◎ NTT東日本、Winnyのウイルス感染で元社員のPCから190名の個人情報流出
NTT東日本(東京都新宿区)は19日、同社東京支店の元社員の自宅の個人用パソコン内に保管されていた法人の顧客情報および同社の社員情報が、ウイルス感染によってインターネット上に流出したことが判明したと発表した。匿名メールにより8日に発覚したという。当該社員は2004年6月に退職しているが、ファイル交換ソフトWinny(ウイニー)がインストールされている個人用パソコンに在職時の業務関連ファイルを保管していた。流出情報は法人の顧客情報11件(名称、電話番号)、2003年頃に同社に在籍していた社員情報179件(氏名、氏名コード、所属、異動月日など)。現時点では本件に関する情報の不正利用等は確認されていない。顧客には16日までにお詫びと事情説明を実施し、社員については順次対応しているという。同社は従来、業務関連ファイル等の社外への持ち出しは禁止しているが、本件を厳粛に受け止め、情報管理の強化を図り、信頼回復に全力を挙げて取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](NTT東日本 東京支店)
http://www.ntt-east.co.jp/tokyo/release/2005/051219.pdf
◎ 近畿労働金庫、ハイキング参加者31名の名簿紛失
近畿労働金庫 (大阪市中央区)は19日、同庫西宮支店で31名分の顧客情報を記載したハイキング参加者名簿を紛失したと発表した。11月29日、いきいき倶楽部西宮・宝塚支部が主催したハイキングに同行した同庫職員が名簿を紛失。気づくと同時に利用した交通機関各社に紛失物の照会、ハイキングルートも捜索したが、発見にいたっていないという。名簿には、参加者の氏名、住所、電話番号、生年月日、年齢等が記載されていた。当該顧客には事情説明とお詫びをしているといい、今後は個人情報保護の強化と職員教育の再徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(近畿労働金庫)
http://www.rokin.or.jp/news/funsitu/index.html
◎ am/pmジャパン、業務委託先がダイレクトメール4件を誤送付
エーエム・ピーエム・ジャパン(本社:東京都港区)は16日、同社がDM発送を委託する会社がDMの封入作業を誤り、同社会員の個人情報を記入した封入物を誤送する事態が発生したと発表した。誤送された個人情報は氏名、住所、会員番号、会員ポイント。顧客よりDM中に宛名書きが2枚封入されている旨の連絡が6日に2件あり、調査の結果、DMの発送数が名簿より4通少ないことが判明した。混入したとみられる4名分の宛名書きのうち、2名分はまだ不明だという。同社は誤送付された2件の宛名書きを回収し、送付されなかった顧客に謝罪。残る2名については連絡を呼びかけている。同社は今回の事態を重く受け止め、全社をあげて再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](am/pmジャパン)
http://www.ampm.co.jp/company/news/05_12/05.pdf
◎ JR西日本、「ジパング倶楽部」会員情報12万6,680名分流出
JR西日本(本社:大阪市北区)は16日、高齢者向けの会員制旅行サービス「JR西日本ジパング倶楽部」に登録している会員情報12万6,680名分が流出したと発表した。今月上旬、複数の会員から、同倶楽部類似の名前で仏像販売のセールス電話があったとの連絡が事務局にあり調査したところ、約46万人の登録会員の一部の個人情報が都内の名簿会社に渡っていたことが判明した。流出した個人情報は、2003年8月末時点の12万6,680名分の氏名、生年月日、郵便番号、住所、電話番号。JR西日本は電話セールスをしていた都内の仏具販売会社と名簿会社から名簿を回収し、二度と使用しない誓約をさせたという。同社は、社内関係者が持ち出した可能性があるとして大阪府警に被害届けを出している。また、情報が流出した会員に対しては順次、お詫びと事情説明の連絡を個別にしていくとしている。・リリース(JR西日本)
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/051216b.html
◎ 日本ケンタッキー、業務委託先が1万8,422名の顧客情報を含むPC紛失
日本ケンタッキーフライドチキン(本社:東京都渋谷区)は16日、相模原大野台店の顧客情報1万8,422名分と従業員情報135名分を紛失したと発表した。同社のシステム開発を受託しているパナソニックシステムソリューションズ(東京都品川区:松下電器産業の社内分社)の開発委託先であるビッツ(東京都品川区)の社員が12日の深夜、当該情報の入ったノートパソコンを電車内に置き忘れたという。同社員は翌日警察へ紛失届けを出したが、見つかっていない。ノートパソコンに含まれる情報は、1999年5月から2005年3月までの間、同店で予約・宅配注文をした顧客1万8,422名と、パート従業員128名、社員7名、計1万8,557名分の氏名、住所、電話番号。従業員は生年月日や給与振込口座等も記録されていた。現時点では情報漏えいの事実は確認されていないが、ノートパソコンには高度なセキュリティ対策が施されておらず、今後情報漏えいが起こる可能性もあるという。同社は顧客と従業員に対し、誠意をもって対応するとしている。
・リリース(日本ケンタッキー・フライド・チキン)
http://japan.kfc.co.jp/info/051216001.html
◎ 三洋信販、入会申込書3名分を移送中に紛失
三洋信販は16日、個人情報が記載された入会申込書等3名分を、業務委託先の配送会社が移送中に紛失したと発表した。紛失したのは、同社鹿児島店(鹿児島県鹿児島市)の自動契約機で11月14日から17日までの間に申し込んだ顧客3名の書類で、氏名、住所、電話番号、契約内容等が記載されていた。同社によると、鹿児島店の書類を同社帳票センターに送付するため、先月21日に業務委託先の配送会社に依頼。29日になっても当該書類が届かないため確認していたところ、今月13日に配送会社から移送中に紛失した可能性が高いとの報告を受けたという。配送会社では警察に紛失届を提出し、当該書類の発見に向けて調査を継続。同社では該当する顧客に個別に連絡をとり、経緯の説明と謝罪を行っているといい、今後は社員、業務委託先企業を含めた教育と指導の徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(三洋信販)
http://www.pocketbank-e.com/news/051216_2.html
◎ 佐野地区広域消防組合、職員の私有パソコンから211名分の個人情報流出
佐野地区広域消防組合(本部:栃木県佐野市)は16日、男性職員の私有パソコンから職員の緊急連絡網データなど内部情報がインターネット上に流出していたことが判明したと発表した。流出情報の内容は、消防職員118人、消防団員68人、市や町の職員20人、一般市民や業者5人、計211名分の氏名や電話番号、住所など。2003年に職場のパソコンが故障した際、男性職員の私有パソコンに内部データをバックアップしたという。同職員は今年になって、そのデータを削除しないまま自宅に持ち帰り、Winnyがインストールされている自宅パソコンに移した。このパソコンがウイルスに感染し、データが流出したとみられる。
・佐野地区広域消防組合のHP
http://www.city.sano.tochigi.jp/119/
◎ ヒューマンネットワーク、ウイルス感染で学習塾の生徒情報2,200名分流出
九州地方を中心に学習塾「九大進学ゼミ」102校を展開するヒューマンネットワーク(福岡市城南区)は16日、生徒情報約2,200名分の流出が判明したと発表した。流出情報の内容は、約2,000名分は氏名と学年のみだが、箱崎校(福岡市東区)に在籍する100名分については住所や電話番号、塾や小・中学校の成績なども含まれるという。箱崎校の男性講師が使用している私用パソコンにWinnyがインストールされており、このパソコンがウイルスに感染して流出元となったとみられる。
・リリース[PDFファイル](ヒューマンネットワーク)
http://www.human-network.ne.jp/051216.pdf
◎ NHK横浜放送局、受信料に関する顧客情報含む携帯端末紛失
NHKは16日、横浜放送局横浜西口営業センター(横浜市西区)の地域スタッフが、顧客情報を記録した携帯端末が入ったバックを紛失したと発表した。紛失した携帯端末は、放送受信料の契約・収納業務に使用しているもので、15日午後7時から午前0時頃までの間に紛失。ただちに警察に遺失物届けを提出のうえ周辺の調査を実施したが、回収には至っていないという。NHKは、携帯端末にはさまざまなセキュリティ保護をかけており、万が一、第三者の手に渡っても個人情報が漏洩する危険性はないとしており、今後はセキュリティ教育を改めて徹底し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase051216.html
◎ 大成建設、車上荒らしで8名分の顧客情報を記載した書類盗難
大成建設(本店:東京都新宿区)は15日、子会社の大成建設ハウジング東京(本社:東京都新宿区)の従業員が使用していた自動車が車上荒らしにあい、8名分の顧客情報が記載された書類を盗まれたと発表した。11月22日深夜から24日朝の間に、同社員の自宅近くの駐車場に置いた車から書類が入った鞄が盗まれた。ただちに所轄警察署に盗難届を提出したが、まだ発見されていない。盗難書類は、建築確認申請書の副本、製本済み設計図、着工時確認書等で、8名分の顧客氏名、現住所、電話番号、建設地情報が記載されていた
。当該顧客に対しては、個別に報告とお詫びを行っており、所管官庁である国土交通省へも報告。同社は今回の事態を厳粛に受け止め、個人情報の外部持ち出しの制限を再徹底するなど、再発防止に努めていくとしている。
・リリース[PDFファイル](大成建設)
http://www.homestyle.taisei.co.jp/sp_event/051215info.pdf
◎ 杉並区、学童クラブの児童39名分の緊急連絡表を紛失
東京都杉並区は14日、和泉北学童クラブの児童39名分の緊急連絡表を紛失したと発表した。区によると13日夕方、学童クラブで下校後の児童の安全確認ができなかったため、職員が自宅や近隣を探すとともに、保護者に連絡するために連絡簿を持ち出し紛失。当該児童はその後、帰宅が確認されたという。連絡表には、同学童クラブの児童39名の住所、氏名、保護者の連絡先が記載されていた。区は同日、区の安全パトロール隊による近隣地域のパトロールの強化を行うとともに、警察署にも協力要請を依頼。15日に開く保護者説明会で事情を説明し、緊急児童館長会を開催して再発防止の注意徹底を図るとしている。
・リリース[PDFファイル](杉並区役所)
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/171214gkdmblst.pdf
◎ シティテレビ中野、顧客情報を記載した書類2件を紛失
ケーブルテレビのシティテレビ中野(東京都中野区)は14日、顧客情報を記載した書類2件を書類鞄ごと紛失したと発表した。同社はただちに、顧客に事情を説明して謝罪。監督官庁に報告するとともに、書類鞄の発見に努めているという。今後は、個人情報の取り扱いに対する重要性について再教育を行うとともに、厳重・適正管理を徹底し、再発防止に取り組むとしている。
・リリース(シティテレビ中野)
http://www.ctn.jp/news_detail/1175931_1575.html
◎ DCカード、京急DCカード入会申込書17通紛失
ディーシーカード(本社:東京都渋谷区)と京浜急行電鉄(本社:東京都港区)は14日、「京急DCカード」の入会申込書17通が行方不明になっていることが判明したと発表した。同申込書は、京浜急行電鉄の弘明寺駅(横浜市南区)で実施した入会キャンペーンで受領したもので、ディーシーカードによると同社への送付途中に何らかの理由で紛失したものと考えられるという。同社は、関係各方面に指示し捜索を実施したが、まだ発見には至っていない。両社は今後、提出された書類の管理厳正化をさらに徹底し、再発防止に努めたいとしている。
・リリース(DCカード)
http://www.dccard.co.jp/info/keikyu_owabi.shtml
・リリース(京浜急行)
http://59.159.236.114/press/mk_info/20051214.html
◎ 国民生活金融公庫、職員の自宅パソコンから融資先等53件の顧客情報流出
国民生活金融公庫(本店:東京都千代田区)は14日、融資先など53件顧客情報がインターネット上に流出していることが判明したと発表した。流出情報は船橋支店51件と板橋支店2件、計53件の顧客氏名と住所、契約内容など。これらは同公庫職員が無断で持ち出し、自宅にある個人所有のパソコンに保存していたもので、パソコンのウイルス感染により、12日夜にネットに流出したという。現時点では情報が不正利用された事実は確認されていない。同公庫は、顧客情報の持ち出し禁止ルールを徹底し、磁気媒体への記録ができない措置や、セキュリティ機能の高いパソコンを導入するなどし、再発防止に全力で取り組むとしている。
・リリース(国民生活金融公庫)
http://www.kokukin.go.jp/whatsnew/whatsnew051214.html