◎ 常陽銀行、車上荒らしで個人32名と24法人の顧客情報盗難
常陽銀行(本店・茨城県水戸市)は24日、利根支店(同利根町)の行員が車上荒らしにあい、56件分の顧客情報が記載された書類が盗まれたと発表した。同行によると、20日午後11時ごろ、同行利根支店の営業係の行員が同僚と龍ヶ崎市内の飲食店で飲食後に車に戻ったところ、助手席の窓ガラスが割られ座席に置いていたカバンが盗まれていたという。盗まれたカバンには、個人32名と24法人の氏名(会社名)、住所、取引状況(預金と貸出金)、所在地を印した住宅地図等が入っていた。同行の内部規定では、顧客情報の持出しが禁止されていたが、同行員は新たに担当となった取引先との取引状況の勉強のために資料を持ち出していたという。同行は、対象となった顧客に対し、すでに個別に報告し謝罪。今後は、顧客情報の厳格な取扱いを継続的に教育し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(常陽銀行)
http://www.joyobank.co.jp/n_t/170924.html
◎ 中部テレコミュニケーション、同報メールの誤送信で顧客アドレス流出
中部電力グループのプロバイダ、中部テレコミュニケーション(名古屋市中区)は22日、同報メールの送信ミスで顧客46人分のメールアドレスが流出したと発表した。21日に電子メールで同社サービスの障害報告を送る際、誤ってメールアドレスを宛先欄に入力して送信。送信先46件のメールアドレスが、閲覧可能な状態で送られた。流出したメールアドレスのうち36件は、特定の個人を識別できるものだったという。同社は事実確認後、該当者に電話連絡とメールで事実関係を説明し謝罪するとともに、誤送信メールの削除を依頼した。今後は、社内での二重チェックを徹底するとともに、再発防止策の更なる検討を行うとしている。
・リリース(中部テレコミュニケーション)
http://www.ctc.co.jp/news/2005/050922.html
◎ 親和銀行、廃止店舗へのFAX誤送付で顧客の個人情報流出
親和銀行(本店・長崎県佐世保市)は22日、顧客情報が記載された書類を第三者に送信する事故が2件発生したと発表した。2件とも、昨年2月に統合した「佐賀中央支店」に送るべきものを、誤って廃止した「佐賀支店」宛てに送ってしまったもの。1件は今年6月8日、同行融資企画部が「しんわカードローンダイレクト保証依頼書」1枚をワンタッチダイヤルボタンを使用して。もう1件は8月31日、前原支店(福岡県前原市)が「定期預金申込書兼印鑑票」2枚を手動ダイヤルで送信。誤送付書類には、顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号、勤め先等が記載されていた。8月31日、廃止店舗のファックス番号を引き継いだ誤送信先からの指摘で判明。同行は、当該書類を全て回収するとともに、該当する顧客には経緯を説明し謝罪したという。
・リリース[PDFファイル](親和銀行)
http://www.shinwabank.co.jp/news/pdf/00328.pdf
◎ 関東電気保安協会、車上荒らしで59名分の個人情報を含む書類など盗難
関東電気保安協会(本部・東京都豊島区)は22日、同協会の業務用軽自動車が江戸川区内の駐車場で車上荒らしにあい、顧客59名分の個人情報が記載された書類などが盗まれたと発表した。同協会によると、顧客からの緊急出動の要請を受けた検査員が20日14時50分ごろ、顧客の事業場近くの私営駐車場に業務用車両を駐車。20分後に戻ったところ、助手席側のドア鍵がこわされ、59軒分の保安管理業務引継書および事業場の構内図が入った書類ケースと、携帯パソコン型端末機1台と月次点検報告書3通が入ったカバンが盗まれていたという。翌21日、駐車場近くのゴミ集積所で書類ケースが発見され、書類はすべてそのままの形で回収したが、カバンとその内容物は見つかっていないという。
・リリース(関東電気保安協会)
http://www.kdh.or.jp/kdh/owabi/owabi0922.html
◎ トヨタカローラ福岡、事務所の金庫からクレジットカード売上票盗難
トヨタカローラ福岡(福岡市中央区)は22日、同社春日店(福岡県春日市)が11日夜半から13日未明の間に事務所荒らしの被害にあい、金庫に保管していたクレジットカード売上票(カード会社用)が盗まれたと発表した。同社によると、被害後直ちに筑紫野警察署に被害届けを提出。捜査の末20日、犯人逮捕に至ったという。盗まれた売上票には、顧客の名前(自筆サイン、アルファベット表記)、カード番号、有効期限、利用金額などが記載されていた。同社は直ちにクレジットカード会社各社に連絡をとり、不正利用などの被害が発生することのないよう手配。現時点では、不正取引等の報告はないとしている。
・リリース(トヨタカローラ福岡)
http://www.tns.ne.jp/tcfsaiyo/corolla_f/tounan/index.html
◎ エーザイ、熊本県内の医療関係者2,757人分の個人情報を含むHDD紛失
医薬品のエーザイは22日、熊本コミュニケーションオフィス(熊本県熊本市)で、県内の医療関係者など2,757名分の個人情報が保存された外付けハードディスクドライブ(HDD)1台を紛失したと発表した。同社によると、オフィスの業務用パソコンに接続して使用していたHDDが、今月12日に所在不明であることが判明。捜索したものの発見できず、17日に所轄警察署に紛失届けを出したという。同HDDには、県内の医療関係者や代理店関係者、同社社員など2,757名分の氏名、所属施設、企業名等の個人情報が保存されていた。同社は、HDDは独自のセキュリティソフトで保護されているため、他のパソコンに接続してもアクセスすることはほぼ不可能であり、個人情報が流出する可能性は極めて低いとしている。
・リリース(エーザイ)
http://www.eisai.co.jp/news/news200534.html
◎ 野村IR、ウイルス感染で社員のPCから137名分の個人情報流出
野村証券グループの野村インベスター・リレーションズ(本社:東京都新宿区)は22日、社員の私有パソコンがウイルスに感染し、137名分の個人情報が記載されたリストがWinnyネットワークに流出したと発表した。流出したのは、2000年に行った同社メールマガジンの購読希望アンケートに答えた顧客のリストで、住所、氏名、電話番号、年齢、性別、職業、投資経験、メールアドレスなどが記載されていたという。同社は、該当する顧客に対し早急に連絡をとり、事情説明と謝罪を行とともに、今後こうした事態を招くことがないよう、社員に対する情報保護の教育、研修などを徹底していくとしている。
・リリース(野村インベスター・リレーションズ)
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/press/etc/20050922/nir20050922.html
◎ 埼玉県、2件43名分の個人情報流出事件で県職員ら14人を処分
埼玉県は22日、8月に起きた2件の個人情報紛失事件で、県職員など14人の処分を発表した。県中央環境管理事務所の職員が駅のベンチで寝込み、26名分の狩猟免許講習・適性検査の受検票の入ったバッグを盗まれた事件では、同職員と同事務所長を戒告としたほか、関係者4名を処分。県児玉福祉保健総合センターの非常勤職員が車上荒らしにあい、母子寡婦福祉資金返還用の納入通知書13名分と貸与金滞納者から預かった郵便通帳やキャッシュカード4名分が盗まれた事件では、同非常勤職員と同センター所長を戒告としたほか、関係者7名を処分した。相次ぐ個人情報流出事件を受けて県は15日、職場外での重要な文書等の適正な管理のための基準を作成し、周知徹底を図るなど、事故の再発防止に取り組んでいる。
・リリース(埼玉県)
http://prosv.pref.saitama.lg.jp/scripts/news/news.exe?mode=ref&yy=2005&mm=9&seq=196
◎ 東京日産モーター、顧客情報を含むアドレス帳や携帯電話盗難
東京日産モーター(本社・東京都大田区)は21日、同社池袋店の従業員が顧客情報の入ったカバンを盗まれたと発表した。事件があったのは9月15日16時頃で、従業員が顧客宅へ訪問する途中、後方からミニバイクに乗った男に鞄をひったくられた。鞄の中には顧客の個人情報を含むものとして、請求書(1件)、アドレス帳(90件)、携帯電話(85件)が入っていた。同日警察署に被害届を提出し、現在も捜査中であるという。同社は、該当顧客には報告とお詫びをしたといい、全社員に対しては盗難に対する注意を喚起し、顧客情報を記載したアドレス帳は携行を禁止するよう再度徹底したという。
・リリース(東京日産モーター)
http://www.tokyo-nissan-motor.co.jp/news/privacy_050922.html