◎ 有楽土地住宅販売、顧客情報6名分を記載した書類をFAXで誤送信
住宅仲介やリフォームなどを行う有楽土地住宅販売(本社:東京都中央区)は5日、顧客6名の情報が記載された書類をFAXで誤送信したと発表した。同社によると、誤送信が発生したのは8月5日。書類には、顧客6名の氏名、住所等が記載されていた。同社では、該当する顧客に直接会って事実を報告し謝罪。所轄官庁の国土交通省へ報告を行った。万一、顧客に被害が発生した際は、真摯に対応するという。同社では再発防止のため、顧客の個人情報が記載された書類の取扱い方法を見直し、その慎重な取り扱いについて周知徹底するとともに、個人情報に対する従業員の意識を一層向上させるよう努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](有楽土地住宅販売)
http://www.yuraku.jp/contents/privacy/fax080905.pdf
◎岩手県軽米町、特養ホーム入所希望者181名の個人情報がWinny経由で流出
岩手県軽米町の特別養護老親ホームいちい荘へ過去に入所を希望していた181名の個人情報が、ネット上に流出した可能性があることがわかった。ファイル共有ソフトのWinny(ウィニー)を介して流出したとみられる。5日朝、町役場に届いた匿名のFAXにより判明した。町によると、FAXには同ホームの内部情報がネット上に流出していると書かれており、ネット掲示板2ちゃんねるに流出情報が書き込まれていることを確認したという。書き込みがあったのは4日。書き込みの内容から、同ホームの元所長(62歳)が所有するパソコンから情報が流出したとみられている。流出した可能性があるのは、2004年3月時点の入所希望申込受付簿と入所希望者名簿で、181名分の氏名、住所、電話番号などが含まれている。書き込みでは、流出したのは7月で、ほかに百数十名の氏名、住所、電話番号を含むゲートボールクラブの名簿も流出しているとされている。
・軽米町
http://www.town.karumai.iwate.jp/
◎ レンタルサーバーから北海道の2大学の学生情報554名分が流出
北星学園大学(札幌市厚別区)と、札幌学院大学(北海道江別市)は5日、学生の個人情報が漏えいしたと発表した。両大学の発表や報道によると、札幌学院大の非常勤講師も務めている北星学園大の経済学部教授が、レンタルサーバーに学生の個人情報を保存。この情報が外部からアクセスできる状態になっていたという。北海道新聞の報道によると、北星学園大では同教授の講座を受講している学生505名の学籍番号、氏名、成績評価が漏えい。札幌学院大によると、同大で現代ファイナンス論を履修した49名の学籍番号、氏名、成績評価が漏えいした。教授は7月下旬に、利用しているレンタルサーバーにこれらのデータを保存。8月19日、外部の人物から教授あてに、データを閲覧しダウンロードしたとのメールが届いたという。教授は8月21日にデータを削除した。これまでに情報の悪用による被害の報告は入っていないという。北星学園大では、再発防止のため、情報管理を徹底していくとしている。札幌学院大では、個人情報の慎重な取り扱いについて教職員や非常勤講師に対し指導管理を徹底するとしている。
・リリース(北星学園大学)
http://www.hokusei.ac.jp/main/info/detail.cgi?number=477
・リリース(札幌学院大学)
http://www.sgu.ac.jp/news/do050b00000024zp.html
◎ 稚内信用金庫、顧客情報を記録した書類11万4023件分を誤廃棄
稚内信用金庫(本店:北海道稚内市)は5日、顧客の個人情報が記録された一部書類を誤廃棄していたと発表した。同金庫によると、本店と10の支店において、伝票綴り(約7700件分)、解約済口座の預金印鑑票(約1700件分)、ATMの取引記録(約3万7000件分)、渉外支援送信結果表と渉外活動日報(約4万1400件分)など、11万4023件の情報を含む11種類の書類が誤廃棄されていた。1998年4月から現在までの10年保存が必要な書類を調査した結果、誤廃棄が判明したという。書類には、顧客の氏名、住所、電話番号、口座番号、取引金額などの情報が含まれていた。同金庫では、保管期限が過ぎた書類に当該書類が混入し、誤ってシュレッダー処理をした可能性が極めて高いとしている。また、情報の持ち出しは困難で、外部には流出していないとみている。同金庫は、書類取り扱いの厳正化を図り、再発を防止するという。また、この件について同金庫から顧客に連絡をとることはないので、同金庫の名をかたる連絡に注意してほしいとしている。
・リリース[PDFファイル](稚内信用金庫)
http://www.wakashin.co.jp/news/01_080905.pdf
◎ 日新信用金庫、2名分の顧客情報を含む書類紛失
日新信用金庫(本店:兵庫県明石市)は5日、2名分の顧客情報を含む書類4枚を紛失していたと発表した。同金庫によると、同金庫の緑が丘支店(兵庫県三木市)で、8月18日に顧客が定期預金の切替手続きに来店した際、定期預金印鑑票4枚が所定の場所に保管されていないことが判明した。同印鑑票には、顧客2名の氏名、住所、生年月日、電話番号、口座番号、届出印影、預入額が記載されていた。紛失の原因は特定できていないが、2006年3月に行った印鑑照合システム登録作業の際には当該印鑑票があったことから、これ以降に他の廃棄書類に紛れて誤廃棄した疑いが強いという。同金庫では、該当する顧客に紛失の事実を説明した。また、書類誤廃棄を防ぐためシュレッダーの厳格な取扱いを徹底し、個人情報記載書類の取扱いについて全職員に注意を喚起して、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](日新信用金庫)
http://www.nisshin-shinkin.co.jp/cgi/data/whatsnew/attached/3d398c193a71-58fb-bf08-bf87-1220579264.pdf
◎ 神奈川県立高校、生徒の情報372件を記録したフロッピーを職員室内で紛失
神奈川県は5日、県立平塚江南高校(神奈川県平塚市)で、生徒の個人情報372件が入ったフロッピーディスク(以下FD)を紛失していたことを明らかにした。県によると、紛失が判明したのは8月25日。FDは同校の男性教諭(55歳)が7月上旬に作成したもので、教諭は7月中旬から8月中旬にかけてFD9枚を職員室内の貴重品ボックスから取り出して作業を実施。作業終了後には同ボックスに戻して施錠していたが、毎回枚数の確認はしていなかったという。FDには、昨年度の2年生のうち「数学II」「数学B」を履修していた254名と、今年度の3年生のうち「数学III」「数学C」を履修している118名の氏名、クラス名、出席番号と、当該教科の試験の点数や成績が保存されており、パスワードは設定されていなかった。江南高校では、保護者に謝罪文書を配布し、説明会を開催。今後、校内での個人情報管理の徹底を図るという。県教委では、全校において、USBメモリやFD等の記録媒体の内容について、管理職による全教職員への聴取、確認を行うとしている。
・リリース(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/press/0809/020/index.html
◎ 石川社会保険事務局、目的外の個人情報閲覧で職員を懲戒処分
石川社会保険事務局(石川県金沢市)は4日、6月に公表した小松社会保険事務所(石川県小松市)職員による業務目的外閲覧行為について、関係職員に対し4日付で処分を行ったと発表した。同事務局によると、業務目的外で個人情報を計322回閲覧した非常勤職員を停職2月、同職員へのコンプライアンス研修が不十分であったとして、研修担当者である当時の小松社会保険事務所課長を訓告の処分とした。また、部下職員への指揮監督が不十分であったとして、石川社会保険事務局長に対し、厳重注意処分を行った。ほかに、小松社会保険事務所で訓告相当、石川社会保険事務局で厳重注意相当の処分対象者がいるが、すでに退職しているために処分できないという。石川社会保険事務局では、再発防止のため、所長会議等において個人情報保護対策の徹底と強化について指示を行い、全職員に対し個人情報保護の重要性の認識、浸透を図るという。また、職員研修を通じて、個人情報保護の周知徹底と意識の啓発を図るとしている。
・リリース[PDFファイル](石川社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~ishikawa/oshirase/zimusyoriayamari/200904siyobun.pdf
http://www.sia.go.jp/~ishikawa/oshirase/zimusyoriayamari/200627ziko.pdf
◎相鉄不動産販売、資料請求者に50名分の顧客名簿を同封し誤送付
相鉄不動産販売(横浜市西区)は4日、資料請求者に50名分の顧客名簿を同封し誤送付したと発表した。発表によると、同社コージーライフ百合ヶ丘販売センターで8月3日、来場者50名の個人情報を記載した「お客様名簿」を、他の来場者1名宛てに資料を発送する際、誤って同封し送付した。8月30日に誤送付した顧客から連絡があり、事実を確認した。ただちに同社社員が誤送付先を訪問し、謝罪とともに当該名簿を回収した。名簿に記載されていた個人情報は、氏名、住所、年齢、家族数、住居形態、勤務先、年収、購入予算額、自己資金額、購読新聞、同社との打合わせ内容。同社は該当顧客に電話連絡の上、お詫び状を送付した。また、全社員が基本的動作を遵守することにより、同様の事故を起こすことがないよう努めていくとしている。
・リリース(相鉄不動産販売)
http://www.sotetsu-re.co.jp/news.asp?topics_no=71
◎JR東海、新大阪駅助役がカード情報含む顧客情報564件収録のUSBメモリー盗難
JR東海(本社:名古屋市中村区)は3日、新大阪駅の社員(助役)がカード情報を含む顧客情報564件を収録したUSBメモリーを入れた鞄を盗まれたと発表した。発表によると、盗難があったのは8月29日未明、大阪市の路上で、同社員は帰宅途中だった。盗難に気付いた直後、付近を捜索したが見つからず、警察署に被害届を提出した。当該USBメモリーには、2006年7月から2008年8月の間、新大阪駅で利用されたクレジットカード売上票(駅控)の一部の写し、およびそのリスト641枚が収録されていた。情報内容は、405名分の顧客氏名、利用クレジットカード会社の略称、クレジットカード番号、取引金額、取引内容等(有効期限除く)。ほかに、同期間に新大阪駅で顧客から寄せられた意見等の写し約150件分(159名分の顧客氏名、電話番号等が記載)、新大阪駅社員の住所録等(氏名、生年月日、住所、電話番号等が記載)なども収録されていた。これまでに当該情報が不正に利用された事実は確認されていない。 同社では、会社の文書等の社外持ち出しは原則禁止していたが、同社員は無断で情報を私物のUSBメモリー等に記録し、持ち出していた。同社は連絡可能な顧客には直接、事実の説明をしている。その他の顧客については問合せ窓口を設けている。同社はクレジットカード会社の協力を得て、必要な措置があれば対応していくとしている。
・リリース(JR東海)
http://jr-central.co.jp/news/release/nws000175.html
◎情報技術開発、メール誤送信で協力会社のアドレス流出
情報処理サービス企業の情報技術開発(本社:東京都新宿区)は2日、同社の協力会社宛てに電子メールを送る際、誤って送信先全員のアドレスが表示される状態で送信したと発表した。発表によると、1日、同社の開発部門の従業員が、協力会社宛てに技術者の紹介を依頼するメールを送る際、誤って送信先全員のメールアドレスが表示される状態で送信したという。同社は全ての送信先に電話または電子メールで、今回の事態の謝罪と当該メールの削除依頼を行った。今後は従業員に対して個人情報保護教育を再徹底し、厳重・適正な管理を行うとしている。
・リリース(情報技術開発)
http://www.tdi.co.jp/oshirase/20080902.htm
◎大阪市水道局、検針業務委託業者が個人情報記載の「お知らせ票」2件紛失
大阪市水道局は、検針業務委託業者が個人情報記載の「水道使用量等のお知らせ」(以下お知らせ票)2件を紛失したと発表した。発表によると、紛失があったのは今月1日午後2時25分頃。同局が水道メーターの検針業務を委託している民間事業者の点検員が、顧客の水道メータを点検した際に発行するお知らせ票を大正区で2件紛失した。ただちに近辺を捜索したが発見できず、港警察署へ紛失届を出した。当該票には、顧客の氏名、調定番号、使用水量、請求予定金額が印字されている。同局は、民間事業者に対し個人情報の取り扱いについて指導を徹底し、再発の防止に努めていくとしている。
・リリース(大阪市)
http://www.city.osaka.jp/suido/news/release/h20_kami/kojin.html
◎ペット用品の旧通販サイトに不正アクセス、顧客情報1万8374件流出か
ペット用品のネットショップ「ドッグワンライフ(DOG ONE LIFE)」を運営するホッタ(本社:東京都渋谷区。今年3月に堀田株式会社からホッタ株式会社に改名)は1日、2004年1月から2007年5月まで運営していた旧ショップのサイトから、顧客のデータ1万8374件が流出したおそれがあると発表した。このうち4808件にはクレジットカードの情報も含まれており、不正使用による被害がこれまでに約30件報告されている。同社によると、流出のおそれが高いのは、「ドッグワンライフ」の旧ショップで会員登録または注文をした顧客の情報1万8374件。氏名、住所、電話番号、携帯電話番号、メールアドレス、年齢、性別、職業と、4808件分についてはクレジットカードの番号や名義、有効期限も含まれている。6月下旬、クレジット会社から情報漏れについて同社に問い合わせがあり、調査したところ、6月21日に中国から不正アクセスがあったことがわかったという。同社では、この件に関して問合せ窓口を設置した。また、流出の可能性がある顧客には郵送で案内をするという。公表が遅れたことについて同社は、詳細調査に時間がかかったためだとしている。同社では、2004年1月から2007年5月まで「ノスパ・インターナショナル」名義で旧ショップを運営し、楽天市場や、Yahoo!ショッピング(2007年10月で退店)にも出店。2007年5月にショップを新しいサイトに移転したが、旧サイトについてはトップページを差し替えたのみで、コンテンツがそのままの状態になっており、旧ショップでの商品販売が終了した後も、会員登録が可能となっていた。このため、同社は、2007年6月以降に旧ショップへ会員登録をした顧客も、情報流出の対象だとしている。なお、移転後の新しいショップは現在、改装中ということで閉鎖されている。
・リリース[PDFファイル](ホッタ)
http://www.hottaweb.co.jp/information/pdf/080901report.pdf