◎埼玉県日高市、国民年金関係の情報含む書類とハードディスク紛失
埼玉県日高市は11月12日、国民年金関係の書類を紛失したと発表した。市によると、10月17日から11月1日までに受け付けた21名分の国民年金保険料免除・納付猶予申請書、17名分の学生納付特例申請書、および国民年金被保険者2万2486人分の名簿が保存された外付けハードディスクを紛失した。事務室内を捜索し、関係職員に聞き取り調査をしたが発見に至らず、市では盗難の可能性が高いと判断して11日、飯能警察署に被害届を提出した。紛失が年金受給そのものへ影響することはない。個人情報の悪用は確認されていない。該当者には謝罪する。市は、再発防止策を講じるとともに、警察の捜査に協力し、一日も早い発見に努めるとしている。
・国民年金関係書類の紛失について(お詫び)(日高市) http://www.city.hidaka.lg.jp/6,31255,14,175.html
◎千葉県立高校、定期考査の解答用紙1クラス分を紛失
千葉県と千葉県立松尾高校(千葉県山武市)は11月12日、1クラス37名分の2学期中間考査解答用紙を紛失したと発表した。発表によると、10月22日、前日に行われた考査の採点を自宅で行おうとして、同校職員が3年B組37名分の国語科現代文の解答用紙をバッグに入れて持ち帰ったが、当日はバッグから取り出さなかった。翌23日、職員はバッグを持って出勤し、進路指導室の自分の机の下にバッグを置き、朝の職員打ち合わせに参加。同室に戻ったところ、バッグの中に答案用紙がないことに気付いた。該当の生徒には11月5日の授業時に状況を説明して謝罪した。翌6日には保護者説明会を開催したが、参加した保護者はいなかったという。解答用紙が悪用された形跡はない。当該クラスについては再度考査を実施して、他のクラスと公平になるように検討して取り扱うという。同校は再発防止のため、今後、解答用紙についても個人情報として、管理や取扱い方法について周知徹底するという。また、外部記憶媒体だけでなく紙媒体についても、職員室等の場所に保管し、校外への持ち出し禁止を徹底するとしている。
・定期考査解答用紙の紛失事故について(千葉県/千葉県立松尾高等学校) http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/press/2013/251112touanfunsitu.html
◎横浜市、メールをTOで送り782名分のメールアドレス流出
横浜市は11月12日、メールをTOで送り、782名分のメールアドレスが流出したと発表した。市によると、11月12日、市が主催する知的財産に関するセミナーの案内をメールで送る際、BCCで送るべきところをTOで送り、メールアドレスが受信者全員に見える状態となった。案内メールの宛先は、過去に同セミナーに参加した782名だった。職員が送信直後に気づき、メール送信先全員に謝罪のメールを送って、当該メールの削除を依頼した。再発防止のため、市では今後、メールを送信する際は複数の職員で確認するよう徹底するという。
・個人情報の漏えい(メールアドレス)について(横浜市経済局 経営・創業支援課) http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/keizai/
◎堺市、市税催告書に添付する明細書を入れ違えて発送し、個人情報1件流出
大阪府堺市は、11月11日、市税の催告書に添付する明細書を誤発送したため個人情報が流出したと発表した。市によると、市税事務所職員が7日に発送した市税催告書8件のうち2件に、誤って別人の明細書を同封していたことが、催告書を受け取った納税者から8日夕刻に通報があり、判明した。8件の相手先の催告書を同時に発送処理した際、十分に確認を行わなかったため、2件に明細書を入れ違えて発送してしまったという。通報した納税者には事情説明のうえお詫びし、催告書の返却を受けた。同日中に本来送付すべき納税者宅を訪問し、事情説明のうえお詫びし、了承を得た。その際、未開封のまま催告書を回収できたので、8日に通報してきた納税者の個人情報は流出しなかった。このため流出した個人情報は明細書1件となる。明細書に記載されていた内容は、氏名、住所、滞納額(市府民税)。市は今後、個人情報取り扱いについて指導の徹底に努めていくとしている。
・催告書に添付する明細書の誤発送による個人情報の流出について[PDF](大阪府堺市) https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/hodo/hodoteikyoshiryo/1111_01.files/1111_01.pdf
◎東京大学大学院、13名分の個人情報含む書類を一時置き忘れ
東京大学大学院総合文化研究科(東京都目黒区)は11月8日、学務関係書類を同大学の駒場キャンパス内で一時的に置き忘れ、個人情報が不特定多数の目に触れる状況になったと発表した。同科によると、11月1日午後2時頃から30分間、東大生協駒場購買部のレジ付近に、クリアファイルに入れた「日本学生支援機構大学院奨学生申込者名簿」が置かれたままになっていた。当該書類には、13名分の氏名、受験番号、専攻系名、希望種別、推薦順位が記載されていた。当該情報の不正使用などの事実は確認されていない。該当者には口頭で報告して謝罪した。同科は、個人情報および職務上守秘、保護すべき情報の管理にかかわる注意を研究科全構成員に周知徹底し、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の取扱いについて[PDF](東京大学大学院総合文化研究科) http://www.c.u-tokyo.ac.jp/HPsyougakukin11.08.pdf
◎太陽生命、顧客3868名の個人情報漏えい
太陽生命保険(本社:東京都港区)は11月8日、国や地方公共団体等が差し押さえた保険契約の解約などの手続きをめぐり、開示する必要のない個人情報を誤って開示していたと発表した。発表によると、同社では支払請求手続きにおいて、本人からの請求を想定し、請求書や支払明細などにあらかじめ税務申告に関する情報などを印字しているが、これを債権者からの請求の場合にも使用していた。漏えいした情報は3868名分で、漏えい先は、3832名分が国や地方公共団体などの公的機関、36名分が公的機関以外の債権者、質権者だった。漏えいした情報が不正に利用された事実は確認されていない。該当者には謝罪の文書を送付した。同社では、債権者と質権者からの支払請求手続については、必要な情報のみを記載し、やむを得ない場合は不要な情報のマスキングを行うよう事務手順を整備したほか、事務の規定等を改定し、再発防止の体制を整備した。今後、顧客情報のさらに厳正な取り扱いに努めていくという。
・お客様情報の過大な開示(個人情報の漏えい)について[PDF](太陽生命保険) http://www.taiyo-seimei.co.jp/news/pdf/251108.pdf
◎大阪市天王寺区、ネット上に公開される簿冊情報に個人情報1名分を誤掲載
大阪市は11月8日、天王寺区役所保健福祉課(福祉サービス)において、公文書検索システム上で公開している簿冊情報の中に、非公開とすべき個人情報が含まれていたと発表した。市によると、11月5日、公文書検索システム上での公開に向けて、文書および簿冊情報等のデータについて内容確認を行ったところ、すでに公開されている簿冊の副題に、非公開とすべき氏名1名分が表示されていることが判明した。簿冊の作成にあたっては、副題に個人情報を入力する場合、非表示にするはずが、これを誤って表示し、さらにホームページでの公開前の確認が不十分だったことが事故につながったという。氏名は直ちにホームページから削除し、関係者には謝罪した。同課は再発防止のため、簿冊登録や文書作成にあたっての留意事項を徹底し、簿冊副題には個人情報を入力せず番号の付番などで管理すること、新規に簿冊を登録する時は上司の承認を得ること、また、インターネット公開時には複数人でチェックを行うことを徹底するとしている。
・簿冊情報のインターネット公開における個人情報の漏えいについて(大阪市) http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/tennoji/0000241997.html