◎兵庫医科大学病院、患者情報3835名分を含むUSBメモリ紛失
兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)は9月24日、患者の個人情報を含むUSBメモリを院内で紛失したと発表した。同病院によると、メモリには2015年4月1日から6月30日までに糖尿病・内分泌・代謝内科を受診した患者3835名の氏名、ID、性別、生年月日が保存されている。同病院の薬剤師が業務で使用するために私物のUSBメモリに当該データを保存し、更衣室の個人ロッカー内で管理していたが、9月15日、紛失に気付いた。USBメモリおよびデータにパスワード等はかけられていない。甲子園警察に遺失物届を提出済み。患者の情報が第三者に流出した事実や、不正利用の事実は確認されていない。該当する患者には説明と謝罪の文書を送付した。同病院は再発防止のため、各科各部にロック付のUSBメモリを支給し、個人情報を抽出する際は当該メモリ以外は使用禁止として、必ずパスワード等をつけて持ち出すこととした。個人情報を入れたメモリは定められた各部各科の施錠可能な場所で管理するという。また、職員に個人情報保護教育を実施するとしている。
・患者の個人情報が記録されたUSBメモリの紛失について[PDF](兵庫医科大学病院)
http://www.corp.hyo-med.ac.jp/var/rev0/0000/5142/1159258535.pdf
◎ヴァル研究所、顧客4名の名刺を紛失
ソフトウェア開発等を行うヴァル研究所(東京都杉並区)は9月24日、顧客の名刺4枚を紛失したと発表した。同社によると、公開研修参加の際に名刺交換した顧客4名の名刺を名刺入れごと8月26日昼に紛失した。同日午後に紛失に気付き、立ち寄り先への確認を行うとともに、交番と最寄り駅への遺失物届けを提出したが、発見には至っていない。複数社の顧客と同時に名刺交換をしたため該当者の正確な氏名が分からず、個別に報告ができない状態だという。同社は、名刺を含め顧客情報を所持し移動する際の注意、指導を実施し、個人情報保護に関する厳重な取扱いを全社員に徹底させ、再発防止に努めていくとしている。
・名刺紛失に関するお詫び[PDF](ヴァル研究所)
http://www.val.co.jp/topics/2015/0924.pdf
◎厚生労働省関東信越厚生局、個人情報含むUSBメモリ紛失
厚生労働省関東信越厚生局(さいたま市中央区)は9月21日、個人情報を含むUSBメモリを紛失したと発表した。報道によると、メモリには1名分の氏名と生年月日が保存されている。麻薬取締部の職員が9月18日の帰宅途中、地下鉄の網棚に鞄ごと置き忘れた。メモリーにロック機能はなく、ファイルにパスワードは設定されていなかった。同局は、職員から紛失の申し出のあった9月20日に警察へ届け出たという。
・関東信越厚生局
http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/
◎平塚共済病院、患者155名の情報含むノートパソコン紛失
平塚共済病院(神奈川県平塚市)は9月19日、個人情報が含まれるノートパソコン1台を紛失したと発表した。同病院によると、第二カテーテル室に設置していたパソコンを紛失していることが9月18日に判明。盗難の可能性も否定できないことから、平塚警察署と平塚保健福祉事務所へ届け出を行った。パソコンには、2008年1月から2014年12月までに同病院で心臓カテーテル検査を受けた患者155名について、氏名、生年月日、ID、性別、手術日、医療材料が保存されている。該当の患者には書面で謝罪した。同病院は、関係諸機関と協力し、紛失したノートパソコンの所在の調査および個人情報の流出の有無の監視を行うとともに、情報セキュリティ管理体制の見直し、改善と全職員に対する教育、指導の徹底を行い、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報を含むノートパソコンの紛失に関する、お詫びとご報告(平塚共済病院)
http://www.kkr.hiratsuka.kanagawa.jp/news/news20150919.html
◎山口県、メールをTOで送りメールアドレス144件が流出
山口県は9月18日、県内144病院の事務担当者へ次年度補助金要望調査の通知メールを送信した際に、誤って他の病院の担当者のメールアドレスが分かる状態で送信したと発表した。県によると、9月17日午後4時40分、BCCで送るべきところをTOで送った。同午後5時に事態に気付き、同午後6時37分に謝罪のメールを送信して当該メールの削除を依頼した。県医務政策課は、再発防止のため、メールの送信にあたっては細心の注意を払うよう職員に周知徹底するとともに、複数職員による送信前のチェックを徹底するとしている。
・次年度補助金要望調査に係る県内病院事務担当者へのメールの誤送信について(山口県)
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201509/032173.html
◎大阪産業創造館、134名分の個人情報を誤送信
大阪産業創造館を運営する大阪市都市型産業振興センターと大阪市経済戦略局は、同館において、134名分の個人情報をメールで誤送信したと発表した。発表によると、職員が9月16日午後4時45分、職員間で今年8月分の専門家報酬額一覧表をメールで送付しようとして、誤って送信先に経営相談事業の登録スタッフである弁護士24名のメーリングリストを指定し送信。これにより、経営相談事業の登録スタッフである専門家134名の氏名、報酬振込口座情報(口座名義、銀行名、銀行番号、支店名、支店番号、口座種別、口座番号)、報酬単価、8月分の報酬額、源泉徴収額、振込金額が漏えいした。送信した職員本人が直後に気付いたという。送信先の24名には事情を説明して当該メールの削除を依頼した。情報が漏えいした登録スタッフ134名には事情説明と謝罪の連絡を行う。同センターでは再発防止のため、組織内のメールであっても個人情報を取り扱う場合にはメール送信前に、ダブルチェックの徹底や管理者による確認などを徹底するとしている。
・個人情報漏えいについてのお詫び[PDF](大阪市都市型産業振興センター)
http://toshigata.ne.jp/pdf/info20160917.pdf
・大阪産業創造館の指定管理者による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000326790.html