◎インターネットイニシアティブ、顧客情報90名分含む記憶媒体紛失
インターネット接続サービスを提供するインターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区)は7月21日、顧客情報が記録された記憶媒体を本社内で紛失したと発表した。同社によると、紛失した記憶媒体には、キャンペーン対象期間の2005年1月~2006年1月に申込みを行った顧客の氏名、住所、電話番号およそ90名分が記録されている。監督官庁に報告済み。調査の結果、保存期間が経過した書類を廃棄する際に誤って混入させ廃棄した可能性が高く、また、保管場所は制限エリア内で担当部門の社員以外が触れることは出来ないことから、同社では外部への情報流出や不正持出等はないとみている。情報が不正に利用されたとの連絡はなく、不正利用の事実も確認されていない。同社は、顧客情報の厳格な管理を全社員に徹底し、再発防止に全力を挙げて取組んでいくとしている。
・お客様情報が記録された記憶媒体の紛失につきまして(インターネットイニシアティブ)
https://www.iijmio.jp/info/iij/20150721-1.html
◎大仙市立小学校、教諭が児童42人の個人情報含む私物USBメモリー紛失
秋田県大仙市教育委員会は7月22日、市立小学校の教諭が児童の個人情報を含む私物USBメモリーを紛失したと発表した。翌23日付の河北新報によると、教諭は13日午後4時頃まで校内でUSBメモリーを使い、午後6時40分頃に紛失に気付いた。USBメモリーには、交流活動に参加した市内の小学校11校の児童42人分の氏名、学校名、学年、顔写真などのデータが保存されていた。このほか担任を務めるクラスの学級通信なども含まれていたが、児童の成績や住所などの情報は含まれていない。情報の外部流出は確認されていない。校内パソコンに保存されていたデータを私物USBメモリーにコピーしていたもので、校長や教頭の許可を得ていなかったという。同校は20日までに児童と保護者に謝罪し、22日に警察署へ遺失物として届け出た。
・大仙市
http://www.city.daisen.akita.jp/
◎ハートネットワーク、営業代理店が個人情報記載の加入契約書1件紛失
ケーブルテレビのハートネットワーク(本局:愛媛県新居浜市)は7月22日、顧客の個人情報1件を記載した書類を、同社の営業代理店が店内で紛失したと発表した。紛失した書類は加入契約書一式で、顧客の氏名、住所、電話番号、口座番号等が記載されている。該当顧客には個別にお詫びと説明をした。同社は今後、再発防止に全力で取り組んでいくとしている。
・個人情報紛失のお詫び(ハートネットワーク)
http://w3.heartnetwork.jp/topics/?p=2202
◎NTTファシリティーズとエネットから顧客情報など流出
ビル建築・維持管理等を行うNTTファシリティーズ(本社:東京都港区)と、同社関連会社で電力売買事業のエネット(本社:東京都港区)は7月24日、顧客情報が流出し、インターネット上で公開されていたことを明らかにした。同21日に外部から指摘があり、事態が判明した。ファシリティーズからは2004~06年度の取引先5121社の企業名や支店名、発注案件、発注金額が流出。ほかに同社社員のべ413名の情報も流出した。顧客情報を蓄積している社内サーバーが不正アクセスを受けた事実はないという。エネットからは2005年12月時点の取引先345社について契約者名、契約電力などが流出した。エネットは、2007年11月以前に顧客情報を含むファイルが何らかの手段で持ち出されたと推測している。どちらの情報もオンラインストレージサイトで公開され、誰でも閲覧できる状態となっていた。対象の顧客には個別に連絡して説明と謝罪を行う。両社は警視庁に相談している。
・顧客情報及び社員等個人情報のインターネット上における閲覧可能な状態について(NTTファシリティーズ)
http://www.ntt-f.co.jp/news/2015/150724.html
・お客さま情報がインターネット上で閲覧可能となっていた事象について(エネット)
http://www.ennet.co.jp/news/detail20150724.html
◎近畿労働金庫、6支店で顧客情報含む書類紛失
近畿労働金庫(本店:大阪市西区)は7月24日、顧客情報が含まれる書類を紛失していたと発表した。同金庫によると、紛失は全店一斉調査で判明。保存期間を誤って管理していたために誤廃棄してしまったものと、保存期間満了の書類に混入したことにより誤廃棄した可能性が高いものがある。旧堂島支店では2005年度から07年度の共済還元金リスト約7100件分を、吹田支店では2005年度の一斉積立処理依頼書約6500件分を、梅田支店では2010年4月1日~5月5日の伝票綴り約6400件分を紛失していた。紛失した書類には、顧客の氏名、口座番号のほか、生年月日や住所、勤務先などの情報が含まれている。顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせは入っていない。同金庫は、顧客情報について厳格な管理を徹底し、再発防止に取り組んでいくとしている。
・お客さま情報の紛失についてのお詫びとご報告(近畿労働金庫)
http://www.rokin.or.jp/important/common/2015/0724_0100.html
◎千葉市、市税滞納者の情報が入った鞄を紛失
千葉市は7月24日、西部市税事務所の職員が、市税の滞納情報が入った鞄を紛失したと発表した。市によると、紛失したのは7月24日午前。職員はJR稲毛海岸駅近辺の金融機関で臨場差押を行った後、検見川浜駅へ移動し、同じく臨場差押のために同駅前の銀行に到着した時点で鞄の紛失に気付いた。鞄には、滞納者4名の住所、氏名、滞納額、口座番号と、差押調書、同通知書、金融機関から回答を受けた預金情報、ならびに職員の徴税吏員証と名札が入っている。検見川浜駅と稲毛海岸駅で遺失物の届出と確認をしたが発見できず、千葉西警察へ遺失物の届出を行った。該当する納税者4名には事故の経緯説明と謝罪を行っている。今後、個人情報の入った書類の持ち運び中においては細心の注意を払い、置き忘れなどがないよう再発防止に努めるという。
・税情報書類の紛失について[PDF](千葉市)
https://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/documents/150724-01-01.pdf
◎さいか屋、ギフト配送伝票26枚紛失
百貨店のさいか屋(本社:川崎市川崎区)は7月24日、お中元ギフト配送業務の委託先が、顧客情報が記載された配送伝票26枚を紛失したと発表した。同社によると、委託先から7月16日、同社に紛失の報告があった。7月8日から16日の間に委託先倉庫内で紛失しており、誤廃棄したとみられている。紛失した伝票には、依頼主18件、届け先26件の氏名、住所、郵便番号、電話番号、商品と金額が記載されていた第三者による情報の不正使用等の事実は確認されていない。再度伝票を発行し、商品の発送は完了した。同社は、委託先企業ともども管理体制の強化に努め、再発防止を徹底するとしている。
・お中元配送伝票の紛失について[PDF](さいか屋)
http://www.saikaya.co.jp/Portals/0/news/pdf/news_rec20150724_2.pdf
◎NTT西日本沖縄支店、顧客情報含む書類紛失
NTT西日本沖縄支店(沖縄県浦添市)は7月24日、業務委託先の社員が、顧客情報が記載された書類を紛失したと発表した。同支店によると7月22日、顧客の氏名、電話番号、故障修理箇所が1名分記載された書類を紛失した。情報の不正使用等の事実は確認されていない。対象の顧客には説明と謝罪を行った。同支店は、再発防止のため顧客情報管理に関する指導を徹底するとしている。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](NTT西日本沖縄支店)
http://www.ntt-west.co.jp/okinawa/contribution/oshirase_zyouhou20150724.pdf
◎秋田大、教員のメールアカウントが乗っ取られ個人情報1116名分流出
秋田大学(秋田県秋田市)は7月24日、国際資源学部の男性教員の公用メールアカウントが乗っ取られ、1116名分の個人情報が流出したと発表した。報道によるとこの件で、メールに含まれていた学生374名、教職員273名、学外関係者469名の氏名ならびに、学生55名の学籍番号とテストの点数を含むファイルが流出した。同ファイルにはパスワードがかけられている。メールアカウントのパスワードが不正に取得されて乗っ取られたとみられ、ロシア経由の不正アクセスが確認されたという。パスワードが取得された原因は調査中。教員が7月16日、送った覚えのないメールの不達通知が大量に届いたため、同大学の情報管理担当に連絡し、事態が判明した。当該教員のメールアドレスから不正なメールが6万通以上送信されたことも分かっている。
・秋田大学
http://www.akita-u.ac.jp/honbu/