◎北陸農政局富山地域センター、個人情報記載の申請書が強風で飛ばされる
農水省は4月11日、北陸農政局富山地域センターで、個人情報を記載した「経営所得安定対策交付金交付申請書」が強風に飛ばされ、紛失する事故があったと発表した。発表によると、同センターで4月9日、申請書の車への積み込み作業中、強風に煽られて申請書の一部が飛ばされ、直ちに回収に努めたものの、13名分を紛失した。翌10日に1名分を回収したため、紛失は12名分となった。申請書には、農家の住所、氏名、生年月日、電話番号が印字されていた。関連しての被害は、現在のところ確認されていない。北陸農政局は、該当農家に対し状況説明と謝罪をした。今後は個人情報保護管理体制を徹底していくとしている。
・個人情報保護事案の公表について(農水省)
http://www.maff.go.jp/hokuriku/news/kojin_jian250411.html
◎永大プランニング、会員顧客のメールアドレスが流出
不動産業の永大プランニング(さいたま市南区)は4月11日、顧客の個人情報の一部が流出したと発表した。発表によると、会員登録した顧客のメールアドレスが流出し、該当顧客にはメールで報告しているという。流出の経緯や流出数などについては記載されていない。同社は原因究明と再発防止策に取り組むとしている。
・お客様のメールアドレス流出について(永大プランニング)
http://www.eidai-planninng.co.jp/news/archives/149
◎佛教大、個人情報190名分を含むHDDとUSBメモリーを紛失
佛教大(京都市北区)は4月11日、職員が個人情報を含む記録媒体を紛失したと発表した。発表によると、職員が過去に担当していた業務に関わるデータを記録したハードディスク(HDD)とUSBメモリーを3月に紛失していた。当該記録媒体には、学生の学籍番号や氏名、住所等の個人情報190名分が含まれていた可能性がある。現時点で、関連する個人情報の漏えいや不正使用の報告はない。万が一、トラブル等が発生した場合には、同大に連絡をするよう呼びかけている。同大は今後、全教職員に個人情報の保護とその取り扱いを徹底し、監督指導を強化していくとしている。
・佛教大学職員のHDD・USBメモリの紛失について(佛教大)
http://www.bukkyo-u.ac.jp/important/detail/4334/
◎昭和大学歯科病院小児歯科、患者情報5人分を記録したSDカード紛失
昭和大学歯科病院(東京都大田区)は4月11日、小児歯科で、患者の個人情報を記録したSDカードを紛失したと発表した。発表によると、記録されていたのは「口腔内写真」「氏名、生年月日」5人分で、3月21日に紛失が判明し、現在までのところ発見されていない。当該情報が不正に利用された事実は確認されていない。同院は4月10日、緊急に個人情報保護管理委員会を開催し、監督官庁である東京都に報告した。該当患者には、説明とお詫びの書面を送付する。同院は全学生と病院職員に対し個人情報の取扱いに関する注意を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・患者さま個人情報の紛失に関するお詫び(昭和大学歯科病院)
http://www.showa-u.ac.jp/SUHD/notice/20130411.html
◎UR都市機構、書類の誤封入で家賃滞納者23名分の個人情報漏えい
都市再生機構(UR都市機構、本社:横浜市中区)は4月10日、東日本賃貸住宅本部の東京北住宅管理センターにおいて、別人の情報が記載された書類を封入して顧客に送付したと発表した。発表によると、同センターで3月5日、賃貸住宅の家賃等滞納者に対して、支払催告書と滞納分の家賃等請求書を送付した。その際、23名分を取り違えて封入し、送付してしまった。翌6日に受領した顧客の一人から、他人の請求書が封入されていたという連絡を受け、誤送付が判明した。誤送付した書類のうち滞納分の「家賃等請求書」には、顧客の氏名、団地名、住戸番号および滞納情報(滞納月と金額)が記載されていた。同センターは、誤送付先の顧客および誤送付された顧客に、事実経緯の説明とお詫びをするとともに、誤送付した書類の回収と本来渡すべき書類の交付とを行っている。また、今回の件を踏まえ、個人情報記載文書の取扱いについて注意喚起を図るなど、再発防止に努めるとしている。
・顧客の個人情報が記載された文書の誤送付について[PDF](UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/east/pdf/ur2013_e0410_kojinnjouhou.pdf
◎中日本高速道路、案内メール中に顧客のメアドを記載し配信、9200件が流出
高速道路の管理を行う中日本高速道路(略称:NEXCO中日本、本社:名古屋市中区)は4月10日、案内メール文中に顧客のメールアドレスを誤って記載し配信したと発表した。発表によると、4月9日午後3時から、同社のキャンペーン等に登録し案内メールの配信を許諾した顧客に向けて、「東名GW渋滞減らし隊キャンペーン」の案内メールを配信した。その際、メール内に記載した配信停止を希望する際の手続き先URLに、他の顧客のメールアドレスを表示した状態で配信してしまった。メールは5通ごとに配信していたが、5名のうち1名のメールアドレスが同時に配信した他の4名のメール内に表示されていた。該当顧客数は9200人にのぼるという。同社は当該メールを送付した顧客にお詫びし、当該メールの削除を依頼している。同社は今後、個人情報の取り扱いに注意し、再発防止に全力で取り組むとしている。
・メールアドレス流出のお詫び(NEXCO中日本)
http://www.c-nexco.co.jp/news/3158.html
◎ダッドウェイ、顧客の個人情報がWebで閲覧可能に
育児ブランドやペット用品の企画輸入販売を行うダッドウェイ(本社::横浜市港北区)は4月10日、同社のオンラインショップの顧客の個人情報がWebで閲覧可能だったと発表した。発表によると、4月3日午後11時50分、同社で管理している個人情報がWebで閲覧できるとの通報があり、その後1名からも同様の指摘があった。4日朝にダッドウェイオンラインショップを停止して原因究明を行った結果、次のことがわかった。昨年6月18日から今年4月3日までは、特定のURLを直接入力すると同社管理の個人情報が閲覧可能だったが、この期間はアクセスがなかったことが確認されている。4月3日から4月4日までは、検索エンジンで個人情報を入力し、同社のデータと一致した検索がなされた場合、同社管理の個人情報が閲覧可能だった。閲覧可能だった情報は、「NUK公式オンラインショップ」および「DADAWAY PETオンラインショップ」で会員登録した顧客の個人情報のうち、入会時の必須項目(氏名、住所、メルアド、電話番号、生年月日等)、および任意で入力された項目や履歴のある項目(FAX番号、職業、購入日や回数、ポイント残高等)。口座番号やカード番号は含まれていない。外部からのアクセスは3日深夜から4日朝にかけて数件あったが、現時点で、顧客情報の不正利用等の事実は確認されていない。同社は4日午後4時、閲覧できず検索サイトでも表示されない等の最終確認を終え、10日朝からサービスを再開した。同社は、該当顧客にメールと郵便で対応報告をしている。昨年6月18日に両サイトで顧客データを移管した際、プログラムの処理やWeb上の領域のセキュリティ確保に不具合が発生していたが、それが今回の原因に繋がったという。同社は本件を経産省に報告した。今後は再発防止に全力で取り組むとしている。
・個人情報の取り扱いに関するお詫びと事象のご報告[PDF](ダッドウェイ)
http://www.dadway.com/news/asset/personal_0410.pdf
◎首都大学東京、学生40名の個人情報含むHDDが電車内で盗難
首都大学東京(東京都八王子市)は4月9日、学生の個人情報を含むハードディスクドライブ(HDD)が盗まれたと発表した。発表によると、同大東京都市環境学部教員が4月5日、研究成果のまとめ等の作業を行うため、外付けHDDを持って帰途についた。JR山手線外回りの電車に乗車し、座席上の網棚に当該HDDを入れた鞄を乗せ、座席で眠り込んでしまった。気づいたときは鞄は無くなっていた。教員は警察へ遺失物届を提出した。盗難の時間帯は、4月5日午後11時50分から翌6日午前0時30分頃までの間となる。教員は6日早朝、所属長に報告を行うとともに、再度警察に出向いて盗難届を提出した。当該HDDに保存されていた個人情報は、約40名の学生の氏名(漢字、フリガナ)、学修番号、担当していた科目の成績データ(出欠状況、レポート提出状況、最終発表の評価、総合評価)。格納されていたファイルにはパスワードによるロックが施されている。9日時点で、個人情報の流出は確認されていない。同大は該当学生に説明と謝罪を行う。また、教職員に対する個人情報管理、情報機器等の保管、および管理の徹底を周知するなど、再発防止に努めていくとしている。
・学生の個人情報を含むハードディスクドライブの盗難(首都大学東京)
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/6146.html
◎横浜市立中、教諭が生徒の成績含む学級編成資料を漏えい、生徒間で拡散
横浜市は4月9日、港北区の市立中学校で生徒の成績等を含む情報が漏えいしたと発表した。発表によると、同校で1、2学年の英語を担当する臨時任用の教諭が3月22日、新3年生の2年時の成績などが記された学級編成検討用資料を持ち出し、縮小コピーを作成した。24日、一部の生徒にこの資料を見せ、1人の生徒がスマートフォンで撮影するのを黙認した。撮影データは複数の生徒の携帯電話やスマートフォンに取り込まれ、他の生徒へ漏えいした。4月2日に保護者を名乗る匿名電話で通報があり、同校は調査を開始した。5日の始業式の様子から関係すると思われる生徒への聞き取りを行い、その後当該教諭への事情聴取により漏えい事実を確認した。漏えいしたデータには、新3年生6クラス230人分の氏名、うち5名を除く225人の成績(2年生2学期の9教科の5段階評定)が含まれていた。関係した生徒34人うち、データを保有していた生徒18人には削除したことを確認し、残り16人はデータを保有していないことを確認した。同校は家庭訪問で説明と謝罪をし、生徒に対しては学校カウンセラーなどによる心のケアを実施する。今後は教職員に対する個人情報の管理徹底を図り、組織的運営の点検・再確認を行うとしている。毎日新聞によると、当該教諭は4月から別の市立中に臨時任用されていたが、6日に辞表を提出したという。
・市立中学校における学級編成検討情報の漏えいについて(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201304/20130409-022-16477.html