◎湖南市福祉事務所、生活保護費受給世帯59件分記載の書類を紛失
滋賀県の湖南市福祉事務所は2月4日、生活保護費受給者の個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。報道によると、当該書類は事務所内の棚の上に置いていたが、1月7日午後6時頃、職員がなくなっていることに気づいた。書類は受給者が生活保護費の現金給付を受けたことを記した受領簿で、59世帯分の氏名、毎月の受給金額が記載されていた。学校給食費が生活保護費から天引きされるため、受給者の子の氏名も記載されていたという。市は該当者に直接謝罪する。
・湖南市
http://www.city.konan.shiga.jp/
◎伊賀市、委託先が紛失した個人情報記載の「水栓一覧表」発見される
三重県伊賀市水道部は2月4日、昨年11月に紛失を明らかにした「水栓一覧表」が見つかったと発表した。「伊賀タウン情報ユー」によると、水栓一覧表は検針業務に使う書類で、同業務を委託している伊賀市シルバー人材センターの検針員(73歳)が昨年10月下旬に紛失に気づき、11月に警察署に紛失届を提出していた。紛失した水栓一覧表15枚には、326件分の水栓番号、使用者名、設置場所などが記載されていた。今年1月31日、同検針員宅で当該一覧表が見つかった。タンスの引き出しに入っていたという。市水道部は、一覧表に記載されていた法人162件、個人164件に文書で事態の報告をした。また、全職員と委託先に対し、個人情報の管理や保管について指導し、再発防止に努めるとしている。
・三重間伊賀市
http://www.city.iga.lg.jp/
◎埼玉県立高校、生徒から預かったパスポートのうち1名分を紛失
埼玉県教育局は4日、県立川口工業高校(埼玉県川口市)の教諭が、海外修学旅行のために生徒から預かっていたパスポート1名分を紛失したと発表した。同局によると、教諭は1月29日に出発する修学旅行のため、1月中旬から下旬までの間に、担任する学級の生徒全員からパスポートを預かり、机の中に保管。そのうち1名分を紛失した。教諭は旅行前日に当該生徒と保護者に事実を伝えて謝罪。29日には教頭が保護者に謝罪し、30日、警察署に遺失届を提出。2月1日、保護者の了解を得てパスポートを失効させる手続きを取った。同校では、全職員に対し、個人情報の厳格な取り扱いについて徹底した。教育局は、全県立学校に対し、個人情報の管理を徹底するよう指示するとしている。
・生徒の個人情報の紛失について(埼玉県)
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news130204-11.html
・職員の旅券紛失事故について(お詫び)(埼玉県立川口工業高等学校)
http://www.kawaguchi-th.spec.ed.jp/
◎首都高速道路、取引先に宛先が読み取れる状態でメールを送信
首都高速道路(本社:東京都千代田区)は2月4日、「首都高速ETC路線バス前払割引」を利用している路線バス事業者の担当者に対し、手違いにより、宛先が読み取れる状態でメールを送信したと発表した。同社によると、当該メールを送ったのは2月1日。同社は、再発防止に取り組んでいくとしている。
・【お詫び】弊社におけるメールアドレス(路線バス事業者様)の流出について(首都高速道路)
http://www.shutoko.jp/fee/etc/routebus/20130204
◎スターツコーポレーション、メールマガジンに別人の情報を記載して4606件送信
インターネット会員サービス「夢なび」を運営するスターツコーポレーション夢なび事務局(東京都中央区)は2月2日、メールマガジンの配信ミスにより、一部会員の情報が別の会員あてのメールマガジンに記載されて送られたと発表した。発表によると、メールに記載されたのは氏名とポイント情報、夢なび会員番号で、4606名の情報が別人に送られた。メールマガジン配信用リストの作成ミスにより、リスト上のメールアドレスにずれが生じたのが原因。該当者には報告と謝罪のメールを送った。漏れた情報を使って顧客を特定したり、取引内容やカード情報を取得したりすることはできないものの、同社では念のため、取引時の本人確認を厳格化するという。同社は再発防止のため、配信前の再確認プロセスと、複数人によるチェックを徹底するとしている。
・メールマガジン誤配信事故発生のご報告とお詫び[PDF](スターツコーポレーション夢なび事務局)
http://www.s-yumenavi.com/pdf_mng_pc/819.pdf
◎大阪府、2件の個人情報漏えい事故を発表
大阪府は1月31日と2月1日、それぞれ1件の個人情報漏えい事故を発表した。先の1件は、調理師免許証書換え交付の申請者へ免許証を発送する際、誤って他の申請者の戸籍関係書類を同封していたもの。当該書類に記載されている個人情報は、申請者氏名、戸籍筆頭者氏名、住所、本籍地(1名分)。府によると、昨年12月に申請書類を郵送で受付けた際、A氏の申請書類に戸籍関係書類が2通添付されており、不要な1通はA氏に返送するため丸筒に入れた。このとき別の申請者であるB氏の丸筒に誤って入れていたことが後の調査で判明した。今年1月23日、書換え後の免許証をA氏とB氏それぞれの丸筒に入れ、簡易書留にて発送した。同28日にB氏からA氏の戸籍関係書類が同封されて届いた旨、電話があった。直ちに調査と事実確認を行い、同日中にB氏宅を訪問。謝罪して当該書類を回収した。次いでA氏宅を訪問し、お詫びと当該書類の返却を行った。府は今後、免許証の返送時は丸筒内の書類を複数職員で確認するように徹底する。もう1件は、府が所管する財団法人西成労働福祉センターで、あいりん労働福祉センター内の清掃業務に従事した労働者の個人情報を含む業務報告書を紛失し、その後回収したもの。当該報告書には、1月26日と27日に当該業務に従事した労働者各20名、計40名の氏名、生年月日、年齢、および監督者2名の氏名が記載されていた。府によると、1月27日午後、財団職員がセンター清掃委託業者から当該報告書をセンター1階フロアで受領し、そのまま置き忘れた。28日朝、当該報告書の紛失が判明し、センター内を捜索するも発見できなかった。同日午後、センター利用者から届け出があり、当該報告書を回収した。現時点で個人情報の紛失による被害は確認されていない。府は、報告書を安易にセンター1階フロアーで受領していたことが紛失につながったとして、清掃委託業者からの報告はセンター3階財団事務所に届けさせる方式に改めた。また、財団の業務全般にわたり、個人情報の記載が必要最小限となるよう検討するとしている。
・個人情報を記載した書類の誤送付について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=12563
・個人情報が記載された書類の紛失及び回収について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=12585
◎TOKAIケーブルネットワーク、工事業務委託先で顧客情報1件を含む書類紛失
ケーブルテレビ事業のTOKAIケーブルネットワーク(本社:静岡県沼津市)は2月1日、委託先で顧客情報を含む書類を紛失したと発表した。発表によると、業務委託先の工事会社が、顧客情報の一部を含む書類を紛失した。紛失した書類には同社の顧客1名の氏名、住所、電話番号が記載されていた。当該顧客へは事実説明と謝罪をし、関係省庁への報告を行った。現時点においては、当該紛失による二次被害の事実は確認されていない。同社は今後、管理体制の強化と業務運用ルールの厳格化に努め、情報管理の徹底・強化に取り組んでいくとしている。
・委託先におけるお客様情報を含む書類紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](TOKAIケーブルネットワーク)
http://www.tokai-catv.co.jp/news/pdf/news130201.pdf
◎エクシング、委託先が顧客情報324件含むノートパソコンを車上荒らしで盗難
カラオケ事業やモバイルコンテンツ提供等を行うエクシング(本社:名古屋市瑞穂区)は2月1日、顧客情報の管理委託先が、「JOYSOUND[ボイス]」の顧客情報を紛失したと発表した。JOYSOUND[ボイス]は、着信ボイスや効果音のダウンロードサービス。同社によると、12月31日、委託先の従業員が車上荒らしの被害にあい、委託先から持ち出していたノートパソコンを盗まれた。パソコンには、プレゼントキャンペーンの際に取得した顧客の氏名、住所、電話番号、年齢、性別、職業、メールアドレス222件と、ユーザーサポートの際に取得したメールアドレス102件が保存されていた。委託先が同日、所轄の警察署に届け出たが、パソコンは見つかっていない。パソコンには複数のセキュリティ対策が施されており、情報が流出する可能性は極めて低いという。不正利用等の事実は確認されていない。該当顧客にはエクシングから謝罪を行う。エクシングは、再発防止に取り組んでいくとしている。
・JOYSOUND[ボイス]のお客様情報紛失に関するご報告とお詫び(エクシング)
http://www.xing.co.jp/info/archives/5361
◎三重県、個人情報1066名分含むファイルを240名に誤送信
三重県は2月1日、健康福祉総務課の職員が、誤って個人情報の記載されたファイルをメールに添付し、240名に送信したと発表した。県によると、職員は1月30日午前9時37分、県のユニバーサルデザインアドバイザー(以下、UDアドバイザー)240名に対し、活動状況のアンケートを実施するためのメールを送信。この際、本来送るべきファイルとともに、当該ファイルも誤添付して送信した。ファイルには、UDアドバイザー1056名と学校出前授業の担い手登録者10名について、氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、勤務先や、過去のアンケートの回答内容、登録削除者の削除理由などが含まれていた。メールを受信した人から同日午前11時28分に指摘があり、事態が判明。同課は午後2時18分、メール送信先の240名に対し、当該メールの削除を依頼するメールを送った。また、郵送先の分かる人には謝罪文書を郵送し、電話番号が分かる人には電話でも謝罪した。同課は、個人情報の管理について、メール送信前の確認事項をルール化するなど再発防止を徹底していくとしている。
・個人情報の流出について(三重県)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2013010421.htm