◎リロケーション・ジャパン、顧客情報20万件がファイル交換ネット上に流出
住宅に関する企業福利厚生のコンサルティング等を行うリロケーション・ジャパン(本社:東京都新宿区)は9月22日、同社が保有する顧客情報約20万件がファイル交換ネットワーク上に流出したことを明らかにした。同社の発表によると、取引先から通報を受けて調査を行った結果、8月25日に流出事実を確認した。約1か月後の情報開示となったのは、外部専門業者のアドバイスで情報拡散と二次被害の防止を最優先したためという。同社は借上社宅の管理業務を受託して行っている。流出が確認されたのは、その賃貸物件の所有者情報6万5534件(氏名、賃貸物件情報および所有者情報)、および入居者情報12万9598件(氏名、住所等)、合わせて19万5132件にのぼる。同社は、これら該当者に対する連絡を進めている。これまでのところ、流出情報を用いた不正取引などの二次被害は確認されていない。同社は現在、外部アドバイザーの協力を得ながら、流出元、流出経路、アップロード元等に関して調査を行っており、調査によって判明した事実や再発防止策などについては随時報告するとしている。流出情報については拡散状況の監視を続け、万が一の際には拡散防止対策がとれる態勢を維持していく。警察には刑事告訴の相談を開始したという。
・お客様情報の流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](リロケーション・ジャパン)
http://www.relocation.jp/pdf/20100922.pdf
・お客様情報の流出に関するお知らせ[PDF](リロ・ホールディング)
http://www.relo.jp/news/pdf/20100922.pdf
◎アフラック、販売代理店が契約者1300名の情報を含むCD-R1枚を紛失
アメリカンファミリー生命保険(略称アフラック、東京都新宿区)は9月22日、同社の販売代理店において、顧客情報を記録したCD-R1枚を紛失したと発表した。発表によると、販売代理店は奈交自動車整備(奈良県奈良市)。紛失したCD-Rには、契約者1300名の情報が記録されていた。情報内容は、氏名、性別、生年月日、所属コード、職員番号。本人の連絡先(住所、電話番号)、契約内容、口座やカード情報などは含まれていない。顧客情報のメンテナンスを行う過程で、このCD-R1枚の所在不明が判明したもので、誤廃棄の可能性もあるという。現時点では発見されていない。同社は今後、代理店の教育・指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・当社販売代理店によるお客様情報の紛失について[PDF](アメリカンファミリー生命保険)
http://www.aflac.co.jp/news_pdf/2010092200.pdf
◎UR都市機構、本人確認を誤って家賃を誤徴収、他人名で領収書を誤交付
都市再生業務を行う独立行政法人のUR都市機構(本社:横浜市中区)は9月21日、UR賃貸住宅を管理している住宅管理センターにおいて、誤交付による顧客情報の漏えいが1件あったことを明らかにした。発表によると、9月10日、同センターに家賃等の支払いに訪れた顧客に対し、業務受託先(住宅管理協会)の職員が、団地名、部屋番号、氏名(フルネーム)を確認しないまま、同姓の別の顧客と思い込み、誤った家賃等の額で収納を行い、別の顧客名の領収証を交付した。その後、誤交付先の顧客から氏名等が異なる旨の指摘を受け、誤収納と誤交付が判明した。誤交付した書類には、氏名、団地名、住戸番号、家賃等の額と対象月が記載されていた。同機構は誤交付先の顧客に対し経緯説明とお詫びをし、領収証の回収を行った。また、誤って書類を作成した顧客に対しても、経緯説明とお詫びをした。同機構は、家賃等の収納に際し個人情報の確認を行う旨、改めて徹底する。
・家賃等の誤収納及び領収証の誤交付について[PDF](UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/kyusyu/20100921_gokouhu.pdf
◎横浜市中区福祉保健センター、生活保護受給者の個人情報1件を持ち出し紛失
横浜市は9月19日、中区福祉保健センターにおいて個人情報が記載された生活保護記録1件の紛失があったと発表した。発表によると、同センター保護課のケースワーカーが、9月17日午後6時から午後8時30分まで、区内の地域ケアプラザでケアマネージャーの勉強会に参加。発表事例の資料として一人の生活保護記録の一部をコピーして持参した。会議終了後、同コピーをバッグに入れて持ち帰ったが、帰宅途中で当該バッグを紛失した。紛失に気付いたのは翌18日午前5時30分頃で、降車したJR横浜線大口駅に徒歩で戻りつつ探したが見つからず、直前に立ち寄った飲食店も閉店後で確認できなかった。午前6時頃に駅前の交番で遺失物届を提出した。紛失したコピーには、受給者本人の本籍地、住民登録地、住所地など生活保護の記録と、親族の氏名・住所が記載されていた。19日午前10時頃、同ケースワーカーの上司が該当者宅を訪問し、紛失の経過説明と謝罪をし、了解を得た。同区保護課では、執務室外に個人情報を持ち出すことを原則禁止とし、業務上の必要がある場合は移動距離を最短として持ち帰るルールを定めている。今回はこのルールに従っておらず、管理に対する注意も不十分だったとし、課内研修を通して再発防止に取り組むとしている。
・個人情報が記載された生活保護記録の写しの紛失について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201009/images/phpeh9P6c.pdf
◎ゆうちょ銀行、プログラムの不具合でカード郵送の宛名欄に他者の氏名等を誤印字
ゆうちょ銀行(東京都千代田区)は9月17日、「JP BANK JCBカード」を顧客に郵送する際、郵便物の宛先欄に、本来の受取人の氏名と住所のほかに、無関係の他者の氏名と住所の一部も誤って印字されていたと発表した。発表によると、同社はクレジットカード業務をジェーシービー(本社:東京都港区)に委託しており、ジェーシービーはカードの発送業務を他社に再委託している。その再委託先で、宛先印字プログラムに不具合が生じ、この宛先欄の誤印字が発生した。問題は宛先の印字のみで、郵送したカード自体に問題はない。また、カードは、正当な宛先が記載された書留郵便で送付されていることから、カード名義人以外の人に誤って配達される可能性も極めて低い。しかし同社は、受け取った顧客の不安解消のため、郵便物は回収の上、新たなカードを発行するという。また、万が一に備えて当面の間、カード不正利用の検知機能を強化する。対象となるカードは、9月13日と14日に発送された計1万933件で、うち4118件はすでに配達済となっている。同社は今後、原因究明とともに委託先の管理徹底を図り、再発防止に取り組むとしている。
・JP BANK JCBカードを送付する郵便物の宛先欄への誤った情報印字について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2010/abt_prs_id000592.html
◎住友林業ホームテック、事務所移転で顧客情報を含む段ボール箱1個を紛失
住宅リフォームなどを行う住友林業ホームテック(本社:東京都千代田区)は9月17日、43名分の顧客情報を紛失したと発表した。発表によると、同社の近畿地方の支店が9月7日から8日にかけて事務所移転を行った際、顧客別の工事関係書類を梱包した段ボール箱1個を紛失した。所在不明であることが判明したのは9日午後6時頃で、事務所内を捜索したが発見できなかった。新事務所への搬入物以外は、全て溶解廃棄処理しており、処理対象に紛れ込んだ可能性が高いという。同社は該当する全ての顧客に対し、担当者より事態の報告とお詫びをしている。万一、個人情報漏えいに伴う不審な問合せ等があった場合に備え、同社内に連絡窓口を設置した。同社は社内指導を徹底し、信頼回復に努めていくとしている。
・お客様情報の紛失事態について(住友林業ホームテック)
http://www.sumirin-ht.co.jp/news/100917.html
◎大阪府岸和田市、市立保育園の園児28名分の名簿が車上荒しで盗難紛失
大阪府岸和田市は9月17日、市立保育所の保育士が個人情報の入ったカバンを盗まれたと発表した。発表によると、9月14日午前8時15分頃、市立八木北保育所の保育士が、熊取町内にある別の保育所に自分の子どもを預けに行った約10分の間に、同所の駐車場で車上荒しにあった。運転席の窓ガラスが割られ、後部座席の下に置いていたカバンが盗まれた。カバンには、勤務する保育所で使用するノートが入っており、当該ノートには担当する園児の氏名(4歳児、28名分)を書いたクラス名簿を貼っていた。保育士はただちに泉佐野警察署に盗難届けを出した。市は今後、職員に対し個人情報の適切な管理の徹底を図るとしている。
・個人情報の入ったカバンの盗難に係わるお詫びとお知らせ(岸和田市)
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/3/20100917bag.html
◎ササキスタジオ、取引先の個人情報を含む社用PHSを紛失
広告写真やデジタル画像、映像制作などを行うササキスタジオ(本社:東京都千代田区)は9月16日、取引先の個人情報を含む社用PHSを紛失したと発表した。発表によると、9月10日午後10時頃、同社社員が退社後にPHSを入れた鞄の盗難に気づき、最寄りの交番に盗難届を出した。当該PHSには、取引先の氏名、会社名、電話番号、メールアドレスが保存されている可能性があるという。当該PHSにはセキュリティロックが設定されていた。またWILLCOM へ連絡し使用停止の措置を行った。現在までのところ、当該PHSが使用されたという報告はなく、同社は被害拡大の可能性は少ないと予想している。同社は社内体制の見直しを含めた対策を早急に取りまとめ実施するとしている。
・社用 PHS 紛失のお詫び[PDF](ササキスタジオ)
http://www.sasakistudio.co.jp/img/company/20100916.pdf
◎ゆうちょ銀行、貯金事務センター11か所で個人情報約3500件を紛失
ゆうちょ銀行(東京都千代田区)は9月16日、全国の貯金事務センターの書類の保管・保存状況の調査を行った結果、約3500件の個人情報の紛失が判明したと発表した。発表によると、全国12か所の貯金事務センター等を調査し、小樽、仙台、横浜、東京、長野、名古屋、大阪、広島、徳島、福岡の各貯金事務センターと沖縄エリア本部の11か所で書類紛失が確認された。紛失書類は、国債等証券購入申込書(2000年5月~2003年1月に国債の買取請求を受けたもの)、および定額郵便貯金預入申込書(1968年6月~1983年12月に定額郵便貯金の預入申込みを受けたもの)合わせて約3500件。紛失書類に記録されている主な情報は、顧客の住所、氏名、生年月日、口座の記号番号、取引金額、印影など。内部で誤廃棄した可能性が高く、情報漏えいの可能性は低いという。これまでに関連しての照会等はない。同行は該当の貯金事務センター等に個別指導を行うとともに、全貯金事務センターに社内ルールの徹底を図るなど顧客情報管理を強化し、再発防止に努めるとしている。
・貯金事務センターにおける保管・保存書類の調査結果について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2010/abt_prs_id000591.html
◎横浜市立小、児童や保護者の個人情報記載書類を電車に置き忘れ紛失
横浜市は9月16日、市立平安小学校の教諭が、児童の個人情報を記載したファイルを1冊、紛失したと発表した。発表によると、15日午前7時30分ごろ、同小の教諭が、当該ファイルが入った風呂敷包みを電車の網棚に置き忘れ、紛失した。ファイルには、同教諭が今年度に担当している6学年のクラスの学級名簿(男子18名、女子14名)、漢字テストの得点15回分、学級の住所録(児童氏名、生年月日、保護者名、住所、電話番号、兄弟姉妹名)が入っていた。同教諭はJR川崎駅忘れ物センターに連絡して捜索を依頼し、学校に出勤。校長は午前9時15分に教育委員会学校担当へ連絡した。学校は交番に紛失届を提出するとともに、可能性があるすべての駅に連絡し確認を行ったが紛失物は発見できなかった。同校は当該児童と保護者に連絡と謝罪を行っている。市教育委員会は今後、教職員の個人情報に関する意識を高め、情報管理のあり方を再認識するなど継続的な研修を実施し、再発防止を徹底するとしている。
・市立小学校における個人情報の紛失について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201009/images/phpmi8dvc.pdf