◎群馬県立女子大学、メールをTOで送り39名分のメールアドレス流出
群馬県立女子大学(群馬県玉村町)は1月10日、職員が「地域日本語教育センター公開講座」の開催を関係者にメールで通知した際、BCCで送るべきところをTOで送ったため、39名分のメールアドレスが流出したと発表した。該当者には直ちにメールの削除を依頼した。同大学は再発防止のため、複数の外部者にメールを送る際は送信前に職員相互で確認するなど、情報セキュリティ管理を徹底するとしている。
・電子メールアドレスの取扱いに関するお詫びについて(群馬県立女子大学)
http://www.gpwu.ac.jp/inf/info/info20130118_0001.html
◎経済産業省、書類の送付ミスで個人情報15名分が漏えい
経済産業省は1月10日、書類の送付ミスで個人情報の漏えいがあったと発表した。発表によると、1月4日、同省経済産業政策局の職員が委託調査の準備作業として、政策ニーズを調べるためのアンケート調査に関する書面を調査対象となる企業に送付した。その際、一部の書面内容(氏名)が誤っていたため、15名の氏名が誤った送付先に送られる事案が発生した。同局は氏名が漏えいした人の特定作業を進めるとともに、漏えいが確認できた人には連絡をとってお詫びをしている。また、同局は今後、改めて情報管理の徹底を図っていくとしている。
・個人情報(氏名)の漏えい事案の発生について[PDF](経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2012/01/20130110001/20130110001.pdf
◎横浜市立特別支援学校、個人情報含む指導要録311名分が所在不明に
横浜市は1月8日、市立浦舟特別支援学校において、1992年度~96年度に作成され、児童生徒の個人情報が記載された「横浜市盲・ろう・養護学校児童生徒指導要録 学籍に関する記録(20年保存)」が所在不明になっていることが判明したと発表した。5年保存の「指導に関する記録」と取り違えて、2002年頃に誤廃棄したとみられている。市によると、所在不明となっているのは、1992年度~96年度に卒業した71名と他校へ転校した240名、計311名分の同書類。入学・卒業年月日、児童生徒氏名、住所、生年月日、性別、保護者氏名等が記載されている。12月10日に卒業生から成績に関する書類の交付依頼があり、同書類が保管庫にないことが判明。校内や、移転前の旧校舎の書庫等も探したが、書類は見つからなかった。該当者には謝罪する。同書類は、指導に関する記録、卒業生台帳、転入の記録等から再度、作成するという。市は今後、指導要録等の個人情報をシュレッダーにかけて廃棄する時には必ず複数で作業を行うこととした。個人情報および公文書の取り扱いについての研修と指導も行う。
・市立特別支援学校における個人情報の誤廃棄について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201301/images/phpwmEN8X.pdf
◎千葉県農林総合研究センター森林研究所、個人情報含むパソコン盗難
千葉県は1月8日、県農林総合研究センター森林研究所(山武市)から個人情報を含むノートパソコンが盗まれたと発表した。翌9日付の毎日新聞によると、4日午前8時頃、1階技術員室の入り口のドアガラスが割られていること、パソコンがなくなっていることに出勤した職員が気づき、警察署に通報した。同研究所は昨年12月28日夜から1月3日まで無人だった。パソコンを保管していた南京錠は壊されていたが、室内にあった他の貴重品は荒らされていなかった。当該パソコンには、ボランティア8人、県職員147人のメールアドレスが入っていた。パソコン内のデータは暗号化されており、情報漏えいの可能性は低いという。
・千葉県農林総合研究センター森林研究所
http://www.pref.chiba.lg.jp/lab-nourin/shinrin.html
◎大阪市平野区、子育て新事業の関連書類がメールボックスから盗難
大阪市は1月7日、平野区の子ども・子育てプラザでメールボックスが盗難被害にあい、個人情報が記載された書類が持ち出されたと発表した。市によると、盗難にあったのは社会福祉協議会に委託している「ファミリー・サポート・センター」事業の関係書類で、すでに回収されている。同事業は、子育ての援助を提供したい人と依頼したい家庭の相互援助活動をサポートするもので、援助を提供する会員は「援助提供活動報告書」を作成し、支部に提出している。今年1月4日午前、平野区内の会社事務所のメールボックスに当該報告書が入っているのが見つかり、市に通報があった。すぐに平野区職員が回収し、経緯を調べたところ、平野支部の提供会員が昨年12月28日夜に同プラザのメールボックスに直接投函したものであることがわかり、盗難の事実が判明した。盗まれた報告書は2012年12月分のうち5日分5枚で、会員番号と氏名(依頼会員、提供会員とその子ども)、援助活動実施日時、援助内容、報酬などが記載されていた。同プラザのメールボックスには施錠がなされていなかった。同支部および本部は警察に被害届を提出し、当該の提供会員と依頼会員に対し、説明と謝罪をした。市は同協議会に万全の管理体制を期すよう指導し、再発防止に努めていくとしている。
・大阪市ファミリー・サポート・センター事業関係書類の盗難被害に伴う個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000199045.html
◎静岡市、美容所開設届出書1件を紛失
静岡市は1月7日、生活衛生課窓口で受理した「美容所開設届出書」1件を紛失したと発表した。当該書類には、氏名、住所、生年月日、美容師免許番号と取得年月日、施設構造の概要が記載されている。市によると、12月10日に届出人が同課を訪れて書類に必要事項を記入したが、対応した職員は、届出人が帰るのと同時に、事務用品を取りに行くためカウンターから離席。戻ったところ、書類がなくなっていた。職員はこの際、届出人が書類を持ち帰ったと考え、後に行う建物の確認検査の際に届出人に確認しようと判断。検査当日の17日、届出人が書類を持ち帰っていないことが分かった。その後、課内を探したが書類は見つからず、同課は19日、届出人に謝罪を行った。同課では今後、書類の受理等の手続きは出来る限り複数の職員で行うとともに、処理を完了するまで窓口を離れず、やむをえず席を立つ場合は、代わりの職員と交代することとした。また、職員全員を対象に、事務および文書の取り扱いについて、業務検討会を毎月開催するとしている。
・個人情報漏えいについてのお詫び(生活衛生課)(静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/jiko20130107-1.html
◎UCC上島珈琲、不正アクセス受け会員47万名の個人情報が改ざん
コーヒーの加工販売等を行うUCC上島珈琲(神戸市中央区)は1月7日、ホームページの一部サイトのサーバーが不正アクセスを受け、会員の個人情報が改ざんされたと発表した。個人情報の外部流出は確認されていない。同社によると、1月4日、同社の担当者がUCCホームページの会員向けサービス「UCCコーヒーノート」および「UCCコーヒークーポン」の会員データに異常を発見し、社内並びに当該サイトの運営委託会社、外部調査機関による調査を開始。その結果、2日午後3時頃から10時頃の間に不正アクセスの痕跡があり、会員の個人情報が改ざんされていたことが判明した。当該サーバーで管理されていた個人情報は、上記2サービスの会員47万名の氏名、住所、性別、メールアドレス、電話番号、ID番号、パスワード。5日に当該サイトを閉鎖し、警察に被害について届け出た。同社は、関係機関とも相談の上、原因究明ならびに再発防止に努めていくとし、外部の専門家の協力を得ながら、セキュリティ対策の強化を図るとしている。新たに解明された事項や追加の対策は、都度報告するという。
・不正アクセスに関するご報告[PDF](UCC上島珈琲)
http://img.ucc.co.jp/company/news/cncpnr/20130107.pdf
◎さいたま市、報酬の口座振込依頼書12名分を紛失
さいたま市は1月7日、2012年12月16日に行われた衆議院議員総選挙の投票所立会人に報酬を振り込むための「報酬口座振込依頼書」12名分を紛失したと発表した。市によると、12月25日、報酬を振り込む事務手続きを行おうとして、12名分の同書類がないことが判明。28日まで課内を探したが見つからなかった。外部への持ち出しや盗難の可能性はなく、不要な書類に同書類が混在し、誤廃棄したとみられている。情報の悪用等の被害は報告されていない。市では1月4日と6日に該当者を訪問して直接謝罪し、あらためて同書類を提出してもらった。市は、書類の受領時に受領を記録するチェックリストを作成し、適正な文書管理の徹底を図るとともに、研修等を通して再発防止に努めていくとしている。
・衆議院議員総選挙に係る報酬口座振込依頼書の紛失について[PDF](さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1357540435207/files/25-1tyuuoukusennkann.pdf