モジラは25日、Webブラウザの最新版「Firefox 22.0」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびAndroid。法人向けの延長サポート版（ESR）「17.0.7」も同時に公開されている。
Firefox 22では、ブラウザ上で通話やファイル共有を実現するWebRTC（Web Real-Time Communications）への完全対応や、JavaScriptの高速化技術などの新機能に加え、14件の脆弱性が修正された。
修正された脆弱性は、重要度が4段階評価で最も高い「最高」4件、2番目に高い「高」6件、3番目の「中」3件、最も低い「低」1件。ESR版「17.0.7」では、「22.0」と共通の「最高」4件と「高」4件の計8件。悪用されると任意のコードが実行されるおそれのある、危険な問脆弱性が含まれている。
それぞれの最新版は、自動更新機能を通じて配布されているほか、［ヘルプ］メニューの［Firefoxについて］を選択し、［ソフトウェアの更新を確認］ボタンをクリックすれば、今すぐ更新できる（Android版は、[設定]→[Firefoxについて]の順に選択し[更新を確認]をタップ）。
ESR版Firefox 17.0.7で修正された脆弱性は、同じエンジンを使用するメールソフトThunderbirdにも影響があり、通常版/ESR版ともに、最新版の「17.0.7」が同日より公開されている。
（2013/06/26 ネットセキュリティニュース）
【関連URL:Mozilla Japan】
・Firefox が 3D ゲーム、ビデオ通話、およびファイル共有機能を Web に提供
http://www.mozilla.jp/blog/entry/10307/
＜Firefox 22.0＞
・リリースノート（デスクトップ版）
http://www.mozilla.jp/firefox/22.0/releasenotes/
・リリースノート（Android版）
http://www.mozilla.jp/firefox/android/22.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox.html
＜Firefox ESR版 17.0.7＞
・リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/17.0.7/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefoxESR.html
＜Thunderbird 17.0.7（通常版/ESR版）＞
・リリースノート
http://www.mozilla.jp/thunderbird/17.0.7/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/thunderbird.html
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/thunderbirdESR.html