◎ JTB、電車内にバッグを置き忘れツアー参加者591人分の個人情報紛失
大手旅行会社のJTB(本社・東京都品川区)は9月30日、同社埼玉支店の社員がツアー参加者591名分の個人情報が入ったショルダーバッグを紛失したと発表した。9月28日午後9時前、同社員が帰宅途中の電車内に置き忘れたもので、下車した列車が出発直後に気づき、駅係員に報告、当該列車を捜索したが発見できなかったという。紛失情報は紙と記録媒体に保存された名簿で、9月と10月に出発する1泊2日の旅行参加者591名分の氏名、年齢、住所、電話番号など。同社によれば、該当顧客全員にお詫びと報告の書面を持って訪問しており、9月30日現在、顧客情報が不正に利用された事実や第三者からの接触はないという。同社は今年5月にパソコン盗難事故が発生した後、個人情報管理を重要な経営課題として取り組んできたが、今回の事故を真摯に受け止めてさらに信頼回復に努めていくとしている。
・リリース(JTB)
http://www.jtb.co.jp/privacy/privacy_050930.asp
◎ ナイス、顧客の個人情報を含む書類を別の顧客にFAX誤送信
住宅分譲のナイス(横浜市鶴見区)は9月29日、顧客の個人情報1件が記載された書類を別の顧客にFAXで誤送信したと発表した。9月19日、同社の分譲マンションを購入検討している顧客の住宅ローン借入れの事前打診のため、同社社員が関係書類を提携金融機関にFAXした。その際に操作を誤り、金融機関のほか、同物件を検討中の他の顧客1名に送信したという。現時点では被害や二次被害は確認されていない。すでに両顧客を訪問し、漏洩事実の報告と謝罪をしたという。同社では、当面、住宅事業本部の現地モデルルームおよび販売センターにおいて顧客の個人情報記載のFAX送信を禁止するとともに安全対策を策定するとしている。
・リリース(ナイス)
http://www.nice.co.jp/release/release_pdf/2005/20050929.html
◎ 西部ガス、業務委託先の従業員が128件分の顧客リストを紛失
西部ガス(福岡市博多区)は9月28日、業務委託先のホームテック(長崎県佐世保市)の従業員が営業巡回目的で顧客情報が記載されたリスト2枚を社外に持ち出し、紛失したと発表した。同従業員は9月16日にリストを持ち出して営業巡回に出かけ、業務終了後に帰社して初めてリストの紛失に気づいたという。巡回経路や立寄り先などを探したが発見できず、9月28日に上司に報告して所管の警察署に遺失届を提出した。記載されていたのは顧客128件分の住所、名前、電話番号、業種、ガスコンロの製造年月日、開栓年月日。現時点で紛失した顧客情報の流出や利用の事実は確認されていないという。西部ガスは当該顧客を個別訪問し、事情説明と謝罪を行うとしている。
・リリース(西部ガス)
http://www.saibugas.co.jp/info/kouhou/htmls/nr356.htm
◎ 東京医科大学病院、退職医師が患者情報を使って開院DM244通送付
東京医科大学病院(東京都新宿区)は28日、退職した医師が患者の名簿を使い、244通の開院案内状を発送していたと発表した。発表によると、診療所開設の案内状が送付されたのは今年7月末から8月初旬にかけてで、患者の苦情から発覚した。同院は当該医師に厳重に注意し、同医師が取得した医療情報と関係書類をすべて回収し処分。同医師も深く反省しているという。また、同院は本件を重く受け止め、医療情報室の情報管理をさらに厳重な管理体制に改変したという。
・リリース[PDFファイル](東京医科大学病院)
http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/info/images/news/2005_09_29_board.pdf
・リリース(東京医科大学病院)
http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/info/news_050929.shtml
◎ JCB、顧客情報が記載された書類12名分を紛失
ジェーシービー(本社・東京都港区)は9月28日、顧客情報が記載された書類12名分を主に同社屋内で紛失していたと発表した。紛失したのは今年4月から8月までの間で、カード入会申込書2名分、カード売上票6名分、口座振替依頼書3名分、住民票交付申請書類 1名分。カード入会申込書には、氏名、生年月日、住所、電話番号、支払い口座、勤務先情報などが記載されていた。現時点で二次被害は確認されていないという。当該顧客には謝罪と状況の説明を行い、紛失情報にカード番号が含まれる場合は顧客の希望を聞いて新番号でカードを差替えたという。今後は顧客情報の管理についてさらに点検と強化を進めるとしている。
・リリース(JCB)
http://www.jcbcorporate.com/news/dr-441.html
◎ 日新火災、車上荒らしで228名分の保険契約関係書類盗難
日新火災海上保険(本社・東京都千代田区)は9月28日、同社の代理店カノ保険事務所(岩手県花巻市) の車両が車上荒らしにあい、228名分の顧客情報を含む保険契約関係書類の入った鞄が盗まれたと発表した。盗難があったのは9月14日、駐車していた花巻市の駐車場で、228名分の顧客情報の内容は、住所、氏名、電話番号、生年月日、加入損保の契約情報など。事件発覚後すぐに、同代理店が所轄警察署に被害届けを出したが、現在のところ犯人逮捕に至らず、各種資料等も発見されていないという。同社は再発防止に向けて、代理店とともに顧客情報の厳重な管理に努めていくとしている。
・リリース(日新火災)
http://www.nisshinfire.co.jp/whats_new/index_cp0509.html
◎ 大和証券、SMBC社大阪支店法人部門の顧客情報含むマイクロフィルム紛失
大和証券グループ本社(東京都千代田区)は28日、同グループの大和証券SMBC社決済部大阪決済課が保管しているマイクロフィルムの一部を紛失したと発表した。紛失したのは同社大阪支店の法人部門が関わる「ミリオン(従業員積立投資プラン)個人台帳」の1992年4から6月分5枚で、顧客3,692名の姓名(片仮名)、性別コード、加入者コード(事業主コードと従業員コードの組み合わせ)、ミリオンの取引状況(積立額、残高等)が記載されているという。同社は、不正に持ち出すことは考え難く、社内で誤って破棄した可能性が高いとし、顧客情報の管理体制を強化していくとしている。
・リリース(大和証券グループ本社)
http://www.daiwa.jp/press/050928-a.cfm
◎ ニフティ、抽選発表メールの誤送信で409件のメールアドレス流出
ニフティは9月27日、顧客にメールを送信する際、誤操作によるメールアドレス流出が発生したと発表した。同社が運営するサプリメント・ダイエット通販サイト「@niftyからだプラス」のキャンペーンに応募した顧客に9月26日、同社から抽選結果を知らせるメールを送信する際、他の顧客のメールアドレスが表示される形式で送信してしまったもので、流出したメールアドレスは409件。同社は誤送信を行った顧客にお詫びのメールを配信するとともに、誤送信メールの削除を依頼したという。また、今後は再発防止に向けメール配信の運用を見直すとしている。
・リリース(@niftyからだプラス)
http://health.nifty.com/info_mail.htm
◎ミスミ、車上荒らしで22,227社分の顧客情報を含むノートパソコン盗難
ミスミグループ本社は9月27日、グループ会社のミスミ(本社:東京都江東区)の営業車が車上荒らしにあい、22,227社分の顧客情報が保存されたノートパソコン1台が盗まれたと発表した。同社によると、同23日午前1時ごろ、大阪市北区内の路上パーキングに駐車していた営業車の窓ガラスが壊され、ノートパソコンが盗まれていたという。同パソコンには、西日本地域の顧客22,227社分の得意先コード、得意先名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、担当者名から成る得意先のマスターデータと、15,970社分の顧客別売上データ等が記録されていた。同社は所轄の警察署に盗難届けを提出。該当する顧客に対して状況の報告と謝罪を行うとともに、ノートパソコン管理の再チェックや顧客情報へのアクセス権限の見直しなど、セキュリティ対策全般について総点検を行うとしている。
・リリース(ミスミグループ本社)
http://www.misumi.co.jp/news/misumigroup/news_050927.html
◎ 旭化成ホームズ、96名分の顧客情報を記録したCD-ROM紛失
旭化成ホームズ(本社・東京都新宿区)は9月27日、兵庫県内の総合住宅展示場でアンケートに記入した顧客の個人情報96件が記録されたCD-ROMを紛失したと発表した。アンケートは同展示場の運営会社が行い、顧客の個人情報はCD-OMに格納されて出展メーカー各社に提供されていた。同社もデータ取得後に運営会社に返却する予定で8月25日にCD-ROMを受領したが、9月9日時点で未返却であることが判明したという。紛失したデータは今年8月15日から21日までにアンケートを記入した顧客96件の氏名、住所、連絡先、建設地の有無など。すでに警察署に届け出、当該顧客に対して事態の報告と謝罪の連絡を個別に行っているという。同社は今回の件に起因した迷惑が顧客に及ばないよう最善を尽くすとしている。
・リリース[PDFファイル](旭化成)
http://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/kojinjyoho3_20050927.pdf
◎ サンマリエ、資料請求者29名分の個人情報を印字した帳票紛失
結婚情報サービスのサンマークライフクリエーション(本社・東京都新宿区)は27日、同社に資料を請求した顧客29名分の個人情報を印字した帳票を紛失したと発表した。紛失したのは9月15日夜で、翌16日に発覚。紛失情報は顧客の連絡先等の情報が印字された書面帳票のみで、金融機関情報やデジタルデータの紛失は一切ないという。顧客は全員特定されており、17日に電話や電子メール、郵送書面などで謝罪と事情報告を行った。同社は今後、再発防止に努め、個人情報保護の徹底をはかっていくとしている。
・リリース(サンマリエ)
http://www.sunmarie.com/company/press/20050927.html
◎ NTTドコモ北海道、販売代理店で68名分の契約申込書などを紛失
NTTドコモ北海道(札幌市中央区)は27日、同社の販売業務等を委託する販売代理店で今月15日、68名分の契約申込書などを紛失したと発表した。紛失したのは、8月19日~27日に当該販売代理店の再委託先店舗で「FOMA/mova」のサービス契約を申し込んだ顧客68名分の申込書等で、契約の携帯電話番号、契約者名、住所、連絡先電話番号等が記載されているほか、一部には支払い先の口座番号やクレジットカード番号、本人確認用の公的証明書の写しも含まれているという。紛失判明後、直ちに事務所内などを捜索したが発見できず、23日に札幌白石警察署に紛失届を提出したという。内部調査では不正に持ち出された形跡がないことから、同社は、誤って廃棄したのではないかとみている。
・リリース(NTTドコモ北海道)
http://www.nttdocomo-h.co.jp/info/notice/2005/050927a.html
◎ 北河内ケーブルネット、車上荒らしで顧客情報を含むパソコン盗難
ケーブルウエストグループの北河内ケーブルネット(大阪府四條畷市)は27日、業務委託先の車両が車上荒らしにあい、顧客情報を含むパソコンが入ったカバンを盗まれたと発表した。盗まれたのは22日午後11時頃で、委託会社社員が車内に置いていたカバンが盗難されたことに気づき、直ちに所轄警察署に被害届を提出したが、現時点では発見されていないという。盗まれたパソコンには、顧客の氏名、住所、電話番号のデータが保存保管されてた。同社は、パソコンには第三者が内部データを閲覧できない対策が施されているとし、これまでに顧客情報が不正利用された事実は確認されていないとしている。
・リリース(北河内ケーブルネット)
http://www.cablewest.co.jp/cwk/corp/owabi.html
◎ 全日空、子会社が6,984名の顧客情報入りFDを紛失
全日本空輸は27日、機内誌「翼の王国」の発送業務を委託している子会社のANAロジスティクサービス(ALS、千葉県成田市)が、発送先6,984名分の個人情報が入ったフロッピーディスク(FD)を紛失したと発表した。同社では、よく利用する顧客を対象にしたANAマイレージサービスの上級会員制度「ANAスーパーフライヤーズカード」を用意、同会員には同誌を毎月発送している。紛失したFDは、ALSがその発送業務に用いていたもので、今月16日に紛失が判明。事実確認を行うとともに捜索を実施したが発見できず、個人情報保護法に基づき26日に国土交通省に報告したという。紛失FDには、6,702名分の自宅住所、282名分の勤務先住所、所属部署名、役職名、計6,984名分の名前とANAマイレージクラブの顧客様番号が記録。クレジットカード番号や有効期限等の情報は含まれていないという。
・リリース(全日空)
http://www.ana.co.jp/topics/notice050927/index.html
・リリース(ANAロジスティクサービス)
http://www.als.ana-g.com/news/index.htm
◎ 島根県立松江東高校、36名分の生徒カード紛失
島根県教育委員会は26日、県立松江東高校(島根県松江市)の2年生36名分の生徒カードを紛失したと発表した。県教委によると、生徒カードは職員室の机上の本立ての上に置いてあったもので、9月9日の夜から9月15日の朝までの間に紛失。カードには、生徒氏名、住所、生年月日、出身中学校、生徒の顔写真、保護者氏名、電話番号、保護者への緊急連絡先と電話番号等が記載されていた。同校では、16日に警察に被害届を提出。該当クラスの全保護者に対しては、直接または電話にて謝罪するとともに、全校集会での報告と謝罪、全保護者宛への謝罪文の発出を行ったという。
・リリース(島根県教育委員会)
http://www3.pref.shimane.jp/houdou/press.asp?pub_year=2005&pub_month=9&pub_day=26&press_cd=390E314C-D282-48F4-A9CF-061C555BC6C5
◎ 埼玉ダイハツ販売、6件分の領収書控えなどが入ったカバンを紛失
埼玉ダイハツ販売は9月26日、本庄店(埼玉県本庄市)の営業スタッフが領収書控え6件分などが入ったカバンを置き忘れて紛失したと発表した。同23日、同スタッフが同店の最終退出者として施錠をした際、出入り口付近に当該カバンを置き忘れて帰宅後に気づいた。拠点に戻って探したが発見できず、翌24日に店長に報告し、再度探したが見つからなかったという。領収書控には2件分の顧客の氏名および住所と4件分の顧客の氏名が記されていた。現在、2次流出などによる問題は確認されていないという。同社は当該顧客を訪問のうえ事情説明と謝罪を行っており、今後は顧客情報管理の再徹底を図るとしている。
・リリース(埼玉ダイハツ販売)
http://www.saitama-daihatsu.co.jp/weekly/0901.html
◎九大病院の退職医師、医院開業挨拶で患者262人の個人情報持ち出す
九州大学病院(福岡市東区)は9月26日、医院開業のため退職した40代の男性医師が患者262人の個人情報を持ち出し、開業のあいさつ状を送っていたと発表した。同病院によると、医師は心療内科に1994年から勤務し、今年3月に開業のために退職した。勤務中に自分が診察していた患者262人の名前と住所などを記したノートを使って、開業の挨拶状を送ったという。挨拶状をもらった患者から9月9日に病院へ問い合わせがあり、発覚。同病院は患者にお詫びの手紙を出し、今後の再発防止に努めていくとしている。
・九州大学病院ホームページ
http://www.med.kyushu-u.ac.jp/hosp/index.html