◎レクシスネクシス・ジャパン、メールをTOで送り顧客のメールアドレス流出
オンラインによる情報提供等を行うレクシスネクシス・ジャパン(本社:東京都世田谷区)は5月17日、同社社員がBCCで送るべきメールをTOで送り、配信先である顧客に配信先全員のメールアドレスが表示されたと発表した。同社によると、セミナーの案内メールを5月16日午後5時24分頃に384通、同5時28分頃に483通送った際、操作を誤った。5時30分頃に社員が事態に気付き、メール送信を取り消す操作を行ったが、一部のメールアドレスに対し送信されてしまったという。メール本文には、個人情報は含まれていない。該当の顧客にはメールを送り、当該メールの削除を依頼した。同社は、再発防止に努めるとしている。
・メール誤送信に関するご報告とお詫び[PDF](レクシスネクシス・ジャパン)
http://www.lexisnexis.jp/pdf/report20120517.pdf
◎奈良県、メールをTOで送り8名分のメールアドレスが流出
奈良県総務部情報システム課は5月17日、同課の職員が情報システム関連企業の営業担当者にメールで事務連絡を行った際、BCCで送るべきところをTOで送り、個人のメールアドレス8名分が流出したと発表した。発表によると、当該メールを送信したのは5月16日午前9時頃。該当者には謝罪して当該メールの削除を依頼し、全員から了承を得た。同課は、再発防止のため、全職員に対してメール取扱の注意を喚起するとともに、システム的なチェックを検討するとしている。
・メールアドレスが流出する情報セキュリティ事故について(奈良県)
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_itemid-82839.htm
◎広島信金、ATMレシートが路上に散乱、2449枚を回収
広島信用金庫(本店:広島市中区)は5月17日、ATMレシートが路上に散乱し2449枚を回収したが、すべてのレシートを回収できたかどうかを確認できないため、顧客情報が流出した可能性もあると発表した。同金庫によると、5月16日午後9時頃、広島市中区紙屋町付近を通行していた人からレシートが路上に散乱しているとの情報が寄せられ、職員らが同日から翌日にかけ、現場付近でレシート2449枚と破れたゴミ袋を回収した。16日午後8時頃に業務委託先が同金庫から回収したゴミ袋が、ゴミ収集車から落下し、中身のレシートが路上に散乱したとみられている。ATMを利用した場合、取引の種類によっては、レシートに氏名や電話番号、口座番号、振込先、クレジットカード番号などが記載される。同金庫では、散乱していたレシートは回収したものの、二次被害の発生防止に万全を期すため、14か所のATMで行われた取引2万7284件について、利用者に連絡を取って謝罪と説明を行うこととした。同金庫は、再発防止のため、業務委託契約先が廃棄するATMレシートの運搬方法を再点検するなど、管理を厳格化するとしている。
・お客様情報の流出が懸念される事案の発生について[PDF](広島信用金庫)
http://www.hiroshin.co.jp/news/pdf/jyouhou.pdf
◎神奈川県東部総合職業技術校、技術校生32名の個人情報含む名簿紛失
神奈川県は5月16日、東部総合職業技術校(横浜市鶴見区)の職業訓練指導員が、同校給食調理コースに通う技術校生32名の個人情報が記載された名簿を紛失したと発表した。県によると、給食調理コースを担当する指導員が5月15日午後6時45分頃、帰宅途中に保育園へ子どもを迎えに行った際、当該名簿が入った鞄を紛失した。名簿には、技術校生32名分の氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、学歴、雇用手当または訓練手当の受給の有無等が記載されている。該当者には5月16日に校長が事実を説明して謝罪した。今後は再発防止に向け、個人情報の含まれる重要書類の取扱いについて、管理を徹底するという。
・個人情報の紛失について(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p476860.html
◎大阪市立更生相談所、生活保護医療扶助に必要な「意見書」1件を誤送付
大阪市は5月16日、市立更生相談所において、生活保護者の医療扶助に必要な「医療要否意見書」の誤送付により、個人情報1件が漏えいしたと発表した。発表によると、5月10日、更生相談所職員が意見書を作成し、医療機関へ送付したところ、14日に同所から電話があり、同所で受診していない人の書類を誤って送付したことが判明した。同日中に更生相談所職員が同所を訪問して誤送付した意見書を回収し、本来送付すべき医療機関あてに送付した。意見書に記載されていた個人情報は、氏名、生年月日、性別、受診医療機関名、受診月、ケース番号。更生相談所担当係長2名が該当者を訪問し、事情説明とお詫びをした。職員が意見書の発行・送付を行った際に、処理件数が少なかったことで、送付前の複数人チェックをせず1人で作業を行い、別人の書類が混入していることを確認しなかったことが原因という。今後は処理件数にかかわらず、複数人によるチェック体制を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・大阪市立更生相談所における生活保護医療扶助にかかる医療要否意見書の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/fukushi/0000168785.html
◎パナホーム、車上荒らしで顧客の個人情報含む書類2件盗難
住宅メーカーのパナホーム(本社:大阪府豊中市)は5月16日、同社社員が営業車両を使って帰宅する途中、立ち寄った飲食店駐車場で車上荒らしにあい、顧客の個人情報を含む書類の入った鞄が盗まれたと発表した。同社によると、鞄を盗まれたのは5月13日。鞄には、顧客の氏名、住所、電話番号、年齢、性別を含む書類2件が入っていた。該当の顧客には謝罪と報告を行ない、関係省庁にも報告した。漏えいした情報が不正に利用された形跡は確認されていない。同社は、再発防止に努め、個人情報の取扱いに万全を期すよう取り組んでいくとしている。
・お客様個人情報漏洩に関するお詫びとご報告[PDF](パナホーム)
http://www.panahome.jp/company/news/important/pdf/20120516.pdf
◎中部ガス、委託先が車を荒らされ顧客情報含む書類138件盗難
中部ガス(本社:愛知県豊橋市)は5月15日、業務委託先のトクヤ(本社:浜松市南区、店名:ガスショップ東部)において、リフォーム工事をしていた社員の車が荒らされ、顧客情報を含む書類138件が盗まれたと発表した。発表によると、社員は5月14日に浜松市中区の顧客宅で工事を行い、午前8時30分から午後6時の間に現場と事務所を複数回往復。午後6時に車に戻った際、助手席に置いてあった、当該書類等を入れた鞄がなくなっていることに気付いた。社員はその後、移動経路や付近を捜索したが、鞄は見つからず、午後8時30分に所轄の警察へ盗難届を提出した。鞄には、顧客の氏名と所有ガス機器が記載された書類122件、顧客の氏名、住所、電話番号等が記載された書類1件、トクヤ発行の領収書15件が入っていた。該当の顧客については、訪問の上、事実関係の説明と謝罪を行う。当該顧客情報を利用された事実は確認されていない。中部ガスは、業務委託先等を含め、外勤時における顧客情報の適切な取扱いについて周知と徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報が記載された書類等の盗難被害について(中部瓦斯)
http://www.chubugas.co.jp/news/index.php?mode=detail&category=2&aid=937
◎アニコム損害保険、保険契約申込書類1524件を紛失
ペット保険を扱うアニコム損害保険(東京都新宿区)は5月14日、同社と165のペットショップ代理店において、保管、保存されているべき保険契約申込書類の一部を紛失していたと発表した。同社によると、1524件の書類を紛失した。書類には、契約者の氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス、被保険者の氏名と住所、飼育動物の品種や保険料等の情報が記載されている。調査の結果、紛失した書類の大半は、契約手続き終了後に廃棄したものだった。該当の顧客には書面を送付して、謝罪と事態の説明、問い合わせ窓口の案内を行っている。この件に関する顧客や第三者からの照会等はなく、外部への情報漏えいの可能性は低いという。同社は、紛失を発生させた関係部門および代理店に対して厳重な指導を行うとともに、事務ルールの徹底を図るなどして顧客情報の管理を強化し、再発防止に努めるとしている。
・弊社及び代理店における個人情報の紛失に関するご報告とお詫び(アニコム損害保険)
http://www.anicom-sompo.co.jp/company/news/news_0120514.html
◎楽天銀行の加盟店4社に不正アクセス、カード情報含む個人情報流出
楽天銀行(本店:東京都千代田区)は5月14日、加盟店4社が不正アクセスを受け、カード情報を含む顧客情報が流出したと発表した。同行によると、情報流出があったのは、北海道日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークスマーケティング、せたがや文化財団(世田谷パブリックシアター)、クレスト(加盟店「宝島」)の4社で、各社はそれぞれ不正アクセスによる情報流出の経緯を発表している。同行は、楽天銀行デビットカード(旧イーバンクマネーカード)、楽天銀行カード、楽天銀行セディナカード、楽天銀行ジョーヌカードを上記4社で利用した顧客で、利用明細に心当たりのない取引や不審な点がある場合、公開問い合わせ先に連絡するよう呼びかけている。同行はカードの不審な利用をモニタリングしており、不正利用を早期に発見できる体制を整えているとし、万一、第三者による不正使用が判明した場合は、顧客に負担のかからないように対応するとしている。また、今回の個人情報流出は、あくまで加盟店4社に対する不正アクセスによるもので、同行で顧客情報が流出したものではないため、詳細は各社の発表内容を確認してほしいとしている。
・加盟店における個人情報流出の可能性について(楽天銀行)
http://www.rakuten-bank.co.jp/info/2012/120514.html
・北海道日本ハムファイターズ
http://www.fighters.co.jp/news/detail/2709.html
・福岡ソフトバンクホークスマーケティング
http://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/8632.html
・財団法人せたがや文化財団(世田谷パブリックシアター)
http://setagaya-pt.jp/
・株式会社クレスト(加盟店「宝島」)
http://takarajima.qrestnet.co.jp/