◎中津川市、国保坂下病院の患者情報等99名分を持出し紛失した職員を戒告処分
中津川市は3月31日、国保坂下病院の患者情報99名分を私物パソコンに保存して持ち出し、紛失した医療技術職員を戒告処分にしたと発表した。発表によると、同職員は2月25日、患者99名分の情報を私物パソコンに保存して自宅へ持ち帰り、車内に置き忘れてしまった。26日に車内にあったパソコンが盗まれたことに気付き、同日午前6時30分頃に交番に被害届を提出したが、発見に至っていない。市は、行政に対する信頼を失墜させたとして、地方公務員法にのっとって戒告処分とした。また、同病院院長、副院長、事務局長、技術主査、病院部長の5人を管理監督者として厳重注意処分とした。
・リリース(中津川市)
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/press/?p=1567
◎ 東京ガス、12世帯分の検針票を一時紛失
東京ガス(本社:東京都港区)は3月31日、ガスメーターの検針を委託していた子会社「東京ガス・カスタマーサービス甲府事業所」(山梨県甲府市)の作業員が、顧客情報を記載した「検針票」12枚を紛失したと発表した。発表によると、作業員が3月30日午後1時30分頃、甲府市内のマンションの検針作業を終えて集合ポストに検針票を投かんしていたところ、79世帯のうち12世帯分がなくなっていることに気付いた。検針票には、顧客の氏名や建物の名前、部屋番号、ガスの使用量、金額などが記載されていた。同日、警察に紛失届を提出し、翌31日に該当者全員に事情説明と謝罪を行ったところ、夜までに12世帯すべてのポストに検針票が入っていたことが確認された。拾った人がポストに投かんしたものと見られる。
・リリース(東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20090331-01.html
◎ 三菱UFJ証券、顧客情報流出の可能性あり調査
三菱UFJ証券(本社:東京都千代田区)は3月30日、顧客情報の一部が外部に流出した可能性があり調査を開始したと発表した。発表によると、流出の可能性があるのは昨年10月以降に新たに口座を開設した顧客の氏名、住所、電話番号、勤務先情報など。3月中旬以降、同社に提出した連絡先に無関係の不動産会社や投資会社から勧誘が入るようになったとの相談が22件寄せられたという。同社は、流出の有無は確認できていないものの流出した可能性が高いとして、緊急対策本部を設置し調査を進めており、進捗や詳細については随時公表するとしている。
・リリース[PDFファイル](三菱UFJ証券)
http://www.sc.mufg.jp/company/press/pdf/press20090330_2.pdf
◎広島県教委、Shareを介し児童情報44名分を流出させた教諭を懲戒処分
広島県教育委員会は3月30日、Shareを介して児童のテスト結果一覧など44名分の個人情報を流出させた東広島市内の公立小学校男性教諭(42歳)を減給10分の1の懲戒処分とした。個人情報を学校外に持ち出す際には校長の許可を得ることとなっていたが、教諭は許可を得ずにデータを外付けHDDに入れて自宅に持ち帰り、Shareがインストールされた自宅パソコンに接続。2月9日、ウイルス感染により情報がネット上に流出した。また教諭は、流出に関する調査の過程でShare使用について虚偽の報告をし、同ソフトを削除して証拠の隠滅を図っていた。
・リリース[PDFファイル](広島県)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/www/contents/1235960566689/files/210330kyoushokuin_shobun.pdf
◎ 群馬県教育委員会、生徒259名分の成績入りメモリー盗難で桐生市立中学校教諭を処分
群馬県教育委員会は3月30日、生徒259名分の成績などが入ったUSBメモリーの盗難で桐生市立中学校の教諭を戒告処分にしたと発表した。教諭は3月5日、自宅に停めた車の中にメモリーを入れたカバンを放置。助手席の窓ガラスが割られ、カバンごと盗まれた。USBメモリーなどのリムーバブルメディアの盗難や紛失は、昨年度の個人情報流出事故件数の約1割程度だが、その4割が学校関係者によるもの。学校関係の個人情報流出事故に限れば、6割近くがリムーバブルメディアによるもので、先月公表されただけでも旭川市立小学校、東広島市立小学校、札幌市立小学校、鳥取環境大学などでメモリーの盗難や紛失が起きている。価格も安く手軽で便利なUSBメモリーだが、取り扱いには十分注意し、多少割高でも暗号化などのセキュリティ機能付きの製品を使うようにしたい。
・リリース(群馬県)
http://www.pref.gunma.jp/cts/contents?CONTENTS_ID=77792
◎ 横須賀市立小学校、特別支援学級の児童3名の通知表紛失
神奈川県横須賀市教育委員会は3月30日、市立小学校で特別支援学級の児童3名の通知表を紛失したと発表した。発表によると、昨年10月の秋休み明けに担当の教諭が児童から通知表を受け取り、校長室内の金庫に保管。先月16日に後期分の評価を記入しようと金庫を開けたところ、通知表がなくなっていたことに気付いた。通知表には、児童の氏名、前期の生活面や学習面などの目標や課題、評価、保護者の氏名、印影などが記載されていた。 校内を捜したが見つからず、17日に学校長へ報告。教育委員会へ報告するとともに、翌日までかけて再度校内を捜索したが見つからず、該当児童の保護者に経緯を説明して謝罪したという。市教員は今回の紛失について公表していなかったが、3月27日付の神奈川新聞に掲載されるなどし、30日に報道発表が行われた。市教委は今後、紛失と盗難の両面での対応を検討するとともに、学校長会議を開催し個人情報の管理を徹底するよう指導していくとしている。
・リリース(横須賀市)
http://www.yokosuka-benri.jp/db/nagekomi/n100003044.html
◎ 北九州市立篠崎保育所、車上荒らしで園児55名の名簿盗難
北九州市は30日、小倉北区の市立篠崎保育所の職員が車上荒らしにあい、本年度の園児5クラス、55名分の氏名、生年月日、クラスを記載した名簿を盗まれたと発表した。発表によると、27日夜、職員は帰宅途中にレストランに立ち寄り、その日の職員会議で使用した名簿を入れたサブバッグを車内に置いて、同店の駐車場に車を止めた。食事を終えて車に戻ったところ、窓ガラスが割られ、車内に置いてあったサブバッグが盗まれており、ただちに110番通報し小倉北警察署に盗難届けを提出した。市は今後、市内の全保育所に対する注意喚起や個人情報の取り扱いについての認識を高めるための研修などを予定しており、同保育所では、保護者に対し早急に事情説明と謝罪を行うとしている。
・リリース[PDFファイル](北九州市)
http://www.city.kitakyushu.jp/file/03010200/happyou/090330kojinnjouhou.pdf
◎ オルビス、熊本の店舗でポイントカードの入会申込書26名分を紛失
化粧品製造販売のオルビス(東京都品川区)は3月27日、熊本市内の店舗「オルビス・ザ・ショップ熊本鶴屋New‐S店」でポイントカードの入会申込書を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは3月16日と17日に同店で入会手続きを行った顧客26名分の申込書で、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日が記載されていた。同店では、3月18日に運送会社を通じて本社に発送したが、24日になって届いていないことが判明した。同社では該当者を特定できないため、問い合わせ窓口を開設し心当たりのある人に連絡を求めている。
・リリース(オルビス)
http://www.orbis.co.jp/small/8090327/
◎ トムソンコーポレーション、メールの配信先リスト274名分がHPで閲覧可能に
情報ソリューションプロバイダーのトムソンコーポレーション(東京都千代田区)の事業部「トムソン・ロイターサイエンティフィック」は26日、顧客274名のメールアドレスなどが記載されたメールの配信先リストが、ホームページ(HP)で閲覧可能な状態だったと発表した。発表によると、閲覧可能だったのは2006年8月11日時点で同社の医薬品関連の情報提供サービス「トムソンファーマ」の更新情報の配信を希望していた顧客274名分の配信リスト。うち79名のメールアドレスにはフルネームが含まれており、48名分には漢字表記の氏名も含まれていた。2006年当時、メールで送信した更新情報をHPに掲載する際に誤って配信先リストも一緒にアップロードしてしまったという。今月5日に顧客からの指摘で発覚しHP上から削除した。同社は、再発防止に向けてHPの作成・管理システムの改変を行うほか、第三者による社内の個人情報管理システムの点検なども実施するとしている。
・リリース(トムソンコーポレーション)
http://www.thomsonscientific.jp/announce.shtml
◎アパマンショップの会計監査人、のべ2万2792件分の個人情報を含むパソコン盗難
アパマンショップホールディングス(本社:東京都中央区)は3月26日、同社の会計監査人の霞ヶ関監査法人(東京事務所:東京都千代田区)の監査職員が、同社の財務関連情報の一部が保存されたノートパソコン1台を盗まれたと発表した。発表によると、3月9日午後7時頃、同職員が東京都新宿区の喫茶店において、ノートパソコン1台の入った鞄を盗まれた。当該パソコンには、同社グループの平成20年9月期および平成21年9月期第1四半期の財務関連情報が保存されており、そのなかにはのべ2万2792件の個人情報が含まれていた。大多数は氏名と取引の簡易情報のみで、クレジットカード番号、銀行口座などの情報は含まれていないという。職員は所轄の警察に被害届を提出したが、発見には至っていない。現在のところ、盗難パソコンに含まれていた情報の不正使用などの事実は確認されていない。パソコンはパスワードにより保護されているという。同社と同法人は、該当する個人情報の詳細を確認する作業を早急に進め、該当者への通知について可能な限り誠実に対応するとしている。今後の再発防止策として、同法人はノートパソコン、記憶媒体の管理、取り扱いを厳格にするなど情報管理体制の強化を図る。同社も社内外の情報管理体制の再徹底を図るとしている。
・リリース[PDF](アパマンショップホールディングス)
http://www.apamanshop-hd.co.jp/pdf/ir/irnews443_20090326sai.pdf
・リリース[PDF](霞ヶ関監査法人)
http://www.recsmi.com/jp/PC-3.pdf
◎ 群馬銀行、沼田支店でATMの取引データ7700口座分を記録したCD紛失
群馬銀行(本店:群馬県前橋市)は25日、同行沼田支店でATM(現金自動預払機)の取引データを記録したCD-R 1枚を紛失たと発表した。発表によると、紛失したのは昨年8月22日から10月28日までの取引記録約7700口座分で、顧客のカナ氏名や口座番号、取引日時、取引金額、取引後残高、振込先の情報などが含まれる。昨年11月にCD-Rに記録後、所在が分からなくなっており、店内で紛失したと見られる。情報は暗号化されているので、仮に外部に流出したとしても読み取ることは困難だという。同行は、再発防止の徹底に努めるとしている。
・リリース(群馬銀行)
http://www.gunmabank.co.jp/info/gbnotice/gbnotice0327.html
◎ 京都桂病院、770名分の患者情報を含むメモリー紛失
京都桂病院(京都市西京区)は25日、患者の個人情報を770名分を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。同院によると、紛失したメモリーは医師の指示で医局事務員が保管していたもので、今月5日の使用後、制服のポケットに入れたらしい。11日に紛失したことに気付き、更衣室などを捜索するとともに、クリーニング業者や清掃業者にも確認したが見つからなかった。メモリーには2006年9月から昨年9月までの2年間に、同院消化器内科の外来で3名の医師に受診していた患者758名と院内連絡用の患者12名の氏名や性別、生年月日、病名、治療法などが記録されていた。同院では、該当者に対し事情の説明と謝罪の文書を郵送するとともに、問い合わせ窓口を設置。情報管理を徹底し再発防止に努めるとしている。
・リリース(京都桂病院)
http://www.katsura.com/info/usblost/usb_lost.html