アップルコンピュータは11日(米国時間)、31項目の脆弱性を修正したMac OS Xのセキュリティアップデート「Security Update 2006-003」を公開した。対象となるのは「Mac OS X 10.3.9」および「Mac OS X 10.4.5」の、サーバー版とクライアント版。それぞれのパッケージが用意され、同社のダウンロードサイトや、Mac OS Xの「ソフトウェアアップデート」経由で入手できる。
今回のアップデートでは、任意のコードを実行される恐れがあるなどの危険な脆弱性が複数修正されている。また、4月下旬に仏FrSIRTや、デンマークのセキュニアなどが注意を呼びかけていた複数の脆弱性のうち、ファイル圧縮/展開サービス「BOMArchiveHelper」の脆弱性と、画像ファイルGIF、TIFF、それぞれの処理に関する脆弱性も修正されている。
(2006/05/15 ネットセキュリティニュース)
■Security Update 2006-003 について(アップル)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=303737-ja
■ソフトウェアアップデート
http://www.apple.com/jp/ftp-info/
■セキュリティ関連ニュース
・Mac OS Xに未修正の深刻な脆弱性:実証コードも公開(2006/04/24)