◎城東やすらぎグループ・十全病院、患者情報2730名分流出
城東やすらぎグループ・十全病院(石川県金沢市)は6月27日、ウイルスに感染した職員の私有パソコンから、同院の患者情報がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは同院の入院患者ら2730名分の氏名、住所、生年月日、保護者名などで、病名や治療歴などは含まれていない。同院の職員が内規に違反して患者情報をUSBメモリーに入れて持ち帰り、自宅のパソコンで使用していたところ、ウイルスに感染し流出したとみられる。6月25日に外部からの指摘で発覚。これまでのところ、流出情報による二次被害は報告されておらず、同院では該当者に謝罪するとともに、何らかの問題が生じたら同院まで連絡するよう注意を呼びかけている。
・リリース(城東やすらぎグループ)
http://www.jotoyasuragi.jp/owabi.html
◎JR東海、掛川駅のクレジットカード売上票控え1万2993枚を紛失
東海旅客鉄道株式会社(JR東海、本社名古屋市中村区)は27日、掛川駅のクレジットカード売上票の控えを紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは掛川駅南口切符売場で、2008年2月13日から4月30日に利用されたクレジットカード売上票の控えで、総数1万2993枚(8834名分)のうち、顧客署名のあるものが1万2107枚(8497名分)あった。記載されていた情報内容は、顧客の署名、利用クレジットカード会社の略称、下3桁を伏せたクレジットカード番号、取引金額、取引内容など。調査の結果、駅内の倉庫で保管期限の過ぎた帳票類等の廃棄作業を行った際に、誤って一緒に焼却処分された可能性が高いという。これまでに当該売上票の記載情報が不正利用されたとの事実は確認されていない。同社は心あたりの顧客からの問合せに対応する窓口を設け、カード会社の協力を得て必要な措置があれば対応する。また再発防止のため、帳票類の保管や廃棄方法等について、改めて指導を徹底するとしている。
・リリース(JR東海)
http://jr-central.co.jp/news/release/nws000134.html
◎エキサイトの子会社、システム不具合によるID重複発行で会員の個人情報漏えい
インターネット情報サービスのエキサイト(東京都渋谷区)は24日、同社の子会社であるエキサイト・ミュージック エンタテインメント(東京都渋谷区、以下ME)が運営するサイトであるエンタテインメントミュージックチケットガード(以下EMTG)で、最大で98名の顧客の個人情報漏えいがあったと発表した。25日にはMEが、漏えいの原因となったEMTGのシステムの不具合について発表している。両社の発表によると、18日の午後6時49分から午後8時43分にかけて、EMTGで会員IDの重複発行が発生した。原因は大文字と小文字の識別を行なわない不具合で、顧客1人ひとりを特定する内部処理番号について、1つの番号に対して大文字と小文字以外は同じIDを、2つもしくは3つ割り当ててしまった。同じIDを2つ割り当てた場合は、自分の登録情報が、別の会員1人の「Myページ」に表示される(もしくは、自分のMyページに、同じIDをもつ別の会員1人の登録情報が表示される)。3つ割り当てた場合は、自分の登録情報が、別の会員2人のMyページに表示される(もしくは、自分のMyページに、別の会員2人の登録情報が表示される)。前者の現象は92名に、後者は6名の顧客に発生していた。Myページには、氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、メールアドレス、および一部は顔写真が掲載されており、これらの情報が同じIDを発行された会員に閲覧できる状態となった。同社は、98名の該当者全員に状況説明のメールを送るとともに、該当者の質問に答える窓口を開設した。また、システムの不具合を修正し、30日にサービスを再開した。今後は同様の事象が発生しないように万全を尽くすとしている。
・リリース(エキサイト)
http://blog.excite.co.jp/pr/9106389/
・リリース(エキサイト・ミュージック エンタテインメント)
http://tguard.net/static/?maintenance#1
◎コフロック、メルマガ誤配信で会員2000名の氏名とメールアドレス流出
流量計選定システムなどのコフロック(京都本社:京都府京田辺市)は23日、メールマガジンの誤配信により約2000名の会員の氏名およびメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、2日に配信した会員宛てメールマガジンが、作業者の操作上のミスにより、BCCに入力するべきところを宛先に入力してしまった。このため、氏名およびメールアドレスが他の受信者にも見える形で送信され、約2000名のメールアドレスが同社会員に流出した。同社は今後、会員宛てメールマガジンの配信に関しては、宛先設定の誤操作を防止したメールマガジン配信プログラムの構築、オペレーション教育の徹底、目視確認の強化の3点を含めたセキュリティ意識の向上を図り、再発防止に努める。この配信プログラムの改良が完了するまでメール配信を中止するとしている。
・リリース(コフロック)
http://www.kofloc.co.jp/topics/page1_087.html
◎シナネン関東ガス販売、車上荒らしで256軒分の検針伝票控え盗難
LPガスや灯油の供給事業等を展開するシナネン(本社:東京都港区)とその関係会社のシナネン関東ガス販売(本社:埼玉県松伏町、以下関東ガス販売)は20日、関東ガス販売の検針員が顧客宅のLPガス容器の検針業務中に車上荒らしにあい、顧客情報を記載した伝票256枚が盗まれたと発表した。発表によると、同検針員が車に置いていたバッグの盗難に気づいたのは18日午後4時頃で、バッグの中には256軒分の顧客情報(氏名、住所、当月使用量、前月使用量)が記載された「検針伝票控え」が入っていた。同検針員は、ただちに周辺を捜索したが発見できず、翌日に八日市場警察署に盗難の被害届けを提出した。これまでに当該顧客情報が外部に流出し利用された事実は確認されていない。関東ガス販売は該当顧客に個別に連絡し、事情説明とお詫びをしている。また、両社はその他の関係会社とともに再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報が記載された書類の盗難について[PDF]シナネン関東ガス販売)
http://www.himawarigas.com/kanto/topics/080620okyakusamazyouhoutounan.PDF
・お客さま情報が記載された書類の盗難について[PDF](シナネン)
http://www.sinanen.com/info/pdf/080620.pdf
◎横浜市港南区、会計室で高齢者の個人情報3件を含む書類紛失
横浜市は20日、港南区の会計室で3名分の個人情報を含む書類を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは寝たきり高齢者の日常生活用具給付事業の事業者への支払いに必要な書類「実施状況報告書」「紙おむつ給付券」で、当該書類には支給される3名の氏名、住所、電話番号が記載されていた。5月19日に福祉保健課職員が区会計室に支払いに必要な文書を持ち込み、20日に区会計室職員が決裁し、会計係長の書類箱に文書を入れたが、その後、当該文書は紛失し見つかっていない。区役所外部に流出したとは考えられないため、引き続き区役所内部を探しているという。該当者には事情説明とお詫びをしている。同市は個人情報を含む書類の取扱については細心の注意を払うよう指導を徹底するとともに、文書の保管方法を見直すなど再発防止に努めるとしている。
・リリース(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/me/konan/press/press080623.html