◎東京都港区立商工会館、メールをTOで送り会員のメールアドレス87件流出
東京都港区は11月20日、港区立商工会館を運営している指定管理者が、商工会館の会員である企業と団体に事業案内のメールを送信する際、BCCで送るべきところをTOで送り、メールアドレスと担当者名87件が流出したと発表した。区によると、メールを送ったのは11月17日午後5時34分頃。直後にミスに気づき、同日午後6時に全員に謝罪のメールを送って、誤配信したメールの削除を依頼した。翌18日に電話での謝罪も行った。区では再発防止のため、同会館の指定管理者の全職員を対象に、個人情報保護研修を行うという。また、業務マニュアルに送信作業は複数名により行うと明文化し、チェックシートを活用したメール送信時のチェックを実施するとしている。
・港区立商工会館によるメール送信時の誤りについて(東京都港区)
http://www.city.minato.tokyo.jp/keieisoudan/20141119me-rusousinnmisu.html
◎福井銀行、全店で印鑑届紛失 計8032枚
福井銀行(本店:福井県福井市)は11月20日、95店全店で、印鑑届計8032枚を紛失していたと発表した。同行によると、印鑑届の本部集中保管を行う移行作業の過程で、紛失が判明した。同届には、顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号、口座番号、印影、勤務先名等が記載されている。営業店で保管していた期間中に誤って廃棄してしまった可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。顧客情報が不正に利用されたとの連絡はなく、不正に利用された事実も確認されていない。対象の顧客には案内の通知を発送し、印鑑届再作成への協力を依頼する。同行では、同届の紛失や誤廃棄を防止する体制を構築したという。また、情報管理に関する厳格な取扱いを全行員に徹底するとしている。
・印鑑届の紛失(誤廃棄等)について(福井銀行)
http://www.fukuibank.co.jp/press/2014/inkan.html
◎広島県立高校、生徒48名分の情報含む書類を当該48名の自宅に誤送付
広島県教育委員会は11月19日、通信制課程の県立西高等学校(広島市中区)が、生徒48名の氏名、住所等が記載された書類を、誤って当該48名の自宅へ送付したと発表した。県教委によると、11月12日、巡回学習会の担当教諭が、学習会の受講者を確認するための担任用資料として、生徒用案内文の裏面に対象生徒のクラス、氏名、住所等の一覧を印刷した書類を作成。生徒には裏面が白紙の案内文を送付するはずだったが、誤って担任用資料を封入して同日、生徒の自宅宛てに発送した。翌13日、同書類を受け取った保護者から連絡を受けて事態が判明。県教委に報告するとともに、受講対象者および保護者に電話連絡をして謝罪し、当該書類の返却を依頼した。県教委では、同校に対し再発防止のため、個人情報の適切な取扱いについて改善策を検討させる。また、県立各校に対し、個人情報の適切な扱いについて指導するという。
・県立高等学校における個人情報の不適切な取扱いについて[PDF](広島県)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/147456.pdf
◎市川市立中学校、車上荒らしで生徒26名の情報含む書類盗難
千葉県市川市は11月19日、市立中学校の教諭(女性、20代)が車を荒らされ、生徒26名の個人情報を含む書類が盗まれたと発表した。20日付の千葉日報によると、11月15日夜から16日朝までの間に、市内のコインパーキングに停めていた車のガラスが割られ、中にあったリュックを盗まれた。リュックには、教諭が顧問を務める女子バスケット部の部員15名の名簿や、同校を含む市内外の7校から県選抜に選ばれたバスケット部員12名の住所、電話番号、保護者名などが書かれた書類が入っていた。
・市川市
http://www.city.ichikawa.lg.jp/
◎加古川市、全職員の給与データを一部職員に誤送信
兵庫県加古川市は11月19日、職員1854名の給与データを、給与明細のメール配信を希望している職員214名に誤送信したと発表した。報道によると、19日午前8時半、臨時職員や嘱託職員を除く全職員分の給与データを、メールに誤添付して送付。20分後、メールを受信した職員が事態に気付いた。データには、給与月額、手当額、一部をマスクした振込先口座、税金の控除額が含まれていた。市は同日、受信者にデータの削除を依頼。午後3時までに連絡の取れた189名について、データを削除したことを確認したという。
・加古川市
http://www.city.kakogawa.lg.jp/
◎埼玉県立高校、修学旅行中に教諭が個人情報含むマニュアル紛失
埼玉県教育局は11月18日、県立草加東高校(同県草加市)の教諭が、修学旅行引率中に、生徒や教職員等の個人情報が含まれる教員用のマニュアルを紛失したと発表した。発表によると、11月10日、沖縄県那覇市国際通り付近を巡回指導中に紛失した。マニュアルには、2年生全316名の氏名や、班長および副班長生徒114名の携帯電話番号、アレルギー等、健康状況に留意すべき事項77名分、教職員、添乗員、看護師の氏名と携帯電話番号21名分が記載されている。利用した交通機関の各駅や観光案内所等に探索の依頼をし、管轄の警察署に遺失届を提出したが、見つかっていない。該当の生徒や保護者には謝罪した。再発防止のため県教育局は、校長会議を通じて、全県立学校に個人情報の適正な管理を徹底するよう指示した。
・生徒及び教職員等の個人情報の紛失について(埼玉県)
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news141118-11.html