マイクロソフトは9日、今月14日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラムの概要を発表した。
リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、「緊急」5件、「重要」5件、「警告」1件の計11件。影響を受けるソフトウェアは、Windows、Office、および Exchange Server。
深刻度が最も高い「緊急」5件はいずれもWindowsに影響し、リモートでコードが実行されるおそれがある。
「重要」5件の内訳は、WindowsとOfficeがそれぞれ2件、残り1件はExchange ServerとWindowsに影響する。Officeの2件は、いずれもリモートでコードが実行されるおそれ。Windowsの2件は、1件がコード実行のおそれ、もう1件は「特権昇格」のおそれ。Exchange ServerとWindowsへの影響1件は、サービス拒否のおそれ。「警告」1件はWindowsに影響し、「なりすまし」のおそれがある。
今回のセキュリティパッチでは、3月に公開されたアドバイザリ、昨年11月に公開されたアドバイザリで対象とした脆弱性、計2件の脆弱性が修正される予定だ。
このほか、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースが予定されている。
(2010/04/09 ネットセキュリティニュース)
■マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/advance.mspx
■マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2010年4月(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-apr.mspx
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