◎NHK名古屋放送局、個人情報含む帳票1名分を紛失
NHK名古屋放送局は3月20日、名古屋駅前営業センター管内において、顧客情報が含まれる放送受信料の帳票1枚を紛失したと発表した。発表によると、3月12日、名古屋市内において、契約収納業務を委託している法人事業者が紛失した。紛失したと思われる周辺を捜索し、警察に紛失届を提出したが、発見には至っていない。該当の顧客には謝罪と説明を行った。NHKは再発防止のため、指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase150320.html
◎栃木県立岡本台病院、患者情報5名分が流出した可能性
栃木県は3月20日、県立岡本台病院(栃木県宇都宮市)において、入院患者5名分の個人情報が流出した可能性があると発表した。県によると、病院職員(30代男性)が3月16日、入院患者の個人情報が記載された「院外外出計画書」を誤って執務室内のごみ入れに一般廃棄物として廃棄。18日、警備員がごみコンテナ付近に散乱したごみを発見し、職員が周辺を捜したところ、破られたごみ袋4袋が見つかり、その中に当該書類を発見した。書類には、20代から60代の男女患者5名の氏名、性別、生年月日、診断名、居住地等が記載されていた。同病院では該当の患者と家族に謝罪した。同院では今後、個人情報が記載された書類と一般廃棄物の混在を防止するための表示や、個人情報を含む書類は直ちに細断処理するなど、職員に対して再発防止の取り組みを徹底するという。
・個人情報流出事故について(栃木県)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/e02/houdou/h26okadaikojinjyouhouryuusyutu.html
◎東京都、土地区画整理審議会委員が土地権利者の氏名含む議事録紛失
東京都都市整備局は3月19日、第二区画整理事務所で所管する東京都市計画事業田端二丁目付近土地区画整理審議会において、土地権利者の氏名6名分が記載された議事録を紛失したと発表した。同審議会は開催の都度、議事録の内容を確認し署名する審議会委員を定めており、区画整理事務所では議事録作成後、署名する審議会委員に議事録を送付して確認を依頼している。発表によると、区画整理事務所に3月17日、1月8日に確認を依頼された議事録を紛失したと委員から連絡があった。自宅で誤ってゴミ箱に入れ、可燃ごみとして廃棄した可能性が高く、情報が外部に流出した可能性は極めて低いという。関係者には直接会って謝罪している。今後、議事録の管理を徹底し、再発防止を図るという。
・個人情報の紛失について(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/03/20p3j800.htm
◎EPARK、メール誤送信で会員の呼び出し名7068件流出
順番予約サービスのEPARKを運営するEPARK(旧社名:SGS、本社:東京都豊島区)は3月19日、EPARKの一部会員に対しメールを誤送信したと発表した。同社によると、3月18日午後7時25分頃、対象会員に食事会の案内メールを送った際、別の会員の呼び出し名を記載した状態で送った。これにより、会員が登録している呼び出し名7068件が流出した。該当の会員には謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼している。同社は、個人情報の取り扱いに関する教育を行い、個人情報保護の意識を徹底させ、再発防止に努めるとしている。
・メール誤送信のお詫びとお知らせ[PDF](SGS)
http://sbmgs.co.jp/WordPress/wp/wp-content/themes/sgs_corp/pdf/20150319_apology.pdf
◎大阪大学、海外の受験生6名分の願書などを飛行機内に置き忘れ紛失
大阪大(本部:大阪府吹田市)は3月19日、マカオの面接会場に向かっていた男性特任准教授が、海外の受験生6名の情報が記載された書類を飛行機内に置き忘れ、紛失したと発表した。報道によると、3月12日、機内の前の座席のポケットに書類を置き忘れた。紛失したのは、同大学インターナショナルカレッジを受験した6名の願書と成績表で、英語表記の氏名、生年月日、住所などが含まれている。航空会社などに問い合わせを行ったが、書類は見つかっていない。同大では該当の受験生に謝罪したという。
・大阪大学
http://www.osaka-u.ac.jp/ja
◎ザ・セラー六本木、案内メールをCCで送り、31件のメルアド流出
ワイン販売のカーブ・ド・リラックス(本社:東京都港区)は3月18日、運営するワインショップ「ザ・セラー六本木」において、顧客への案内メールをCCで送信し、31件のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、3月17日午後7時34分、メールマガジン(件名:【ご案内】3月のグランヴァンセールのお知らせ)を一斉送信した際に、BCCで送信するべきところ、人為的ミスおよび確認不足により、誤ってCCで送信してしまった。その結果、メールマガジンに登録されている顧客31名のメールアドレスおよび一部氏名(または名字)が流出した。同店は該当顧客に対し同日午後8時24分に、件名を「【お詫び】先ほどのメール配信について」とするメールを送り、お詫びするとともにメールの削除を依頼した。同社は今後、メール送信時の運用マニュアルを作成し、メールアドレスを含む顧客情報の重要性に対する意識向上と管理徹底を計り、再発防止に努めていくとしている。
・(THE CELLAR Roppongi店)メール誤送信に関するお詫びとお知らせ(カーブ・ド・リラックス)
http://caverelax.com/TheCellar/2014roppongi/201503owabi.html
◎トランスコスモス、元契約社員がベネッセの顧客情報23名分を持ち出し
コールセンター業務などを請負うトランスコスモス(東京都渋谷区)は3月17日、同社の元契約社員が、同社に業務を委託していたベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)の顧客情報を持ち出していたと発表した。発表によると、元契約社員は2014年2月から同社に勤務しており、今年1月28日付けで懲戒解雇となった。今年1月下旬、別件で逮捕されていた元契約社員のスマートフォンから、ベネッセの顧客情報と思われる記録が見つかったと、警察から連絡があった。同社はベネッセよりカスタマーサポート業務を委託されており、元契約社員はそのコールセンター業務を担当していた。ベネッセが元契約社員の情報閲覧の記録を調査した結果、持ち出された顧客情報の一部を業務の際に閲覧していたことがわかった。元契約社員は、2014年3月頃から2014年8月頃にかけ、閲覧した顧客情報23名分を紙に書き写して持ち出し、自身のスマートフォンに登録していた。23名分の顧客情報の内容は苗字と電話番号で、一部は名前、住所、生年月日、所属先も含まれる。口座番号等の決済情報は含まれていない。これらの情報を書き写した紙、記録されたスマートフォンは警察に押収されており、現時点では第三者に渡った事実はなく、情報の拡散は確認されていない。該当顧客に対しては、同社とベネッセが連携し、お詫びと説明をしている。同社は、契約社員を含む全社員を対象とした個人情報保護基礎教育を強化する。既存業務においても、全社の情報管理状況の監査を行い、監視カメラ増強やペーパーレス推進などの対策を進めていくとしている。
・弊社元契約社員による、お客様企業の顧客情報持ち出しについて[PDF](トランスコスモス)
http://www.trans-cosmos.co.jp/company/news/pdf/2015/150317.pdf
・トランスコスモス元契約社員による弊社お客様情報の不正持ち出しについて[PDF](ベネッセコーポレーション)
http://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/m/2015/03/17/docs/20150317release.pdf
◎泉南市立中学校、成績データの入ったUSBメモリーを紛失
大阪府泉南市は3月17日、市立中学校の女性教諭(36歳)が、全校生徒の音楽の成績に関するデータが入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、教諭は3月10日午後8時頃、職員室のパソコンで成績処理を行った後にUSBメモリーを外したが、翌日、メモリーを紛失したことに気付いた。同校では13日に市教委へ事態を報告。16日まで教職員で捜索を行ったがメモリーは見つからず、17日に警察へ紛失の届出を行い、保護者に事案についての文書を配布した。保護者説明会も行った。市教委は、当該校の管理職および全校園長に、個人情報の管理と取扱い体制を再点検することを指示した。今後、再発防止のため、教職員の個人情報の保護と管理に対する意識を高めるなどの対策を講じるという。
・個人情報の紛失について[PDF](泉南市)
http://www.city.sennan.osaka.jp/hisyo/press/h2703/funshitsu.pdf
◎横浜市、園児らの個人情報含む幼稚園補助金関係の決裁文書を紛失
横浜市は3月17日、こども青少年局子育て支援課において、私立幼稚園等への補助金の交付等に関する決裁に添付する個人情報を含んだ書類を紛失したと発表した。発表によると、所在不明となっている文書は3件あり、うち2件に個人情報が含まれている。1件は「横浜市預かり保育幼稚園の認定の廃止に関する決裁書類」で、申請時点の預かり保育利用園児一覧(39人分の園児氏名)を含む。もう1件は「外国人学校幼稚部に通う園児の保護者負担軽減補助に関する決裁書類」で、園児12人分の交付申請書(園児12人の氏名と生年月日。保護者12人の氏名と生年月日、住所。在園するきょうだい児1名の氏名と生年月日)を含む。2月17日に担当者が庁内のネットワークシステムを活用した文書管理システムにより、決裁文書(意思決定の原案)を起案し、回議(電子決裁)を始めた。その際、園から受領した書類を、決裁文書の紙添付文書として表紙を付けて同時に回議した。翌18日夜に文書管理システムで課長が決裁をしようとしたところ、紙添付文書がないことに気づいた。課内全職員の机、引き出し、書架を探し、部内各課もついても同様に捜したが、現在のところ発見できていない。個人情報の外部への漏えいは確認されていない。同課は関係する幼稚園へ状況説明とお詫びをし、書類の再提出を依頼した。個人情報を含む書類がある6園については、保護者にお詫びした。同課は今後、個人情報を含む文書を回議する場合、バインダーやファイルに綴じて回議する等により他の文書と峻別できるように改善し、適切な文書管理を図っていくとしている。
・幼稚園補助金関係の決裁文書(紙添付文書)の所在不明について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201503/images/phpkUtfdI.pdf
◎児童養護施設 溢愛館、児童の情報がネット上で閲覧可能に
児童養護施設の溢愛館(愛知県犬山市)を運営する社会福祉法人 溢愛館は3月17日、児童や職員の氏名等を含む日常の記録内容が、ネット上で閲覧可能になっていたと発表した。同法人によると、2月6日、18日、19日の日常記録が、2月20日に閲覧可能となっていた。同法人は、同日、愛知県から指摘を受けて事態を把握し、サーバーを停止。検索サイトに削除を依頼して、22日にすべて削除されたことを確認したという。児童と保護者には事実関係を説明して謝罪した。同法人では今後、専門業者以外によるWebサーバーの設置を禁止することとした。また、「個人情報保護に対する基本方針」ならびに「個人情報管理規則」を策定し、個人情報保護についての意識向上を図り、個人の見識に依存しない個人情報管理体制を整備するとしている。
・情報流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](溢愛館)
http://itsuaikan.org/WEB_AR150317.pdf