◎ シービー・リチャードエリス、273名分の顧客情報を含む業務ファイル流出
不動産コンサルティングのシービー・リチャードエリス(東京本社:東京都港区)は23日、顧客情報を含む同社の業務関連ファイルがファイル共有ソフトWinnyを介してネットワーク上に流出したと発表した。同社によると、流出したのは2001年3月~2006年12月までに作成した取引書類の草稿と、商号・氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスなどを記載した顧客リストで、法人の担当者の氏名を含む273名の個人情報が含まれていた。同社名古屋支店の従業員が自宅での作業を行うために、2002年8月から2007年9月にかけてメールやメモリーカードを使って持ち出し、私有パソコンに保存していたところ、昨年の4月2日、12月9日、12月21日の3度にわたってウイルスに感染し保存情報が流出。今月7日に流出の事実を把握し、当該パソコンをネットワークから物理的に隔離。その後の調査で、他の顧客情報の流出がなかったことを確認した。同社では、該当者に個別に連絡し書面などでの謝罪を予定しており、今後は業務関連ファイルのパスワード保護や社外への持ち出しに関する規則の策定、罰則基準の強化などの再発防止策を実施するとしている。・リリース[PDFファイル](シービー・リチャードエリス)
http://www.ikoma-cbre.co.jp/pdf/information0523.pdf
◎ 大阪市水道局、個人情報約500件を含む図面が作業車ごと盗難
大阪市水道局は23日、給水管の引き込み状況などの個人情報約500件を含む図面が作業車ごと盗まれたと発表した。同局によると、同日10時半ごろ、東部水道工事センターの職員が水道配水管調査の作業中に、約10m離れた場所にキーをつけたまま止めていた作業用軽自動車が、何者かに乗り逃げされた。盗まれた作業用車内には、浪速区と天王寺区の一部の住宅約500件分の居住者名(姓のみ)と給水管の引き込み状況などを記載した図面21枚が積まれていた。同局では、該当者に対し訪問または電話で事情説明と謝罪を行うとし、今後は、作業時に十分な注意をもってあたるよう指導を徹底するなど再発防止に努めるとしている。
・リリース(大阪市水道局)
http://www.city.osaka.jp/suido/news/release/h20_kami/tounan200523.html
◎ 江別市立中学校、生徒106名の成績などを含むメモリー紛失
江別市教育委員会は23日、生徒の個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。市教委によると今月20日、市内中学校に勤務する男性教諭(56歳)が休日の学校で仕事をするために出勤する途中、店に立ち寄った際にポケットに入れていたUSBメモリーを紛失した。紛失したメモリーには、担任する学級の生徒38名分の指導要録や学級連絡網、担当する学年106名分の数学の小テストの結果などが記録されていた。市教委では、再発防止に向けて対策を強化するとともに、全教職員に対して個人情報の保護についての徹底を図るとしている。
・リリース(江別市)
http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/info/h200523.html
◎ KDDI、解約者25,568名分の預りデータを保存期間中に誤削除
KDDI(本社:東京都千代田区)は22日、同社の携帯電話ユーザー向けポータルサイト「au one My Page」を解約した顧客25,568名分の預りデータを、解約後90日間の保持期間中に誤って削除したと発表した。同社によると、今月7日~9日に行ったシステムメンテナンス作業の際に、解約後のデータ保持期間の起算日を誤って設定してしまったため、2月8日~5月7日の間に同サービスを解約した顧客25,568名の預りメールやデータフォルダ、カレンダー、ブログ、アルバム、お気に入りURL、Myエリア検索などの保存データが削除。解約後90日以内に再登録した場合に、データの復元ができなくなった。同社は、該当者に対してメールと書面で通知するとともに、今後はチェック作業を多重化し再発防止に努めるとしている。
・リリース(KDDI)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0522/index.html
◎ 大阪府、メール誤配信で登録者43名分の氏名とアドレス流出
大阪府は20日、ニュースレター「OSAKA UP TO DATE」第19号を送信する際、一部の受信登録者の氏名およびメールアドレスが他の受信登録者に開示される形で誤送信したと発表した。発表によると、誤送信は19日午前11時50分ごろに行われ、受信登録者からのメール連絡によって判明した。本来、BCCにて送信すべきところを誤って「宛先」欄から送信したため、受信登録者43名分の氏名とメールアドレスが他の受信登録者に流出した。大阪府は19日、誤送信した受信登録者に対しメールによる謝罪と当該メールの削除の依頼を行った。今後は複数の担当者により送信時のチェックを厳重に行う体制を整えることにより、二度と誤送信が生じないよう徹底するとしている。
・リリース(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/18903.html
◎ 北九州市立菅生中学、生徒~保護者経由で、生徒134名分の成績など流出
福岡県北九州市教育委員会は19日、市立菅生中学校で成績一覧表が生徒に渡り、児童の成績が流出したと発表した。発表によると、3月下旬に男子生徒のカバンに成績一覧表が入っているのを母親が発見し、知人3名とその成績一覧表を見た後、2名がそのコピーを持ち帰った。今月13日に担任がその事実を確認し、15日に成績一覧表の一部を回収。回収できなかった成績一覧表については、破棄されているという。この成績一覧表は1年生の担任、副担任等の7名が通知表等の作成のために所持していたもので、2007年度の1年生134名の氏名と3学期末試験の成績などが記載されていた。市教委は19日、管理職と担任が家庭訪問をし事情説明と謝罪を行い、個人情報の取り扱いについて認識を高めるため、研修等を行うとしている。
・リリース[PDF](北九州市)
http://www.city.kitakyushu.jp/file/03010200/happyou/080519kojinjouhou.pdf
◎ 山梨県、職員のPCから個人情報も含まれる引き継ぎ文書流出
山梨県は19日、職員の私有パソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフトWinny(ウィニー)を介して流出したと発表した。流出したのは、琴川ダムの事務引継書などの県土整備部の文書。今年3月まで「広瀬・琴川ダム管理事務所」の主任だった職員が、業務の引継ぎのために自宅のパソコンで作成したもので、関係者約20名の氏名などが含まれている可能性がある。今月15日夜、ネット掲示板「2ちゃんねる」に流出情報が書き込まれ、流出文書と見られる3点の画像のリンクが掲載。翌16日、県に匿名の通報が寄せられ発覚した。調査の結果、職員の私有パソコンがウイルスに感染していることも確認されたという。
・山梨県
http://www.pref.yamanashi.jp/
◎ 横浜市、907名の児童氏名を記載した「支援担当者名簿」を担当外施設にも誤送付
横浜市は19日、同市児童相談所が所管している児童がいる児童福祉施設等に対して、入所児童の氏名が記載されている「入所児童支援担当者名簿」を送付した際、誤って各施設に対して全施設分の担当者名簿を送付したと発表した。発表によると、16日に「入所児童支援担当者名簿」を一括して南部児童相談所から各施設に発送したが、18日市内のファミリーグループホーム長からの連絡を受け誤送付が判明した。「入所児童支援担当者名簿」には57施設、907名分の児童の氏名および入所施設名が記載されていた。同市は20日までに名簿の回収を行い、今後は事務処理に当たって4児童相談所合同の完成版を児童相談所全体でチェックし、送付の際には送付担当児童相談所において二重チェックを行うとしている。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/me/kodomo/press/file/080519nanbu-jisou.pdf
◎ 経済産業省北海道経済産業局、同報メールを「TO」で送りアドレス192件流出2回
経済産業省北海道経済産業局(札幌市北区)は16日、電子メールの誤送付で192名分のメールアドレスが流出したと発表した。同局によると、今月9日夕方と15日午前、同局が推進するバイオ産業振興施策に関する情報を関係企業や機関の担当者へ送る際、本欄ならば「BCC」欄に入力すべきアドレスをあて先(「TO」欄)に入力してしまったため、送付先192名のアドレスが他の受信者に見える形で配信されてしまった。受信者からの指摘で判明し、同局では直ちに192名全員に謝罪するとともに当該メールの削除を依頼。全職員に対し、外部の複数の者に対してメールを送付する際には、あて先毎に送信するか「BCC」に入力することをあらためて徹底した。
・リリース(北海道経済産業局)
http://www.hkd.meti.go.jp/hokss/kojin_mail/index.htm