◎パナソニックFSエンジニアリング、メール誤送信で34名のメルアド流出
電子部品実装システムの販売・サービス等を行うパナソニックFSエンジニアリング(本社:東京都品川区)は4月20日、メールの宛先設定を誤り、取引先など社外の14名へメールを誤送信したと発表した。発表によると、3月17日、同社社員が宛先の設定を誤って業務メールを送信。メール本文には、顧客1名の会社住所、会社名、所属、担当者の姓が記載されており、宛先欄には顧客と取引先、および同社従業員のメールアドレスが合計34件、記載されていた。同社は該当者にお詫びと報告をし、関係省庁にも報告を行った。これまでのところ、漏えいした個人情報が不正に使用された形跡は確認されていない。同社は、再発防止の徹底に努めると共に個人情報の取扱いについて万全を期すよう取り組んでいくとしている。
・個人情報漏えいに関するお詫びとご報告(パナソニックFSエンジニアリング)
http://panasonic.co.jp/pfseg/news/pdf/20100420.pdf
◎ 東京都美術館サイト、関係者の個人情報14件を了解を得ないまま掲載
東京都は4月20日、東京都美術館のサイトにおいて、関係団体の代表者または担当者の氏名と電話番号14件を了解なく掲載していたと発表した。都によると、同サイトではこれまで、館を利用する公募団体263団体の展覧会情報や問い合わせ先を公表してきたが、改修のため美術館を休館するのに伴い、休館中の問い合わせに対応する目的で、4月5日に各団体の連絡先氏名と電話番号をサイトへ追加。追加にあたり14団体について、同情報をサイトで公表する旨の説明が不十分だった。4月19日に個人情報の取り扱いについて問い合わせがあり、事態が判明。都では、直ちにこの情報の公開を中止した。また、説明が不十分なまま個人情報が掲載されていた団体に経緯を報告して謝罪するとともに、掲載対象の全団体に対し、改めて今回の情報提供の趣旨を説明の上、掲載について了承を得るとしている。
・東京都美術館のウェブサイトにおける個人情報掲載にあたっての説明不足について(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/04/20k4l100.htm
◎慶應義塾生活協同組合、8893名分の個人情報を含むUSBメモリー紛失
慶應義塾生活協同組合(本部:横浜市港北区)は4月20日、個人情報が記録されたUSBメモリーと書類を、生協本部職員が帰宅途中に紛失したと発表した。発表によると、4月16日午後8時20分頃、当該職員が東急線車中にUSBメモリーが入った鞄を置き忘れた。東京メトロ、埼玉高速鉄道、都営地下鉄に落し物届け出がないか確認を続けているが、まだ発見されていない。4月17日に遺失物届けを最寄り警察署に提出した。当該USBメモリーに含まれていたのは、2010年度入学の2759名(学部生2586名、院生28名、高校生144名、中学生1名)、2009年度入学の5527名(学部生5142名、院生1名、高校生384名)、2008年度入学の学部生1名、2007年度入学の2名(院生1名、高校生1名)、計8289名の氏名や一部住所、出資金・共済保険掛金払込金額など。また2007年当時の生協パート職員224名の氏名や一部住所なども含まれていた。紛失書類には、生協パート職員380名分の店舗名、氏名、年間所得額、社会保険料額が記載されていた。生協本部対策委員会は、事実確認や該当者全員へのお詫びと連絡、関係各方面への報告、再発防止に向けた取り組みを開始した。また、問い合わせ窓口を設置し、被害が拡大しないよう大学関係部署とも連携し取り組んでいくとしている。
・個人情報紛失に関するお詫びとご報告(慶応大学生協)
http://www.keio-coop.or.jp/html/2010/04/post-101.html
◎西京銀行、本店営業部で推定1786件の顧客情報を記載した書類を紛失
西京銀行(本店:山口県周南市)は4月19日、本店営業部において、顧客情報を記載した融資関係書類の一部を紛失したと発表した。発表によると、3月初旬、過去の融資案件の受付状況を確認するため書庫内を調べていたところ、内部資料等の一部が所在不明となっていることが判明。ただちに内部調査を実施したが、現在まで発見に至っていない。所在不明となっているのは、2006年10月から2008年3月までの融資案件に関わる内部資料、および個人情報の取扱に関する同意書で、当該書類に記載されていた情報は、推定で1786件の顧客の氏名、申込日、申込金額など。内部調査の結果、これらの資料は、2009年2月の書類整理作業時において廃棄書類に混入して誤廃棄した可能性が高く、外部に流出した可能性は極めて低いという。これまでに同件に関するとみられる問い合わせ等はない。同行は今後、書類整理廃棄作業に関するルールの再検証を行うとともに、必要に応じてルールを見直し、そのうえで同ルールを徹底する。また、職場研修等により個人情報保護に関する意識を向上させ、顧客情報の取扱いを厳正化していくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](西京銀行)
http://www.saikyobank.co.jp/information/pressrelease/pdf/100419-1.pdf
◎大阪市、阿倍野区役所で個人情報6名分を記載した照会文書を紛失
大阪市は4月16日、阿倍野区役所で個人情報が記載された照会文書を紛失したと発表した。発表によると、3月25日、金融庁から「2月3日付貸金業務取扱主任者の登録基準に関する調査について」の回答が届かない旨の連絡を受けた。同区で調べたところ、当該郵便物を2月18日に受理したことは確認できたが、当該文書は発見できなかった。当該文書は金融庁が「貸金業務取扱主任者の登録の拒否事項に該当しないか」に関し、本籍地の市区町村に照会するもので、6人の氏名、本籍、生年月日が記載されていた。担当部署の「住民情報担当」では、個人情報が記載された不要書類はシュレッダー処理を基本とし、その他の書類は個人情報の記載がないことを確認のうえ廃棄処分としている。このため外部流出のおそれはなく、不要書類にまぎれ、シュレッダー処理した可能性が高いという。当該住民への対応は、5名には連絡がついて経緯説明と謝罪を行った。残り1名についてはまだ連絡がつかないが引き続き連絡を取っていく。同区住民情報担当では今後、公用照会文書についても他の文書処理と同様に、文書の収受発送状況を逐一記録し、再発防止に努めていくとしている。
・阿倍野区役所住民情報担当での個人情報を記載した文書の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/abeno/0000077117.html
◎ メッセサンオー、通信販売の顧客2024名の個人情報が閲覧できる状態に
PCゲーム等を販売するメッセサンオー(本社:東京都千代田区)は、通信販売システムの脆弱性により、Googleならびにリンクを記載した掲示板等において、顧客の個人情報が閲覧できる状態になっていた問題について、4月16日、追加情報を発表した。発表によると、4月16日現在で、2024名分の氏名、メールアドレス、会員パスワード、性別、住所、年齢、生年月日、携帯/一般加入電話番号、購入履歴等の情報が漏えいしたことが判明している。この問題についての第1報は、4月2日に発表された。漏えいは3月29日、顧客の指摘により判明。原因について同社は、通信販売システムプログラムの問題により、Googleの検索結果から管理者パスワードが漏えい、悪用されたとしている。Googleに管理者画面のURLが登録された理由については、Google社に問い合わせ中だという。同社では、漏えいが確認された顧客にメールで連絡し、補償の品を発送。情報の二次流出について監視を行っている。
・個人情報流出に関するお詫びとこれまでのお知らせにつきまして(メッセサンオー)
http://www.messe.gr.jp/
◎神奈川県立高校、生徒の個人情報31名分を含むUSBメモリー紛失
神奈川県教育委員会は4月14日、県立大師高校の教諭が生徒の個人情報等の入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、当該教諭は4月9日金曜、個人所有の当該USBメモリーを鞄に入れ、勤務終了後に友人と飲酒。帰宅のため電車に乗り、自宅の最寄駅で下車した際、鞄の紛失に気がついた。週末の10日、11日に個人で鞄を捜索したが発見できなかった。12日月曜日にJRから連絡が入り確認したところ、本人の鞄ではなかった。13日夕方、当該教諭は校長に報告。鞄は現在まで発見されていない。USBメモリーに記録されていた内容は、当該教諭が昨年度担当していたクラスの生徒の氏名、緊急連絡先31名分(パスワード設定なし)、および当該教諭が担当する教科の成績および生徒指導に関する記録 (パスワード設定あり)。県立学校においては、私物記録媒体の持込みは原則禁止しており、また生徒の個人情報の校外持出しの際は、管理職の許可を得る必要があるが、当該教諭は無許可で持ち出していた。同校は該当生徒および保護者に説明と謝罪を行い、校内における個人情報の管理の徹底を図る。また、県教育委員会は各県立学校にUSBメモリーの取扱いについて通知を出すとともに、16日開催の県立学校長会議において、あらためて趣旨の徹底を図る。
・県立大師高等学校における個人情報データの紛失について(神奈川県教育委員会)
http://www.pref.kanagawa.jp/press/1004/033/index.html
◎ 国民生活センター、各種委員等50名分の個人情報含むUSBメモリー紛失
国民生活センターは14日、個人情報を含む業務関連情報が保存されたUSBメモリを紛失したと発表した。センターによると、10日午前0時半頃から午前1時頃までの間に、帰宅途中の職員がJR東日本山手線の電車内で眠っていたところ、手元にあった鞄がなくなった。職員は新宿駅職員に知らせるとともに、最寄りの新宿警察署の交番に遺失物届を提出。12日に、当該職員の名刺が入った鞄を見つけたので最寄りの駅に預けておく旨の申し出があり、預け先の駅で鞄を受け取ったものの、在中品のうちUSBメモリ3個と現金等が紛失していた。USBメモリーには、同センター関係の各種委員等50名分の氏名、所属(職業)、住所、電話番号、年齢等が含まれていた。このほか業務関連資料も保存されていたが、内容は精査中。同センターでは、当該職員に対し厳重な処分を行う予定。また、個人情報の管理、保管の徹底およびセンター外への持ち出し禁止の徹底を図り、全職員を対象に研修を行って、個人情報保護の対策に取り組むとしている。
・独立行政法人国民生活センターにおけるUSBメモリの紛失について(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/info/data/in-20100414.html
◎浜松信用金庫、顧客情報が記載された抵当権設定契約証書1枚を紛失
浜松信用金庫(本部:浜松市中区)は4月13日、原島支店で顧客情報が記載された抵当権設定契約証書1枚を紛失したと発表した。発表によると、顧客から抵当権の一部解除の申出を受け、手続きをするため書類を確認したところ、抵当権設定契約証書の紛失が判明した。紛失した当該証書には、2名分の氏名と住所が記載されていた。同庫は顧客へお詫びをし、その申出に対応している。現時点で紛失証書は発見されていないが、これまで情報が不正利用されたという事象は発生していない。同庫は今後、再発防止に向けて管理態勢の見直しや職員の意識向上に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](浜松信用金庫)
http://www.hamamatsu-shinkin.jp/topics/pdf/100413.pdf
◎ きらやか銀行、顧客情報を含む還元帳票データ4,269件を紛失
きらやか銀行(本店:山形県山形市)は12日、顧客情報を含む還元帳票データ4,269件分を紛失したと発表した。同行によると、2007年5月7日から2009年12月30日までの期間を対象に、全店一斉に個人情報管理に関する点検を行ったところ、個別取引に関する還元帳票データの一部、4,269件分の紛失が判明した。帳票に記録されていた情報は顧客の氏名、口座番号、金額など。営業店内部で誤廃棄した可能性が極めて高いという。同行では、監督官庁へ報告を行った。また、個人情報を厳正に取り扱うために、研修会等により役職員の意識醸成を図る、新たに指導チームを立ち上げて営業店を指導する、大量データの本部集中保管や電子帳票化への移行等によって、漏洩リスクの極少化を図るなどの対策を実施していくとしている。
・個人情報管理状況内部調査の結果について[PDF](きらやか銀行)
http://www.kirayaka.co.jp/info/pdf/10041202.pdf