◎岐阜大学、車上荒らしで附属病院の患者データ2726件含むUSBメモリー盗難
岐阜大学(岐阜県岐阜市)および岐阜大学医学部附属病院(同市)は8月27日、同大学医学系研究科に在籍する男子大学院生(30歳代)が車を荒らされ、附属病院眼科の手術データが入ったUSBメモリーを盗まれたと発表した。発表によると、8月22日午後8時頃から9時頃までの間に、瑞穂市内の駐車場において自家用車の窓ガラスを割られ、USBメモリーなどの入った鞄を盗まれた。メモリーには、1985年から2011年までの手術データが入っており、患者の氏名、性別、生年月日、視力に関する情報や手術に関する情報などが含まれている。警察に届け出済み。該当の患者には電話と文書で謝罪と説明を行っている。同大学は、教職員および学生を対象に個人情報保護に関する研修会を実施するほか、個人情報の保護対策を強化し、法令を遵守した個人情報の取扱いに万全を期していくとしている。
・本学附属病院の患者情報が含まれたUSBメモリの盗難について(岐阜大学)
http://www.gifu-u.ac.jp/view.rbz?cd=2262
・本学附属病院の患者情報が含まれたUSBメモリの盗難について[PDF](岐阜大学医学部附属病院)
http://hosp.gifu-u.ac.jp/document.pdf
◎追手門学院中・高等学校、生徒の成績含むUSBメモリーを紛失
追手門学院中・高等学校(大阪府茨木市)は8月25日、同校の英語科教員が、生徒の氏名と成績を含む私物USBメモリーを紛失したと発表した。同校によると、紛失に気付いた当該教員が7月17日に同校に報告した。同校では個人情報の持ち出しを禁止していたが、教員は私物のUSBメモリーに当該情報を記録して校外に持ち出していた。警察や行政へ連絡、報告済み。USBメモリー内のファイルに記録のあった生徒と保護者には文書で連絡し、説明会を開いて謝罪と説明を行った。また8月25日、全保護者に謝罪の文書を配布した。情報漏えいの事実は確認されていない。同校は、再発防止のため、情報の取り扱いを管理徹底するとしている。
・個人情報を記録したUSBメモリの紛失につきまして(お詫び)(追手門学院中・高等学校)
http://www.otemon-jh.ed.jp/topicsdetails.php?eid=00230
◎秋田市、職員の私物パソコンから個人情報のべ4376件流出
秋田市は8月24日、市町合併当時の水道関連の顧客情報と市営住宅の入居者情報を含むデータが、インターネット上に流出していたと発表した。市町合併が行われたのは2005年。市によると、8月20日に一部報道機関から、水道関連の個人情報がネット上に流出しているとの情報提供があり、流出が判明した。合併当時のデータ移動作業にあたり、職員の私物パソコンを一時使用したが、消去されずに残っていた当該データがウイルス感染により流出したとみられている。流出したのは、旧河辺町の水道利用者4059名、河辺松渕市営住宅の入居者38名、ならびに排水設備登録技術者や土地買収の対象者など279名分の2005年当時の情報。氏名、住所や、一部では電話番号、勤務先、所有する土地の面積、地番、地目なども含まれている。旧河辺町の水道利用者については、金融機関の口座番号も流出している。対象者には謝罪の文書を送付した。市では、流出情報の悪用等による被害の拡大防止のため、専門調査会社に依頼し、拡散防止策を実施している。情報の不正使用等の事実は確認されていない。市は、再発防止のため、情報管理の徹底を図るという。また、この件に関しては金融機関もリリースを公開し、身に覚えのない振込み等の取引があった場合は連絡してほしいとしている。
・お客様情報の流出について(おわび)(秋田市)
http://www.city.akita.akita.jp/city/ws/okyakusama/owabi/default.htm
・秋田市上下水道局からの個人情報の流出について(秋田銀行)
http://www.akita-bank.co.jp/annai/news/24082301.html
・秋田市上下水道局からの個人情報の流出について(北都銀行)
http://www.hokutobank.co.jp/news/20120823.htm
・秋田市上下水道局からの個人情報の流出について(JA新あきた)
http://www.ja-shinakita.or.jp/contents/other/20120823.html
◎武雄市市長、年賀状用住所録約200名分を誤ってネット上に公開
佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は8月24日、約200人分の住所録を誤ってネット上に公開したことを個人ブログで明らかにした。同ブログによると、2年前の年賀状用の住所録のバックアップをYahoo!フォルダーに入れたところ、非公開のつもりが誤って公開になってしまったという。住所録には、氏名と住所が記載されていた。また、写真共有サイトのflickrにアップしていた自らの写真も、誤って公開設定にしていたことを明らかにした。市長は住所録と写真を非公開にするとともに、関係者にお詫びをし、これらのデータを入手した人に廃棄を呼び掛けている。また今後、このようなクラウドサービスは注意して使用するとしている。
・私の住所録の流出について(武雄市市長)
http://hiwa1118.exblog.jp/16684204/
◎大阪市、都島区と旭区で書類誤送付による個人情報漏えいが各1件
大阪市は8月24日、2件の個人情報漏えいを発表した。1件は都島区役所保健福祉課(介護保険)で、20日にA氏から介護認定申請書の郵送依頼を受けて送付する際に、担当者が誤ってB氏に関する書類を同封してしまった。23日にA氏から問合せがあり判明した。漏えいした個人情報は、B氏の住所、氏名、被保険者番号、被保険者氏名、介護保険料の2010年度3月分および2011年度5月分の納付状況の担当者メモ。区は同日中にA氏宅を訪問してB氏に関する書類を回収。翌日B氏宅を訪問して謝罪と経過説明し了承を得た。もう1件は旭区で、保健福祉課(地域福祉)で高額障害児給付費決定通知書の誤送付があった。同区から発送した同通知書を持参したC氏が来庁し、送付された決定通知書の内容が別人のものであるとの申し出があり、確認したところ、D氏の決定内容であることが判明した。漏えいした個人情報は、支給決定保護者氏名、児童氏名、受給者証番号、サービス利用月、本人支払額、支給金額。23日中に誤送付した通知書を回収して正しい決定通知書を手渡し、D氏に会って事情説明とお詫びをして了解を得た。
・都島区役所保健福祉課(介護保険)における個人情報の漏えいについて
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/miyakojima/0000181817.html
・旭区役所保健福祉課(地域福祉)における高額障害児(通所・入所)給付費決定通知書の誤送付について
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/asahi/0000181790.html
◎セントラル短資、メールをTOで送り顧客38名や社員35名のメールアドレス流出
金融商品取引業のセントラル短資(本店:東京都中央区)は8月22日、メールをTOで送り、顧客や社員のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、8月22日午前9時18分頃、顧客のうち希望者に定例的に送信している「マーケット情報」に関し、追加連絡をメールで送信しようとして、操作を誤った。メールは社内外の85先に送信し、その中に顧客のメールアドレス38件と、社員の個人メールアドレス35件が含まれていた。事態は、社内受信者からの申し出で判明。該当の顧客には直ちに謝罪し、同メールの破棄を依頼した。社内に送信されたメールは破棄済み。同社は、今回の件は不注意により発生したとし、今後、再発防止を徹底するとしている。
・個人情報等のメールアドレスの流出について(セントラル短資)
http://www.central-tanshi.com/profile/security1208.html
◎函館市地域交流まちづくりセンター、メルマガをTOで送り125名分のメルアド流出
函館市地域交流まちづくりセンター(北海道函館市)は8月21日、メールマガジンをTOで送り、125名分のメールアドレスが流出したと発表した。同センターによると、8月4日午前9時51分、同センター内移住サポートデスク発行のメールマガジン「移住メールマガジン59号」を登録者125名に送る際、BCCで送るべきところ、担当者の不注意によりTOで送った。対象者には状況を説明して謝罪し、当該メールマガジンの削除を依頼するとともに、迷惑メール等への注意喚起を行った。同センターは、個人情報の取扱いルールを徹底し、個人情報管理を強化するなどして再発防止に努めるとしている。具体的な再発防止策の徹底が確認されるまで、メールマガジンの発行は停止するという。
・メールマガジン登録者の情報流出について、お詫びとご報告(函館市地域交流まちづくりセンター)
http://www.hakomachi.com/diary/2012/08/post-733.html
◎CFJ合同、顧客情報1万5000件が流出、司法書士が債務整理の勧誘に利用
消費者金融のCFJ合同(本社:東京都中央区)は8月22日、2006年5月頃の顧客情報が流出していたことを明らかにした。同社によると、弁護士法違反容疑で警視庁に逮捕された司法書士と同社の元従業員等が、当該時期の顧客情報、最大で1万5000件程度を利用していた可能性がある。これまでのところ、流出した可能性がある顧客情報に、顧客の名前、住所、借入金残高が含まれていることが分かっている。同社の顧客情報を利用して債務整理の勧誘を行っていた司法書士は、ほかにもいる可能性がある。流出の可能性がある個人情報の内容、事件の経緯等については、現在も調査中。対象の顧客には連絡を行っている。同社は、不審な勧誘等を受けた場合は電話で連絡してほしいとしている。
・お客様情報の一部流出に関するお詫び(CFJ合同)
http://www.cfjkk.jp/CFJKK/News.do?Action=ShowNewsArticle&NewsID=31
◎豊田市、メールをTOで送りメールアドレス4850件流出
愛知県豊田市は8月22日、豊田市エコファミリー宣言者のうちメールアドレスを登録している4850人にイベント情報を送信する際、BCCで送るべきところをTOで送信したため、メールアドレスが流出したことを発表した。市によると、メールを送ったのは8月22日午後2時18分。受信者から午後3時35分に電話で指摘があった。市では同日午後5時45分に謝罪のメールを送信。事態の指摘者には、電話で情報を提供して謝罪した。市は、メール送信時に内容や宛先等を複数職員で確認するための管理運用体制を強化するとしている。
・豊田市エコファミリー宣言者へ情報提供メールの送信に伴う誤操作について(豊田市)
http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1243528_7011.html
◎みなくる、不正アクセス受け会員情報6016件が閲覧された可能性
コミュニティサイト「みなくる」を運営するTOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡市葵区)は8月20日、同サービスが不正アクセスを受け、一部会員の情報が閲覧された可能性があると発表した。同社によると、同サービスの一部サーバーにシステム負荷が発生していたことを8月17日に発見し、調査したところ、不正アクセスを受けていたことが判明。同サービスを一時閉鎖してアクセスログの解析、調査を行った結果、510件でログインIDとパスワードが、219件でログインIDとパスワードと携帯メールアドレスが、5287件で携帯メールアドレスが閲覧された可能性があることが分かった。同サービスでは、氏名、住所、電話番号、信用情報等の個人情報は取得・保持していない。該当の会員にはメールで謝罪と案内を行った。同社は、再発防止のため、セキュリティ対策の強化に努めるとしている。
・不正アクセス攻撃による「みなくる」会員様情報の漏えい可能性に関するお詫びとお知らせ[PDF](TOKAIコミュニケーションズ)
http://www.tokai-com.co.jp/news/pdf/2012/20120820.pdf
・みなくる
http://mina-kuru.jp/
◎NHK大阪放送局、クレジット継続払申込確認書の控え1枚を紛失
NHKは8月20日、大阪放送局で個人情報を含む帳票を紛失したと発表した。発表によると、NHK大阪放送局管内で放送受信料の契約・収納業務を委託している法人事業者が、7月29日、箕面市において放送受信料のクレジット継続払申込確認書のNHK控え1枚を紛失した。紛失し控えには、顧客の名前、クレジット番号の一部が記載されている。紛失したと思われる周辺を調査するとともに警察に紛失届けを提出したが、これまでのところ回収されていない。NHKは該当顧客に説明とお詫びをした。また今後、指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(大阪放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase120820.html