◎ 埼玉県、車上荒らしで個人情報記載の福祉関係書類盗難
埼玉県保健医療部は8月31日、同県児玉福祉保健総合センターの職員が車上荒らしにあい、個人情報が記載された書類などを紛失したと発表した。盗まれたのは、母子寡婦福祉資金返還用の納入通知書兼領収書(住所、氏名、納付金額記載)13名分、母子福祉資金償還期間・償還方法変更決定通知書(住所、氏名、償還金額記載)1名分、滞納者から預かった郵便貯金通帳1名分、キャッシュカード2名分など。事件があったのは同日11時20分頃、同県本庄市内の薬局駐車場で、同職員は母子寡婦福祉資金償還事務実施のため出張中だった。埼玉県は、該当者に謝罪して適切な対応を講じると共に、早急に地域機関の所長を招集し管理のあり方の徹底を指示するとしている。
・リリース(埼玉県)
http://prosv.pref.saitama.lg.jp/scripts/news/news.exe?mode=ref&yy=2005&mm=8&seq=255
◎ NHK大阪放送局、顧客情報を含む携帯端末盗難
NHKは8月31日、大阪放送局視聴者センターの派遣社員が、放送受信料の契約・収納業務に使用している携帯端末を入れた鞄を盗まれたと発表した。被害があったのは8月23日で、直ちに警察に被害届けを提出のうえ周辺の調査を実施したが、これまでのところ回収に至っていない。携帯端末にはさまざまなセキュリティ保護をかけており、万が一、第三者の手に渡っても個人情報が漏洩する危険性はないという。NHKは今後の再発防止のため、セキュリティ教育を改めて徹底してくとしている。
・リリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase050831.html
◎ ジャックス、5年にわたり136通のクレジット申込書等を個人宅に誤送信
クレジットカードのジャックス(本社・東京都渋谷区)は8月30日、約5年間にわたって計136通のファックスを富山県内の個人宅に誤送信していたと発表した。誤って送信したのは、加盟店等かが同社富山支店(富山県富山市)宛てに送信すべきクレジット申込書等で、2000年11月から今年7月までの間に計136通が富山県内の個人宅に送られていた。同社では、直ちに社内に外部弁護士を含めた調査チームを発足させ、誤送信先の個人に協力を求めるなどして、事実関係の調査とすべての誤送信にかかる書面の回収に努めるとともに、現在、当該顧客に対し事情の説明と謝罪をしているという。
・リリース(ジャックス)
http://www.jaccs.co.jp/information/gosoh_fax.html
◎ ダイヤモンドリース、1,390名分の個人情報を含むパソコン盗難
ダイヤモンドリースは8月30日、関係会社に出向中の同社社員の自宅が空き巣に入られ、取引先1,390名分の個人情報を含むパソコン1台が盗まれたと発表した。パソコンに入っていた個人情報は名刺管理ソフトに保存していたもので、氏名、会社名、部署名、役職名、会社電話番号、会社住所、メールアドレスなど。同社員が社内ルールに反して個人情報を持ち出していたもので、個人所有のパソコンであるためID認証などのセキュリティ措置はほどこされていないが、現時点では情報の不正使用などの事実は確認されていないという。今後は社員教育を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(ダイヤモンドリース)
http://www.dia-lease.co.jp/whats/2005/20050830.pdf
◎東武百貨店、池袋本店売り場で153名の顧客情報を含むパソコン盗難
東武百貨店は8月30日、池袋本店(東京都豊島区)6階タオル売場「アニバーサリーデザイン」で同月25日、153名の顧客情報が保存されたパソコンが盗まれたと発表した。盗まれたパソコンには、同ショップが運営するメンバーズカードを申し込んだ顧客153名の名前、住所、電話番号、生年月日等が保存されており、警視庁池袋警察署に盗難被害届けを提出し調査を続けているが、当該パソコンは発見できていないという。同社は、顧客には個別に経緯の説明と謝罪をするとともに、原因の徹底究明と取引先ショップも含めた再発防止に努めるとしている。
・リリース(東武百貨店)
http://www.tobu-dept.co.jp/kojin/apology0508.html
◎はせがわ、車上荒らしで68人分の個人情報を含むパソコン盗難
仏壇・墓石のはせがわ(本社・福岡県博多区)は8月30日、同社従業員の営業者が車上荒らしにあい、個人情報を含むパソコンが盗難にあったと発表した。盗まれたパソコンには、神奈川地区の顧客と同社従業員計68人分の名前や住所などが保存されていた。同社によると8月27日午前8時頃、千葉県千葉市に住む従業員の自宅付近駐車場に停めていた営業車の車内から、置いていたパソコンが盗まれていることを発見。ただちに所轄の千葉県警に盗難届けを提出したという。同社は、該当する顧客に対し速やかに状況の報告と謝罪を行い、万一個人情報が不正に使用された場合には、誠意をもって対応するとしている。
・リリース(はせがわ)
http://www.kuyou.com/
◎秋田銀行、顧客のパソコンに別企業の顧客情報457件が混入
秋田銀行は8月30日、ファームバンキングを利用する顧客企業2社のパソコンに、別の企業のデータが混入していたと発表した。同行によると8月9日、振込等を一括して行う法人向けのサービス「ファームバンキング」を利用している企業から、覚えのないデータが登録されているとの連絡を受けた。調査したところ、顧客企業2社が使用していた専用システムをパソコンシステムに入れ替える際に、誤って別の顧客のデータが混入し登録されていたことが判明したという。誤登録したデータは、振込に使用するための口座情報457件(個人54件、法人403件)で、振込先の銀行名、支店名、預金種目、口座番号、カタカナ受取人名が含まれていた。同社は、該当する顧客に対し事情説明と謝罪を書面で送付。誤登録先から直ちに全ての情報を削除および回収のうえ破棄したので、さらに流出する可能性はないとしている。
・リリース(秋田銀行)
http://www.akita-bank.co.jp/annai/news/170830.html
◎三菱重工業、技術者の個人PCがウイルスに感染し、原発情報流出
三菱重工業は8月30日、同社高砂製作所(兵庫県高砂市)が請け負っている発電所の検査関連情報が流出していたと発表した。流出したのは、原子力発電所3か所を含む全国46施設のタービンや水車等に関する検査関連情報。高砂製作所の協力会社「非破壊検査」(本社・大阪市西区)の技術者の個人パソコンが、ファイル共有ソフトWinny(ウィニー)のウイルスに感染したため、今年4月末から5月初めまでの間、Winnyネットワーク上に流出していた。同社によると、流出情報の大半は火力発電所関係のもので、原子力発電所のタービンに関するものも一部含まれているが、原子炉や核物質防護に関する情報は含まれていないという。Winnyのウイルス感染による原発情報流出は、6月に三菱電機子会社で、7月に原子力安全保安院でも発覚している。
・リリース(三菱重工業)
http://www.mhi-ir.jp/sp_news/050830_winny/index.html
◎みずほ銀行、4万7千件の顧客情報紛失
みずほ銀行は30日、450支店で計47,301名分の個人情報が記載された資料を紛失したと発表した。紛失した資料は、「預金元帳」のマイクロフィルムや「カードローン申込書類」など5種類で、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日、口座番号、取引金額などが記載されていた。同行は、「不正持出の形跡はなく、行内で誤って廃棄した可能性が高く、外部への情報の漏洩懸念は極めて低い」としている。同行は今年3月に、167支店で271,667名分の顧客情報の紛失を発表しており、今回の紛失はその後の調査で新たに判明したもの。前回と合わせると、同行が紛失した顧客情報は、318,968名分に上る。
・リリース(みずほ銀行)
http://www.mizuhobank.co.jp/company/release/2005/pdf/news050830.pdf
◎高島屋、9名の個人情報を含む配達伝票控え紛失
高島屋(本社・大阪市中央区)は26日、堺店(大阪府堺市)の商品券作業場で配達伝票の売場控え9枚を紛失したと発表した。紛失した売場控えには、顧客の名前、電話番号、住所等が記載されており、同社は所轄警察署に遺失届けを提出するとともに、該当する顧客に対して、個別に謝罪と報告を行い了解を得たという。
・リリース(高島屋)
http://www.takashimaya.co.jp/about/excuse_sakai/index.html
◎三井物産、同報メールの操作ミスでメールアドレス126件流出
三井物産(本社・東京都千代田区)は26日、同報メールを送信する際の送信操作の不備により、一部のメールアドレスが表示される形式で送信し、他のユーザーに開示されたと発表した。同社が企業ユーザー向けに提供している携帯電話一括請求・管理代行サービス「Mo-Vino」において、8月22日に126社の企業ユーザー管理者宛てに同報メールを送信する際に発生したもの。送信直後に誤りを発見し、ただちに対象の顧客に謝罪と事情説明をメールで通知したという。
・リリース(三井物産)
http://www.mitsui.co.jp/tkabz/terms/priv_info050826.html
◎ ケイビーエスオートと甲府外車販売、メール誤送付でアドレス流出
BMWディーラーのケイビーエスオート(岐阜県岐阜市)は8月26日、同25日に顧客にイベント案内をメールで送った際、誤って19名の名前とメールアドレスが表示された状態で送付したと発表した。また、同じくBMWディーラーの甲府外車販売(山梨県甲府市)は同24日、顧客に同報メールを送る際、誤って44名の名前とメールアドレスが表示された状態で送付したと発表した。
・リリース(ケイビーエスオート)
http://homepage3.nifty.com/gifu_bmw/Privacy/owabi.html
・リリース(甲府外車販売)
http://www.kofu-gaisha.co.jp/Contents/owabi.html
◎ 愛知県中央信用組合、4名分の個人情報が記載された書類を誤郵送
愛知県中央信用組合は25日、信販会社に郵送すべき個人情報の記載された書類を、誤って別法人に郵送したことが先月8日に判明したと発表した。同組合によると、誤郵送したのはローン取引に係わる書類1枚で、別法人に送付する書類に紛れ込んだことに気付かず、先月6日に郵送。誤郵送先から返却を受け、8日に回収したという。当該書類には、4名分の氏名、取引支店名、保証番号等が記載されていた。
・リリース(愛知県中央信用組合)
http://www.aichi-kenshin.co.jp/pdf/rouei_h170825.pdf
◎ エイクエント、顧客情報を含むノートパソコンと携帯電話が盗難
人材派遣のエイクエントは25日、同社に登録されいている個人情報の一部を含むノートパソコン1台と携帯電話1台が盗難にあったと発表した。14日、大阪市内で同社社員が盗まれた鞄に入れていたもので、ノートパソコンには約50社の取引に関わるメールと、178社の会社情報(社名、所在地、ご担当者様、部署名、電話番号)が含まれており、携帯電話には約300件の電話番号が記録されていた。同社は、パソコン自体は見つかったとの連絡を警察から受けたが、25日現在、まだ現物とデータの確認には至っていないという。
・リリース(エイクエント)
http://www.aquent.co.jp/privacy2.html
◎ アコム、7名分の個人情報が記載された書類紛失
アコムは25日、同社と取引先で顧客7名分の個人情報が記載された書類を紛失していることが判明したと発表した。紛失した書類は、契約書類関係5件、入会申込書および本人確認書類のコピー2件の計7件(7名分)で、書類には、氏名、住所、契約番号等が記載されていた。同社によると、今年5月9日から7月26日の間に同社営業店と取引先で所在がわからなくなっており、調査の結果、担当者が誤って破棄した可能性が高いとしている。
・リリース(アコム)
http://www.acom.co.jp/publish/050825/index.html
◎ドットコモディティ、13名分のメールに他人の取引書類を添付
商品先物取引のドットコモディティ(東京都渋谷区)は25日、一部取引に関わる個人情報が流出したと発表した。同社によると16日、取引終了後に顧客へ向けて自動的にメールを送信するシステムが二重に起動していたため、送付先の顧客のアドレスと整合性のとれていない書類を無作為に作成して添付するという事態が発生した。顧客からの連絡で判明し、ただちにシステムを停止して調査した結果、取引のあった顧客13名に、他の顧客の書類が送付されていたという。誤送付した書類には、顧客の住所、氏名、取引状況、預り証拠金残高などの個人情報が記載されていた。同社は「今後は、個人情報が含まれる各種案内はメールではなく、顧客自らが個別に確認できるよう、トレードツールのシステム変更を急ぐ」としている。
・リリース(ドットコモディティ)
http://www.commodity.co.jp/announce/excuse.html
◎みずほ信託銀、47人分の顧客リスト流出が投書で判明
みずほ信託銀行は25日、大阪支店(大阪市北区)で47人分の顧客情報が記載された内部資料の一部流出が判明したと発表した。流出した資料は、名前、住所、電話番号、生年月日、預金残高などが記載された顧客リスト1枚で、今月8日に同行本店(東京都中央区)あての投書により判明した。投書に同封されていた顧客リストのコピーは1枚のみだが、それ以外に同様のリスト1,102名分に関しても流出の可能性があり、同社は社内調査を行うとともに警察に被害届を出した。
・リリース(みずほ信託銀行)
http://www.tz.mizuho-tb.co.jp/company/release/pdf/050825.pdf