◎川越公共職業安定所、個人情報含む文書を紛失
埼玉労働局は6月17日、川越公共職業安定所(埼玉県川越市)が、個人情報が含まれる文書を紛失したと発表した。発表によると、求職者から提出された離職票1名分と、当該離職票を交付した公共職業安定所宛ての照会文書が入った封筒を紛失した。これらには、氏名、住所、雇用保険被保険者番号、離職した事業所名、離職年月日、離職日から遡った13月分の賃金額、離職理由等の個人情報が記載されている。4月24日、職員が封筒を庶務課内の郵送用の所定ボックスに入れたが、同日、発送手続きを行った際に封筒がなくなっていることが判明した。当該求職者と離職した事業所には同30日に電話で謝罪した。川越所では再発防止のため、全職員に個人情報の厳正な取り扱いについて指示したほか、郵便物の発送手順を見直した。埼玉労働局では同所に対し個人情報管理について指導を行ったほか、管内全ての労働基準監督署長と公共職業安定所長に対し、個人情報の漏えい防止について注意喚起を行ったという。
・川越公共職業安定所における文書の紛失について[PDF](埼玉労働局)
http://saitama-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/saitama-roudoukyoku/press/2015/pr20150617-01.pdf
◎EPARK、別人の呼び出し名を記載したメールを1077件送信
順番予約サービスのEPARKを運営する株式会社EPARK(本社:東京都豊島区)は6月17日、一部の会員に、別の会員の呼び出し名などが記載されたメールを送ったと発表した。同社によると、6月12日と13日にEPARKモニターの案内メールを送った際、1077件において、別人の呼び出し名と紹介案件の内容などが記載されていた。同社では14日に問い合わせ窓口を設置。16日、対象の会員に謝罪のメールを送って当該メールの削除を依頼した。同社は、個人情報の取り扱いに対する教育を行い、個人情報保護の意識を徹底させ、再発防止に努めていくとしている。
・メール誤送信のお詫びとお知らせ[PDF](EPARK)
http://epark.co.jp/WordPress/wp/wp-content/themes/sgs_corp/pdf/20150616_apology.pdf
◎くまもと森都心プラザ、託児室利用者40名の情報含む書類73枚を紛失
熊本市は6月17日、くまもと森都心プラザ(同市西区)の託児室において、2014年11月分の「託児室一時預かり使用許可申請書」73枚を紛失したと発表した。発表によると、申請書には申請者の氏名、住所、自宅・携帯電話番号、幼児の氏名、性別、生年月日、血液型が記載されており、紛失分には33世帯40名の情報が含まれている。6月1日、キャビネット内の保存ファイルを整理していた勤務者が紛失に気付いた。館内を探すなどしたが見つからず、4日に熊本南警察署へ相談、11日に被害届が受理されたという。該当世帯には15日までに、電話、訪問、文書送付による説明と謝罪を行った。同プラザを運営する「くまもと森都心プラザ指定管理運営共同企業体」では再発防止のため、監視カメラを増設し、全従業員を対象に個人情報保護に関する研修を行うとしている。市行政経営課では、すべての指定管理者制度導入施設について、個人情報の適正な管理の徹底を指示するという。
・「くまもと森都心プラザ」託児室における申請書紛失について[PDF](熊本市)
http://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=9392&sub_id=1&flid=62287
◎東京都大田区、私立保育園の園児84名の情報含む名簿が持ち去られる
東京都大田区は6月17日、私立保育園長会の会場で、児童名簿が入った封筒を何者かに持ち去られたと発表した。区によると、同日午後1時10分頃、区役所2階の会議室前から持ち去られた。名簿には、保護者氏名、住所、保育料、児童の氏名、生年月日、性別が84件記載されている。保護者には状況説明と謝罪および、2次被害への注意喚起を行い、警察への相談も行った。今後、庁舎内における防犯対策を強化するなどの再発防止策を実施するという。
・私立保育園児童名簿の持ち去りについて(大田区)
https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/press/release27/20150617_02.html
◎名古屋大学、海外出張中の教員が個人情報含むノートPCを盗難紛失
名古屋大学(古屋市千種区)は6月17日、海外出張中の教員が学生らの個人情報を含むノートパソコンを盗難紛失したと発表した。発表によると、同大太陽地球環境研究所の教員が国際研究会に参加するためスウェーデンへ出張中だった5月31日午後12時30分(日本時間午後7時30分)頃、ヨーテボリ中央駅内のレストランにおいて食事中に、隣の椅子に置いてあった鞄を盗まれた。男から声をかけられ会話している間のことだったという。盗まれた鞄にはノートパソコンが入っており、このノートパソコンにはのべ271名の個人情報が記録されていた。内訳は、同教員が担当していた同大工学研究科開講科目「データ解析処理論」(2013年、2014年)を受講した学生33名分の「氏名、学籍番号、成績」、学生21名分の「氏名、研究室名、卒業研究題目」、および研究所連絡一覧(学生78名の「氏名、学籍番号、メールアドレス等」、教職員139名の「氏名、職名、メールアドレス等」を登録)である。当該ノートパソコンは起動時のログオンパスワードが設定されており、「データ解析処理論」の成績についてはパスワードを設定していたが、その他についてはパスワードを設定していなかった。盗難後、直ちに現地の警察および日本大使館に被害届を提出した。また、当該個人情報の紛失に伴う漏えい等について確認を行ったが、現在のところそうした事実は確認されていない。同大は当該学生と関係教職員に対し、事実関係の説明とお詫びを書簡にて送付した。同大は今回の事案をふまえ、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の流出について(名古屋大学)
http://www.nagoya-u.ac.jp/info/post_20.html
◎マイファーム、不正アクセス受け個人情報250名分が流出
農業関連の事業を行うマイファーム(京都オフィス:京都市下京区)は6月17日、同社が使用する個人パソコンが不正アクセスを受け、個人情報が流出したと発表した。同社によると、6月17日、不正アクセスを受けていたことと、内部保存していた情報が流出したことが判明した。流出したのは、取引先担当者約250名の氏名、会社情報、メールアドレス。当該パソコンはネットワークから隔離し、二次被害の拡大を防止する措置をとった。ウイルス感染などの可能性も含め、調査を継続しているという。情報流出による被害の連絡は入っていない。同社は、従業員に個人情報取り扱いに関する教育を徹底するとともに、システムとして防止策を講じて再発防止に取り組んでいくとしている。
・パソコンの不正アクセスによる情報流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](マイファーム)
http://myfarm.co.jp/wp-content/uploads/2015/06/791a4e78ee841ee1720c9e631fef2e0c.pdf
◎ニチイケアセンター、個人情報110名分含む書類紛失
介護事業所のニチイケアセンター池上(東京都大田区)を運営するニチイ学館(本社:東京都千代田区)は6月16日、同センターの事務職員が移動途中に個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。同社によると、職員は6月11日、請求書、利用申込書等、同事業所のサービスに係る書類192件110名分を紛失した。当該書類には、利用者氏名、住所、請求額、取引先金融機関名と支店名、口座番号の初めの3桁、サービス内容等が記載されている。警察と交通機関等に届け出て捜索を行っているが、発見に至っていない。個人情報の不正利用による被害は確認されていない。対象の顧客と家族には事態を報告し、相談窓口の案内と二次被害防止に向けた説明を行った。同社は、運用体制と運用フローを見直すとともに、社員教育の実施によって個人情報保護の徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報書類の紛失について[PDF](ニチイ学館)
http://www.nichiigakkan.co.jp/up_files/pdf/1927
◎中外、就職希望の学生にメールをTOで送りメールアドレス106名分が流出
広告業の中外(本社:東京都千代田区)は6月16日、求人サイトでプレエントリーした学生106名にメールをTOで送り、メールアドレス106名分が流出したと発表した。同社によると、6月9日午後3時30分頃に会社説明会の案内メールを送った際、BCCで送るべきところをTOで送り、メールアドレスが他の受信者に見える状態となった。同社では翌10日にメール受信者から指摘を受けて事態を把握し、直ちに当該メールの削除依頼と謝罪のメールを該当者に送った。同15日に日本情報経済社会推進協会を通じて所管官庁である経済産業省へ報告済み。同社は再発防止のため、全社員に対して、複数のメールアドレスに対してメールを送信する際は宛先毎に送信するか、BCCに入力することを周知徹底するとしている。
・メールアドレスの流出に関するお詫びとご報告(中外)
http://www.chugai-ad.co.jp/news/150616.html
◎埼玉労働局、個人情報含む行政文書ファイル2冊を紛失
埼玉労働局(さいたま市中央区)は6月16日、18名分の情報が含まれる行政文書ファイル2冊を紛失したと発表した。同局によると、ファイルには、2003年度当時の埼玉地方労働審議会委員18名の氏名、生年月日、勤務先名、職名、勤務先所在地、電話番号、自宅住所、銀行口座番号、委員手当支給額等の情報が含まれている。職員が4月13日、保存期間満了後に国立公文書館に移管することになっている当該ファイルが、書類棚に保存されていないことに気付いた。職員に聴取等を行って確認した結果、ファイルには移管対象であることの表示がなかったことが判明しており、保存期間満了後に誤廃棄した可能性が高いという。該当者には個別に連絡を取って謝罪した。紛失した文書については復元作業を行っている。同局では再発防止のため、移管対象文書ファイルの背表紙に「移管」と明示し、書類の管理を徹底したほか、個人情報の適切な管理を徹底するという。
・埼玉労働局における行政文書ファイルの紛失について[PDF](埼玉労働局)
http://saitama-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/saitama-roudoukyoku/press/2015/pr20150616-01.pdf
◎カレーハウスCoCo壱番屋富山上飯野店、車上荒らしで顧客情報含むノートパソコン盗難
カレーハウスCoCo壱番屋を展開する壱番屋(本社:愛知県一宮市)は6月16日、フランチャイズ店の富山上飯野店(富山県富山市)において、同店オーナーの車が荒らされ、顧客の個人情報が保存されたノートパソコンを盗まれたと発表した。発表によると、6月12日午後9時50分頃、同店の駐車場に停めてあった自家用車が荒らされ、ノートパソコンの入った鞄を盗まれた。パソコンには、過去に同店あてにアンケートはがきを送った顧客約850名の情報や、過去の在籍者も含め従業員約100名の情報など、約1000名分の氏名、住所、電話番号、性別、年代が保存されている。パソコンにはパスワードが設定されている。所管の警察署に盗難届を提出済み。顧客情報の悪用は確認されていない。同社は、フランチャイズ店を含めた店舗のセキュリティ対策に留意し、個人情報管理の強化と徹底に取り組んでいくとしている。
・お客様個人情報の盗難事故について[PDF](壱番屋)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1259435