◎富国生命保険、顧客5909名の個人情報含む名簿紛失
富国生命保険相互会社(本社:東京都千代田区)は3月19日、顧客5909名の個人情報が含まれる名簿を紛失したと発表した。発表によると、同社の職員が3月14日、神奈川県保険医協会のグループ保険制度(団体定期保険)会員名簿を同協会から預かり、帰社の途中に紛失した。名簿には、会員5909名の氏名、生年月日、勤務先の名称と、一部会員のセンシティブ情報が記載されている。当該情報の不正利用は確認されていない。該当の顧客には謝罪の文書を送付し、事情説明を行っている。同社は、再発防止のため管理体制を強化し、顧客情報の管理を徹底するとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](富国生命保険相互会社)
http://www.fukoku-life.co.jp/news/download/20120319.pdf
◎大阪市、個人情報を含む書類の誤送付2件を公表
大阪市は、個人情報を含む書類の誤送付を2件、公表した。1件は福島区役所の保健福祉課で発生した「狂犬病予防注射案内通知書」1通の誤送付で、所有者の氏名が記載されていた(3月19日発表)。3月15日にA氏から当該通知書が届いていない旨の連絡があり、担当内で確認したところ、誤って別住所に送付したことが判明した。担当職員が飼い犬の登録を行うシステム台帳を作成する際、誤った所有者の住所、電話番号を入力したことが原因という。同課は今後、システム台帳作成時のチェックに加えて通知書作成前においても、変更事項等が反映されているかシステム台帳のチェックを徹底する。もう1件は、鶴見区役所の保健福祉課で発生した「保育の実施委託について(回答)」の誤送付で、保護者氏名、住所、児童名、生年月日、受託期間などが記載されていた(3月21日発表)。同日午前にA氏より電話で、3月14日に同課が送付した封筒に別人(B氏)の「回答書」が同封されていたとの連絡があり、判明した。同課はマニュアルに基づく文書発送手順の徹底がなされていなかったことが原因とし、今後はたとえ少量の文書であっても、必ず複数の職員で発送作業を行うなど、個人情報漏えい防止手順の徹底を図る。
・福島区役所保健福祉課における狂犬病予防注射案内通知書の誤送付について(大阪市
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/fukushima/0000161456.html
・鶴見区役所保健福祉課における「保育の実施委託について(回答)」の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/tsurumi/0000161580.html
◎経済産業省、委託先がメルマガをTOで送り2350名分のメールアドレスが漏えい
経済産業省は3月16日、野村総合研究所(本社:東京都千代田区)に事業を委託して配信しているメールマガジン「BOPビジネス支援センターメールマガジン」において、配信先アドレスが見える形での配信が行われたと発表した。発表によると、3月15日、BCCで送るべきところをTOで送り、2350名分のメールアドレスが漏えいした。同省では、同メールマガジンの配信を当面停止した。野村総合研究所に対しては、厳重注意を行うとともに、事実関係の調査と再発防止策の策定を指示した。同省は、今後このような事態が生じないよう、個人情報の管理について改めて徹底を図るとしている。
・事業委託先における不適切なメール送信について[PDF](経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2011/03/20120316001/20120316001.pdf
◎NHK、神戸放送局で放送受信料の帳票4枚を紛失
NHKは3月15日、神戸放送局管内で放送受信料の受信料の契約・収納業務を委託している法人事業者が、帳票4枚を紛失する事故があったと発表した。発表によると、2月27日、神戸市の法人事業所事務所内において、放送受信料の帳票4枚を紛失していることが判明。紛失した帳票には、顧客の氏名、住所、電話番号が記載されていた。法人事業者事務所内の調査を実施したが、発見に至っていない。該当顧客にはお詫びと説明をし、理解を得た。NHKは今後、指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いに注意していく。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(神戸放送局)(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase120315.html
◎大和市立病院、患者情報7名分が入ったデジタルカメラを紛失
大和市立病院(神奈川県大和市)は3月15日、患者情報7名分が入ったデジタルカメラを紛失したと発表した。発表によると、当該カメラの紛失が判明したのは2月24日。カメラには、昨年10月上旬に外来診察時に撮影した7名の患者の患部画像、患者ID、氏名、年齢、病名が記録されている。同院は該当患者と家族に個別に、経過説明と謝罪をした。今後、同院は患者の個人情報保護の教育を徹底し、再発防止に努める。また、地域の基幹病院としての役割を再認識し、信頼回復に全力で取り組むとしている。
・患者情報が入ったデジタルカメラの紛失について(お詫び)
http://www.yamatocity-mh.jp/news/detail.php?code=001&main_no=154
◎大阪市、個人情報含む書類の紛失と誤交付各1件を公表
大阪市は、個人情報を含む書類の紛失と誤交付各1件が発生したと発表した。3月13日には、平野区役所保健福祉課において、保育所の入所更新手続きのため区民から事前に預かっていた源泉徴収票の写しを紛失したと発表。写しには、住所、氏名、生年月日、就労先、年収、所得等が含まれていた。同写しが外部へ流出した可能性は低いものの、念のため、3月12日に平野警察署へ遺失届を提出したという。同課は、手続きに必要な書類のうち一部のみを先に受付していたことが紛失の原因だとし、今後、申請手続きの際には原則、書類がすべて整っていることを確認し、受付するとしている。
3月14日には、東住吉区役所窓口サービス課(保険年金)において2月21日、国民健康保険料領収証書を誤交付したと発表した。誤交付を受けた人から3月12日に同課に連絡があり、誤交付が判明。領収証には、直前に処理を行った人の氏名、住所、国民健康保険被保険者番号が記載されていた。領収証等を交付するときには、氏名を読み上げて本人確認を行ってから交付することになっているが、このときは本人確認をしていなかった。また、受付窓口カウンターに、直前に応対していた人の関係書類が置かれたままとなっていた。同課は、個人情報漏えい防止の取扱マニュアルやセルフチェックシートの遵守を徹底するなどして、再発防止を図るという。
・平野区役所保健福祉課における保育所入所更新手続きにかかる書類の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hirano/page/0000160703.html
・東住吉区役所窓口サービス課における国民健康保険料領収証書の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashisumiyoshi/0000160603.html
◎立命館守山中学校・高等学校、車上荒らしで個人情報含むパソコン盗難
立命館守山中学校・高等学校(滋賀県守山市)は3月13日、生徒や卒業生の成績、氏名、住所などの個人情報等を含むパソコンが盗まれたと発表した。同校によると、3月9日夜、男性教諭が私物のパソコンが入った鞄を車内に置いたまま飲食店で食事をし、その間にパソコンを盗まれた。警察署に被害届を提出し、探索を続けているが、パソコンは見つかっていない。生徒には3月13日に事態を報告して謝罪し、保護者と卒業生には同日、謝罪文を郵送した。同校では、個人情報を個人所有のパソコン内で利用することを禁じていたという。同校は再発防止のため、全教職員が個人情報の管理を徹底するとともに、個人情報の紛失や漏えいのリスクを洗い出し、対応策を検討して、定期的に見直すという。また、運用ルール遵守のために、全教職員への教育も実施する。
・個人情報の紛失についてのご報告とお詫び[PDF](立命館守山中学校・高等学校)
http://www.ritsumei.ac.jp/mrc/common/file/120313.pdf
◎アクサ生命保険、違う顧客の契約内容を記載した書類をDMで誤送付
アクサ生命保険(本社:東京都港区)は3月9日、顧客宛てのダイレクトメールに誤って別の顧客の個人情報を記載した書類を送付していたと発表した。発表によると、同社が3月1日に契約者宛てに発送したダイレクトメール約5万3000通の約0.7%にあたる406通分について、別の顧客の書類が送付されていた。受け取った顧客からの連絡で誤送付が判明した。調査の結果、同社の業務委託先である印刷業者のミスによるものであることがわかった。誤送付した顧客情報406件の内容は、契約者の氏名、住所、電話番、証券番号、契約者貸付に関する情報(金額、利率)。センシティブ情報、口座情報、クレジットカード番号は含まれていない。同社は該当顧客に対し、個別にお詫びの連絡をし、事情説明をしている。誤送付されたダイレクトメールを受け取った顧客にも連絡して回収を依頼している。また、今回の事態に関する内部監査を実施して根本原因を特定し、顧客情報の管理を強化していくとしている。
・お客様情報が記載されたダイレクトメールの誤送付について[PDF](アクサ生命保険)
http://www2.axa.co.jp/info/news/2012/pdf/120309.pdf
◎東急ハンズ、メールアドレスの処理を誤り、メール2405件を誤送信
手づくり関連製品を販売する東急ハンズ(本社:東京都渋谷区)は3月9日、メールアドレスの一部が欠落した状態で送信したため、2405件のメール誤送信が発生したと発表した。発表によると、3月8日、メール情報取得を希望する会員宛てに、3月末で失効するポイント数を知らせる「ハンズクラブカード累計ポイントのお知らせ」を送付した。その際、メールアドレスの一部が欠落した状態でデータ処理を行ったため、2405件のメールを誤送信してしまった。メールに記載された内容は、会員の氏名、保有ポイント数、3月末日失効予定ポイント数。その他の顧客情報は表示されていない。同社は、当該メールが届いていない会員には、改めてお詫びとお知らせのメールを送り、誤送信先には今回の経緯とお詫び、該当メールの削除をお願いするメールを送る。同社は今後、個人情報の取り扱いには細心の注意を払い、再発防止に努めていく。
・メール誤送信に関するお詫びとお知らせ(東急ハンズ)
http://www.tokyu-hands.co.jp/information/post-30.html