◎北海道教育庁オホーツク教育局、メール送信の不手際でボランティアのメルアド流出
北海道教育庁オホーツク教育局(北海道網走市)は7月4日、北海道教育委員会が実施する「学校サポーター派遣事業」において、学生ボランティア登録者73名のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、同局の担当者が派遣前研修会の案内メールを送る際、不手際により、送信先全員のメールアドレスが表示される状態で送信した。また、この事例を踏まえてこれまでのメール送信について調べたところ、2013年度までの間に、学生ボランティア登録者延べ79名に同様のメール送信を行った可能性があることがわかった。同局は、今後、複数の宛先に送信する場合は2人以上の職員によって宛先の確認を行うことなどを徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・【お詫び】メールアドレスの情報流出について[PDF](北海道教育庁オホーツク教育局)
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/okh/syakaihan/email_BCC_problem.pdf
◎北九州市、市営住宅入居者43名の情報含む収入申告書用紙20枚を紛失
北九州市は7月4日、市営住宅の収入申告書1棟20戸分を紛失したと発表した。市によると、申告書には、前年度の申告に基づき、あらかじめ住所、電話番号および世帯全員の氏名、続柄、生年月日、年齢が記載されており、紛失分には43名の情報が含まれている。6月中旬、市営住宅の管理委託先である北九州住宅供給公社が、当該市営住宅の管理人あてに入居者20戸分の収入申告書を郵送して配布を依頼。7月2日、入居者から、収入申告書が届いていないと住宅管理課へ連絡があった。3日に住宅管理課から管理人に問い合せたところ、管理人が受け取っていないことが判明。郵便局に問い合わせたところ、配送済みとの回答があった。住宅管理課では4日に各戸を訪問して報告と謝罪を行い、再度提出書類を手渡した。警察に被害について相談済み。個人情報の流出による被害などは確認されていない。市は再発防止のため、来年度以降は、申告書を入居者へ個別に送付する方法等を検討するという。
・北九州市営住宅入居者の個人情報を記載した郵便物の紛失について[PDF](北九州市)
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000173355.pdf
◎グローバルテクノ、メールソフトの不具合で顧客のメルアド流出
ビジネスセミナー運営のグローバルテクノ(本社:東京都中野区)は7月4日、メールソフトの不具合により、同社から案内メールを送信した一部顧客のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、7月2日午前11時38分と同48分にBCCで送信した案内メール計2380件において、BCC欄に入力したメールアドレスの一部が本文中に表示されていた。調査の結果、同社で使用している特定のメールソフトにおいて、BCC欄にメールアドレスを入力する際に改行コードが入り込んだ場合、メールソフトまたはメールサーバー上で何らかの障害が発生することが判明したという。対象の顧客には同日、別のメールソフトを使用して謝罪のメールを送信した。流出したメールアドレスの不正利用など、二次的被害に関する報告は入っていない。同社は、メールソフト側の対応が完了するまでは顧客への案内メールのBCC送信を中止するとしている。
・お客様情報(メールアドレス)流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](グローバルテクノ)
http://www.gtc.co.jp/20140704.pdf
◎鳥取銀行、取引記録4035先分を含むCOMフィルム紛失
鳥取銀行(本店:鳥取県鳥取市)は7月3日、顧客情報が含まれるCOMフィルムを紛失したと発表した。同行によると、紛失したのは、津山支店の顧客4035先の過去の取引が記載されたCOM。当該COMには、1994年2月1日から同28日までの普通・当座預金等の取引明細が記録されており、口座番号、入出金日、入出金額、残高などが含まれている。氏名や住所は含まれていない。COMは本部に集中保管しており、6月11日、過去の取引等の調査を行うため該当期間のCOMを確認したところ、1枚が所在不明となっていることが判明した。誤廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。COMの閲覧には専用の機械が必要で、情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせは入っていない。同行は、情報管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報が記載された媒体の紛失について(鳥取銀行)
http://www.tottoribank.co.jp/torigin/news/2014-07-03.htm
◎三洋電機、リコール対応ダイレクトメールで住所と宛名の不一致が4157件発生
三洋電機(本社:大阪府守口市)は7月3日、電気衣類乾燥機のリコール対応のためにダイレクトメールを作成・郵送したが、顧客データの加工を誤り、住所と宛名の不一致が4157件発生したと発表した。発表によると、5月20日に同社製の電気衣類乾燥機に関し、リコール社告を実施した。点検・修理促進のため、ヤマダ電機の顧客情報に基づき、2014年6月17~19日に「三洋電機製電気衣類乾燥機リコール社告のお知らせ」のダイレクトメールを発送した。6月23日、ヤマダ電機から誤送の指摘を受けて確認したところ、顧客データの加工時に編集操作を誤り、4157件の住所と宛名が不一致の状態で発送していることが判明した。6月30日時点で、3556件のダイレクトメールが宛名不明で返送されている。返送されてきた顧客へはダイレクトメールを再送し、すでに違う名前で届いた顧客には経緯説明とお詫びをしている。同社は今後、個人情報の取扱いに細心の注意を払い、再発防止に取り組んでいくとしている。
・電気衣類乾燥機リコールに関するダイレクトメール誤送付に関するお詫びとご報告
http://panasonic.co.jp/sanyo/info/products_safety/140703.html
◎柏市、水道使用者情報204件含む検針器具を委託業者が紛失
柏市は7月2日、水道使用者情報204件が含まれる検針器具を紛失したと発表した。市によると、7月1日午前10時頃、検針業務委託先であるジェネッツ(本社:東京都港区)の検針員が、公共施設内の女子トイレを使用した際に、検針器具をトイレ内の荷物置き場に置き忘れた。置き忘れに気付き25分後にトイレへ戻ったところ、検針器具は見当たらず、施設内の捜索も行ったが見つからなかった。警察に紛失届を提出済み。検針器具には、水道使用者204件分の氏名、住所、量水器番号、メーター指針が登録されている。検針器具の起動にはセキュリティペンダントが必要で、暗証番号も入力しなければならないほか、情報はすべて暗号化されており、他者が閲覧することは極めて困難だという。市は翌2日、該当者に説明と謝罪の文書を配布した。再発防止のため、今後、使用者情報の取り扱いを含めマニュアルの見直しを図り、検針中は検針器具等を身体から離さないよう徹底するという。
・水道検針用器具の紛失について[doc](柏市)
http://suido.city.kashiwa.lg.jp/data/files/260702%E5%A0%B1%E9%81%93%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%88%E6%A4%9C%E9%87%9D%E5%99%A8%E5%85%B7%E7%B4%9B%E5%A4%B1%EF%BC%89[1]1.doc
◎城北信用金庫、3支店で顧客情報含む伝票1万7000枚を紛失
城北信用金庫(本部:東京都北区)は7月1日、3つの支店で、顧客情報が含まれる書類を紛失していたと発表した。同金庫によると、今年1月、川口支店において2009年度の伝票綴りの一部を紛失していることが判明。これを受けて全店で一斉点検を行った結果、ほかに2つの支店でも伝票綴りの一部を紛失していることが分かった。伝票には顧客の氏名、住所、口座番号、取引金額等が記載されている。紛失した伝票は、川口支店では2009年度中の536枚、朝日町支店では2008年度中の1万6413枚、浅草橋支店では2009年度中の217枚。保存期間が満了した他の書類とともに誤って廃棄した可能性が極めて高いという。不正利用等の事実は確認されていない。同金庫は、書類廃棄時における持ち出し書類について厳格な確認を行うなど、再発防止と管理の強化を図るともに、顧客情報の管理を徹底するとしている。
・お客さま情報を含む書類の紛失について[PDF](城北信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/johoku/information/important/pdf/info_20140701.pdf
◎新潟県立吉田病院、外来カルテ47名分を紛失
新潟県は7月1日、県立吉田病院(同県燕市)において、外来カルテを紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは外来患者47名分のカルテ。6月30日、医事業務委託職員が月末の請求確認のため、福祉施設入所者の外来カルテ47人分を2箱にまとめて医事室内に置いておいたところ、清掃委託職員が焼却ゴミと誤認して回収。気付いた時点ですでに収集運搬業者が回収済みだった。病院職員が燕市焼却場へ行き作業を中断してもらい確認したが、カルテは見つからず、状況から、焼却されたとみられている。所管の三条保健所に報告済み。該当の患者には謝罪するとともに、院内各種システムから薬の処方歴や検査結果等を出力し、診療に支障が出ないよう努めるという。県では、再発防止のため、清掃委託業者および医事業務委託業者の作業手順等について確認し、見直すという。また、全県立病院に対し、カルテ管理に関しての注意喚起を行う。
・カルテの紛失のお知らせとお詫び(新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/byoingyomu/1356789753722.html
◎ホットマン、不正アクセスでクレジットカード情報など個人情報6万1977件流出
タオル製造販売のホットマン(本社:東京都青梅市)は7月1日、同社オンラインショップのウェブサーバーが不正アクセスを受け、顧客情報6万1977件が流出したと発表した。同社によると、6月2日に業務委託会社からクレジットカード情報の流出の疑念について連絡があり、直ちにオンラインショップでのクレジットカード決済を停止して、調査を実施。その結果、4月29日から6月4日まで外部から不正アクセスを受けていたことと、4月30日に顧客の登録情報が不正に窃取されたこと、5月4日にアプリケーションプログラムが改ざんされていたことが判明した。流出した情報は、氏名、住所、電話番号、生年月日、ハッシュ化されたパスワード、メールアドレスを含む、4月30日時点のホットマン会員登録情報6万1008件、および5月4日から6月2日までの間にオンラインショップで利用されたクレジットカードのカード名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティコードと支払方法が560件、および5月4日から6月3日までにログインした人のログイン用メールアドレスとパスワード409件。侵入口の削除と、不正プログラムの削除を6月5日に実行済み。該当の顧客には郵便とメールで連絡する。所轄警察署と所轄官庁に相談、報告済み。オンラインショップは、一時休業している。
・個人情報流出のお詫びとお願い/続報(ホットマン)
http://www.hotman1972.com/news/important.htm#20140704