流出したと発表した。流出情報は同校を2003年3月に卒業した生徒約310名分の氏名や受験大学、就職企業名などの進路情報と、1975年前後に同校の地理研究部に所属していた同窓生約70名の氏名や住所、電話番号など。教諭は同校の卒業生で、同研究部に所属していた。同教諭は学校に無断で当該データを持ち出し、2004年から自宅のパソコンに保存していた。今年4月中旬に同パソコンがShareのウイルスに感染し、流出したと見られる。文部科学省から指摘があり、発覚した。県教委は今年3月に学校および自宅のパソコンへのファイル共有ソフトのインストール禁止、個人情報の校外持ち出し禁止を通知していた。県教委は当該卒業生と保護者に文書で謝罪、教師に対し自宅パソコンの再点検を指示するなど再発防止を徹底するとしている。
・秋田県教育委員会
http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=genlist&GenreID=1138697733525
◎ インフォコム、19病院の患者情報など約11万件のデータ含むPC紛失
情報システムの企画・開発などを行うインフォコム(東京都千代田区)は1日、同社社員が個人情報を含む業務用パソコン1台を紛失したと発表した。先月20日、当該社員が社内会議の後に行われた懇親会に参加し、その後ホテルに宿泊。早朝にパソコンを紛失していることに気付き、警察署管轄の交番に遺失物届を提出した。当該社員は週明けに紛失事実を会社に報告。当該部署で紛失パソコンに格納されていた情報の特定作業を行ったところ、放射線部門システムにかかわる19の病院の受診者や患者、病院関係者の個人情報が約11万件保存されている可能性があることが判明した。ただし、紛失パソコンには複雑なログインパスワードを施しており、現時点では情報の不正使用等の事実は報告されていない。同社は取引先に謝罪と説明をしており、問い合わせ用のフリーダイヤルも設置した。また、再発防止に向けて、情報管理規程遵守の再徹底、情報の内部監査の徹底を行うとしている。
・リリース[PDFファイル](インフォコム)
http://www.infocom.co.jp/cone_new_jp/ir/pdf/ir06060101.pdf