◎佐賀銀行、顧客情報94先分含む伝票綴り紛失
佐賀銀行(本店:佐賀県佐賀市)は1月21日、同行呉服町支店で、顧客情報94先分を含む伝票綴り1冊を紛失したと発表した。同行によると、紛失したのは2011年3月9日付の綴りで、個人顧客37先、法人顧客57先の氏名、住所、電話番号、口座番号、取引金額などが含まれている。同支店で保管している伝票の確認作業を行った際、紛失が判明した。同行は、保存期間が経過した書類を廃棄する際に綴りを誤って混入させ廃棄した可能性が高く、外部への情報流出や不正持出等はないとみている。情報が不正利用されたとの連絡や、不正利用の事実は確認されていない。同行は、顧客情報の厳格な管理を徹底し、再発防止に取組んでいくとしている。
・お客さま情報が記載された書類の紛失につきまして[PDF](佐賀銀行)
http://www.sagabank.co.jp/oshirase/000525.php
◎NTT西日本兵庫支店、業務委託先がFAX誤送信で個人情報1件漏えい
西日本電信電話(本社:大阪府大阪市中央区)は1月20日、業務委託先でFAX誤送信による個人情報漏えいが1件あったと発表した。発表によると、同社兵庫支店から業務を委託しているNTTマーケティングアクト関西支店の社員が1月19日、顧客情報が記載された書類1件を、誤った送信先に送信した。書類には、顧客の氏名名と住所が1名分含まれていた。口座情報は含まれていない。当該顧客には個別に説明とお詫びをした。同社は今後このような事態が生じないよう、顧客情報管理の指導を改めて徹底し、信頼回復に全力を挙げ取り組んでいくとしている。
・お客様情報のFAX誤送信に関するお詫びとお知らせ(西日本電信電話)
http://www.ntt-west.co.jp/hyogo/topics/20150120.pdf
◎日本航空が最終報告、社内PCウイルス感染で個人情報4131名分が漏えい
日本航空は1月21日、2014年9月に判明した不正アクセスによるJALマイレージバンク(JMB)会員の情報漏えいについて、社内調査が完了し、4131名分の情報漏えいを確定したと発表した。クレジットカード番号、JMBパスワードの漏えいはなかった。漏えいした情報は、入会年月日、会員番号、氏名、生年月日、性別、メールアドレス、住所、電話/FAX番号、勤務先と所属部門、役職など。これまでの同社の発表や報道によると、社員がウイルスメールを開封したことにより、社内のパソコンがウイルスに感染。感染したパソコンのうち3台から、JMB会員の情報計4131件が香港のサーバーに送信されていた。
・JAL顧客情報システムへの不正アクセスによるお客さま情報の漏えいについて<最終報告>(日本航空)
https://www.jal.co.jp/info/other/140924.html
◎大阪市環境局、書類作成ミスで法人情報や個人情報が漏えい
大阪市環境局は1月9日、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている業者(以下、許可業者)に対し、別の許可業者の収取契約先情報を誤配布したため、契約先の情報が漏えいしたと発表、21日に続報を発表した。発表によると、市環境局では許可業者ごとの契約先と契約内容をリスト(以下、作業対象名簿)にした上で、内容確認のため各許可業者に配布しているが、12月に配布した作業対象名簿に誤りがあったため、9許可業者、収集先192件の情報が別の許可業者に漏えいした。収集先が個人名義のケースなどがあったため、8件の個人情報も含まれている。漏えいした内容は、収集先の氏名、所在地、電話番号、業種や、収集契約先の氏名と電話番号、収集月量、月額料金など。名簿の誤りは、市が誤ったデータを入力委託業者に提供したこと(3業者144件)と、入力委託業者のミス(6業者48件)が原因。市では再発防止のため、個人情報の取り扱いに細心の注意を払うよう職員に指導するほか、委託業者に対する修正指示や委託業者の入力内容については、複数の職員により確認を行うこととした。作業対象名簿の提出方法についても抜本的な見直しを検討するという。
・環境局における一般廃棄物収集運搬業許可業者の収集契約先法人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kankyo/0000294371.html
・環境局における一般廃棄物収集運搬業許可業者の収集契約先情報の漏えいに関す
る調査結果について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kankyo/0000295677.html
◎福岡市立こども病院、患者情報20名分含むUSBメモリー紛失
福岡市立こども病院(福岡市東区)は1月19日、患者情報を含む、医療機器使用状況のバックアップデータが保存されているUSBメモリー1本を紛失したと発表した。同病院によると、12月26日、バックアップ作業を行おうとして紛失に気付いた。メモリーは関係職員しか出入りできない執務室で保管されており、職員が外部に持ち出す可能性は極めて低いことから、2014年の病院移転時に梱包材と一緒に誤廃棄したとみられている。メモリー内のデータには、患者20名のローマ字表記の氏名、性別、生年月日、ID、投薬量が含まれているが、病院所有の医療機器のシステムがない限り閲覧や復元は不可能で、パスワードも設定されている。情報漏えいや二次被害等の発生は報告されていない。警察へ遺失物届を提出済み。該当の患者や家族には電話で説明と謝罪を行い、書状も送付した。同病院は、個人情報保護の重要性を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・福岡市立こども病院における個人情報を含むUSBメモリの紛失について[PDF](福岡市立こども病院)
http://www.fcho.jp/childhp/uploads/pdf/file/1421627438_44474df58d757fbe3cbd5cde367a91a6.pdf
◎佐賀市立小学校、17名分の成績データなど含むUSBメモリー紛失
佐賀市教育委員会は1月19日、市立中川副小学校の女性講師(40歳)が、担任する3年生17名の成績などが入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。報道によると、講師は1月6日、管理職の許可を得て、学校所有のUSBメモリーに児童の氏名や通知表データを保存し自宅に持ち帰ったが、14日に紛失に気付いた。メモリーを使用する際はパスワードが必要で、データにもパスワードをかけてある。同校は19日、児童と保護者に謝罪したという。
・佐賀市
http://www.city.saga.lg.jp/
◎首都大学東京、5万1000名分の情報がネット上で閲覧可能に
首都大学東京(本部:東京都八王子市)は1月19日、南大沢キャンパス教務課事務室内のNAS(ネットワーク接続ストレージ)に格納している電子データが、2014年8月22日から2015年1月5日まで、外部からアクセス可能な状態になっていたと発表した。同大学によると、外部からメールで指摘を受け、1月5日に事態が判明した。FTP共有が有効な状態で出荷されているNASを、設定を変更せずにそのまま使用していたことにより、誰でも自由にデータにアクセスできる状態だった。また、データの多くに、パスワード等によるアクセス制限をかけていなかった。閲覧可能だったデータはのべ5万1000人分で、入学手続予定者1万名の氏名、住所、電話番号や、TOEICスコア1万5000名分、修得単位数や成績5100名分、教員9000名の氏名、住所、メールアドレスなど。情報が悪用されたとの報告や被害は確認されていない。関係者にはホームページ、学内掲示、書面により説明と謝罪を行う。同大学は再発防止のため、情報セキュリティ対策の強化、教職員に対する教育と指導の徹底、および再発防止策の検討を行うという。
・首都大学東京における個人情報を含むNASに対する外部からのアクセスについて <お詫び>[PDF](首都大学東京)
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/8449.html?d=assets/files/download/news/press_150119_1.pdf
・個人情報事故についてのお詫び[PDF](首都大学東京)
http://www.tmu.ac.jp/news/topics/8447.html?d=assets/files/download/news/press_150119_2.pdf
◎日本郵便四国支社、バイクが水路に転落し郵便物600通が流失
日本郵便四国支社は1月19日、高松南局において、郵便物約600通が流失したと発表した。発表によると、1月15日午前12時頃、高松市多肥下町および多肥上町の一部地域宛の郵便物を搭載したバイクが、高松市内の配達先駐車場でバランスを崩し、水路に転落。積んでいた郵便物等約600通が流失した。流失した郵便物や荷物については捜索、回収を行っており、回収できたものについては、差出人および受取人への説明等を行っている。同支社は、1月12日から14日までに差し出された多肥下町および多肥上町の一部地域宛の郵便物等については、配達できていない可能性があるとし、心当たりのある人は連絡してほしいと呼びかけている。
・高松南局における郵便物等の流失事故の発生[PDF](日本郵便四国支社)
http://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2015/11_shikoku/0119_01_01.pdf
◎慶應義塾大学、定期健診の胸部レントゲンフィルム9336名分を紛失
慶應義塾大学(本部:東京都港区)は1月19日、定期健診で撮影した胸部レントゲンフィルム9336名分が所在不明となっていることを発表した。発表によると、同大学ではレントゲンフィルムを5年保存と定めているが、1月6日、2013年春の日吉キャンパス実施分が所定の場所にないことが判明した。昨秋に誤って廃棄処分した可能性が極めて高いとみられている。また、このうち191名分については、氏名と学籍番号が特定できる状態で処分業者に搬出していたことがわかり、該当者には謝罪の文書を送付するという。廃棄処分の委託先においては、全量が機密書類として扱われ、すでに焼却等の処理が完了している。文部科学省に報告済み。同大学は、健康診断関連文書等の管理体制を見直し、再発防止に取り組むとしている。
・定期健診時レントゲンフィルムの誤廃棄(お詫び)[PDF](慶應義塾大学)
http://www.hcc.keio.ac.jp/japanese/information/student/examination/xpowabi20150119.pdf