◎ JR東日本スポーツ、顧客情報31名分を含むカード申込書紛失
スポーツ施設運営等を行うジェイアール東日本スポーツ(東京都渋谷区)は14日、同社が運営するジェクサー・フィットネスクラブ赤羽店(東京都北区)において、顧客の個人情報が記入されたジェクサービュー・スイカカード申込書を紛失したと発表した。発表によると、同社では手続きのために申込書を東日本旅客鉄道株式会社ビューカード事務センターに郵送しているが、2006年12月23日送付分が届かず、紛失が判明した。顧客からの申込書を集約し、郵便ポストへ投函するまでの間に紛失した可能性が高いという。紛失したのは2006年12月15日から同21日の間に受け付けた申込書で、新規入会申込書28名分、住所変更届2名分、口座振替依頼書1名分。氏名、性別、住所、生年月日、電話番号、勤務先や金融機関情報等を含んでいる。同社では、該当する顧客に謝罪と説明をしている。また今後、申込書の発送を郵便書留へ統一するなどして再発防止を図るという。
・リリース(ジェイアール東日本スポーツ)
http://www.jexer.co.jp/emergency/index.html
◎ 京都大学、学生の後期試験成績302件含むパソコン盗難
京都大学(京都市左京区)は13日、人間・環境学研究科において、学内の試験結果が保存されたパソコンが盗難にあったと発表した。発表によると、盗難が起こったのは8日から11日の間で、ノートパソコン、デスクトップパソコン、プリンター各1台と、CD-ROM、ソフトウェア数点が盗まれた。盗まれたパソコンには、全学共通科目後期試験担当科目成績302件が保存されていたという。同学は、当該学生に対し、保存されていた個人情報の内容とそれらの漏えいの可能性について、事情を説明して理解を求める。また、各部屋や非常口、窓の施錠を徹底し、全教職員および学生に対し防犯への周知徹底を行うとしている。
・リリース(京都大学)
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070213_1.htm
◎ 住宅金融公庫、顧客39先分の情報が記載された債権書類等を紛失
住宅金融公庫(本店:東京都文京区)は13日、8支店において、顧客情報39先分が記載された書類を紛失および誤廃棄していたと発表した。同公庫によると、昨年9月から12月にかけて点検を行った結果、北海道、東北、首都圏、北陸、大阪、中国、福岡、南九州支店で、38先分の書類紛失、1先分の誤廃棄があったことが判明した。紛失、誤廃棄していたのは、顧客の氏名、住所、融資額等が記載された債権書類33先分と、氏名、住所、電話番号、職業、収入、資産内容などが記載された、賃貸住宅融資手続きに関する書類6先分。紛失した書類は外部に持ち出す性質のものではなく、外部からの問い合わせもないことから、誤って廃棄した可能性が高く、情報が外部へ流出する懸念は極めて低いという。誤廃棄した書類は、復元できない方法での廃棄の事実が確認されている。同公庫では、顧客に説明と謝罪を行っている。また今後、文書管理に関する職員研修の徹底や、保管場所の集約化による物理的な対策を行い、情報管理の強化に努めるとしている。
・リリース(住宅金融公庫)
http://www.jyukou.go.jp/news/topics/topics_20070213.html
◎ 東京医科歯科大、学生のPCから患者69名分の情報流出
東京医科歯科大学医学部(東京都文京区)は13日、同学部学生のパソコンから、ファイル共有ソフトを介して患者の個人情報が流出した可能性があると発表した。文部科学省からの連絡で発覚したもの。同学部によると、学生はカンファレンスで使われる教育用データを無断で持ち出し、自宅のパソコンに保存していた。同大付属病院の入院患者69人の情報を含む複数のファイルがネット上に流出した可能性があり、中には病歴の記録を含んだものもある。同学部では患者情報の学外持ち出しを禁止しており、2003年度以降は、全学生から個人情報を漏洩しない旨の誓約書を提出させている。なお、同大医学部付属病院では、2005年3月に患者50人の検査データが医師のパソコンから流出している。
・患者様の個人情報の流出について(東京医科歯科大学医学部)
http://www.tmd.ac.jp/cmn/kojinjouhouryushutsu20070213.html
◎ オズモール、システム不具合で最大106名の会員情報が閲覧可能に
スターツ出版(東京都中央区)が運営する女性情報サイトのオズモールは12日、システム不具合により、ウェブサイトに会員情報が表示される事故があったと発表した。会員2名の個人情報が、別会員それぞれ1名(計2名)に表示されたことがわかった。同時に、最大106名の会員の個人情報が別の会員それぞれ1名に表示された可能性があるという。不具合が発生したのは、7日10時から10日13時30分の間で、「シングル・サインオン」システムを利用し、かつ、ある条件を満たしている特定会員(106名)が「ウエディング資料請求」にアクセスした場合、別の会員1人の個人情報(本名、フリガナ、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス)が表示された可能性がある。この不具合は現在、すでに修正済みであり、該当会員にはメールで説明とお詫びをしている。同社は今回の事態を重く受けとめ、再発防止に万全を尽くすとしている。
・リリース(スターツ出版/オズモール)
http://www.ozmall.co.jp/Special/information/
◎ 都の区立中学、教諭の私有パソコンから生徒175名分の名簿など流出
東京都江戸川区教育委員会は9日、区立中学校の男性教諭(48歳)が自宅で使用していた私有パソコンから、生徒の名簿や写真などが流出したと発表した。3日にウイルスに感染し、Winnyネットワーク上へ流出した。同教委によると、流出したのは、教諭が顧問を勤める同校バドミントン部のスナップ写真40枚、2004年の修学旅行で撮影した写真約30枚と、同区バドミントン大会の出場者名簿など。名簿には、8中学校175名の生徒について、氏名、生年月日、住所、学校名が記載されていた。同教委では、個人情報を許可なく持ち出すことを禁止している。
・江戸川区ホームページ
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/
◎ 呉信用金庫、顧客情報4,596件含むマイクロフィルム紛失
呉信用金庫(本店:広島県呉市)は9日、顧客の情報が記載されたコムフィッシュ(マイクロフィルム)を紛失したと発表した。同金庫によると、1月25日、旧和庄支店(現本店営業部 和庄出張所。同市)の顧客から依頼があったため、本店営業部の金庫内に保管していた同支店のコムフィッシュを調査したところ、紛失が判明。コムフィッシュには、1990年8月27日から1999年11月15日までの間に取引があった個人および法人の顧客4,596先について、顧客番号、口座番号、氏名、住所、電話番号、預金関係履歴等が記録されていた。内部調査の結果、本店営業部が2006年6月に金庫室等を清掃した際に、保存期間を経過した書類と併せて焼却した可能性が高いという。これまでに、問い合わせや、情報悪用による被害の連絡は入っていない。同金庫は、該当する顧客に通知と謝罪を行っている。また今後、顧客情報の管理、保管と、その検査方法や廃棄処分の方法等の見直しを行うなどして再発防止に取り組むとしている。
・リリース(呉信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/kure/news_funsitu.htm
◎ 総務省、ファイル共有ソフトによる顧客情報漏えいで八王子テレメディアに行政指導
総務省は9日、昨年11月に顧客情報1万7,824件を流出させたケーブルテレビ事業者、八王子テレメディア(東京都八王子市)に対し、個人情報の適正な管理の徹底等を文書により指導した。同社は、2月1日に総務省へ漏えい事故を報告。総務省では、同社において個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置が十分になされていなかったことが認められるとし、総合通信基盤局長名の文書により、遺憾の意を表明するとともに、個人情報保護に関する意識の向上を図り、個人情報の取り扱いに係る安全管理措置等を徹底し、再発防止に努めるよう指導した。この漏えい事件では、同社の元契約社員が顧客の個人情報を管理者の許可なく持ち出し、自宅の個人用パソコンからファイル共有ソフトを介して流出させた。
・リリース(総務省・関東総合通信局)
http://www.kanto-bt.go.jp/if/press/p18/p1902/p190209.html
・リリース(八王子テレメディア)
http://www.htmnet.ne.jp/news_detail/1187790_3078.html
◎ アイメッセ、作業員のPCウイルス感染でNTT西やクローバーTVの顧客情報流出
コンピュータの販売やサポート業務等を行うアイメッセ(愛知県津島市)の作業員が所有するパソコンから、NTT西日本名古屋支店(名古屋市中区)や、ケーブルテレビやインターネット事業を行う西尾張シーエーティーヴィ(クローバーTV/愛知県津島市)の顧客情報が流出していたことがわかった。2日にウイルスに感染し、Winnyネットワーク上へ流出したもの。アイメッセは、この2社からパソコンの設定業務を委託または再委託されていた。NTT西日本名古屋支店の8日の発表によると、2004年5月28日から11月30日の間にパソコンセットアップの注文をした、同社の個人顧客223件と法人顧客9件の情報が流出。西尾張シーエーティーヴィの9日の発表によると、2004年6月から11月の間にパソコン設定等サービスを利用した同社の顧客142件の情報が流出した。流出内容は、住所、氏名、電話番号など。両社とも、これまでに情報の不正利用の事実は確認されていないとしている。・リリース(NTT西日本名古屋支店、アジャスト)
http://www.nttwest.co.jp/nagoya/web/newsrelease/2007/070208.html
・リリース(西尾張シーエーティーヴィ)
http://www.clovernet.co.jp/whatsnew/informa/important_info.html