◎ 日本郵政公社信越支社、顧客情報2,212件を含む書類の無断持ち出しで職員を処分
日本郵政公社信越支社は6月30日、西箕輪郵便局(長野県伊那市)の職員が顧客情報を記載した書類を無断で局外に持ち出していたことを明らかにした。一部、業務に遅延が生ずるなどの支障が出たが、顧客情報の流出は確認されていない。同支社によると、職員が持ち出していたのは郵便や預金、保険に関する書類で、西箕輪郵便局分1,786件と四賀局(長野県諏訪市)分426件。うち西箕輪局関係の56件に関しては、書類の訂正や貯金証書の再発行遅延などの影響があり、該当者に事情を説明して謝罪するとともに所要の手続を実施。当該職員と西箕輪、四賀郵便局の管理職員に対し、減給の懲戒処分を行った。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s06/sonota/060630_06903.html
◎ NHKさいたま放送局、22,803件の個人情報含む携帯端末を盗まれる
NHKは6月30日、さいたま放送局の地域スタッフが業務中に首からかけていた携帯端末をひったくられる被害にあったと発表した。携帯端末は放送受信料の契約・収納業務に使用しているもので、さいたま市緑区の一部19,172件と、同市浦和区の一部3,631件、計22,803件の氏名、住所、電話番号、契約種別等が登録されていた。口座番号、クレジット番号は記録されていない。警察に被害届を提出しているが、回収には至っていない。この携帯端末は、電子データ等の形で個人情報を電磁的に複写することは不可能であり、操作をしない場合は短時間で自動的に電源が切れ、再び電源を入れる場合はパスワードが必要になるなど、セキュリティ保護が施されている。NHKは当該顧客に事情説明とお詫びの文書を送る。また、防犯対策を改めて徹底するなど、個人情報の取り扱いについて注意していくとしている。
・リリース(NHKさいたま放送局)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/060630.html
◎ 大阪市水道局、職員が顧客訪問途中に納入催告書9件分を紛失
大阪市水道局は6月30日、同局粉浜営業所(大阪市住之江区)の未納整理業務従事者が「水道料金等納入催告書」9件分を紛失したと発表した。同月29日午後3時ごろ、水道料金を滞納している顧客宅を訪問途中、住之江区南港地区で紛失に気づいた。紛失書類には、顧客の住所、氏名、滞納料金、修繕料などが記載されていた。翌30日、住之江警察署に紛失届を提出したが、現在も発見されていない。同日、営業所職員が事情説明と謝罪のため、当該顧客宅を訪問した。同局は、関係職員に対し個人情報を扱う重要な職務であることを認識させるなど指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(大阪市水道局)
http://www.water.city.osaka.jp/headline/funshitsu060630.html
◎ 南海放送、運営する通販サイトで顧客15名分のメールアドレス流出
南海放送(本社:愛媛県松山市)は6月29日、同社等が運営するインターネット通販サイト「極選!e-ひめ市場」の注文確認メール時に送信を誤り、顧客のべ15名分のメールアドレスを別の顧客19名に送信したと発表した。6月28日午後4時半頃、同サイトで商品を注文した顧客14名に、受発注業務担当の業者が商品発送時期を連絡するメールを送信。その際、メールの同時送信欄に、別の顧客19名のアドレスを貼り付けたまま送信してしまった。その後の調査で、5月10日にも顧客1名分のメールアドレスを上記と同じ19名に対し、誤送信していた事実が判明。誤送信は計15名分メールアドレスのみで、住所や氏名等の情報は流出していない。誤送付の宛て先となった19名と、アドレスが流出した15名、計34名に対しては、担当業者より状況報告とお詫びのメールを送信している。
・リリース(南海放送)
http://www.rnb.co.jp/
◎ NHK、委託先元社員が個人情報14件を持ち出し、不正集金
NHKは先月29日、放送受信料の契約・収納業務の委託先であるクルーガー(東京都渋谷区)の元社員が、受信契約に関する個人情報14件を持ち出した上、受信料の集金と偽って顧客3名から合計5万1,980円を詐取したと発表した。元社員は今年3月から5月まで勤務していたが、在職中の4月中旬、貸与された携帯端末に登録されている顧客情報をもとに、顧客2名から3万6,490円を不正に集金。さらに、顧客の個人情報14件を私物の携帯電話に登録して持ち出し、退職後の5月中旬、顧客1名から1万5,490円を不正に集金した。クルーガーはただちに当該顧客に謝罪し、全額を返金した。元社員に対しては、詐欺罪で警察に告発することを検討している。NHKはクルーガーに対して、個人情報の厳格な管理と不正行為の再発防止について、改めて徹底するよう指導した。
・リリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/060629.html
◎ 鹿屋郵便局の郵便ポストが盗難、被害郵便物の通数等は不明
日本郵政公社九州支社は先月27日、同支社鹿屋郵便局(鹿児島県鹿屋市)の区内に設置している郵便ポストを盗まれたと発表した。先月26日12時45分頃から翌朝7時45分頃までの間に、同市本町1-5に設置されていた当該ポストが盗まれたもので、被害にあった郵便物は通数・種類ともに不明。同郵便局は、盗難が発生した時間帯に当該ポストを利用した顧客に連絡を呼びかけている。
・リリース(日本郵政公社九州支社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s12/yubin/060627_12202.html
◎ 住生コンピューターサービス、盗難で業務委託先の個人情報を含むCD-R紛失
情報処理サービスの住生コンピューターサービス(本社:大阪市淀川区)は6月28日、同社社員が盗難にあい、業務受託先の個人情報を含むCD-Rを紛失したと発表した。先月20日夜、同職員が業務終了後に帰路途上でカバンを盗まれ、業務受託先の個人情報を収録したCD-Rを紛失した。同CD-Rには、業務受託先の社員、退職者および派遣社員の個人情報(姓、社員番号)と、業務受託先の取引先企業情報(社名、担当者氏名、会社住所、会社電話など)が含まれていた。ただちに所轄警察に盗難の被害届を提出したが、現時点では発見されていない。これまでのところ情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社では、情報セキュリティ管理態勢を抜本的に見直すとともに社内教育の充実を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(住生コンピューターサービス)
http://www.slcs.co.jp/archives/2006/06/post_29.html
◎ 朝日航洋、車上荒らしで4市の個人情報約20万件を含むHDD盗難
航空測量の大手「朝日航洋」(本社:東京都豊島区)の社員が車上荒らしにあい、4市の固定資産情報とその所有者情報を含む外付けハードディスクドライブ(HDD)が盗まれたことがわかった。盗まれたHDDに入っていたのは、岐阜県関市、同可児市、滋賀県東近江市、兵庫県加東市が同社に委託した同業務用のデータで、4市の土地や家屋の情報96万6千件と、のべ約20万1千人分の所有者情報が含まれていた。同社などによると、当該社員が26日午後2時過ぎ、東近江市内のショッピングセンターの駐車場に車を止めて昼食をとっていたところ、車の窓ガラスが割られ、車内に置いてあったパソコンやHDDを入れたカバンが盗まれた。HDDには、暗号化やパスワード保護などのセキュリティ対策は施されていなかった。
・リリース(朝日航洋)
http://www.aeroasahi.co.jp/topics/spa_20060628.html
・リリース(関市)
http://www.city.seki.gifu.jp/info2/view.cfm?id=560
・リリース(可児市)
http://kaniwww3.city.kani.gifu.jp/wnew.nsf/0/A3846630D2BA54BC4925719A003A06EF
・リリース(東近江市)
http://www.city.higashiomi.shiga.jp/subpage.php?p=7837&t=1151555981
・リリース(加東市)<br>
http://www.city.kato.lg.jp/news/index.html<br>
◎ オンラインゲーム「Xenepic Online」でユーザー情報30万件流出
NHN Japan(本社:東京都渋谷区)とゲームガーデン(本社:東京都中央区)は27日、DNC Entertainment(本社:韓国ソウル)が開発し共同で運営するMMORPG(多人数同時参加型ロールプレイングゲーム)「Xenepic Online(ゼネピック・オンライン)」の管理ミスで、29万7,805件のユーザー情報を流出したと発表した。発表によると、DNC Entertainmentとゲームガーデンが共同で運営管理するダウンロード用サーバーの一部に、誤ってユーザー情報を格納。URLを指定してアクセスすれば、ユーザーが自由に閲覧・入手できる状態にあった。閲覧・入手可能だったデータは、Xenepic Online用のゲームIDと登録メールアドレス29万7,805件など。クレジットカード番号などの決済情報に関するデータは含まれない。ゲームガーデンは26日、NHN Japan社からの要請を受けて流出の事実を確認。同日中に必要な緊急手当てを施した。同社は今後、DNC Entertainmentとともにデータ流出状況を詳しく調査し、必要な情報は随時開示していくとしている。
・リリース[PDFファイル](NHN Japan)
http://www.nhncorp.jp/press/files/PRESS_20060627082539.pdf
・リリース(ゲームガーデン)
http://www.gamegarden.jp/news/20060627news.html
・リリース(ハンゲーム)
http://www.hangame.co.jp/publish/xo/news_whatsnew.asp?id=305
◎ NTT東日本、委託先が「端末設備定額保守契約書」11通を紛失
東日本電信電話(本社:東京都新宿区)は6月27日、委託先が「端末設備定額保守契約書(ハガキ)」11通を紛失したと発表した。同社が同契約書の受付業務を委託しているエヌ・ティ・ティ エムイーが、今年5月12日に郵送した一般郵便1通を紛失、その中に同契約11通が含まれてたという。同契約書には、顧客氏名、電話番号、住所、設置端末名が記載されていた。同社はこの事件を真摯に受け止め、NTT東日本グループ会社と連携し、今後このような事故が発生しないよう、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/important/information/060627/index.html
◎ 住友林業、建築工事を行う子会社がメール誤送信で顧客情報240名分流出
住友林業は23日、子会社で建築工事の設計、施工などを行うスミリン建設(本社:東京都千代田区)の千葉県内の事業所で、メール誤送信による顧客情報の流出があったと発表した。発表によると、20日午後1時過ぎ、顧客へメールを送る際に宛先を誤り、240名の顧客管理データが流出した。データの内容は、着工予定の顧客29件、工事中の顧客162件、引渡し済みの顧客49件で、氏名、建築地住所(市町村名まで)、商品仕様内容、工程管理表が記載されていた。同社は該当顧客に対し、電話および訪問等により報告とお詫びをしている。同社はグループ企業内で、所定の手続きを経ない大量の顧客データの送信は全面禁止としているが、今回はそれを逸脱して事故が起きていることから、今後、グループ会社全役職員において改めて個人情報の取り扱いに関する意識の徹底に努め、信頼回復に取り組むとしている。
・リリース(住友林業)
http://www.sfc.co.jp/information/news/2006/2006-06-23-rou.html
◎ 名古屋トヨペット、顧客情報380件記載リストを車上荒らしで一時紛失
自動車販売の名古屋トヨペット(名古屋市熱田区)は6月22日、トヨタ248店の営業スタッフが、顧客の個人情報380件を記載したリストを盗まれ、一時紛失したと発表した。盗難があったのは6月20日午後9時40分ごろで、車上荒らしで顧客情報を含む鞄を持ち去られた。事件発生後ただちに警察へ被害届けを提出するとともに、周辺捜索を実施。6月22日午前9時、あぜ道に放置されている鞄を市民に発見され全数無事戻った。リストには、顧客氏名、住所、電話番号など380件が記載されていた。当該情報が不正に使用された事実は報告されていない。同社は当該顧客へお詫びと状況報告をしている。
・名古屋トヨペット
http://www.ntp.co.jp/index.html
◎ 東奥日報、メールマガジン誤配信で会員アドレス800件流出
青森県を中心に日刊新聞を発行する東奥日報(青森市)は、同県鰺ケ沢町の委託を受けて週1回配信しているメールマガジン「鰺ヶ沢fメール」第223号を送信する際に、宛て先蘭の設定を誤り、会員読者のメールアドレスが流出したと発表した。送信ミスが起きたのは22日で、同社は読者に誤送信したメールの削除を依頼するとともに、同メールの正規版をあらためて送信した。同社は読者と鰺ヶ沢町役場へのお詫び文を同社サイトに掲載。今後このようなことを起こさぬよう注意するとしている。
・リリース(東奥日報)
http://www.toonippo.co.jp/fmail/owabi.html
◎ 北九州市消防局、ウイルス感染で被災者ら287名分の個人情報流出
北九州市消防局は22日、30代の男性職員が自宅で使用している私有パソコンがファイル共有ソフトWinny(ウィニー)のウイルスに感染し、火災などの被災者ら287名の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは住所、氏名、電話番号などが記載された火災などの被害者情報37名分、地域住民情報182名分、研修受講者情報48名分、本人が居住するマンションの住居者情報20名分の個人情報など。同局によると、当該職員は自宅で事務処理を行うために、職場のパソコンから業務情報を無許可でフロッピーディスクなどにコピーし、持ち帰っていた。今年1月ごろに同パソコンがウイルスに感染して流出。今月19日、総務省地域情報政策室からの通報で発覚した。同局は、該当者に対し早急に状況説明と謝罪を行う。また、私有パソコンの業務利用禁止、業務情報の持ち出し禁止などを徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](北九州市)
http://www.city.kitakyushu.jp/file/03010200/happyou/060622firepribeto.pdf
◎ 中央大学、大学院学生らの個人情報1,005件を外部メールアカウントに誤送信
中央大学は21日、専門職大学院の学生・修了生、および教職員の氏名、生年月日、住所等の個人データ1,005件を外部のメールアカウントに誤送信したと発表した。同大は、誤送信先のアカウントに対してメールの削除依頼を行うとともに、当該プロバイダーに対し誤送信メールの削除を要請している。いまのところ誤送信先のアカウントから返信はないが、今後とも、当該個人情報を利用した被害発生を防止するため、最大限の努力をしていくという。また、個人情報保護の管理体制をさらに徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(中央大学)
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/news/contents_j.html?mode=top&topics=2015