◎ 名古屋銀行、小切手や手形3万2,057枚分のマイクロフィルム紛失
名古屋銀行(本店:名古屋市中区)は7月25日、入金や取立、手形割引のために顧客から預かった手形や小切手の画像32,057枚を記録したマイクロフィルムを紛失したと発表した。同行によると、紛失したのは川原通支店(名古屋市昭和区)で保管していた2000年4月~2004年3月までのマイクロフィルムで、振出人、受取人、裏書人の住所と氏名、金額、期日などが含まれていた。今年5月7日、同支店で過去に受け入れた手形などの調査を行っている際に紛失が判明。内部調査の結果、2005年7月に不要書類を廃棄した際に誤って廃棄処理した可能性が高く、外部への情報漏えいの可能性は低いという。同行は、再発防止に向けて行員の意識向上を図り、顧客情報の管理強化や取扱いの厳正化を徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](名古屋銀行)
http://www.meigin.com/news/2007/20070725.pdf
◎ 神奈川フィルハーモニー管弦楽団、個人情報が記載されたアンケート500枚紛失
神奈川フィルハーモニー管弦楽団は7月25日、来場者が記入したアンケート用紙約500枚を紛失したと発表した。 同楽団事務局によると、紛失したのは「ミューザ川崎シンフォニーホール」(川崎市幸区)で7月20日に開催した「ブルーアイランド氏のおしゃべりコンサート」の公演で集めたアンケートで、来場者の氏名や住所、電話番号が記載されていた。当該アンケートは公演終了後に職員が自宅に持ち帰り、翌日、公演先の藤沢市民会館(神奈川県藤沢市)に向かう途中、電車内に置き忘れ紛失した。 同事務局は26日、問合せ窓口を開設し同楽団のホームページに謝罪文を掲載。再発防止に向けて管理体制の強化に努めるとコメントしている。
・リリース(神奈川フィルハーモニー管弦楽団)
http://www.kanaphil.com/info/index.html#29
◎ 農業・食品産業技術総合研究機構、ウイルス感染で研究者ら500名の個人情報流出
農林水産省所管の独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」は25日、花き研究所(茨城県つくば市)職員の自宅のパソコンから研究者らの個人情報がインターネット上に流出したと発表した。同機構によると、流出したのは共同研究先機関や学会参加者、同機構研究者など、のべ約500名分の氏名やメールアドレスなど。当該職員は自宅の私有パソコンに業務ファイルを保存したことを忘れ、昨年12月ごろにWinnyをインストール。今年6月頃にウイルスに感染しネットワーク上に流出したものとみられる。今月17日に匿名の通報を受け流出が判明した。同機構は、該当者と関係機関に状況説明と謝罪を行うとともに、全職員に対し情報流出防止の周知徹底を行い再発防止に努めるとしている。
・リリース(農業・食品産業技術総合研究機構)
http://www.naro.affrc.go.jp/news/0000000003/2007/0000003132/0000003132.html
◎ ウイルス感染で古河市立校2校、2,092名分の名簿や成績表流出
茨城県古河市教育委員会は25日、市立古河第二中学校教諭の自宅のパソコンから、市内の小中学校2校の児童と生徒2,092名分の名簿や成績表がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは、2003~2007年度の同中生徒1,879名と剣道部の卒業生75名、以前に勤務していた古河第六小学校1998~2001年度の児童138名の名簿や成績表など。当該教諭が自宅の私有パソコンにこれらデータを保存していたところ、今月18日ごろウイルスに感染し、ファイル共有ソフトのShare(シェア)を介して流出。23日に匿名の通報や文部省からの連絡を受け流出が判明した。古河第二中は26日、保護者説明会を開き事情を説明し謝罪。2校の卒業生に対しては、謝罪文を郵送した。市教委は同日、市内小中学校の校長を招集し、私有パソコンに保存されている個人情報の削除とファイル共有ソフトの使用禁止を指示。セキュリティー教育を再度徹底し、再発の防止に努めるとしている。
・リリース(古河市)
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/06renewal/new/2007_07/owabi.htm
◎ 大阪府空港対策室、関西空港広報メルマガの誤送信でアドレス305件流出
関西国際空港に関連する事業や事務を行う大阪府の空港対策室は24日、同対策室が事務局をつとめる「関西国際空港全体構想促進協議会」が発行するメールマガジンの送信操作を誤り、登録者305名の氏名、所属機関、メールアドレスを表示した状態で送信したと発表した。同対策室によると、先月24日、メールマガジン「KIXは、いま」No.51を送信する際、本来は「BCC」欄に指定すべきメールアドレスの一部を誤って「宛先(TO)」欄に指定。856件の配信先のうち305件の誤送信が発生した。該当する受信者に対しては同日、メールで謝罪と当該メールの削除を依頼しており、今後は送信時に複数の担当者が厳重にチェックを行う体制を整え、再発防止に努めるとしている。
・リリース(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/16605.html
・関西国際空港全体構想促進協議会ホームページ
http://www.fly-kix.jp/
◎ 大阪市港湾局、メルマガの誤配信でアドレス714件流出
大阪市港湾局は24日、市が所有する帆船「あこがれ」を運航する大阪港振興協会帆船運営課(セイル大阪)で23日にメールマガジンを配信した際、誤って宛名を表示した状態で送信したと発表した。市港湾局によると、流出したのは個人と法人あわせて714件の氏名およびメールアドレス。送信後に受信者からの指摘で判明し、同日、全受信者に対し謝罪とメールの削除を依頼した。同局はメールマガジンの配信と申込み受付を中止し、再発防止策を検討している。
・リリース[PDFファイル](大阪市港湾局)
http://www.city.osaka.jp/port/02_press/cgi/2007724157190.pdf
・AKOGAREホームページ(セイル大阪)
http://www.akogare.or.jp/
◎ ピーエス三菱、事務所荒らしで91名の個人情報を含むパソコンと携帯電話盗難
ピーエス三菱は7月24日、同社東京建築支店(東京都中央区)の工事現場事務所で、91名の個人情報を含むパソコンと携帯電話を盗まれたと発表した。盗難が発生したのは7月8日で、紛失情報はパソコンに登録された個人情報88件(室番、氏名と工事の内容)と、携帯電話に登録された個人情報3件(氏名と電話番号)。同社は事件確認後、直ちに警察への届出と携帯電話の利用中止などの対応を行った。当該関係者全員には経緯についての説明と謝罪の連絡をした。現在のところ当該機器の不正使用などの事実は確認されていない。同社では今後さらに管理体制の見直しと社員に対する個人情報保護の重要性の教育を再度徹底するとともに、現場事務所において警備会社による機械警備体制の強化をはかり、再発防止に努める。
・リリース[PDFファイル](ピーエス三菱)
http://www.psmic.co.jp/owabi.pdf
◎ クラヤ三星堂、得意先80名の個人情報を含むノートパソコン紛失
医薬品卸のメディセオ・パルタックホールディングスは23日子会社のクラヤ三星堂(東京都中央区)の社員が80名の個人情報を含む業務用ノートパソコンを紛失したと発表した。同社によると今月18日、当該社員が自宅で業務を行うために当該パソコンを持ち帰る途中、立ち寄った飲食店を出る際にカバンごと紛失していることに気付いた。店内や店周辺を探したが見つからず翌日警察署に遺失物届けを提出し、関係者に事情を説明して謝罪した。紛失したパソコンには、得意先の担当者80名の住所、氏名、電話番号などの個人情報と営業関係資料が保存されていたほか、カバンには資料の印刷物も含まれていた。メディセオグループでは1月にパルタックで、5月に千秋薬品で個人情報の紛失・盗難が起きており、今年に入ってこれで3度目。同社は個人情報管理の徹底についてグループ内関係会社社長あてに再度通知し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](メディセオ・パルタックホールディングス)
http://www.mediceo-paltac.co.jp/news/pdf/2007/070723.pdf
◎ 尾道市消防局、ウイルス感染で992名分の個人情報流出
広島県尾道市は23日、消防局職員の私有パソコンから職員や消防団員992名の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは消防大会などの参加者名簿など102件で、市職員と消防団員992名の名前と、一部には電話番号や生年月日が記載されていた。市によると、当該職員は公用パソコンが配備された2005年2月ごろまで業務に私有パソコンを使用。当時の業務情報を削除し忘れたまま持ち帰り、家族がWinnyをインストールし先月3日ごろウイルスに感染、流出した。今月19日に県を通じて総務省からの連絡を受け、流出が判明した。市は、過去に業務に使用した私有パソコンと外部記憶装置の再点検を指示。全職員を対象に個人情報の管理を徹底させるため研修を行うとしている。
・リリース[PDFファイル](尾道市)
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/hodo.pdf
◎ 栗原市、ウイルス感染で旧一迫町の住民126名の個人情報流出
宮城県栗原市は23日、職員が家族に譲渡した私有パソコンから旧一迫町の住民など126名の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは2000~2004年までの旧一迫町の業務情報64件で、町道用地の提供者や町営住宅の家賃未納者など126名分の住所や氏名が含まれていた。市によると、当該職員は旧一迫町役場時代に私有パソコンを業務に使用しており、当時の業務情報を削除しないまま今年3月、当該パソコンを家族に譲渡。家族がWinnyをインストールし、ウイルスに感染・流出した。今月17日、県を通じて総務省からの連絡を受け流出が判明した。市は、職員に対し私有パソコンと外部記憶装置などに保存した業務情報の削除と、無許可での業務情報の持ち出し禁止を通達した。
・栗原市ホームページ
http://www.kuriharacity.jp/
◎ 損保ジャパン、Winnyのウイルス感染で顧客と嘱託医2,990名の個人情報流出
損保ジャパン(本社:東京都新宿区)と損保ジャパンひまわり生命保険(同)は23日、両社が保険の販売を委託している代理店から、顧客と嘱託医の個人情報2,990名分がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは、損保ジャパンのテニス保険を契約していた顧客情報58名分と、損保ジャパンひまわり生命保険の2006年7月時点の嘱託医情報2,932名分。顧客情報には名前や生年月日、住所、電話番号、職種、保険の契約内容が、嘱託医情報には医師の氏名、病院・診療所名、住所、電話番号などが含まれていた。愛知県長久手町の代理店「かなだ事務所」のパソコンが今月15日ごろウイルスに感染しWinnyを介して流出。外部からの連絡を受け18日に流出を確認した。両社は、該当者にお詫びの書面を送付し、代理店にはファイル共有ソフトを利用しないよう改めて注意を呼びかけるとしている。
・リリース[PDFファイル](損保ジャパン)
http://www.sompo-japan.co.jp/news/download/200707231700.pdf
・リリース[PDFファイル](損保ジャパンひまわり生命保険)
http://www.himawari-life.com/news/file/news-file-105.pdf
◎ NHK福井放送局、選挙世論調査の調査相手15名分の一覧表を紛失
NHK福井放送局は23日、参議院選挙の世論調査の調査相手15名の個人情報を記載した一覧表を紛失したと発表した。紛失したのは、選挙人名簿から無作為抽出した福岡県高浜町内の有権者15名の氏名、住所、性別、生年を記載したA4判1枚の資料。同局が調査を委託した調査員が今月20日昼、一覧表に基づいて調査を行っている際に紛失に気付いた。調査員と同局担当管理職が調査実施地区周辺や立ち寄り先などを確認するとともに、警察に紛失届けを提出したが、これまでのところ見つかっていない。同局は、該当社宅を個別に訪問して事情を説明して謝罪。今後は個人情報の取り扱いに一層注意し再発防止に努めるとしている。
・リリース(福井放送局)(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase070723.html
◎ NHK新潟放送局、顧客情報を記載した訪問集金領収証13枚紛失
日本放送協会(NHK)は7月20日、新潟放送局(新潟県新潟市)において、顧客の個人情報を記載した書類の紛失事故があったと発表した。同放送局が収納業務を委託している日本郵政公社小千谷郵便局の受託者が、同月13日朝から翌14日朝にかけて集金カバンを紛失。この中に、顧客の名前や住所などが記載された訪問集金領収証13枚と、郵便局への訪問連絡票8枚が入っていた。至急警察に遺失物届けを提出するとともに周辺の調査を実施したが、まだ回収に至っていない。当該顧客には個別に連絡して二次被害の防止を図っている。NHKは今後、再発防止に向けて指導を徹底するなど、個人情報の取扱いに注意していく。
・リリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase070720.html
◎ ミサワホーム東海、メールの送信ミスで資料請求者31名分のアドレス流出
総合建築業のミサワホーム東海(愛知県名古屋市)は7月20日、同社「40周年記念キャンペーン」の資料請求者に対してお礼の電子メールを送信した際、操作を誤って顧客のメールアドレス31名分を流出したと発表した。流出情報は7月6日午後7時58分から翌7日午前10時45分の間に資料を請求した顧客のメールアドレス。同社従業員の不注意で「BCC」欄に指定すべきメールアドレスを「TO」欄に指定し、当該メールアドレスが表示された状態で送信した。当該顧客には書面で事実関係の通知と謝罪を行い、当該メールの削除を依頼している。監督官庁である国土交通省と経済産業省には事故の内容を報告する。同社は同時送信によるお礼のメールを中止し、各支店の営業担当者から御礼の電話や手紙で対応するほか、顧客へメール配信を行う場合は、発信作業前に複数の人員で確認のうえ発信するとしている。
・リリース[PDFファイル](ミサワホーム)
http://www.misawa.co.jp/legal/pdf/070720.pdf
◎ 前橋国際大学、講座受講生101名分の成績などを含むメモリー紛失
共愛学園前橋国際大学(群馬県前橋市)は20日、同大教員が担当科目の受講生101名の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。同大によると、紛失したメモリーには当該教員が2006年度後期に担当した8科目を受講した学生100名と卒業生1名の学籍番号と氏名が記録されており、うち85名については成績も含まれていた。当該教員は先月24日にメモリーの紛失に気付き、今月4日に大学に報告した。同大では個人情報保護委員会を招集し、調査に取り掛かかるとともに警察へ遺失物届を提出。該当者には文書と説明会で経緯の報告と謝罪を行い、紛失の事実を公表した。同大では2005年4月にプライバシーポリシーを定めて以降、関連規程の整備や関連組織の設置、教職員に対する複数回におよぶ研修などを実施。今年度はファイル暗号化システムの導入なども進めていたが、あらためて個人情報保護について周知徹底を図り、再発防止に向けて適切な管理に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](共愛学園前橋国際大学)
http://www.kyoai.ac.jp/college/news/inform.pdf
◎ 横浜市信用保証協会、18社27名分の個人情報を記載した書類を紛失
横浜市信用保証協会(横浜市中区)は20日、18社の企業ファイルと債権書類を紛失したと発表した。書類には関係者27名の住所、氏名、電話番号、生年月日、配偶者の有無、納税金額などが記載されていた。同協会によると昨年11月、当時の担当課長が書類保管委託先の倉庫から154件の書類を出し、その後すべて返却したつもりでいたが、全件の再入庫終了の確認をしておらず、一部が所在不明となった。同協会では今年2月から3月にかけて保存期間を過ぎた文書の廃棄処分を行っており、その際に廃棄文書にまぎれて処理した可能性が高いという。同協会は、出庫書類の管理体制強化やマニュアル化などの再発防止策を講じるとともに、当時の担当課長を減給10分の1・3か月とするなど、関係者5名の懲戒処分を行った。
・リリース[PDFファイル](横浜市信用保証協会)
http://www.sinpo-yokohama.or.jp/news/pdf/owabi_2.pdf
◎ 米沢信用金庫、202名分の一覧表と1,247名分の印鑑票を紛失
米沢信用金庫(本店:山形県米沢市)は20日、顧客情報が記載された一覧表と預金印鑑票の一部を紛失したと発表した。同金庫によると、紛失した一覧表は渉外担当者が行った集金、証書預かりなどの記録を一覧表形式に印刷した「吸上げ明細一覧表」と呼ばれるもので、昨年度の書類の保管整理作業中に1店で紛失が判明。昨年5~7月の3か月分と同年9月5日、今年2月16日、同28日の3日分にあたる、顧客202名分の名前、住所、顧客番号、取引金額など1,256件のデータが記載されていた。預金印鑑票は1995年以前に作成され長期にわたって取引の無い口座のもので、印鑑の印影、名前、住所、電話番号などが記載。自主点検を実施したところ、11店で1,247名分の紛失が判明した。同金庫は誤って他の不要書類とともに同金庫内で廃棄したとみており、外部へ漏えいした可能性は極めて少ないとしている。
・リリース[PDFファイル](米沢信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/yonezawa/top/sonota/20070720.pdf
◎ JAバンクあいち、債務者3名の個人情報を含む借入申込書類・稟議書を紛失
愛知県信用農業協同組合連合会(JAバンクあいち)は7月19日、債権者3名の個人情報を含む住宅建設資金の借入に関する借入申込書類および稟議書を紛失したと発表した。紛失情報は債務者の氏名、住所、生年月日、勤務先、収入および借入条件など。紛失が発覚したのは7月9日で、翌10日から14日にかけて書類を捜索したが、書類の保管場所への格納を失念または書類を誤って廃棄処分したことにより、発見できず紛失したものと判断した。当該個人情報に基づく被害など、問題となる事象はこれまで発生していない。当該顧客には、事実を説明し謝罪した。同会では顧客の個人情報に関する書類の取扱い手続を再確認するなど、顧客情報の管理を徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](JAバンクあいち)
http://www.jabank.aichishinren.or.jp/20070719pdf/20070719_genkou.pdf