◎ 第一生命、顧客企業129社分の取引情報を含む会議資料を紛失
第一生命保険相互会社(本社:東京都千代田区)は11日、九州地区の企業129社の取引情報を含む会議資料を紛失したと発表した。同社によると、九州営業局(福岡市博多区)の職員が今月1日未明、当該資料の入ったかばんを帰宅途中に紛失した。紛失した資料には、取引先の企業名と企業年金保険の受託金額や団体保険の増加保険金額などが記載されていたが、個人情報や企業の信用情報・財務情報等は含まれておらず、今のところ当該資料の悪用はない。同社は、当該企業に対して事情の説明を行い、今後は再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](第一生命)
http://www.dai-ichi-life.co.jp/news/pdf/nr06_29.pdf
◎ 沖縄電力、取引先社員等の個人情報39件を登録したPHS盗難
沖縄電力(沖縄県浦添市)は11日、同社社員が、取引先社員など39件の個人情報を登録した会社貸与のPHSを盗まれたと発表した。盗難があったのは、8日午前4時頃で、発生場所は那覇市内。PHSの登録内容は、取引会社の社員名および携帯電話番号6件、同社社員の氏名およびPHS番号33件。当該社員は盗難に気づき周辺を捜索するとともに、近くの交番へ届出た。現在も捜索を続けているが発見に至っていない。情報の流出による被害の申し出はない。同社は関係者への事情説明と謝罪をしており、今後は個人情報の取扱いに対する重要性について再度徹底していくとしている。
・リリース[PDFファイル](沖縄電力)
http://www.okiden.co.jp/news/060711_a.pdf
◎ 介護情報ほっとライン、不正アクセス受け会員情報1,793件流出
広告代理業のデルフィス(本社:東京都千代田区)が主催し、豊通シスコム(本社:愛知県名古屋市)がシステム管理を行う介護情報サイト「介護情報ほっとライン」の会員1,793名分の個人情報が、海外からの不正アクセスにより外部に流出していたことが10日、明らかとなった。流出したのは2004年10月1日から今年6月23日までに「介護情報ほっとライン」に会員登録した1,793名の会員ID、ログインパスワードとメールアドレス。氏名や住所など個人を特定する情報は流出していない。流出が発覚したのは今月5日で、メンテナンス作業時に、6月21日から同24日に会員データベースへ3回不正アクセスされた形跡を発見。そのうち2回目の不正アクセスの際に会員情報データベースを参照されたことを確認した。両社は、流出が確認された会員に謝罪のメールを送り、文書にて新しいログインパスワードを発行するとしている。また、今回アクセスを受けたセキュリティホールについてはプログラムをすでに改修しており、外部機関による情報セキュリティ診断を行って、セキュリティレベルの向上に努めるという。
・リリース(介護情報ほっとライン)
http://www.kaigokiki.com/release/release1.html
・リリース(デルフィス)
http://www.delphys.co.jp/info/index.html
◎ レオパレス21、社員が同業他社に顧客情報を漏えい
集合住宅の建築・賃貸管理等を行うレオパレス21(本社:東京都中野区)は10日、顧客情報1件が漏えいする事故があったと発表した。関東地区の同社営業社員が5月22日、同業他社宛てにファックスで顧客の氏名、住所等の個人情報を意図的に漏えいしたという。同社は当該顧客に直接お詫びをし、国土交通省へ報告。今後こうした事態を招くことがないよう、業務手順の見直しや社員教育により、情報の適正な管理を徹底していくとしている。
・リリース(レオパレス21)
http://www.leopalace21.co.jp/IR_topics_180710.html
◎ 山田建設、Winnyのウイルス感染で分譲販売先314名の顧客情報が流出
不動産取引の山田建設(本社:東京都大田区)は10日、マンション分譲販売に関する社内データの一部がインターネット上に流出し、流出データの中に顧客314名の個人情報が含まれていたと発表した。流出した個人情報は、横浜市内にあるマンションの分譲販売に関する顧客314名の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど。今年1月ごろに同社の元社員(今年2月に退職)が社内管理データを自宅に持ち帰り、自宅のパソコンに保存していたところ、Winnyのウイルスに感染。4月頃に流出したとみられる。同社は該当する顧客に謝罪している。また、現在のところ流出した個人情報が不正使用された事実は確認されていないが、そのような事態が発生した場合は同社窓口に連絡してほしいとしている。
・リリース[PDFファイル](山田建設)
http://www.yamada-kensetsu.co.jp/yk_apology.pdf
◎ フジテレビ、「Dのゲキジョー」スタッフが個人情報96名分含むPC紛失
フジテレビジョン(本社:東京都港区)は10日、同社番組「Dのゲキジョー」の外部制作スタッフが、同番組の視聴者やスタッフの個人情報、最大96名分を含むノートパソコンを紛失したと発表した。同社によると、当該スタッフが先月17日、品川区にあるVTR編集室から本社へタクシーで移動中に、ノートパソコン1台を車内に置き忘れ紛失した。紛失したパソコンには、番組の告知に応募した視聴者、最大18名分の氏名、年齢、職業、居住市町村名、電話番号、メールアドレスなどと、番組スタッフ78名分の携帯電話番号やメールアドレスなどが記録されていた。視聴者情報に関してはExcelのファイルに入力されており、パスワードで保護されているという。同社は、該当者に対し事情説明の連絡をするとともに、総務省に詳しい経緯を報告するといい、今後は制作スタッフの監督と個人情報の管理体制を見直し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(フジテレビジョン)
http://wwwz.fujitv.co.jp/info/index.html
◎ ひまわりホールディングス、IRニュースを「CC」で送りアドレス74件流出
外国為替取引などの企業グループの持株会社、ひまわりホールディングス(東京都港区)は7日、メールの誤配信で顧客のメールアドレスが流出したと発表した。同日13時43分前後、同社のIRニュースを登録者に配信した際、配信担当者が操作を誤り、本来BCCにすべきところ、CCとして配信してしまった。このため、配信対象74名の氏名(一部匿名)およびメールアドレスが閲覧可能な状態で配信されてしまった。同社は送信先の74名にメールで連絡し、当該事実の説明と謝罪、ならびに当該メールの削除を依頼した。同社は今後、メール配信システムの見直しを含め、人為的ミスが介在することのないよう業務の見直しを検討するとしている。
・リリース[PDFファイル](ひまわりホールディングス)
http://www.himawari-group.co.jp/20060707.pdf
◎ 大阪市交通局協力会と三井住友カ、提携カードの入会申込書5枚紛失
財団法人大阪市交通局協力会と三井住友カードは7日、同会と同社の提携カード「OSAKA PiTaPa」の入会申込書5通を紛失したと発表した。同会などによると、紛失した申込書のうち4枚は本町駅構内で5月15日に受領したもので、三井住友カード大阪事務所での事務処理過程で紛失していることが、6月23日に判明した。もう1枚は6月15日に、なんば駅構内で受領したもので、受付終了後に申込書と名簿をつき合わせて確認したところ、1枚紛失していることがわかった。紛失した入会申込書には、申込者の名前、住所、生年月日、電話番号、勤務先情報、口座情報などが記載されていた。該当する顧客に対しては、同会から事情を説明して謝罪。今後は、個人情報の適切な管理に努め再発防止に取り組むとしている。
・リリース[PDF](大阪市交通局協力会)
http://www.osaka-pitapa.com/news/20060707/01/OP_PR_20060707.pdf
・リリース(三井住友カード)
http://www.smbc-card.com/mem/company/news/news0000405.jsp
◎ 北海道浦幌町、委託先で住民情報など371名分を含むパソコン盗難
北海道浦幌町は6日、役場電算システムの運用管理を委託している大丸藤井(札幌市白石区)の社員が今月1日、空き巣の被害にあい、住民情報など371名分を含む業務用パソコンが盗まれたと発表した。同町などによると、盗まれたパソコンには同町で使用している総合行政情報システム関係の情報が含まれており、住民情報データ221名分と役場職員のデータ150名分が保存されていた。同町では、業者のパソコンに住民情報を保存することは認めていなかったが、委託先がシステム会社との間でやり取りしたメールに当該情報を含む画像ファイルが添付されており、業務が終了した後も長期間削除されずに残されていた。大丸藤井は今年4月、ウイルスに感染した社員の私有パソコンから北海道武蔵女子短期大学の入試情報1,074名分が、Winny(ウィニー)を通じて流出する事故を起こしたばかり。先の事故で流出したデータも、社員が許可を得ずに保存し、業務終了後も削除せずに残っていたものだった。
・リリース(北海道浦幌町)
http://www.urahoro.jp/osirase/osirase2006-0706-1734-5.html
・リリース(大丸藤井)
http://www.daimarufujii.co.jp/2006_0706.html
◎ 九州電力、委託集金員が顧客8名分の領収証などを紛失
九州電力(本店:福岡市中央区)は5日、豊後大野市内と臼杵市内の電気料金集金業務を委託している集金員が今月4日、顧客情報を記載した領収証などの書類を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは8名分の領収書および領収書控えで、顧客の住所、氏名、電気料金などが記載されていた。同社は警察に紛失届けを提出するとともに関係各所を捜索しているが、今のところ見つかっていない。該当する顧客に対しては、個別に連絡し事情の説明と謝罪をしているといい、今後は厳正・適正管理を徹底し再発防止に努めるとしている。
・リリース(九州電力)
http://www1.kyuden.co.jp/press_h060705-1
◎ 岐阜大学医学部附属病院、交通事故の相手家族に患者の診療情報漏えい
岐阜大学医学部附属病院(岐阜県岐阜市)は5日、患者の診療情報が第三者に提供されていたことが判明したと発表した。同院などによると、先月19日、同院で交通事故によるけがの診察を受けた患者の家族から指摘を受けて調査したところ、5月31日に診察を受けた当該患者の診療科や治療方法などの情報を、同院の医師が事故の相手方の父親に漏らしていたことが判明した。父親は歯科医院を開業しており、医師とは知り合いだった。病院長は、診療情報を提供した医師に対し口頭による厳重注意を行うとともに、今月3日、当該患者に調査結果の詳細を報告し謝罪。今後は個人情報の保護管理の徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース(岐阜大学医学部附属病院)
http://www.med.gifu-u.ac.jp/hospital/pi060705.html
◎ ひらせいホームセンター、4,000件の顧客情報を含むパソコン盗難
ひらせいホームセンター(本社:新潟県新潟市)は4日、事務室内に保管していた顧客の住所録約4,000件分を含むパソコン1台が盗まれたと発表した。同社によると先月21日、同社社員がパソコンを使用しようとしたところ、事務所内の書庫に保管してあった2台のパソコンのうち、1台が紛失していることに気づいた。捜査したものの見つからず、110番通報で駆けつけた警察署警察官の立会いの下、現場検証や社員のヒアリングを行った結果、同日社員が来社した際に入り口のドアが無施錠の状態で開いていたことが判明。前日夜から同日朝にかけて何者かが侵入し、盗んだとみられる。当該パソコンには、顧客約4,000件分の住所、名前、電話番号が保存されていた。同社では、該当する顧客に対して事情を説明し謝罪するとともに、監督官庁に報告。今後は、情報セキュリティーの改善策を実施するとしている。
・リリース[PDFファイル](ひらせいホームセンター)
http://www.hirasei.net/report.pdf
◎ 静岡県労働金庫、融資相談者から受領した書類を紛失
静岡県労働金庫(本店:静岡市葵区)は3日、同金庫本店営業部で融資相談を受けた案件1件について、顧客から受領した「源泉徴収票(写し)」「登記簿謄本」「公図」を紛失したと発表した。発表によると、顧客から照会があった時点で書類が所在不明になっていることが判明。現時点で当該書類は発見されていないが、同金庫内で誤って廃棄した可能性が高いという。当該顧客には、事情説明とお詫びをした。顧客情報が不正に使用されたなどの事実は確認されていない。同金庫は再発防止に努めていくとしている。
・リリース(静岡県労働金庫)
http://shizuoka.rokin.or.jp/news/detail.cfm?id=20060703091813
◎ 大阪府、車上荒らしで35名分の児童相談資料盗難
大阪府は3日、同府中央子ども家庭センター職員の車が車上荒らしにあい、個人情報が記載された児童相談資料が盗まれたと発表した。府によると今月1日、中央子ども家庭センターに異動した当該職員が、異動前の池田子ども家庭センターの職員とともに、児童相談に関する資料などの補完業務を行なった。残った書類を完成させるために資料を持ち帰り、途中、京都市内の喫茶店に立ち寄ったところ、近くの駐車場にとめていた車中から当該資料を盗まれた。資料には、5名分の児童相談記録と30名分の相談児童名リストなどが含まれており、該当者の保護者には、子ども家庭センターより個別に事情を説明し謝罪。その他の資料に関しても、個人情報が含まれているかについて精査している。府は、相談記録の自宅への持ち出し禁止を明文化し、やむをえず持ち出す場合には必ず所長の許可を得るよう、個人情報の取扱管理規程の見直しを行うといい、関係職員への処分については十分調査を行なった上で対処するとしている。
・子ども家庭センターの相談資料等の盗難について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/10126.html
◎ 富山社保事務局、魚津社保事務所で51名分の個人情報含むFD誤送付
富山社会保険事務局は3日、魚津社会保険事務所(富山県魚津市)から黒部市内の企業に送付したフロッピーディスク(FD)に、誤って個人情報を含むデータが収録されていたと発表した。同事務局によると、企業からの届け出をデータで受け取るために、本来は未使用のFDを送るところを、誤って送付用FD保管箱に収納されていた内部事務で使用したFDを送付した。FDには、送付先とは無関係の被保険者51名分の基礎年金番号や氏名、生年月日が収録されており、先月30日、誤送付先企業からの連絡で発覚した。事務局は、誤送付先企業を訪問し経過説明と謝罪を行い当該FDを回収。収録情報の外部流出や複製などは行われていないという。FDに収録されていた被保険者に対しては、同日より自宅を訪問し経過説明と謝罪を行うとし、事務局および管内の社会保険事務所の全職員に対し、個人情報を適切に管理するよう口頭と文書で指示した。
・リリース[PDFファイル](富山社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~toyama/FDgosouhu.pdf
◎ 我孫子市、防災・防犯メールの管理ミスで2,583名にウイルスメール送信
千葉県我孫子市は、今月1日に同市の防災・防犯メールにウイルスが添付され、同メールの読者2,583名に送信されたことを明らかにした。初回の記者発表では、同メールに添付され送信されたウイルスは、ファイル感染型の「PE_VALLA.A」とされていたが、その後の精査で、 ワーム型ウイルス「WORM_NETSKY.D」だったことが判明。当初は何者かが外部から市のメール配信システムに侵入し、市のサーバーからウイルス添付メールを配信したものと考えられていたが、意図的侵入ではない可能性が高まった。感染したパソコンから配信元を市のアドレスとするウイルス添付メールが送信され、そのメールが登録者に配信された可能性が高い。防災・防犯メールは市のメールアドレスからメールを送った場合、登録者に配信されるシステムになっていた。同市は当初、我孫子署に被害届を出すことを検討していたが、被害相談に切り替えた。また、ワーム型ウイルスであることが判明した4日には、読者のうちPCユーザーである639名に注意メールを送った。登録者の多数を占める携帯ユーザーには感染の恐れはない。現時点でPCユーザーから感染被害の連絡は入っていないという。
・我孫子市ホームページ
http://www.city.abiko.chiba.jp/