◎さいたま市、介護保険料変更関連書類を別人に誤送付、最大88名分
さいたま市は7月3日、介護保険料変更通知書を送付した際、最大で88名に対し、誤って別人の情報を含む書類を送ったと発表した。同通知書は、概ね前月までに死亡、転出等の届があった場合に保険料を返還する手続きのために送付するもの。市によると、7月1日、死亡者60名、転出者28名分の変更通知を発送したが、翌日、通知を受け取った人から誤りを指摘する連絡が複数あリ、事態が判明した。最大で送付した88名分すべてについて、別人用の書類を誤送付した可能性がある。死亡者の家族へ送付する書類には、死亡者の氏名、住所、性別、生年月日、被保険者番号が、また、転出者へ送付する書類には被保険者番号が記載されている。該当者には電話で謝罪し、誤った書類を回収して正しい書類に差し替えることを説明した。個人情報の悪用による被害は確認されていない。通常、発送前に最終確認作業を行っているが、今回は実施していなかったという。市は、今後は十分に確認ができるように余裕を持った作業スケジュールを組むとともに、チェック体制の見直しも行うとしている。
・介護保険料変更通知書の同封書類の誤発送について[PDF](さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1372841175511/files/minamikukaigo.pdf
◎第三銀行、4支店で顧客情報1047件紛失
第三銀行(本店:三重県松阪市)は7月3日、4つの支店で顧客情報1047件を紛失したと発表した。同行によると、伝票を本部で集中保管するための作業の中で紛失が判明。久居支店(同県津市)など4支店でそれぞれ、2003年から2006年までの1営業日分の伝票綴りを紛失していた。伝票には顧客の氏名、住所、口座番号、取引金額等が記載されている。伝票の保存期間は10年で保管箱に封入して保管しているが、調査等の際に取出し、戻す際に誤って保存期間を経過した別の箱に混入させ、そのまま廃棄した可能性が高いという。外部からの問い合わせや不正要求等は発生していない。同行は再発防止に向け、厳正に文書を管理し、顧客情報の適正な管理に取り組んでいくとしている。
・お客様情報の紛失について[PDF](第三銀行)
http://www.daisanbank.co.jp/archives/001/201307/2013.07.03.pdf
◎鈴与商事、業務委託先が顧客1万263名の情報含むUSBメモリー紛失
総合商社の鈴与商事(本社:静岡市清水区)は7月3日、同社のグループ会社で業務委託先である鈴与ガスあんしんネット甲府(山梨県甲府市)において、顧客情報を含むUSBメモリーの紛失が判明したと発表した。同社によると、紛失が判明したのは6月28日。当該メモリーは業務担当者が事務所内のパソコンで使用していたもので、顧客1万263名の氏名、住所、電話番号、LPガス供給開始日と点検実施日が含まれている。社外流出の可能性は低く、情報が不正に使用された事実は確認されていないという。該当の顧客には謝罪と経緯の報告を行っている。同社は、個人情報管理の強化と社員への教育を図り、再発防止に努めるとしている。
・お客様情報紛失についてのお詫び[PDF](鈴与商事)
http://www.suzuyoshoji.co.jp/common/pdf/2013/202aver.2.pdf
◎原子力安全技術センター、意見投稿の一般人33名の個人情報がWebで閲覧可能に
公益財団法人である原子力安全技術センター(東京都文京区)は7月2日、同センターが管理している「環境防災Nネット」において、個人情報を含むテキストファイルが外部からアクセス可能だったと発表した。同ネットは、原子力規制委員会から委託を受け、同センターが整備している。発表によると、アクセス可能だったファイルは、同ネットの「ご意見・ご質問送信フォーム」から、2011年3月12日~24日に受け付けた意見等をまとめたもので、33名の氏名(ハンドルネーム含む)、メールアドレス、意見等の内容、一部に住所、電話番号、職業を含んでいた。発覚の発端は6月30日(日)午後7時59分、同ネットを通して意見投稿の経験がある人から、第三者が閲覧可能になっているとの連絡があった。同センターは7月1日(月)午前9時40分、当該ファイルを同ネットのサーバーから削除し、アクセスされた可能性がある情報の精査を開始した。検索サイトのキャッシュが表示されていたため、運営会社へ削除を依頼した。同日午後7時39分から、該当者へのお詫びと報告を開始。原子力規制庁監視情報課にも連絡した。原因は、寄せられた意見を取りまとめる際に、担当者の不注意から内部規定とは異なる手順で作業を行い、当該ファイルをインターネットサーバーに保存してしまったことだという。同センターは引き続き各検索サイトでキャッシュの確認と削除依頼の対応を行う。また事故原因を究明し、対策を講じるとともに関係者に報告するとしている。
・環境防災Nネットにおける個人情報の不適切な取扱いに関するお詫びとご報告[PDF](原子力安全技術センター)
http://www.nustec.or.jp/news/pdf/press_130702.pdf
◎東京海上日動あんしん生命保険、顧客情報360名分含むパソコン等盗難
東京海上日動あんしん生命保険(本社:東京都千代田区)は7月1日、職員が車を荒らされ、顧客情報を含むパソコンや書類が盗まれたと発表した。同社によると、6月26日午後9時30分頃、ライフパートナー社員(営業社員)が名古屋市内の駐車場に停めていた車を荒らされた。パソコンには、顧客の氏名、生年月日、性別、電話番号等が最大で307名分含まれている。起動には指紋認証が必要で、情報は暗号化されて保存されているという。書類は顧客から預かったアンケート用紙等で、氏名、部署名、生年月日、電話番号が最大で53名分と、うち2名分の健康状態に関する情報が含まれている。警察に届出済み。顧客情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社は、社員教育を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報が保存された弊社ライフパートナー社員(営業職員)のパソコン等の盗難について[PDF](東京海上日動あんしん生命保険)
http://www2.tmn-anshin.co.jp/download/461/20130701news.pdf
◎Webライダー、メールをTOで送りメールアドレス20件が流出
Webサービスの運営等を行うWebライダー(本社:京都市中京区)は7月1日、運営するサービス「人事ったー」の顧客に対しメールをTOで送り、メールアドレス20件が流出したと発表した。同社によると、7月1日午前11時40分、BCCで送るべきメールを誤ってTOで送った。対象者には謝罪し、当該メールの削除を依頼した。同社では再発防止のため、全社員に対しメールを厳重に取り扱うよう注意を喚起したとし、システムでのチェック体制も強化するとしている。
・一部のお客様へのメールアドレス誤送信についてのお詫び[PDF](Webライダー)
http://www.jinjitter.jp/pdf/20130701.pdf
◎住友不動産販売、2514物件分の個人情報含むノートパソコン盗難
住友不動産販売(本店:東京都新宿区)は7月1日、神戸市内の賃貸業務を行う営業センターにおいて、顧客情報を記録したノートパソコン1台が盗まれたと発表した。同社によると、2月28日に同センターの事務室から盗まれた。当該パソコンには、同センターで賃貸管理している物件2514件分の個人情報が記録されている。警察に届出済み。当該パソコンには起動時のログインパスワードが設定されており、データは暗号化されているという。情報の流出や不正使用の事実は確認されていない。同社は今後、個人情報保護の強化と再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報を記録したノートパソコンの盗難について[PDF](住友不動産販売)
http://www.stepon.co.jp/pdf_files/2013070101.pdf
◎大東建物管理、顧客情報46名分含む賃貸借契約書を紛失
賃貸住宅管理等を行う大東建物管理(本社:東京都港区)は7月1日、福島県において顧客情報を紛失したと発表した。同社によると、社員が4月12日、46名分の氏名、住所、電話番号を含む賃貸借契約書を紛失した。内部調査の結果、社内で誤って廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。国土交通省に報告済み。同社は再発防止のため、顧客情報の取り扱いについて運用の見直しを図るとともに、社員に対し顧客情報の取り扱いの重要性を教育するとしている。
・平成25年4月12日福島県におけるお客様情報紛失事故について[PDF](大東建物管理)
http://www.daito-tatemono.com/company/pdf/pi_ac.pdf