◎山陰合同銀行、顧客情報124件が外部に流出
山陰合同銀行(本店:島根県松江市)は5月25日、顧客情報124件を記載した内部書類が外部に流出したと発表した。同行によると、5月8日、同行の内部書類を4月18日に鳥取市内で拾得したと地域の住民から浜村支店(鳥取県鳥取市)に申し出があり、調査を行った結果、外部流出の事実が判明した。書類に記載されていたのは、いずれも鳥取市内にある浜村支店、鹿野出張所および宝木代理店の顧客124先に関する、2009年9月30日現在の情報。氏名、住所、電話番号、融資の残高、期日や、格付符号等が含まれていた。書類は同行のパソコン端末から打ち出されたものだったが、流出経路はわかっていない。拾得者が返却したのは当該書類のコピーで、拾得者は、原本はシュレッダーにかけて処分したと申し出ているという。対象となる顧客には、面談または電話で情報漏えいの事実を伝え、謝罪した。同行では、顧客情報の取扱いルールを徹底するため、職員全員を対象とした緊急の研修を実施するとともに、顧客情報の管理体制を強化し、再発防止に取り組んでいくとしている。
・お客様情報の外部流出に関するお詫びとご説明[PDF](山陰合同銀行)
http://www.gogin.co.jp/about/press2012/topi12-014.pdf
◎UR都市機構、顧客の個人情報含む書類を別の顧客に誤送付
都市再生機構(UR都市機構、本社:横浜市中区)は5月、同機構西日本支社(大阪市城東区)の住宅管理センターにおいて、顧客の情報が記載された書類を別の顧客に誤送付したと発表した。同社によると、5月7日、UR賃貸住宅の名義承継に係る書類を送付しようとして、別の顧客宛ての封筒に誤封入して送付した。書類には、顧客の氏名、団地名、住戸番号、住戸の敷金と家賃の金額が記載されていた。同10日、誤送付先の顧客から連絡を受けて事態が判明。誤送付先の顧客には事実経緯を説明して謝罪し、書類を回収して本来送付すべき顧客に交付した。同社は、再発防止のため、個人情報が記載された文書の取扱いについて注意喚起を図る等、取り扱いを徹底するとしている。
・お客様の個人情報が記載された文書の誤送付について[PDF](UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/west/pdf/gosouhu0525.pdf
◎駿河台日本大学病院、患者情報含む書類19名分を電車の網棚に置き忘れ紛失
駿河台日本大学病院(東京都千代田区)は5月23日、医師が個人情報を含む書類19名分を鞄ごと電車内の網棚に置き忘れ、紛失したと発表した。同病院によると、3月24日の通勤途中、患者19名分の入院概要が入った鞄を置き忘れた。紛失した入院概要は、5月7日、発見者により同病院に届けられたという。該当の患者には説明と謝罪を行った。個人情報の不正利用等の事実は判明していない。この件については警察に届け出済みで、東京都にも報告してある。同病院は、再発防止のため、情報管理を強化するとしている。
・個人情報が記載された書類の外部流出についてのお詫び(駿河台日本大学病院)
http://www.med.nihon-u.ac.jp/hospital/surugadai/news/20120523.html
◎テレビ東京ダイレクト、通販サイトで会員95名の情報が閲覧可能に
テレビ東京ダイレクト(東京都港区)は5月23日、同社が運営する通信販売サイト「てれとマート」において、登録会員95名の個人情報が閲覧可能になっていたと発表した。同社によると、システムの不具合により、5月6日から22日にかけて、パソコンサイトおよびモバイルサイトの購入画面で、登録会員95名の氏名、住所、電話番号、メールアドレスが閲覧可能となっていた。事態は5月22日12時30分に判明。直ちにサイトを閉鎖して調査を行い、システム対策を講じて、同日午後8時30分にサイトを再開した。該当会員には、連絡をとり謝罪と注意喚起を行っている。同社は、情報の厳重な取り扱いを徹底し、業務委託先にも情報管理の強化を要請して、再発防止を図るとしている。
・個人情報の不適切な取り扱いに関するお詫び(テレビ東京ダイレクト)
http://www.tx-direct.co.jp/apologize/
◎郵便事業代々木支店、世帯情報など8万件を含むバックアップ用テープ紛失
郵便事業(本社:東京都千代田区)東京支社は5月22日、代々木支店(東京都渋谷区)において、配達総合情報システムバックアップ用のテープ1本を紛失したと発表した。同社によると、紛失が発覚したのは5月17日。テープには、同支店が配達を受け持つ地域について8万件のデータが記録されており、全世帯分の氏名および世帯主、家族、同居人の区別、事業所名、住所、転居者氏名や新旧住所、ならびに配達順路が含まれている。データは暗号化されており、専用の機械でしか見ることができないため、第三者による悪用の可能性は極めて低いという。同支社は今後、管内の全職員に対し指導を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・弊社代々木支店における配達総合情報システムバックアップ用テープの紛失[PDF](郵便事業)
http://www.post.japanpost.jp/about/houdou/press/2012/toky_0522_01_b1.pdf
◎ラピロスウォーター、顧客情報記載のウォーターサーバー申込書4件を紛失
天然水宅配販売のラピロスウォーター(東京都豊島区)は5月21日、顧客情報が記載されたウォーターサーバー申込書を4件紛失したと発表した。発表によると、当該申込書は5月19日の契約手続き終了後に同社担当者が保管していたもので、同日深夜0時頃、JR品川駅14番ホーム到着後の電車内で紛失した。申込み書には、契約者の住所、氏名、電話番号、家族人数、ールアドレス、支払方法、クレジットカード番号や有効期限、勤務先会社名や電話番号等が記載されていた。同社は該当顧客に対し、経緯説明とお詫びをしている。現時点では情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社は、社内の関係部門に対し厳重な指導を行うとともに、事務ルールの徹底を図るなど顧客情報の管理を強化し、再発防止に努めていくとしている。
・ウォーターサーバー申込書の紛失による個人情報の漏洩について[PDF](ラピロスウォーター)
http://www.lapilos-water.com/pdf/kojin.pdf
◎小山記念病院、職員がサッカー選手の診療録についてtwitterに書き込み
小山記念病院(茨城県鹿嶋市)は5月21日、女性職員が、同病院に来院したプロサッカー選手に関しtwitterに不適切な書き込みをしたと発表した。同病院によると、書き込みをしたのは5月18日で、複数回にわたり、当該選手の診療録が同病院に存在することを投稿した。同日、同病院に匿名で指摘があり、事態が判明。翌19日、女性職員に聴取を行って事実を確認し、当該選手とチームに謝罪した。女性職員については処分を行う予定。同病院では、再発防止のため、「ソーシャルメディアサービスにおける不適切な書き込み防止委員会」を立ち上げ、啓発活動を実施した。また顧問弁護士と連携して、職員を対象に、ソーシャルメディアサービス利用に関する講習会や個人情報保護に関する講習会を行うという。
・twitter(ツイッター)における弊院職員による不適切な書き込みについて(小山記念病院)
http://www.koyama-mh.or.jp/infomation_twitter.htm
◎NPO法人創作交流ネットワーク、メルマガ登録会員のメルアド162件流出
地域の同人誌の創作者や青少年を支援する特定非営利活動法人の創作交流ネットワーク(兵庫県加古川市)は5月15日と同19日、発行するメールマガジン登録者のメールアドレスが流出したことを明らかにした。発表によると、5月13日午後4時56分頃、「S.I.N.メールマガジン 2012年第02号」という件名でお知らせメールを送付した。その際、登録者のメールアドレスをBCC欄に記載せず、誤ってTO欄に記載し、顧客のメールアドレスが見える形で送信してしまった。同日午後8時39分に登録者からの問い合わせメールがあり、流出が判明した。翌14日午後7時33分、162件の流出を確認し、該当者全員に状況説明とお詫びのメールを送った。15日午前2時に、ホームページにもお詫びと状況説明の文書を掲載した。19日現在、メールマガジン配信を中止している。同ネットワークは該当者への補償として、次回サークル参加費を無料にする。また、全スタッフに対してワークフローを周知徹底し、再発防止教育を実施する。メールマガジン再開は配信専用ツールを導入してからとし、再度メルマガ会員に登録した人のみを配信対象とする。
・SINメールマガジン登録者様の(メールアドレス)流出に関するお詫び(NPO法人創作交流ネットワーク)
http://team-sin.com/~mobile/owabi.html
◎空知信用金庫、個人情報が記載された帳票2万1764枚を紛失
空知信用金庫(北海道岩見沢市)は5月18日、個人情報が記載された帳票を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは、国庫金納付依頼書、地方税振込依頼書、公共料金等収納依頼書に基づいて起票された帳票のうち、書き損じなど誤った処理をした帳票で、同金庫のシステム変更があった2003年1月6日から2011年12月末までの間の合計2万1764枚。それらの帳票には、納付者氏名、納付税の種別、納付額が記載されていた。これらの帳票紛失判明のきっかけとなったのは、2011年12月19日、江別支店の窓口で職員が税金の収納をした際に、誤った処理をした帳票の一部を保存不要と判断し細断したことだった。同金庫では、事故防止・牽制のため、誤った処理をした帳票であっても、内部事務の痕跡を残すものとして保管することとしていた。それが保存不要と判断されて裁断されたこと、および同様のことを以前から行っていたことも判明したため、全店調査を実施した。その結果、一部の帳票について、日常的に細断していた可能性が高いことがわかった。紛失した帳票も細断された可能性が高く、現在までに外部からの苦情や問い合わせ等もないことから、外部流出の懸念は極めて低い。今回の紛失(保存せず細断した)は、システム変更時の職員への取り扱いの指導・教育不足から起きたことで、同庫は今後、取り扱いの厳正化に努め、個人情報の管理強化を図っていくとしている。
・個人情報記載の帳票紛失について[PDF](空知信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/sorachi/pdf/20120518.pdf
◎総合メディカル、医師24名の個人情報含む社内資料が流出
医業経営コンサルティングや医師の転職、開業支援等を行う総合メディカル(本社:福岡市中央区)は5月18日、医師の個人情報を含む社内資料が、社外に流出した可能性があると発表した。同社によると、資料は名古屋支店(名古屋市中村区)の社員が営業活動のために保持していたもの。5月8日、外部から匿名で、ゴミ袋のなかから資料を見つけたと電話があり、同10日に数枚の資料がFAXで送られてきたが、そのうち1枚が、医師の転職支援状況のメモとして数年前に作成したものと同一の内容だった。送られてきた資料には医師24名の個人情報が含まれており、該当の医師には謝罪と事情説明を行っている。流出の経路は調査中。同社は、警察や労働局など関係機関に事情説明を行った。FAX受信後、特別な要求などはなく、事件性は確認できていないという。同社は、全社員に対し情報管理の徹底を図るほか、営業社員が社外に営業参考資料を携行する際の取扱いについて、教育と指導を徹底していくとしている。
・弊社お客様の個人情報流出についてのお知らせ[PDF](総合メディカル)
http://www.sogo-medical.co.jp/filebinder/filebinder/loader/0/Topic/2282/pdf/3e0a99d05df425ae0f268b89d0a8a622ca419bae/20120518_01.pdf