◎堺市立学校、帰宅途中の教員が生徒7名の情報含む手帳を車ごと盗難
大阪府堺市は10月11日、市立学校の教員が帰宅途中、立ち寄り先の駐車場において、手帳等を自家用車ごと盗まれたと発表した。市によると、10月9日、男性教諭(38歳)が帰宅途中の午後6時頃に泉佐野市内のパチンコ店に立ち寄り、同7時20分頃に車が盗まれていることに気付いて警察に通報した。車内には手帳等が入った鞄が置いてあり、手帳には生徒7名の氏名、住所、電話番号が記載されている。市教委は、個人情報の取り扱いについて全学校園に通知するとともに、再発防止に向けた適正な個人情報の管理と保管の徹底を指導していくとしている。
・堺市立学校における個人情報を含む手帳等の盗難について[PDF](堺市)
http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/hodo/hodoteikyoshiryo/1011_01.files/1011_01.pdf
◎仙台市立中学校、生徒の個人情報含む書類を一時紛失
仙台市立中学校が、2年生全員にあたる約180名分の個人情報が含まれる内部資料を一時紛失していたことが分かった。10月10日付の河北新報によると、2年生を担任する教諭が4月、印刷が禁じられているにもかかわらず、パソコンに保存されていた生徒の学習状況や友人関係、アレルギーの情報などを印刷してファイルに綴じ、鍵のかからない机の引き出しに保存。生徒が5月27日に校庭の体育用具倉庫でファイルを見つけ、6月11日に教諭に伝えたが、教諭は学校に報告していなかった。ファイルを見た生徒の保護者が6月14日に学校に連絡し、事態が発覚。同校は7月に保護者と生徒に事態を説明したという。市教委は、情報は流出していないとして事態を公表していなかった。
・仙台市教育委員会
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/
◎東京農工大、教員が引率先のドイツで個人情報含むUSBメモリを盗難紛失
東京農工大学(東京都府中市)は10月9日、学生の個人情報を含むUSBメモリ等をドイツで紛失したと発表した。発表によると、学生の海外研修を引率した同大教員が、9月23日午前11時30分頃(現地時間)、シュトゥットガルトからボンへ研修参加者と移動する列車内で、ビジネスバックを盗まれた。離席後に席に戻ったところ、ビジネスバックがなくなっていることに気付いたという。現地の警察には盗難届を提出したが、現在のところ発見されていない。帰国後、同教員があらためて確認したところ、ビジネスバックには、当該研修参加者の個人情報が記録されたUSBメモリおよび資料が含まれていることが判明した。個人情報の内容は、研修参加者9名の氏名、性別、生年月日、自宅住所、電話番号、メールアドレス、勤務先、国内の緊急連絡先など。該当する9名に対し、被害の有無を確認している。現時点では個人情報の転載や流用の事実は報告されていない。同大は事態を厳粛に受け止め、情報管理を徹底するとともに教職員の再教育に全力を尽くしていくとしている。
・個人情報が記録されたUSBメモリ等の紛失について(お詫び)[PDF](東京農工大学)
https://www.tuat.ac.jp/disclosure/pressrelease/20150409130023/20151009171955/upimg/201510091725392126925435.pdf
◎昭和伊南総合病院、患者5名の個人情報が流出
昭和伊南総合病院(長野県駒ケ根市)は10月9日、患者の個人情報が別の患者に流出したと発表した。10月11日付の毎日新聞によると、他の医療機関からFAXで送られてきた、患者の個人情報が含まれる診療情報提供書や処方箋の裏紙を使用して受診案内と予約表を印刷し、9月30日に患者に送付。これにより、5名の氏名、住所、保険証番号、既往歴などが3名に流出した。受け取った人が10月2日に役場に相談したことから、事態が明らかになったという。
・昭和伊南総合病院
http://www.sihp.jp/
◎カモ井加工紙、オンラインショップで別人の氏名やメールアドレス誤表示
カモ井加工紙(本社:岡山県倉敷市)は10月8日、同社が運営する『マスキングテープ「mt」オンラインショップ』で実施した「ファンサイトリニューアル記念限定テープフェア」について、会員がサイトにアクセスした際に別人の氏名やメールアドレスが表示されていたと発表した。同社によると、現象が確認されたのは10月6日午前10時30分頃。フェア開催にあたり、8月26日に新サーバーへの移管を行うとともに、サーバー負荷を軽減するために商品一覧ページと商品詳細ページをサーバー上に一時記憶して表示させるようにしたが、一時記憶生成プログラム設計上の不具合により、他の顧客名で生成された一時記憶データが表示される状態となった。誤表示された可能性があるのは、氏名については8月26日午前9時以降にログインした人、メールアドレスについては同期間にログインしてメールアドレスをパソコンに記憶する機能を利用していた人。同日、サイトを一時閉店し、プログラムを改修したという。同社は、社内外の関係者に対し情報管理体制の徹底を図っていくとしている。
・弊社オンラインショップでのお客様情報誤表示に関するお知らせとお詫び(カモ井加工紙)
http://www.masking-tape.jp/news/2015/10/post.html
◎住江織物、150名の情報含む業務用携帯電話を紛失
インテリアファブリックを扱う住江織物(本社:大阪市中央区)は10月7日、氏名と電話番号150名分が登録された業務用携帯電話を紛失したと発表した。同社によると、10月1日に同社社員が広島から岡山へ社用車で出張後、翌2日午前頃、紛失に気付いた。管轄の警察署へ紛失届を提出し、当該携帯電話の使用停止措置を取った。監督官庁の経済産業省にも報告済み。第三者の使用等による顧客や取引先からの苦情、被害の申し出はない。同社は再発防止に向け、携帯電話に限らず、個人情報保護管理の徹底を図るとしている。
・業務用携帯電話紛失による個人情報流失の可能性について[PDF](住江織物)
http://www.suminoe.jp/news/20151007_newsrelease.pdf
◎江南厚生病院、車上荒らしで患者の個人情報含む帳票62件を紛失
愛知県厚生農業協同組合連会江南厚生病院(長久手市)は10月7日、同院に勤務する職員が車上荒らしにあい、 患者の個人情報を含む帳票が入った鞄を盗まれたと発表した。発表によると、同職員は10月6日、製薬会社において、薬(スーグラ錠、アプルウェイ錠)の効果についての検討会があるため、手続きを経て、対象患者の帳票62件を持ち出した。翌7日午前0時過ぎ、製薬会社会議室での検討会を終えた職員は、食事のために飲食店に立ち寄り、店の駐車場に車を停めた。店内で食事を終え、午前1時半頃に車に戻ったところ、車の右後ろのガラスが割られ、置いてあった鞄が盗まれていた。すぐに警察署に届け出、同1時40分頃に現場検証が行われた。現時点で鞄は見つかっていない。紛失した帳票62件には、患者の氏名、診察券番号、薬剤の処方日、薬剤名、数量、処方日等が記載されていた。同院は事態を重く受け止め、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の盗難について(お詫び)[PDF](愛知県厚生農業協同組合連会江南厚生病院)
http://www.jaaikosei.or.jp/konan/pdf/tounan_owabi.pdf