◎愛知県、Winnyのウイルス感染で委託先から職員の研修資料が流出
愛知県は24日、職員を対象に開いた研修の資料がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは、県が2005年11月に開き職員29名が受講した「エクセル応用研修」の資料で、受講者の氏名や研修の動機、試験の点数などが記載されたアンケートも含まれていた。研修は名古屋市中村区の業者「ピコ・ナレッジ」に委託しており、研修の講師を担当した同社元社員の自宅のパソコンが、今月、ウイルスに感染。パソコンに残っていた当時の資料が、Winnyを介して流出した。21日夕方、ネット掲示板「2ちゃんねる」に流出情報と画像投稿サイトに投稿された流出物のサンプル画像のリンクが書き込まれ、同日、県に寄せられた匿名のFAXで発覚した。県は、委託先に情報管理の改善策を検討するよう指示し、今後は委託業者の情報管理の指導を徹底するとしている。流出元となったピコ・ナレッジは25日、社員が退職する際のデータ消去手続に不手際があり、確認作業も不十分だったとする謝罪文を同社のホームページに掲載した。
・リリース(愛知県)
http://www.pref.aichi.jp/0000018754.html
・リリース(ピコ・ナレッジ)
http://www.pico.co.jp/importance080924.html
◎ 横浜市立城郷小学校、校長が児童5名の標語作品を置き忘れ紛失
横浜市教育委員会は22日、港北区内の市立城郷小学校の校長が、児童5名の標語作品を帰宅途中のタクシー内に置き忘れ紛失したと発表した。市教委によると、紛失したのは同小の5、6年生5名が応募した「社会を明るくする運動」の標語作品で、半紙に墨書きされ、学校名と学年、氏名が記載されていた。19日夕方、校長は校内研修を終えて学校を出た後、JR新横浜駅付近で会食。午後10時頃にJR菊名駅からタクシーで帰宅した際に、車内に置き忘れたという。校長は翌日、5作品を港北区社会福祉協議会に届ける予定だった。菊名駅周辺3区のタクシー業社に電話したが応募作品は見つからず、20日夕方、菊名駅前交番に遺失物届を提出。21日、児童5名の家を訪問して事情を説明し謝罪。作品の再作成を依頼した。
・リリース[PDFファイル](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200809/images/phpV2hSQa.pdf
◎アニコム損害保険、顧客10名分の保険契約申込書類が配送中に紛失
ペット保険のアニコム損害保険(東京都新宿区)は22日、保険契約の申込書類10名分が運送会社の配送中に紛失したと発表した。同社によると、紛失した書類には顧客の氏名、クレジットカードの名義人とカード番号の一部、契約どうぶつに関する証券番号や契約期間などが記載されいた。同社代理店が今月4日、当該書類を同社に送付するため運送会社に配送を依頼。12日になっても届かないため、集荷伝票控を元に運送業者に問い合わせたところ、集荷記録がないことが判明。業者では、車内や事務所内を捜索したが発見できず、紛失した可能性が高いとの回答があった。同社は19日、警察署に届出を行うとともに運送業者に引き続き捜索するよう依頼。該当者には、事情説明と被害が発生した場合などの連絡先を通知。これまでのところ、不正使用などの報告は無いという。同社は、運送業者に対し管理強化と再発防止を要請するとともに、社内での顧客情報の管理徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(アニコム損害保険)
http://www.anicom-sompo.co.jp/company/news/news_080922.html
◎ルシェルシュ、封筒の裏面に別の顧客の宛名ラベル貼り誤送付
子供服の洋裁型紙を販売するルシェルシュ(愛知県 一宮市)は20日、封筒の宛名ラベルの貼り間違いが32件発生した可能性があると発表した。同店では、封筒の表面に顧客の、裏面に同店の住所や名前を印刷したラベルを貼って発送しているが、9月11~19日に発送準備完了メールを送信した32件について、封筒の裏面に誤って他の顧客の宛名ラベルを貼った可能性があるという。同店では、誤送付の可能性のある顧客に連絡し、裏面ラベルの確認を依頼しており、状況がわかり次第サイト上でも報告するとしている。
・リリース(ルシェルシュ)
http://www.recherche.ne.jp/hpgen/HPB/entries/64.html
◎ ジェイアイエヌ、都内のメガネ店で31名分のオーダー表を紛失
ジェイアイエヌ(本社:群馬県前橋市)は19日、同社が経営するメガネ小売店「JIN's代官山店」(東京都渋谷区)で、31名分のオーダー表を紛失したと発表した。紛失したのは、8月11日~17日に同店でメガネを購入した顧客のオーダー表で、顧客の氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、購入したメガネの度数情報が記載されていた。同社では、各店舗のオーダー表を本社に送り管理しているが、9月12日到着予定分が未着だったため同店に照会したところ、発送の形跡はなく、店内を探したが見つからなかった。誤って他のゴミと一緒に廃棄業者に引き取られ、処分された可能性が高いという。同社では、該当者に対し事情の説明と謝罪を行っており、今後は再発防止に向け、オーダー表の管理・廃棄手順の見直しなどの必要な改善策を策定、実行するとしている。
・リリース(ジェイアイエヌ)
http://www.jins-jp.com/news/091908.html
◎倉敷市、委託先が胸部レントゲン集団検診受信者253名の個人情報含むFD紛失
倉敷市は、市が実施した胸部レントゲン集団検診受信者253名の個人情報を含むFDが紛失したことを発表した。市より集団検診業務を受託していた財団法人淳風会(岡山市)が19日に発表したところによると、紛失したFDに記録されていたのは、8月8日に倉敷市児島の「上の町集会所、上の町幼稚園、沖熊公会堂、岡熊公会堂、黒田乳業味野店」の5検診会場で実施した胸部レントゲン集団検診の受診者253名分の個人情報。情報の内容は、氏名、生年月日、住所、性別、整理番号で、健康診断結果等の医療情報や金銭に関する情報は記録されていない。8月20日に児島保健センターから同財団へ受渡す過程で所在不明となり、8月26日昼頃に所在不明が発覚した。現在、児島保健福祉センターとともに捜索を続けているが、発見できていない。同財団は今後、各施設ならびに本部の監査機能を強化するとともに内部管理体制に対する指導を徹底し、再発防止に努めていく。
・倉敷市
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/
・リリース[PDFファイル](淳風会)
http://www.junpukai.or.jp/apology1.pdf
◎ JAみやぎ仙南、車上荒らしで3名分の顧客情報を記載した書類盗難
JAみやぎ仙南(本店:宮城県柴田町)は18日、角田市にあるJAみやぎ仙南角田介護支援センターで、顧客情報を記載した書類入りカバンが盗まれたと発表した。発表によると、先月28日、訪問介護者から買い物を依頼された介護ヘルパーがスーパーの駐車場に車を止めて買い物をしていたところ、ドアの鍵がこじ開けられてカバンが盗まれた。カバンの中には、3名の氏名、生年月日、被保険者番号などが記載された「介護予防サービス提供票」などが入っていた。JAでは、警察署に被害届けを出すとともに、該当者に事情を説明して謝罪。今後は、個人情報が記載された書類の持ち出し時に常時携行を徹底するなどして、再発防止に努めるとしている。
・リリース(JAみやぎ仙南)
http://www.ja-miyagisennan.jp/event/20080917.html
◎ 愛知社会保険事務局、7~8月に5件・9名分の書類誤送付
愛知社会保険事務局は18日、事務局と管内の社会保険事務所で7~8月に起きた書類誤送付事故5件を公表した。事務局の共同事務センターでは、7月23日に3名分の健康保険・厚生年金保険標準賞与額決定通知書を、7月28日に1名分の健康保険被保険者証を、7月30日に1名分の健康保険被保険者証を、それぞれ別の事業所に誤送付した。管内の事務所では、7月28日に舞鶴社保事務所で2名分の納付書を、8月20日に大曽根社保事務所で2名分の健康保険・厚生年金保険標準報酬決定通知書を、それぞれ別の事業所に誤送付した。書類には、被保険者の氏名や氏名、住所、生年月日などが記載されていた。センターや事務所では書類の発送時に複数名で作業を行っているが、いずれも確認が不十分であり、今後は発送作業時の複数人による再確認を徹底させるとしている。
・リリース[PDFファイル](愛知社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~aichi/info/kishahappyou/2008/200918.pdf
◎九州幸銀信用組合、大分支店で2700名分の顧客情報を記載したマイクロフィルム紛失
九州幸銀信用組合(本店:熊本県熊本市、10月1日より福岡市博多区)は17日、大分支店で顧客約2700名分のマイクロフィルムを紛失したと発表した。同組合によると、紛失したのは1997年4月分の当座、普通、定期、定期積の預金元帳と1997年4月~2001年12月分の割引手形、手形貸付、証書貸付の元帳を記録したマイクロフィルムで、顧客の氏名と顧客番号、口座番号、貸出番号、残高、取引金額などが記載されていた。先月7日、同支店で顧客の取引履歴を確認しようとしたところ、一部が所在不明になっていることが判明。内部調査を続けたが発見には至らなかった。これまでに紛失情報の悪用は報告されておらず、同組合は支店内で誤って廃棄処分した可能性が高いと見ている。同支店での紛失を受け、全店で点検作業を実施したが同支店以外での紛失はなかったという。同組合は再発防止に向け、顧客情報管理強化のための体制整備に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](九州幸銀信用組合)
http://www.kyushukougin.co.jp/okyakusamajyoho-funshitu.pdf