◎栃木県、委託業者の誤送信で797名分のメールアドレスと氏名が流出
栃木県は2012年12月27日、とちぎ農産物モニターの管理運営業務を委託している業者が、交流会の開催案内に関するメールを、配信先全員の氏名とメールアドレスが表示される状態で送信したと発表した。県によると、同12月25日午後5時47分から59分頃にかけて、当該メールを797名にあてに送った。同日、業者がメール送信プログラムに不具合があることを確認し、誤送信の事実が判明。業者はプログラムを修正し、該当者に謝罪と誤送信したメールの削除を依頼するメールを送信したという。県は再発防止のため、委託先業者に対してテスト配信の徹底と情報セキュリティ対策の強化を指導するほか、当該モニターに謝罪と再発防止対策のメールを再配信するとしている。
・個人情報(氏名・メールアドレス)の誤送信について(栃木県)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/g05/houdou/houdou/gosoushinn241227.html
◎フジテレビ、社員のパソコンがウイルスに感染し、メール流出
テレビ放送事業のフジテレビジョン(本社:東京都港区)は2012年12月27日、社員のパソコンがウイルスに感染し、メールの一部が外部に流出した可能性があると発表した。報道によると、同年11月2日、社内ネットワークの定期監査で不正アクセスの痕跡が見つかった。専門業者が調査した結果、1台のパソコンがウイルスに感染し、そのパソコンから社内のメールサーバーに複数回の不正アクセスがあった痕跡が認められた。社員十数人のメールの一部が外部に漏えいした可能性があるが、視聴者の個人情報の外部流出はないという。同社は、情報セキュリティ強化に取り組み、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の保護に関する基本方針(フジテレビジョン)
http://www.fujitv.co.jp/userguide/index.html?pagelink=footer
◎サンセイランディック、個人情報160件が登録された携帯電話紛失
不動産業のサンセイランディック(本社:東京都千代田区)は2012年12月27日、社員が、取引先や同社グループ社員の情報約160件が登録された会社貸与の携帯電話を紛失したと発表した。同社によると、紛失に気付いたのは同12月12日。直ちに携帯電話の利用停止措置を取り、警察へ紛失届を提出した。当該携帯電話には、取引先の氏名と電話番号約60件と、同社グループ社員の氏名と電話番号約100件が登録されている。該当する個人情報が外部に流出した事実は確認されていない。同社は、再発防止のため、全職員に研修等を実施し、個人情報管理の徹底を図るとしている。
・社用携帯電話紛失による個人情報流出の可能性について[PDF](サンセイランディック)
http://www.sansei-l.co.jp/files.php?id=000152
◎NTT西日本兵庫支店、委託業者が顧客情報430件をFAXで誤送信
西日本電信電話兵庫支店(神戸市中央区)は2012年12月27日、フレッツサービス開通工事等にかかわる委託先会社が、顧客情報が含まれる書類をFAXで誤送信したと発表した。同支店によると、誤送信したのは同12月25日午後1時59分頃。書類には、12月21日から24日までにフレッツ光サービスを開通、または廃止した神戸市と西宮市内の430ユーザーの氏名、利用サービス名、社内で管理している契約番号が含まれていた。該当ユーザーには個別に連絡、訪問の上、説明と謝罪を行う。同支店は、委託先での顧客情報管理に関する指導を徹底するとしている。
・お客様情報のFAX誤送信に関するお詫びとお知らせ[PDF](西日本電信電話兵庫支店)
http://www.ntt-west.co.jp/hyogo/news/new20121227.pdf
◎ジェイスリー、顧客情報含む業務用ノートパソコン紛失
広告業のジェイスリー(本社:東京都港区)は2012年12月27日、顧客情報が含まれる業務用ノートパソコンを紛失したと発表した。同社によると、同12月22日午前5時30分頃、同社従業員が鉄道で移動中、駅のホームで当該ノートパソコンの入った鞄を紛失した。従業員は20分後に紛失に気付き、鉄道会社の遺失物センターと警察に紛失届を提出した。パソコンには、取引先企業ならびに関係先との打ち合わせ記録や、メールの送受信記録が保存されており、メール本文中に顧客の氏名と電話番号、取引先企業の情報が含まれている。パソコンには、第三者には容易に想像できないパスワードが設定されているほか、一定のセキュリティ対策が施されているという。情報の第三者への流出や、不正使用などの事実は確認されていない。同社は再発防止のため、ハードディスクを暗号化するなどセキュリティ対策を強化し、セキュリティ教育を実施するなどして、情報管理の体制とルールを強化するとしている。
・個人情報を含むノートパソコンの紛失に関するご報告とお詫び[PDF](ジェイスリー)
http://www.jaythree.com/pdf/j3_20121227_pclost.pdf
◎愛知ドビー、顧客情報223件含むファイルをメールに後添付して送信
鋳物ホーロー鍋「VERMICULAR」を製造販売する愛知ドビー(名古屋市中川区)は2012年12月27日、顧客233名にメールを送る際、当該233名の氏名とメールアドレスが含まれるファイルを誤添付して送信したと発表した。同社によると、ファイルを誤送信したのは12月26日午後2時5分頃。2012年1月25日に同社オンラインショップからネーミングサービス付きの商品を注文した顧客233名に対し、「生産状況のお知らせメール」を送ろうとして、生産状況を通知するニュースレターを添付するところ、誤って当該ファイルを添付し送信した。複数の顧客から指摘を受けて事態が判明。同日午後6時30分までに、該当の顧客に謝罪と当該メールの削除を依頼するメールを送った。電話による謝罪も行う。顧客情報が不正に利用されたという報告はない。同社は、添付内容の確認漏れが事態の原因だとし、再発防止のため、全社員に対する教育の強化徹底と、管理者による事前確認のルール化を行うとしている。メール誤送信防止システムの導入も検討するという。
・12月26日個人情報流出に関するお知らせとお詫び(愛知ドビー)
http://www.vermicular.jp/info/info_mail.html
◎岐阜市の私立中高一貫校、 生徒の個人情報含むUSBメモリーを紛失
岐阜県岐阜市の私立鶯谷中・高校は2012年12月27日、生徒の個人情報を含むUSBメモリーを教諭が紛失したと発表した。翌28日付の毎日新聞によると、教諭は同25日朝、USBメモリーを鞄に入れて自宅から車で出勤し、学校に到着後に紛失に気付いた。出勤途中で複数の場所へ立ち寄り、鞄から財布などを出し入れしたという。USBメモリーには、高1生徒166人の定期テストの成績、中3生徒26人の通知表の所見データが保存されていた。成績データを私物メモリーに記録することや、校外に持ち出すことは禁じられている。同校は該当生徒と保護者にお詫びの文書を郵送した。当該教諭には厳正な処分を科すとしている。
・鶯谷中学・高等学校
http://www.mirai.ne.jp/~uguisu/
◎ハローワーク本荘、求職者の個人情報8名分記載の一覧表を7名に誤送付
秋田労働局は2012年12月27日、本荘公共職業安定所(ハローワーク本荘、秋田県由利本荘市)の職員が、8名分の個人情報を記した「求職情報一覧表」を、その8名のうち7名に誤って郵送したと発表した。翌28日付の秋田魁新報によると、同職員が10月25日、求職中の7名に求人票を送る際、当該一覧表を誤って同封してしまった。一覧表は情報整理用の資料で、8名の氏名や住所などの他、資格、学歴などが記載されていた。8名のうち1名については求人票の送付が不要になり、送られていなかった。送付された7名のうち1人から12月14日、同局に連絡があり、事態が判明した。送付した一覧表のうち6件は送付先で廃棄され、残り1件は回収された。同職安は情報流出の説明と謝罪をし、当該職員の処分を検討する。また、複数の目で確認作業を行う基本を徹底し、再発防止に努めるとしている。・秋田労働局
http://akita-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/
◎尼崎市シルバー人材センター、会員や顧客約1万2200件のデータ含むUSBメモリー紛失
尼崎市シルバー人材センター(兵庫県尼崎市)は2012年12月27日、同センターの事務局長が会員や顧客のデータが記録されたUSBメモリーを紛失したと発表した。翌28日付の毎日新聞によると、事務局長は同21日にUSBメモリーを自宅に持ち帰り、23日に紛失に気付いた。USBメモリーには、会員約8400名分、顧客約3800社分の氏名(名称)、住所や電話番号の他、職員の給与や評定なども記録されていた。シルバー人材センターは都道府県知事の許可を受けた社団法人で、市区町村単位に置かれ、高齢者に無料で職業を紹介するなどの活動をしている。事務局長は個人情報保護管理責任者だった。
・尼崎市シルバー人材センター
http://www.sjc.ne.jp/amagasakisc1/
・全国シルバー人材センター事業協会
http://www.zsjc.or.jp/