マイクロソフトは9日、7月度の月例セキュリティパッチを公開した。公開されたセキュリティプログラムは、予告通り「緊急」レベルはなく、「重要」レベルに分類される4件で、Windows、Windows Server、Exchange Server、SQL Serverが影響を受ける。
【更新プログラムの内容】
[重要]
(1) DNS(ドメイン ネーム システム)の脆弱性により、なりすましが行われる
影響を受けるのは、Windows 2000/XP、Windows Server 2003/2008 (※1)
(2) エクスプローラーの脆弱性により、リモートでコードが実行される
影響を受けるのは、Windows Vista、Windows Server2008
(3) Exchange ServerのOutlook Web Access の脆弱性により、特権の昇格が起こる
影響を受けるのは、Exchange Server 2003/2007(※2)
(4) Microsoft SQL Server の脆弱性により、特権が昇格される
影響を受けるのは、SQL Server 7.0/2000/2005、Data Engine (MSDE) 1.0、SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE 2000)/(WMSDE)(※3)、Windows Internal Database (WYukon)(※4)
(※1)Windows Server2008 for Itanium-based Systems は影響を受けない。
(※2)Exchange serverは企業等で使われる製品(通常、個人ユーザーの使用はない)
(※3)Windows 2000、Windows Server 2003/2003 x64 Editionの製品に含まれる
(※4)Windows Server 2003/2003 x64 Edition、Windows Server 2008 for 32-bit Systems/for x64-based Systemsの製品に含まれる。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」「Windows Server Update Services」およびダウンロード センターで、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」更新バージョンも公開された。
(2008/07/09 ネットセキュリティニュース)
■マイクロソフト セキュリティ ホーム(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx
■Microsoft Update
http://windowsupdate.microsoft.com/