◎住友林業、車上荒らしで80名分の顧客情報盗難
住友林業(本社:東京都千代田区)は2月27日、80名分の顧客情報(氏名・住所・電話番号)を含む鞄が盗難にあったと発表した。発表によると、2月19日午後10時30分頃、関東圏の同社住宅本部支店に勤務する営業担当者が帰宅途中に立ち寄った店の駐車場で、車上荒らしにあったという。ただちに当該警察署へ届出たが、発見に至っていない。同社は該当顧客を訪問し、事態の報告とお詫びを行っている。また、今回の事態を深く反省し、個人情報管理の重要性を再認識するよう全社をあげて徹底し、信頼回復に努めるとしている。
・リリース(住友林業)
http://sfc.jp/information/news/2007/2007-02-27-rou.html
◎ 東京電力千葉支店、11万名分の顧客情報を含むマイクロフィルム紛失
東京電力千葉支店(千葉市中央区)は2月27日、同支店管内10事業所で保管していた約11万名分の顧客情報を記録したマイクロフィルムを紛失したと発表した。同支店によると、先月16日、大原営業センター(同いすみ市)でマイクロフィルムの一部を紛失していることが判明。全事業所で確認作業を実施したところ、他の9事業所でも紛失が確認され、同26日に警察署へ紛失届けを提出した。紛失したマイクロフィルムは、1999年から2004年までの契約情報を記録したものの一部で、顧客の名前、住所、電話番号、口座番号、使用量、請求金額などが記載されていた。外部に持ち出した形跡はなく、同社は社内で誤って廃棄処分した可能性が高いと見ている。
・リリース(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/kaifuku/kojin/jishou/07022701-j.html
◎ JAL労働組合、客室乗務員7,000人以上の個人情報を無断収集し流出
日本航空の最大労組「JAL労働組合」が客室乗務員の思想や信条、病歴、容姿などの個人情報を無断で集め、外部に流出していたことが27日わかった。これは、週刊朝日が27日発売の3月9日号で掲載した「JAL<極秘>客室乗務員監視ファイル 社内スパイ暗躍」で明らかになったもので、収集された個人情報は労組側が認めただけでも少なくとも7,000人、データを入手した週刊朝日は9,000人に及ぶとしている。同労組によると、データは96年ごろから作成され、個人情報保護法施行前の2005年3月までは、会社側から提供された住所、電話番号、社員番号、所属などの基本データを元に、組合員から寄せられた情報に基づいて新たな情報を追加。同年4月からは、公式に提供さるのは生年月日のみとなったが、その後もデータの更新を続けていた。同労組は発覚前日の26日、情報流出の謝罪文をホームページに掲載。データは組合内部の情報として使用しているもので、組合内の調査終了後、全てのデータを破棄するとコメントしたが、プライバシーに関わる情報を集めていたことなどには触れていない。
・リリース(JAL労働組合)
http://www.jalfio.or.jp/news/news.htm#20070226110932
◎ アステラス製薬、子会社から顧客情報など239名分流出
製薬メーカーの大手アステラス製薬(旧山之内製薬と藤沢薬品工業、東京都中央区)は2月26日、同社の原薬生産子会社アステラスファーマケミカルズ(茨城県高萩市)の取引先関係者など239名分の個人情報を含む業務関連情報がWinnyネットワークに流出したと発表した。流出したのは取引先企業194名と子会社の社員45名の氏名や連絡先などの個人情報と、取引に関する情報、同社と子会社の営業上および技術上の情報。信用情報や医療関係者の個人情報などは含まれていない。同社によると、当該子会社の社員が昨年3月ごろ、システムに保管されているデータのバックアップを内規に反して私有の外付けハードディスク(HDD)に作成した。その後、HDDをWinnyがインストールされた当該社員の私有パソコンに接続したところ、ウイルスに感染して流出。今月21日に外部からの連絡で判明した。・リリース[PDFファイル](アステラス製薬)
http://www.astellas.com/jp/company/news/2007/pdf/070226_2.pdf
◎ 川崎市立小学校、児童32名分の個人情報を含むパソコンとMOを紛失
神奈川県川崎市は2月26日、同市立小学校に勤務する女性教諭が児童32名分の個人情報を含むノートパソコン1台と記憶媒体(MO)を紛失したと発表した。紛失したのは2月25日午後6時30分頃で、同教諭が同市中原区内にある自宅マンションのエレベーター内にパソコンケースを置き忘れた。同日午後8時頃、置き忘れに気付いてエレベーター内を確認。さらに同じマンションの住人に確認して午後7時頃までエレベータ内にあったことを確認したが発見できず、午後8時30分頃、警察署に盗難届を提出した。パソコンケースにはノートパソコン1台とMO2枚、備忘録や指導記録などの書類が入っていた。紛失情報は当該児童の日常活動の写真と自宅電話番号、当該児童のうち3名の個別の指導計画や指導経過の記録、通知票のデータ。同校では記録簿を作って個人情報の校外への持ち出しを管理していたが、今回は届け出がなかった。同校では2月26日に校長が全職員に対して個人情報を厳重に管理するよう再度指導した。教育委員会でも1日、合同校長会議で個人情報を厳重に管理することを指導し、徹底を図るとしている。
・リリース(川崎市)
http://www.city.kawasaki.jp/press/info20070226_3/index.html
◎ 三井住友建設、個人情報150件を登録した社用携帯電話を宅配会社が紛失
三井住友建設(本店:東京都新宿区)は2月23日、同社社員に貸与した社用携帯電話を、宅配会社が配送中に紛失したと発表した。当該携帯電話には最大150件の個人の氏名および電話番号が含まれていた。同社員は2月5日に当該携帯電話の配達を宅配会社に依頼した。荷物が届かないことから同宅配会社は紛失した宅配便の全国調査を実施し、2月15日に当該携帯電話を紛失した旨、同社に報告した。同社は当該携帯電話の利用停止の措置をとり、所轄の警察署に遺失物届を提出した。現時点で紛失情報が悪用される等の被害情報はない。同社では今回の事態を重く受け止め、個人情報管理の再徹底を行うとともに、再発防止に努めるとしている。
・リリース(三井住友建設)
http://www.smcon.co.jp/news/070223.html
◎ 山梨県警、容疑者や被害者610名の個人情報を含む捜査資料が流出
山梨県警察本部は2月23日、県内で起きた事件の捜査情報がインターネット上に流出したと発表。同25日夜に記者会見を開き、甲府警察署(甲府市)の地域課に勤務する巡査長(28歳)の私有パソコンから、ファイル共有ソフトWinnyを介して流出した事を認め謝罪した。流出した捜査資料は、主に巡査長が以前に勤務していた長坂警察署(北杜市)で扱った2004年頃のもので、事件や証拠品の一覧表など。事件の容疑者40名と被害者や参考人570名の氏名や住所などの個人情報のほか、事件に関係した会社や店舗などの情報140件が含まれていた。愛媛や岡山での相次ぐ捜査情報流出を受け、県警では昨年3月16日、全職員に対し「Winnyを使用しない」との誓約書の提出を指示。私有パソコンは使用登録をし、業務情報を扱う場合には許可を得るなどの内容も盛り込まれていた。11月には使用しているパソコンの点検も行っていたというが、一部報道によると、巡査長は2台所有するパソコンのうち1台だけを申告し、隠れて使い続けていた。県警は、早急に公私すべてのパソコンの確認・点検を実施するとしている。
・リリース(山梨県警察)
http://www.pref.yamanashi.jp/police/soumu/osirase.htm
◎ みすず監査法人、ミサワホームの顧客情報1712件を含むパソコン盗難
みすず監査法人(旧中央青山監査法人)は23日、同監査法人が会計監査を行っている2社の顧客の氏名や住所など1,712件を含むパソコンが盗まれたと発表した。同監査法人によると、上海に出張していた職員が今月10日、上海市内のホテルで食事中、テーブル横に置いていたパソコン入りのカバンが盗難被害にあった。盗まれたパソコンは同監査法人が職員に貸与していたもので、ミサワホーム中国の顧客情報1,456件と北陸ミサワホームの顧客情報256件が記録されていた。当該パソコンには、パスワードの設定やハードディスク全体の暗号化などのセキュリティ対策が講じられており、記録された情報が外部に漏えいする可能性は極めて低いという。同監査法人は、監査情報およびパソコンの管理、取り扱いの厳格化や新たなセキュリティ対策を講じるなどし、情報管理体制を強化するとしている。
・リリース(みすず監査法人)
http://www.misuzu.or.jp/pr/press/prpre070223_0101.html
・リリース[PDFファイル](北陸ミサワホーム)
http://www.hokuriku-misawa.co.jp/funshitsu.pdf
・リリース[PDFファイル](ミサワホーム中国)
http://www.misawa-c.co.jp/20070223owabi.pdf
◎ コーフク、職員のPCウイルス感染で運営レストランの顧客情報152名分が流出
さいたま市内のイタリアンレストラン「パッパーレ」などを運営するコーフク(さいたま市大宮区)は23日、同店の職員が自宅で使用してる私有パソコンがウイルスに感染し、152名分の顧客情報がShare(シェア、シャレ)ネットワーク上に流出したと発表した。流出したのは、2005年7月頃から2006年8月頃までに同店で会員カードを申し込んだ顧客140名の氏名、住所、電話番号、職業、生年月日などと、2005年11月~翌年1月に宴会を予約した顧客12名の氏名、住所、電話番号、会社名など。クレジットカード番号などの信用情報は含まれていない。同社によると、通常は顧客情報の持ち出しは行っていないが、職員がダイレクトメールなどの発送のために自宅のパソコンで作業を行い、使用したデータを削除し忘れていたところ、今月14日にウイルスに感染・流出。19日に外部からの連絡で判明した。なお、リリースでは「Winny」となっているが実際には「Share」を介した流出。同社は「お客様に理解しやすいよう、ファイル共有ソフトの代名詞として広く知られている名前を使用した」としている。
・リリース(コーフク)
http://www.cofk.co.jp/important_info.htm
◎ 滋賀県、お知らせメールを「TO」で送りアドレス222件流出
滋賀県農政水産部環境こだわり農業課は23日、メール送信の操作を誤りメールアドレス222件が流出したと発表した。同課によると、22日夜、来月4日に開催する「環境こだわり農業フェア」のお知らせを送信する際に、本来ならば「BCC」に指定すべきアドレスを誤って「TO」に指定したため、メールアドレスが閲覧可能な状態で送られてしまった。流出したのは、同課が事務局となっている「こだわり滋賀ネットワーク」の入会時に登録された、個人188件と団体など34件。うち個人77件と団体など85件は未達だった。同課は、同日深夜に誤送信についての謝罪メールを送信し、翌23日には謝罪文書を送付。今後は、職員に対して事故への注意喚起を図るよう再度周知徹底し、再発防止に努めるとしている。・リリース(滋賀県)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/gb00/20070223.html
◎ 西中国信用金庫、顧客情報19万件を含むCD-ROM紛失
今年1月に山口、島根県下の4信金が合併して発足した西中国信用金庫(本店:山口県下関市)は2月22日、約19万人分の顧客情報を記録したCD-ROMを紛失したと発表した。紛失したのは、旧下関信用金庫の昨年11月時点のもので、同金庫に口座を持っていた顧客約15万人分の氏名、生年月日、住所、電話番号、口座番号、残高などと、同月中に同金庫で振込みを行った顧客とその振込先、および同金庫に振込みを依頼した顧客とその振込先4万人分の氏名、金額、取引金融機関名、口座番号など。同金庫によると、1月30日、本部で保管管理していたCD-ROMの1枚が不足していることに気づき調査したところ、同月9日以降に本部内で紛失した可能性が高いことが判明した。外部への流出や持出の形跡はなく、同金庫は、誤って廃棄した可能性が高いとしている。
・リリース[PDFファイル](西中国信用金庫)
http://www.nishichugoku.co.jp/news/20070222/jyphorouei.pdf