◎ 百十四銀行、丸亀支店で769口座分の顧客情報を記載した書類41枚紛失
百十四銀行(本店:香川県高松市)は9月30日、丸亀支店(同丸亀市)で顧客情報769件が記載された書類を紛失したと発表した。紛失したのは、同支店で顧客情報の整備作業に使用していた資料41枚で、個人740名と法人29社の名前、住所、電話番号、口座番号、生年月日や設立年月日が記載されていた。先月3日、当該資料を使って作業をしようとしたところ、なくなっていることが判明。誤って廃棄書類に混入し、シュレッダーにかけた可能性が高いという。同行では、該当者に謝罪文を送付。今後は顧客情報の保管・管理に関する基本事項の遵守を全従業員に徹底、再発防止に取り組むとしている。
・リリース(百十四銀行)
http://www.114bank.co.jp/newsrel/2008_01/owabi.htm
◎JA岡山西、Winnyのウイルス感染で451名分の顧客情報流出
JA岡山西(岡山県倉敷市)は9月30日、井原西支店(同県井原市)に勤務する男性職員の私有パソコンから顧客情報が流出したと発表した。流出したのは、預金者の管理簿や報告書などで、職員が担当する同支店管内の顧客451名の氏名や住所、口座番号などが記載されていた。同JAでは顧客情報の持ち帰りを禁止していたが、職員は無断でUSBメモリーに入れて持ち帰り、自宅のパソコンで作業をしており、昨年11月末にウイルスに感染しWinnyを介して流出したとみられる。9月20日夜、ネット掲示板に流出を指摘する情報と画像投稿サイトに投稿された画面コピー3点のリンクが書き込まれ、22日に匿名のFAXが寄せられ発覚した。同JAでは今後、個人情報の管理体制と職員教育を徹底し再発防止に努めるとしている。
・リリース(JA岡山西)
http://www.jaokanishi.jp/info24.htm
◎静岡県立高校、約1500名分の生徒情報を含むノートパソコン2台盗難
静岡県は9月29日、県立浜松湖南高校で、生徒の成績や名簿が保存されたノートパソコン2台が盗まれたと発表した。発表によると、盗難があったのは同26日午後5時頃から27日午前8時20分頃にかけて。27日の同時刻に出勤した教員が、自分の机の上にあった個人所有のノートPC1台がなくなっていることに気づいた。さらに、この日午後2時頃、鍵のかかった机の引き出し中に保管していた個人所有のノート型パソコン1台がなくなっていることが確認された。これらのパソコンには、合わせて約1500名分の生徒の個人情報が含まれていた。生徒情報の内訳は、生徒の成績(2007年度277名分、2008年度191名分)、剣道部生徒の氏名、現住所、電話番号等が記載された名簿(平2007年度35名、2008年度40名)、女子バスケットボール部生徒21名の氏名。同校は28日に盗難状況の確認を行い、同日午後に緊急の職員会議を開催し、被害届を警察機関に提出。29日に全校生徒に対し事情説明と謝罪を行うとともに、全員の保護者に対し文書を送付した。当該生徒の保護者に対しては、30日夜に臨時保護者会を開き、経過説明と謝罪を行う。
県は、盗難とはいえ、情報セキュリティ実施手順を厳格に遵守していれば防止できたとし、各校における情報セキュリティの運用を再度見直し、再発防止の指導を徹底するとしている。
・生徒の個人情報(成績等)の盗難(静岡県)
http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha08.nsf/9f1acbc926670f74492568010000c977/35e79cd7abffb937492574d30083671e?OpenDocument
◎ 茨城県立中央病院、Winnyのウイルス感染で患者情報流出のおそれ
茨城県病院局は9月29日、県立中央病院(笠間市)の業務情報が病院情報システムの保守を委託している日本アイ・ビー・エム(日本IBM、本社:東京都港区)社員の私有パソコンから流出したと発表した。発表によると、流出した可能性があるのは患者1名(故人)のID、性別、住所、電話番号、病名を含むファイル2件と、契約書など同院職員の名前などを含むファイル106件、保守作業報告書などのその他のファイル853件。当該社員は、業務情報を保存したハードディスクを無断で持ち出し自宅のパソコンに接続。今年6月頃にウイルスに感染し、Winnyを介して流出したと見られる。8月1日夕方、流出を指摘する情報がネット掲示板に書き込まれ、同社の別の社員が発見し発覚した。県では、流出したおそれのある患者の家族に事情を説明し謝罪。日本IBMに対し当該職員の処分と再発防止策の徹底を求めるとともに、情報の外部持ち出しに対する規制措置を講じた。
・リリース(茨城県)
http://www.pref.ibaraki.jp/news/2008_09/n080929_01.html
◎ヒューマンシステム、採用説明会応募者と社員の個人情報含むノートPC紛失
システム開発を行うヒューマンシステム(東京都港区)は9月26日、同社従業員が個人情報を含むノートパソコンを紛失したと発表した。紛失したのは9月22日で、同従業員が移動中の電車内で当該パソコン1台を置き忘れた。ただちに駅の忘れ物窓口に確認し、同日中に管轄の警察署に遺失物届けを提出したが、現時点で発見されていない。当該パソコンには顧客の個人情報は含まれていないが、同社の採用説明会に応募した学生、および同社の一部社員の情報が含まれていた。個人情報の内容については精査を行っている段階だという。現時点ではインターネットへの流出など二次的被害は確認されていない。同社は再発防止策として、社内規定をもとにした社員教育の徹底をはかり、個人情報の保護管理に尽力していくとしている。
・リリ―ス[PDFファイル](ヒューマンシステム)
http://www.humansystem.com/20080926.pdf
◎ のぞみ信用組合、45口座分の預金関係書類を置き忘れ一時紛失
のぞみ信用組合(本店:大阪市中央区)は26日、顧客情報を記載した預金関係書類を取引先の事務所に置き忘れたと発表した。発表によると、置き忘れた書類には個人43名と法人2社の名前、住所、電話番号、預金取引内容などが記載されていた。今月2日、守口支店の渉外担当者が営業活動中に置き忘れ、8日に同事務所で発見され回収した。当該取引先以外の外部への流出がないことを確認しており、顧客情報の不正利用などの連絡や問い合わせもないという。同組合は、個人情報管理の徹底・強化に取り組み、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](のぞみ信用組合)
http://www.nozomi.shinkumi.jp/oshirase0809.pdf
◎ 熊本県、徴税吏員証と滞納者42名の領収控え盗難
熊本県は26日、税務課の男性職員が徴税吏員証と現金領収証綴りが入ったバッグを紛失したと発表した。現金領収書綴りには、預金を差し押さた滞納者42名の名前が記載されていた。県によると、職員は同日、市内3か所の駐車場で車内にバッグを置いたまま車から離れており、その間に盗まれた可能性が高いという。徴税吏員証は、税の徴収や財産の差し押さえの際に提示する身分証明書で、現在、10月1日付けで無効になるよう手続きを進めているが、不審な訪問などがあったら県税務課まで連絡するよう呼びかけている。
・リリース(熊本県)
http://www.pref.kumamoto.jp/asp/news.asp?page_flag=top&i_news_no=13733
◎ 大阪市、国民健康保険料の訪問徴収用連絡カード108件を紛失
大阪市健康福祉局は26日、国民健康保険料の訪問徴収用連絡カード108件を紛失したと発表した。発表によると、紛失し連絡カードは被保険者の住所や氏名、保険料の徴収であることを特定しにくいように工夫されているものの、被保険者証の番号や保険料額などが記載されており、同局では電話連絡や訪問で事情説明と謝罪を行っている。今月22日、訪問徴収業務を委託している民間事業者から第一報が入り、状況調査を指示。24日に108件を紛失したとの報告があった。業者では、日々の業務終了後に事務所内の施錠付保管庫で管理していたが、事務所内を捜索しても見つからず、警察署に遺失届を提出した。同局は、指導を徹底し再発防止に努めるとしている。
・リリース(大阪市)
http://www.city.osaka.jp/kenkoufukushi/pre/080926_loss.html