◎日商エレクトロニクス、メール誤配信で1,692件の会社名、個人名漏えい
日商エレクトロニクス(東京都中央区)は9日、展示会出展のお知らせメールの配信時に、顧客メールアドレスと本文中に記載した宛先の会社名、氏名が違ったまま配信し、1,692件の会社名、個人名が漏えいしたと発表した。発表によると、8日の午後1時45分頃に電子メールを配信した後、一部の顧客への誤配信に気づき、調査を行った。その結果、電子メール配信用データの作成ミスにより、メールアドレスと会社名、氏名が異なる誤配信だったことが判明した。電子メール配信用データは、作成後に担当者による確認を行なっているが、その確認作業が徹底されていなかったことによるという。同社は誤配信の対象となった顧客に、経緯報告とお詫び、今後の対策について連絡した。社内教育を再実施し、作成データのダブルチェック、クロスチェック等の確認作業の徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(日商エレクトロニクス)
http://www.nissho-ele.co.jp/press/goods/2008/080509_email.html
◎ 多摩市、市立小学校教諭が児童257名の写真入りデジタルカメラを紛失
多摩市は8日、同市公立小学校の教諭が、児童257名の写真が記録されたデジタルカメラを紛失したと発表した。市によると、教諭は4日午後9時すぎ、カメラ入りの手提げバッグをタクシー内に置いたまま下車。直後に置き忘れに気づきタクシー会社に連絡してバッグを受け取ったが、カメラはなくなっており、警察に盗難届を出した。学校では7日に謝罪と説明の文書を保護者に配布し、9日に保護者会を開催。教育委員会では、7日に臨時校長会を開催して個人情報の適正な取り扱いについて指導した。また、デジタル写真等の画像データの取り扱いについても検討するとしている。
・リリース(多摩市)
http://www.city.tama.lg.jp/johokokai/johohogo/005011.html
◎ 東京都水道局、委託先が顧客情報を含む書類10枚を紛失
東京都水道局は8日、杉並区内において、水道メーター取替え時に使用するメーターの引換票10枚を紛失したと発表した。引換票には、メーターを使用している住民の水道所在地、氏名、電話番号などが記載されていた。都によると、紛失を確認したのは2日午後1時10分頃。メーター取替え業務を請け負っていた業者が同日午後0時30分に、同社内(豊島区)にて引換票をメーターとともに箱に収納し、軽トラックに積んで水道局杉並東営業所へ移動。到着後、引換票の一部が紛失していることに気付き、付近を捜索したが見つからなかったため、同日午後7時に杉並警察署へ被害届を提出した。水道局では8日までに、該当顧客10名に対し、電話連絡および訪問により説明と謝罪を行った。情報流出による被害の報告はないという。同局では請負会社に対し、現場で使用する帳票を慎重に取り扱うように指導を徹底するとしている。
・リリース(東京都水道局)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/05/20i58500.htm
◎ ルノン、100名分の個人情報を含む携帯電話とシステム手帳盗難
壁紙などを扱うルノン(本社:東京都品川区)は7日、同社社員が使用している社用車が荒らされ、顧客や従業員の個人情報を含む携帯電話とシステム手帳をバッグごと盗まれたと発表した。同社によると、車上荒しが発生したのは4月28日。携帯電話には同社社員46名を含む約90名分の氏名と電話番号が、またシステム手帳には、約10名の氏名、会社名、会社電話番号が含まれていた。同日、警察に盗難届を提出したが、盗まれたものは見つかっていない。情報が不正に使用された事実は、確認されていない。同社は、該当者に説明文書を送付するという。また、社内教育を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](ルノン)
http://www.runon.co.jp/runon_fl/pdf/kjfjka1.pdf
◎NTT東日本、ダイレクトメールの宛名ラベル二重貼りで顧客情報56件流出
NTT東日本群馬支店(群馬県高崎市)は7日、ダイレクトメール(DM)の宛名ラベルを二重に貼り付けて発送したため、顧客情報が最大56件流出したと発表した。発表によると、先月19、20日に開催した販売促進イベントの案内のDMを発送した際、発送業務を委託した業者が、顧客の住所・氏名を記載した宛名ラベルの貼付け位置がずれた一部のDMについて、そのラベルを剥がさずに、市販の修正テープで抹消し、上から新しい宛名ラベルを貼付して対処した。その際、元の宛名ラベルとは違う顧客の住所・氏名を記載したラベルが貼られたため、送付先顧客とは異なる顧客の住所氏名が漏えいすることとなった。最大で56件の情報が流出した可能性があるという。情報内容は、郵便番号、住所、氏名。同社は該当顧客にお詫びと事情説明を個別に実施している。また、今後このような事件が発生しないよう、社内での情報の取扱いに関して注意を払うとともに、委託業者に対しても指導強化を図っていくとしている。
・リリース[PDFファイル](NTT東日本群馬支店)
http://www.ntt-east.co.jp/gunma/info/06news/080507news.pdf
◎産業技術総合研究所、役員が出張先のドイツで個人情報含むノートPC盗難
産業技術総合研究所(東京本部:東京都千代田区)は2日、同所役員が海外出張中に盗難被害にあい、個人情報を含むノートパソコンを盗まれたと発表した。盗難があったのは
日本時間平成20年4月25日(現地時間4月24日夜9時過ぎ)、ドイツ・ハノーバー市内のホテルで、盗難直後に地元警察に通報した。現時点で判明している被害状況は、鞄とノートパソコン1台で、当該ノートパソコンにはメールアドレスなど個人情報が含まれていた。情報内容の詳細については調査中で、該当者には可能な限り連絡をとり、状況報告とお詫びをするという。また今後、役職員の防犯意識向上に努めるとともに、セキュリティの徹底を図っていくとしている。
・リリース(産業技術総合研究所)
http://www.aist.go.jp/aist_j/announce/au2008/au0502.html
◎ 静岡市で個人情報漏えい3件、郵便物の誤配達、誤送付やFAX誤送信で
静岡市は、個人情報の漏えい事故が3件発生していたことを明らかにした。1件は郵便物の誤配達によるもので、4月22日、1名分の氏名、住所、生年月日、性別や介護保険被保険者番号が記載された介護予防検診関係の書類が、別人宅に誤配達された。翌23日、受け取って開封した人から高齢者福祉課に電話があり、判明した。別の1件はFAXの誤送信によるもので4月23日、市街路課が、個人7名、法人1名の氏名と所有する土地の地番を含む土地測量関連の資料を、FAX番号の入力ミスにより一般個人宅へ誤送信した。同25日に受け取った市民から電話で連絡があり、市民宅を訪問してFAXを回収した。もう1件は宛先入力ミスによる誤送付で、4月28日、福祉サービス対象者1名の氏名、住所、電話番号、生年月日、サービス内容や、連絡先氏名、住所、電話番号などが記載された在宅福祉サービス決定通知書が、本来とは異なる在宅福祉サービス提供事業者に送付された。宛先の入力を誤ったためで、誤送付先から清水福祉事務所高齢介護課へ電話があり判明。同30日に、郵便で返送されてきた通知書を回収した。3件とも、関係者へ事情説明と謝罪が行われている。誤配達については、郵便事業静岡支店からも謝罪が行われた。
・リリース[PDFファイル](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000072746.pdf
http://www.city.shizuoka.jp/000072708.pdf
http://www.city.shizuoka.jp/000072715.pdf
◎ 京大病院、884名分の患者情報を記載した検査予約ノート紛失
京都大学医学部附属病院(京都市左京区)は1日、PET検査の予約状況が記入されたノートを紛失したと発表した。ノートには、最大で884名分の患者情報が記録されている。同病院によると、紛失に気付いたのは4月25日朝。放射線部RI棟受付事務室で前日の24日に担当職員がノートを所定の場所に収納しており、この職員が事務室を施錠して帰宅した後になくなったとみられている。ノートには、2007年12月3日から今年7月上旬までの頭部検査を除くPET検査の予約状況が記載されており、カタカナ表記の患者氏名、患者ID、病名、依頼診療科名、入院と外来の区別、予約日時等の情報が含まれていた。捜索を続けたが見つからなかったため、同病院では5月1日に川端警察署へ盗難届を提出。ノートに記載があったと思われる患者を調査し、謝罪の手紙を送付するという。また、再発防止に万全を期するとしている。
・リリース(京都大学医学部附属病院)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/2008/news5/080501.htm
◎ 三井不動産住宅リース、顧客情報28名分の紛失と、2名分の一時盗難を公表
不動産取引の三井不動産住宅リース(東京都新宿区)は1日、顧客28名分の個人情報を記載した書類が所在不明であることと、車上荒らしにより顧客2名分の個人情報を記載した書類を一時盗まれていたことを明らかにした。同社によると、顧客28名の住所、氏名等を記載した書類が同社または不動産仲介会社において所在不明となり、調査の結果、紛失または誤廃棄したと思われるという。原因は、同社と仲介業者における個人情報取扱いの不備と、契約締結管理が不十分だった点にあるとしている。また、車上荒らしが起きたのは4月23日。同社業務委託先従業員の車が荒らされ、同社顧客2名の情報を記載した書類が鞄ごと盗まれたが、翌日、近くの駅で発見された。この件について同社では、業務委託先も含め情報管理を徹底し、再発防止を図るとしている。両件とも、個人情報の不正使用などの事実は確認されていない。また、該当する顧客へ謝罪を行っており、国土交通省への報告も済ませているという。
・リリース(三井不動産住宅リース)
http://www.mitsui-chintai.co.jp/jyutaku/owabi/owabi02.html
http://www.mitsui-chintai.co.jp/jyutaku/owabi/owabi03.html
◎NTT西日本-東海、車上荒らしでNTT西日本名古屋支店の顧客情報52件盗難
NTT西日本名古屋支店とNTT西日本-東海は1日、同名古屋支店が業務を委託している同-東海に所属する社員が盗難にあい、顧客情報を記載した受付票を盗まれたと発表した。盗難事故が発生したのは先月29日午後6時半頃で、同社員は帰宅途中に車上荒らしにあい、顧客の注文内容を記載した受付票(お客様情報)の入った手提げ袋を盗まれた。顧客情報の内容は顧客氏名、住所、電話番号等。口座番号等の情報は含まれていない。件数は法人10件、個人42件で計52件。現時点では盗難情報の不正使用等の事実は確認されていない。
両社は当該顧客に個別に説明とお詫びをしている。また両社はそれぞれ再発防止策をあげ、顧客の信頼回復に全力を挙げるとしている。
・リリース(NTT西日本-東海/NTT西日本名古屋支店)
http://www.ntt-west.co.jp/nagoya/web/newsrelease/2008/080501.html