◎対日貿易投資交流促進協会、不正アクセス受け13名分の個人情報流出
一般財団法人の対日貿易投資交流促進協会(本部:東京都豊島区)は8月5日、不正アクセスにより13名分の個人情報が漏えいしたと発表した。同財団によると、7月3日にJPCERT/CCから、不正侵入によって個人情報が漏えいしている可能性があると連絡があり、調査を行ったところ事態が判明した。漏えいした情報は、同財団のセミナーに参加した13名の氏名、住所、電話番号、メールアドレスと、うち一部の人の企業名、所属、FAX番号。該当者にはすでに連絡した。同財団では再発防止のため、強力なファイアーウォールを設ける等、システムのセキュリティを強化した。また、個人情報の保護に関し、管理と取り扱いについての周知を徹底したという。
・個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ[PDF](対日貿易投資交流促進協会)
http://www.mipro.or.jp/uploads/info_20150805.pdf
◎富山大医学部のパソコンがウイルス感染、エコチル調査参加者の情報流出のおそれ
子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)を統括するエコチル調査コアセンター(国立環境研究所内)は8月5日、富山県内の調査を担当している富山ユニットセンター(富山大学医学部内)において、パソコンがウイルスに感染していたことが確認され、また、調査参加者の個人情報が調査の実施手順に反したかたちで当該パソコンに保管されていたことが判明したと発表した。富山ユニットセンターによると、情報が漏えいしたかどうかは不明で、外部の情報セキュリティー会社へ調査を依頼し、確認作業を進めているという。環境省とコアセンターは、調査の実施手順に反した情報管理が行われていたことについて富山大学に対し指導するとともに、情報漏えいの可能性の有無について早急に調査し、報告するよう指示した。また環境省では、国立環境研究所および全国15カ所のユニットセンターに対し、個人情報についてはエコチル調査の実施手順に従って適切に取り扱うよう周知し、個人情報の管理には万全を期すよう指示した。
・子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)富山ユニットセンターにおけるウイルス感染の報告について(お知らせ)(国立環境研究所)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2015/20150805/20150805-2.html
・子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)富山ユニットセンターが管理するパソコンへのウイルス感染のご報告とお詫び(エコチル富山ユニットセンター)
http://www.med.u-toyama.ac.jp/eco-tuc/info/150807.html
◎エキスパート、不正アクセス受けサービス利用者のメルアド2万421件漏えい
レポート配信サービスの無料レポート.netを運営するエキスパート(東京都新宿区)は8月4日、利用者のメールアドレス2万421件が漏えいしたと発表した。同社によると、8月4日午後1時頃、サーバーに重度の負荷が確認されたため調査を行ったところ、管理サーバーに不審なアクセスログを発見。午後1時30分頃に管理サーバー内のプログラムの修正を完了し、万全を期すために午後2時頃から当該サイトを停止したという。不審なアクセスログが最初に確認された時刻は8月3日午後1時頃で、同2時頃からメールアドレスの収集が始まったとみられている。メールアドレスが漏えいした可能性がある利用者には、報告と謝罪のメールを送った。同社は、再発防止のため、個人情報の取り扱いについて社内教育と管理体制を強化し、システム面における情報セキュリティの強化に取り組んでいくとしている。
・ご利用者様のメールアドレス漏えいの報告とお詫び(エキスパート)
http://mrrp.net/info.html
・メールアドレスの漏えいについてのお詫びとご報告[PDF](エキスパート)
http://ggj.jp/pdf/owabi.pdf
◎横浜国立大学、個人情報22名分含むUSBメモリ紛失
横浜国立大学(本部:横浜市保土ヶ谷区)は8月4日、職員や学生など22名分の氏名が含まれるUSBメモリを紛失したと発表した。同大学によると、職員が7月31日、「平成27年度教員免許状更新講習受付担当者一覧」が保存されたUSBメモリを自宅に持ち帰り、8月2日までに紛失した。同一覧には、派遣職員14名、同大学職員2名、学生6名の氏名や、同講習に関する情報が含まれている。同大学では個人情報の学外持ち出しを原則禁止とし、やむを得ず持ち出す場合は事前に届け出ることとしているほか、個人情報を含まない情報であっても外部記憶メディアで持ち出す際は暗号化等の処置を行うこととしていたが、職員はどれも実施していなかった。この件による被害は発生していない。同大学は、情報管理を徹底し、教職員の教育に全力を尽くすとしている。
・USBメモリの紛失について(お詫び)[PDF](横浜国立大学)
https://www.ynu.ac.jp/hus/koho/14206/34_14206_1_0_150804075816.pdf
◎筑紫女学園中・高校、個人情報含む書類とUSBメモリーを一時紛失
筑紫女学園中学校・高等学校(福岡市中央区)は8月4日、生徒、保護者、卒業生の情報が含まれた書類とUSBメモリーを一時紛失していたと発表した。同校によると、7月28日午後8時30分頃、教諭が帰宅途中に車を荒らされて盗まれた。直ちに警察に被害届を提出し、書類とメモリーは7月31日に見つかっている。書類には、中学2年生1クラス分の生徒の氏名、住所、生年月日、電話番号、保護者氏名と続柄が含まれていた。USBメモリーに含まれていた情報は、中学2年生と3年生258名および、2006年度~2013年度までに高校に在学していた生徒のうち1259名のテストの点数や評定など。メモリーは暗証番号ロック機能がついていないものだった。情報項目が多かった中学2年生と一部の3年生については、保護者会を開いて謝罪と説明を行った。この件に関する被害は報告されていない。同校は、再発防止に向けて個人情報の取り扱いに関するセキュリティ対策を徹底するとしている。
・個人情報の漏洩に関するお詫びとご報告[PDF](筑紫女学園中学校・高等学校)
http://www.chikushi.ac.jp/hsc/j/common/pdf/20150804_privacy.pdf
◎神奈川県、委託先が個人情報含む「水道使用量のお知らせ」6枚を紛失
神奈川県は8月4日、藤沢水道営業所管内で、水道の量水器点検等業務を委託しているかながわ水・エネルギーサービスの点検員が、顧客の氏名や上下水道料金などが記入された「上下水道使用量のお知らせ」6枚を紛失したと発表した。県によると、8月4日午前11時30分頃に藤沢市内で紛失し、すぐに捜索を行ったが、同票は見つからなかった。該当の顧客については謝罪の上、同票を再発行した。県ではかながわ水・エネルギーサービスに対し、個人情報管理を徹底し、点検員の研修を実施するよう指導するとともに、職員に対しても個人情報管理の徹底を指示するという。
・「上下水道使用量のお知らせ」の紛失について(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p948561.html
◎NIKKEI横浜スタイル横浜店、メールをTOで送りメルアド1116件が流出
不動産仲介のNIKKEI横浜スタイル(横浜市中区)は8月4日、横浜店において、顧客に新着不動産情報をメールで送る際、BCCで送るべきところをTOで送り、メールアドレスが他の顧客のメール内に表示されたと発表した。同社によると、7月31日に1116先へ当該メールを送り、うち304件が不達だった。二次被害は報告されていない。該当のメールアドレス宛てに1日、謝罪のメールを送信した。同社は、再発防止のため管理体制を見直し、従業員への個人情報保護教育を徹底するとしている。
・メール誤送信のご報告とお詫び[PDF](NIKKEI横浜スタイル横浜店)
http://www.yokohama-style.jp/news_release/owabi.pdf
◎川口市水道局、委託業者が再検針票6名分を一時紛失
埼玉県川口市水道局は8月3日、検針業務等を委託している会社の検針員が、顧客6名の個人情報が記載された「再検針票」等を一時紛失していたと発表した。同局によると、検針員が再検針宅へ訪問した際、車の下にある量水器を検針するためリュックサックをブロック塀の上に置いたが、そのまま別の検針場所へ移動。置き忘れに気付いて元の場所に戻ったがリュックはなく、営業所に報告した。さらに捜索を行ったところ、ブロック塀の下の草かげでリュックが見つかり、紛失したものはないことを確認したという。該当の顧客には謝罪と説明を行う。市水道局では委託会社に対し、市個人情報保護条例等、情報保守に係る法令の教育を徹底するとともに、勤務時間内の個人情報の搬送と携行にあたっては厳重に注意を喚起するとしている。
・個人情報の一時紛失について(お詫び)[PDF](川口市水道局)
http://www.water-kawaguchi.jp/2015/08/kojinjouhou/