◎三田市立幼稚園2園で指導要録紛失、園児274名分の情報
兵庫県三田市は3月14日、市立小野幼稚園と藍幼稚園が、保存期間内の幼稚園幼児指導要録の一部を紛失していたと発表した。市によると、小野幼稚園では1993年度から2000年度までの卒園児262名分、藍幼稚園では2005年度卒園児12名分の「学籍に関する記録」(保存年限20年)を紛失した。両園とも同記録を保存年限が5年の「指導に関する記録」とともに保管しており、保存期限を過ぎた指導要録を廃棄する際に誤って廃棄したとみられている。該当者には文書で謝罪する。情報を悪用されたとの連絡は入っていない。市では今後、指導要録の廃棄処分時には複数人で取り扱い、「指導要録廃棄簿」に記録を残すこととした。また、市教委が定期的に指導要録の点検と指導を行うという。
・幼稚園幼児指導要録紛失(誤廃棄の疑い)について(お詫び)(三田市)
http://www.city.sanda.lg.jp/kyouiku/0304youroku.html
◎鳥取大学附属病院、患者30名の情報含むUSBメモリー紛失
鳥取大学(本部:鳥取県鳥取市)と同大学医学部附属病院(鳥取県米子市)は3月14日、附属病院の医師が、患者情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、メモリーには患者30名の氏名、ID番号等が保存されている。該当の患者には経緯を説明して謝罪した。同大学は、教職員に対し個人情報の管理、運用の適正化を徹底し、再発防止に努めて行くとしている。附属病院は、個人情報の使用および保管については厳重に管理するよう注意喚起し、再発防止に万全を期すとしている。
・患者情報を含むUSBメモリの紛失について(鳥取大学)
http://www.tottori-u.ac.jp/dd.aspx?itemid=11410
・ USBメモリ紛失に関するお詫びとお知らせ(鳥取大学附属病院)
http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/news/13075.html
◎埼玉りそな銀行、顧客50名の情報含む資料紛失
埼玉りそな銀行(本店:さいたま市浦和区)は3月14日、吹上支店(埼玉県鴻巣市)の社員が、外訪活動中に顧客情報が記載された資料を紛失したと発表した。同行によると、3月12日、同支店と取引のある個人顧客50名の氏名、住所、電話番号、年齢、預かり資産額等を記載した社内資料を紛失した。所轄警察署に届け出済み。該当の顧客には個別に説明と謝罪を行っている。この件に関する顧客の被害や、同行への不正請求等は発生していない。同行は、再発防止に向け、顧客情報の管理を徹底するとしている。
・吹上支店におけるお客さま情報の紛失について[PDF](埼玉りそな銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/20140314_1a.pdf
◎浜松医科大学、院生が患者の個人情報含むファイルを持ち出し漏えい
浜松医科大学(静岡県浜松市)は3月14日、個人情報の院外への持出しとメール誤送信による個人情報漏えいがあったと発表した。発表によると、大学院医学系研究科の大学院生(30代男性)が3月4日、研究会で発表するデータとして使用するため、匿名化や暗号化がされていない患者の個人情報を含むファイルを、個人所有のコンピュータに入れて学外に持ち出した。翌5日、研究会での発表を交代することとなった別の大学院生に、当該ファイルをメールで送信したところ、誤って第三者に送付してしまった。当該ファイルには、115名の個人情報(ID、氏名、年齢、性別、喫煙歴、治療状況等)が入っており、パスワードは設定されていなかった。同日中に誤送信先にメールでファイルの削除を依頼し、「削除した」旨の返信を受け取った。関係者には個別に連絡し、事態の説明とお詫びをしている。同学は今後、個人情報の管理を徹底するため、全職員および全学生に注意を喚起する。また、部署単位での再点検を行い、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の院外への持出し及び電子メールの誤送信について(浜松医科大学)
http://www.hama-med.ac.jp/uni_topics_20140314.html
◎東京都立小児総合医療センター、患者15名の情報含む手術予定表紛失
東京都病院経営本部および、都立小児総合医療センター(東京都府中市)は3月14日、同センターにおいて、患者の個人情報を含む書類の紛失事故が発生したと発表した。発表によると、3月10日、患者15名の氏名、年齢、性別、診療科、手術名を含む、同日分の手術予定表1枚を紛失した。医療作業業務職員が午前8時頃、手術準備用ワゴンの上に同予定表を置いて準備作業を始めたが、9時頃、紛失に気付いた。作業員は準備作業中に、朝礼参加と器材搬送依頼への対応のため、2度ワゴンの傍を離れたという。同院では関係職員へ事情聴取を行ったほか、手術室エリアを中心に引き続き捜索を行っている。該当患者の家族には説明と謝罪を行った。同院は、再発防止のため、個人情報の適切な取扱いを全職員へ徹底するとしている。病院経営本部では3月14日、臨時の都立病院事務局長会を開催し、他の都立病院においても、個人情報保護の観点から全業務にわたる総点検を行い、業務を見直すよう指示した。
・都立小児総合医療センターにおける個人情報を含む書類の紛失について[PDF](東京都病院経営本部)
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/houdou/25year/documents/260314_syouni.pdf
・当院における個人情報を含む書類の紛失について(東京都立小児総合医療センター)
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/shouni/annai/press.html
◎ベリタスの会員専用サイトに不正アクセス、顧客情報5041件が漏えい
医療機器等の販売・賃貸業のベリタス(東京都港区)は3月14日、同社Webサイトが不正アクセスを受け、顧客の登録情報が漏えいした可能性があると発表した。発表によると、外部からの不正なアクセスと思われる痕跡を確認し、3月13日に調査を開始した。同日にWeb管理会社に調査を依頼し、協力して調査を進めた結果、3月10日0時44分から1時7分頃の間に不正アクセスがあったことが判明した。アクセス元のIPは中国で、同社ホームページプログラムから、SQLプログラムの脆弱性を利用し、会員管理画面へのログイン情報を紐解き管理画面へアクセスしていた。会員情報のダウンロードが確認され、合計5041件の顧客情報が漏えいした可能性がある。情報内容は、氏名、所属組織名、住所、電話番号、メールアドレス、ログインパスワード。同社は14日、Webサイトでの情報公開と併せ、漏えいの可能性がある顧客へメールによる連絡を開始した。同社は原因となったセキュリティの問題箇所について対策を講じ、今後、同様の事態が発生しないことを確認した。また、顧客情報管理の強化・徹底を図り、再発防止と信頼の回復に努めていくとしている。
・会員専用サイトからの個人情報漏えいについてのお詫びとご報告(ベリタス)
http://www.veritastk.co.jp/news.php?id=780
◎軽自動車検査協会、23事務所で申請書類7万2388件を紛失
軽自動車検査協会(東京都新宿区)は3月14日、23の地方事務所で、保存期間が満了していない申請書類7万2388件を紛失していたと発表した。同協会によると、2月20日、茨城事務所(茨城県茨城町)で、一部書類が見あたらないことが判明。同18日と19日に実施した定期的な文書廃棄の際に、誤廃棄したとみられている。これを受けて全国89事務所で申請書類の保管状況を点検したところ、23事務所等で紛失が判明した。すべて、誤廃棄したとみられている。当該書類に係る処理は完了しており、申請内容は全て情報処理システムに保存されているという。個人情報の外部流出は確認されていない。同協会は再発防止のため、誤廃棄の原因を詳細に調査し、その結果に基づいて、文書保存期間等の徹底、保存期間の誤認を避けるための書類整理方法のマニュアル化、文書保存状況の定期的な確認等の再発防止対策を、今後一ヶ月以内を目途にとりまとめ実施していくとしている。
・保存期間内の検査等に関する申請書類を一部誤廃棄しました。(軽自動車検査協会)
http://www.keikenkyo.or.jp/topics/2013/topics_20140314_1.html
◎東大病院など22病院の患者255名分のデータが製薬会社に流出
東京大学医学部附属病院(東京都文京区)は、3月14日に発表した「SIGN研究特別調査 予備調査委員会中間報告書」において、慢性期慢性骨髄性白血病患者255名のデータが製薬会社ノバルティスファーマ(東京都港区)に流出していたことを明らかにした。SIGN研究は、東大病院血液・腫瘍内科に事務局を置く多施設共同の医師主導臨床研究。チロシンキナーゼ阻害剤を服用する慢性期慢性骨髄性白血病患者の副作用についてアンケート形式で調査し、薬を変えて副作用が改善するかどうかを調べた。報告書によると、他施設からのアンケートをノ社社員が運搬し始めたことを契機に、東大症例のアンケートや、FAXで送られたアンケートも含めて255例全てのデータがノ社に渡った。データには施設名、主治医名、被験者のイニシャル、生年月(日)、性別のほか、患者IDも203名分含まれていた。ノ社でデータがどのように扱われていたかは、ノ社が調査中。該当の患者には状況の説明と謝罪を早急に行うという。
・慢性期慢性骨髄性白血病治療薬の臨床研究「SIGN研究」についての調査中間報告[PDF](東京大学医学部附属病院)
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/20140314-1.pdf
◎NTT西 名古屋支店、リモートサポートサービスの開通案内を別人に誤送付
西日本電信電話名古屋支店(名古屋市西区)は3月14日、業務委託先において、リモートサポートサービスの開通案内を誤った宛先に送付した事実が2件判明したと発表した。同社によると、誤送付した書類には顧客の氏名等の個人情報が含まれている。当該顧客には説明と謝罪を行った。同社は、委託先での顧客情報管理に関して指導を徹底するとしている。
・リモートサポートサービス開通案内の誤送付に関するお詫びとお知らせ[PDF](西日本電信電話名古屋支店)
http://www.ntt-west.co.jp/nagoya/newsrelease/2013/20140314_1.pdf
◎真誠会、利用者19名分の個人情報含むUSBメモリーを紛失
保健・医療・福祉サービスに対応したホスピタウンネットワークを運営する真誠会(鳥取県米子市)は3月14日、利用者の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、1月31日、同社が運営するデイサービス事業所の職員が、19名の利用者の個人データをコピーしたUSBメモリーが見当たらないことに気づいた。職場で紛失した可能性が高く、職場内を中心にくまなく探したが、現在までのところ見つかっていない。USBメモリーに含まれていた個人情報の内容は、19名分の氏名、住所、生年月日、電話番号、介護サービス計画、写真。同社は該当者に電話で事情説明をした。その後、個別に11名訪問し、さらに5名を訪問する予定だ。残り3名については、家族が遠隔地のために電話のみで了承を得た。同社は今後、再発防止を周知徹底し、情報管理の適正な管理・運用体制の強化に努めていくとしている。
・ご利用者様の個人情報の紛失事故に関するご報告とお詫び[PDF](真誠会)
http://www.hospitown.or.jp/owabi.pdf