◎大阪市水道局、検針員の「お知らせ」誤投函で個人情報2件が漏えい
大阪市水道局は3月10日、顧客の水道メーターを検針した際に発行する「水道使用量等のお知らせ」2件を誤って別の顧客宅のポストに投函し
たと発表した。発表によると、3月8日、同局お客様センターに2名の顧客から、別人の「お知らせ」が投函されているという連絡があった。事実確認を行ったところ、3月7日、水道メーターの検針業務を委託していた業者の検針員が都島区内のマンションの検針を行った際「お知らせ」2枚を誤って別の顧客のポストに投函していたことが判明した。当該書類には顧客の氏名、使用水量、調定番号、請求予定金額等が記載されていた。同局は該当顧客宅を訪問して事情説明と謝罪を行うとともに、同じマンション内で一部の連絡のとれない顧客を除き、同様の事案がないことを確認した。当該検針員がマンション各戸のポストに投函する際に部屋番号の確認を怠ったことが原因という。同局はこれまで受託事業者に対し、アンケート調査と個別指導、外部講師による研修など様々な取り組みを進めてきたが、今回の事故を踏まえ、全従事者を対象に個別の面談を行うなど、一層厳しく指導していくとしている。
・水道局大宮営業所における「水道使用量等のお知らせ」の誤投函について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000116104.html
◎ろっこう医療生活協同組合、個人情報7000件を含むノートパソコンを紛失
ろっこう医療生活協同組合(兵庫県神戸市)は3月10日、最大7000件の個人情報が記録されたノートパソコンを紛失したと発表した。発表によると、2月25日、骨粗鬆症チェックに関する個人データが記録されたノートパソコンが所定の場所にないことが判明した。組合は対策本部を設置し、警察署に紛失届を提出したうえで、現場周辺や同組合の全事業所などを捜索したが、発見に至らなかった。当該ノートパソコンに記録されていた個人情報は、カタカナ名、生年月日、性別、骨粗鬆症チェック検査日、検査結果など。紛失データのバックアップがとれていないため、該当者を特定することができないという。3月10日時点で、紛失した個人情報の第三者への流出や不正利用などの被害は確認されていない。同組合は今回の紛失を猛省し、今後も継続して紛失パソコンの捜査、個人情報流出の可能性の調査を継続していく。また、全職員に対する教育・指導の再徹底と、今後の再発防止策を実施するとしている。
・個人情報を含むノートパソコンの紛失に係わるお詫びとご報告[PDF](ろっこう医療生活協同組合)
http://www.rokko-mcoop.or.jp/notice/info11/110310.pdf
◎軽自動車検査協会、車両の盗難で顧客情報を含む書類807件を紛失
軽自動車検査協会(東京都新宿区)は3月10日、三重事務所の職員の自家用車が盗難にあい、顧客の個人情報を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、3月2日夕刻から3日早朝にかけて、当該職員の自宅駐車場で自家用車が盗まれた。車内には、3月2日に三重事務所四日市出張検査場で検査を受けた軽自動車の継続検査関係書類一式807件が置いてあった。書類の内訳は、継続検査申請書・旧自動車検査証・自動車重量税納付書・保安基準適合証が632枚、自動車検査票が175枚。これらの書類に、顧客の氏名、住所、車両番号が記載されていた。協会は所轄の警察署に盗難等被害届を提出したが、3月10日現在、発見には至っていない。協会は、該当顧客に事態を報告し謝罪する文書を郵送した。また、名義変更、自動車検査証再交付などの不正な手続きを未然に防ぐため、電算システムによるチェックを行っている。協会は個人情報の保護管理の重要性の認識を改めて徹底し、出張検査時の情報管理を見直し、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報の盗難がありました[PDF](軽自動車検査協会)
http://www.keikenkyo.or.jp/cgi-bin/02/cmsperl/binout.cgi?src=frontpage/00061_003.pdf&ext=pdf&alt=
◎浦安市立中学、教諭が生徒188名分の個人情報を含むUSBメモリー紛失
浦安市は3月10日、市立中学校の教諭が個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、3月8日、当該教諭が出勤したところ職員室内の自席に保管してあったUSBメモリーが紛失していることに気づいた。当該USBメモリーには、1学年188名分の個人情報や職員会議の資料などが記録されていた。教諭は校長および教頭に事情を報告し、同校は9日、浦和警察署に届出た。現在のところ発見されていないが、情報が悪用されたなどの連絡はない。当該USBメモリーは教諭の私物で、同市教育委員会では私物の記憶媒体を公務では使用しないように決めていた。教諭はUSBメモリーを自席の机に保管していたが施錠はしていなかったという。同校は3月10日、臨時保護者会を開き保護者に事情を説明した。市教育委員会は同日臨時校長会を開催し、改めて情報セキュリティの確保を徹底するように指導した。
・市立中学校教諭が個人情報記録のUSBメモリ紛失(浦安市)
http://www.city.urayasu.chiba.jp/item23805.html#itemid23805
◎三豊総合病院、患者の個人情報85件を含むUSBメモリー紛失
三豊総合病院(香川県観音寺市)は3月9日、患者85名の個人情報が保存されていたUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、紛失が判明したのは2月5日。同院の職員が院外に持ち出したUSBメモリーを紛失していることに気づき、院内や自宅、外出先などを探したが発見できなかった。同院は報告を受けた後、顧問弁護士と対応について協議するとともに監督官庁および警察への届出を行った。紛失したUSBメモリーには、2007年1月から2010年7月の間に椎弓形成術等を施行した患者のID、氏名、年齢、性別、診断名、術式、手術年月日などの個人情報が記録されていた。同院では2月24日より該当患者85名に面談または電話で事情報告と謝罪を行い、3月8日現在、80名まで終了している。当該職員に対しては戒告処分とした。同院は再発防止のため、医療安全委員会で原因究明と対応策の実施を進めている。今後は個人情報に関する職員の意識改革に取り組み、個人情報保護の徹底に努めるとしている。
・個人情報の漏えいについて[PDF](三豊総合病院)
http://www.mitoyo-hosp.jp/press.pdf
◎新潟県、個人情報6名分を含む県指定介護保険事業者の指定申請書を紛失
新潟県は3月9日、県指定の介護保険事業者の指定申請書類を2事業所分、紛失したと発表した。発表によると、事業所は居宅介護支援事業所(新潟市中央区)および特定福祉用具販売事業所(新潟市東区)で、申請書類には各事業所それぞれ3名(法人代表者、事業所管理者、事業所従業者)、計6人分の個人情報が含まれていた。個人情報の内容は、氏名、生年月日、住所、役職名や経歴、資格など。事業所の利用者の個人情報は含まれていない。県によると、昨年10月中旬から県内全事業所のファイルの内容確認作業を開始し、今年3月上旬に確認作業を終え、当該書類の紛失が判明した。紛失原因は、2000年度の介護保険制度開始、および2004年度の制度改正に伴う一斉指定の際に、大量の申請書類を処理するなかで、誤って廃棄したものと県は推測している。一括廃棄のため、外部流出の恐れは低いという。県は3月8日、該当事業所に説明と謝罪を行った。今後はファイルの保管状況の定期確認の実施、決裁後の指定申請書類の保管手続きの明確化等により書類の適正管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・「介護保険事業者 指定申請書類」が紛失していることが判明しました(新潟県)
http://2009influ.pref.niigata.lg.jp/kourei/1299618094995.html
◎ NHK郡山支局、顧客の氏名を記載した放送受信料帳票1枚を紛失
NHKは3月9日、郡山支局(福島県郡山市)で昨年8月、放送受信料の帳票1件を紛失していたことが判明したと発表した。発表によると、昨年8月17日、福島県白河市において、受信契約した際の帳票1件を紛失していた。郡山支局が業務点検を進めるなかで判明したという。紛失した帳票には、顧客の氏名が記載されていた。住所、電話番号その他の個人情報は記載されていない。当時、紛失したと思われる周辺の調査を実施したが発見には至らなかった。同局は、該当顧客に直接会ってお詫びと説明をし、理解を得た。NHKは再発防止のため、個人情報の取り扱いにいっそう注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(郡山支局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase110309.html
◎全国健康保険協会熊本支部、書類の誤送付で個人情報1件漏えい
全国健康保険協会熊本支部(熊本県熊本市)は3月8日、「健康保険限度額適用認定証」を誤送付して個人情報1件が漏えいしたと発表した。発表によると、同支部が「健康保険限度額適用認定証」を請求した人とは別の人に送付していたことが、2月25日に送付を受けた人からの連絡で判明した。請求された書類を封入して送付する作業を行う際、封入物の確認が不十分であったため、誤って2人分の認定証を同じ封筒に入れてしまったという。支部は誤送付を受けた人を訪問し、経過説明とお詫びをするとともに、誤送付した認定証を回収した。本来送付すべきだった人には、電話で経過説明とお詫びをし、認定証を速達で送付することで了承を得た。今後、封入作業では、複数人による厳格な封入物のチェックを徹底するとしている。
・健康保険限度額適用認定証誤送付による個人情報の漏えいについて[PDF](全国健康保険協会熊本支部)
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/resources/content/3033/20110303-180220.pdf
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/
◎小山工業高専、教員室内で生徒390名分の個人情報含むハードディスク盗難
小山工業高等専門学校(栃木県小山市)は3月8日、生徒の個人情報を含むハードディスクの盗難があったと発表した。発表によると、3月7日、同校個人教員室においてハードディスク1台とビデオカメラ1台が盗まれていたことが判明した。ハードディスクの中には、教員が過去に担当していた科目の学生約350名分の氏名、成績と、過去に担任していたクラスの約40名分の学生の氏名、生年月日、住所、連絡先、成績および進路指導用の情報が含まれていた。教員室内は施錠されていた。現在のところ、盗難された情報が悪用された形跡はない。同校は、該当学生(卒業生含む)にお詫びと説明の文書を送付する。また、今後このようなことが発生しないよう、教職員に対し情報管理の徹底を図るとともに、防犯対策についても万全を期すとしている。
・ハードディスク内の個人情報等の盗難について(小山工業高専)
http://www1.oyama-ct.ac.jp/contents/
◎東京海上日動火災保険、顧客情報1700件を含むUSBメモリー紛失
損害保険業の東京海上日動火災保険(本店:東京都千代田区)、および東京海上日動あんしん生命保険(本社:東京都中央区)は3月7日、顧客情報1700件(個人約1500名、法人約200社)を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、紛失した顧客情報は、東京海上日動の仙台支店仙台中央支社(宮城県仙台市)が外部媒体に保管していた顧客の契約データ、見積もりデータなど(生命保険の顧客情報を一部含む)。情報内容は、顧客氏名、住所、電話番号、証券番号、契約情報。これらのデータは暗号化されており、外部端末では参照できない。これまでのところ、顧客情報の不正使用等の事実は確認されていない。東京海上日動では、2010年7月から社内イントラネット端末のシンクライアント化を開始し、同年12月に移行を完了した。新端末では外部媒体は使用していないが、旧端末のデータを一部外部媒体に保存・保管していた。今年2月28日午前9時頃、仙台中央支社において旧端末のデータを保存したUSBメモリーがなくなっていることが発覚。同日から発表当日の3月7日まで、保管場所周辺などを捜索したが発見できず、紛失と断定した。同社は該当顧客に対し個別にお詫びをするとともに、万一被害が発生した場合の連絡先を案内している。同社は前述のようにシンクライアント化を完了し、外部媒体使用を極力なくすよう取組んでいる。今後、顧客情報を保存した外部媒体の管理を改めて徹底し、再発防止に努めるとしている。
・顧客情報の紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](東京海上日動火災、東京海上日動あんしん生命)
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/j0201/pdf/110307.pdf
◎パナソニック電工リビング九州、車上荒しで顧客の個人情報含む書類盗難
パナソニック電工リビング九州(本社:福岡市博多区)は3月7日、車上荒しにより顧客の個人情報を含む書類が盗まれたと発表した。発表によると、2月25日午後102時頃、同社社員が翌日の現場打合せのための資料を鞄に入れて帰宅。社用車の中に当該資料を放置したまま施錠し、自宅団地内に駐車していた。翌朝9時頃、出勤時にガラスが割られているのに気がつき、資料が鞄ごと盗難されていることに気づいた。同社は直ちに警察に盗難届けを提出し、その後探索を継続してきたが、発見に至っていない。盗まれた鞄の中には、沖縄県内の顧客4名分の施工関連資料が入っており、個人情報が含まれていた。現時点では盗難されました個人情報による不正使用等の事実は報告されていない。同社は再発防止に向け、情報管理体制の見直しおよび社員教育の再徹底等の施策を講じ、情報セキュリティの更なる強化に取り組むとしている。
・個人情報漏洩事故についてのお詫びとご報告[PDF](パナソニック電工リビング九州)
http://group.panasonic-denko.co.jp/pewjlks/owabi.pdf