◎ 泉州銀行、行員の私有パソコンから1万2,835件の顧客情報流出
泉州銀行(大阪府岸和田市)は21日、同行行員の私有パソコンから顧客データ1万2,835件分が流出したと発表した。現時点で明らかに流出したと判明しているのは、2000年10月から2003年3月にかけて作成された顧客氏名や法人名、取引内容等の一部1万2,835件。流出が確認されていないデータも含めると、当該パソコン内には2000年7月から2004年4月にかけて作成された顧客氏名や法人名、取引内容等3万8,000 件が保存されていた。流出が発覚したのは19日で、同行行員が自宅の私有パソコンに当該データを保存していたところ、このパソコンがウイルスに感染、ウイニー(Winny)を介してネット上にデータが流出したとみられる。同行では昨年3月に全行員に対し、自宅パソコンからの顧客データおよび行内データを削除するよう指示していたが、当該行員は削除していなかった。
・リリース(泉州銀行)
http://www.senshubank.co.jp/CGI/fresh_news/fresh_news.cgi?mode=frame&seq=0000000348
◎ フェリシモ、ネット機の器設定ミスで、会員情報4,324名分がHPで閲覧可能に
通信販売のフェリシモ(本社:神戸市中央区)は21日、同社のウェブサイトで会員専用ページを利用した顧客の個人情報が他の顧客に閲覧可能になっていたと発表した。23日に発表された続報によると、事故の発生時間は21日午前4時頃から午前6時頃、および午前7時30分頃から午前10時で、この時間帯にフェリシモウェブサイト、および同社運営の書籍販売サイトにパソコン経由でログインした顧客の情報が、後からアクセスした別の顧客のページに表示された。情報を閲覧された可能性がある顧客は、ショッピングサービスを利用した顧客94名、ログインのみの顧客4,230名で、計4,324名。閲覧の可能性がある情報は、フェリシモウェブサイトでは氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、注文・購入商品情報など。書籍販売サイトでは氏名、住所、注文・購入商品情報など。クレジットカード番号、口座番号情報は含まれていない。発生原因はネットワーク機器の入れ替えを行った際の設定ミスだという。同社は該当顧客に順次、直接連絡してお詫びと詳細報告を行っている。また、今回の事態を厳粛に受け止め、要因の徹底究明に努め、信頼回復に全力をあげて取り組んでまいくとしている。
・リリース(フェリシモ)
http://www.felissimo.co.jp/company/cfm/001.cfm?HL=247&ID=248-123&P=linkd
◎ 東北大学病院、患者情報2,024件含むUSBフラッシュメモリー紛失
東北大学病院(宮城県仙台市)は21日、患者情報2,024件が記録されているUSBフラッシュメモリーを紛失したと発表した。紛失したのは8日から10日までの間で、院内更衣室からなくなっていた。院内を探したが発見に至らず、盗難も予想されるとし、20日には警察当局に盗難の被害届を提出した。当該情報は、同院医師、看護師数名が学術研究用に抽出し記録していたもの。同院は該当患者とその家族にお詫びと事実関係を説明する書簡を送った。また本件を重く受けとめ、職員に個人情報の管理を徹底するよう指示するとともに、院内ルールの厳格化を図るとしている。
・リリース (東北大学病院)
http://www.hosp.tohoku.ac.jp/topic/070221.html
◎ 郡山市と只見町の小学校、教諭夫妻の共有PCから児童情報流出
福島県郡山市の小学校に勤務する女性教諭と、同県南会津郡只見町に勤務する男性教諭夫婦が共有していた私有パソコンから、児童の個人情報が流出したことが20日、明らかになった。流出したのは、当該女性教諭が2004年度に担任していた郡山市の小学校児童32名分の名前と住所、通知表の下書き等と、別の学級32名分のテストの点数や評価など。同時に、当該男性教諭が2003年に担任していた郡山市の児童62名分の名簿と、2005年から担任をしている只見町児童の氏名や住所、生年月日、保護者名、電話番号16名分も流出した。同市教育委員会宛てに14日、文部科学省から指摘があり流出が判明した。市教委と町教委では児童の個人情報の私有パソコンへの保存を禁じていた。
・郡山市
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/
・只見町
http://www.tadami.gr.jp/
◎ ジャックス、カード情報15万件流出、不正使用で49会員に667万円被害
信販大手のジャックス(東京都渋谷区)は20日、クレジットカード会員約15万人分の個人情報が流出し、うち49人分の情報が詐欺グループにより不正に使われたと発表した。発表によると、2006年6月にJACCSカード会員の個人情報を悪用したネット通販の詐欺事件が発覚、捜査の結果、当該データを詐欺グループに売り渡したとして、大日本印刷(東京都新宿区)の業務委託先元社員が今月1日に逮捕された。大日本印刷によれば、当該元社員はジャックスの販促用ダイレクトメールの作成を受託していた同社で、2006年3月まで販促用DMを取り扱う電算処理室に勤務、この際、データを不正に記憶媒体に書き出し、密かに持ち出したとみられる。当該元社員が持ち出した会員情報は15万件。ジャックスによると、これまでに49会員、667万2,989円の被害が発生している。流出した会員情報にはカード番号、有効期限、氏名、性別、生年月日、郵便番号、住所、電話番号の個人情報が含まれていた。流出の可能性があるのは、2005年2月までに入会し、生年月日が1935年6月25日~1975年2月27日で、2005年2月時点で神奈川以北の地域(北海道、東北6県、関東6県と東京都)に居住していた会員。ジャックスでは、流出の可能性がある会員に対し、書面で謝罪するとともに、使用可能なカードを保持する会員に新しいカード番号を発行するとしている。
・リリース(ジャックス)
http://www.jaccs.co.jp/emerge/detail4.html
・リリース(大日本印刷)
http://www.dnp.co.jp/importance070220.html
◎ カレーハウスCoCo壱番屋、2千名分の顧客情報を含むパソコン盗難
直営店と加盟店合わせて1千店以上のカレー店を全国展開する壱番屋(本社:愛知県一宮市)は2月20日、大阪市内の加盟店で推定2千名分の顧客情報を含むパソコンが盗まれたと発表した。同社によると、2月18日未明、「カレーハウスCoCo壱番屋淀川区三国本町店(大阪市淀川区)」に何者かが侵入し、約70万円入りの金庫とパソコンが盗難被害にあった。盗まれたパソコンには、同店の宅配顧客推定約2千名分の氏名、住所、電話番号が記録されていた。同店では同日、所轄の警察署に盗難届けを提出したが、これまでのところ見つかっていない。同社は、パソコンのパスワード設定を徹底するなど、加盟店を含めた店舗のセキュリティ対策の強化に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](壱番屋)
http://www.ichibanya.co.jp/comp/ir/release/pdf/190220.pdf
◎ 小田急電鉄、メール誤送信で就職セミナー参加者316名のアドレス流出
私鉄の小田急電鉄(本社:東京都新宿区)は16日、就職セミナーに参加した316名の学生のメールアドレスを、誤操作により流出したと発表した。14日と15日に、当該学生を7グループに分割してメールを送る際、誤って宛先欄にアドレスを入力、同一グループ内でお互いのアドレスが確認できる状態で送信したという。メールアドレス以外の個人情報は流出していない。同社では当該学生には個別に謝罪して当該メールの削除を依頼、今後はさらに再発防止策を徹底させていくとしている。
・リリース(小田急電鉄)
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/2413_0136704_.pdf
◎ NHK、関連会社社員の私有パソコンから130名分の個人情報が流出
NHKは16日、同社の関連会社社員の私有パソコンから、130名分の個人情報等が流出したと発表した。流出したのは、2月10日に放送した「日本の、これから~“団塊”大量退職へ」の取材依頼文や取材メモなど260件で、この中には氏名やメールアドレス、電話番号などの個人情報130名分が含まれていた。番組制作業務の一部を委託した、同社の関連会社NHK情報ネットワーク(東京都渋谷区)の社員が、当該データを私有パソコンに保存していたところ、このパソコンがウイルスに感染、Winny(ウィニー)ネットワーク上に流出したとみられる。NHKは個別に謝罪を行うとともに、関連団体も含めて個人情報の管理を点検、再発防止に努めるとしている。
・リリース(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/070216.html
◎ 大阪ガス、ガス設備調査に関する顧客情報239件含む携帯端末紛失
大阪ガス(本社:大阪市中央区)は15日、ガス設備調査業務に関する顧客情報239件を含む同調査用携帯端末1台を紛失したと発表した。同社がガス設備調査を委託している大阪ガス・カスタマーリレーションズの担当者が、顧客先へ3輪バイクで移動する際に紛失したもので、同携帯端末には、顧客氏名、住所、電話番号、訪問予定日等が含まれていた。同日、所管の警察署に遺失届を提出するとともに、当日の経路、現場付近を捜索したが発見に至っていない。同携帯端末には、複数のパスワードによるセキュリティ措置が、メモリーカードには独自ソフトによる読込制限が施されているため、第三者が情報を閲覧できず、顧客情報が外部に流出する可能性は極めて低いという。同社は該当顧客を個別訪問し、事情説明とお詫びをしている。また、事態を真摯に受け止め、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(大阪ガス)
http://www.osakagas.co.jp/Press/pre07/070215.htm
◎ 千葉銀行、ウイルス感染で顧客情報76先分など流出
千葉銀行(千葉県千葉市)は15日、顧客情報がネット上に流出していたことを明らかにした。同行行員自宅の個人所有パソコンがウイルスに感染し、記録してあった顧客情報が流出した。流出が判明したのは、14日夕刻。感染・流出したのは11日とみられる。流出した個人情報は、行員が2005年3月から4月にかけて自宅で作成したもので、顧客76先分の個人名、法人名および代表者名と、取引内容等の一部が含まれている。また、一般的に入手可能な、法人名とその所在地の情報、95先分も含まれていた。同行の説明によると、行員は2003年頃にファイル交換ソフトを使用しており、2004年までには自主的に削除してあったが、その削除手順に誤りがあったことから当該ソフトが残留。ウイルス感染により今回の流出が起きたという。同行では、2006年3月と5月に、全行員を対象に個人所有のパソコンにおけるファイル交換ソフトの使用状況を調査し、業務関係情報の削除を指示していたが、2005年に作成した当該情報は削除されていなかった。<br>
・リリース(千葉銀行)
http://www.chibabank.co.jp/news/html01/00323/index.html
◎ 三井生命、千葉県保険医協会加入の医師86名分の顧客リスト流出
三井生命(本店:東京都千代田)は15日、同社が受託する千葉県保険医協会のグループ生命保険を利用している顧客リスト86名分の流出が判明したと発表した。流出がわかったのは13日で、情報内容は、86名分の加入者番号、氏名、年齢、勤務先病院の名称と住所、電話番号、加入保険金額。健康状況や口座番号等の情報は含まれていない。現時点で、情報の不正利用は確認されていない。当該顧客にはお詫びと説明を行っているが、社外流出の原因や経路についてはまだわかっていない。すでに警察に届け、社内調査も進めており、同社は全力をあげて原因究明に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](三井生命)
http://www.mitsui-seimei.co.jp/corporate/news/pdf/20070215.pdf