◎学習研究社、案内メールを「TO」で送りアドレス380件流出
学習誌など出版の学習研究社(本社:東京都大田区)は10月31日、同社GET ON!編集部から「GET ON! ライブイベントチケット」当選の案内メールを配信した際、顧客のメールアドレス380件を誤って流出したと発表した。10月27日21時頃、同社担当者が、本来ならばBCC欄に記載して他の顧客から確認できないようにしなければならない受信者のアドレスを、誤操作によりTO欄に記載して同メールを発信。さらに、同メールに返信した顧客2名の個人情報が他の顧客4名に届いたことも判明している。同社では当該顧客に対して改めてメールで連絡し、同メールの削除を依頼した。返信で流出した顧客2名の個人情報についても、当該顧客4名に削除を依頼した。同社では今後同様の事態が発生することがないように、メール配信業務全般を見直すとともに、改めて個人情報の取り扱いに関する教育を徹底するとしている。
・リリース(学習研究社)
http://www.gakken.co.jp/news/20061031.html
◎ イムラ、協力会社社員が顧客の個人情報記載の建築確認申請書1件盗難
住宅建設のイムラ(本社:奈良県橿原市)は10月31日、協力会社である光永建築事務所(大阪府八尾市)の社員が、顧客情報1件分を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは10月27日午後2時頃で、この社員がJR環状線大阪駅で下車する際、鞄を紛失したことに気がついた。鞄には建築確認申請書の原本1部と副本1部が入っており、顧客の氏名、現住所、建築住所、電話番号、平面図、立面図が記載されていた。JR各駅等を探し、大阪駅と付近の交番に届け出たが、まだ発見されていない。同社は、顧客に報告と謝罪をし、国土交通省と所在地管轄の建築指導課に事故の内容を報告。従業員の監督および教育を再徹底するなど個人情報管理体制の強化を図り、再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](イムラ)
http://www.imura-k.com/20061031_privacy.pdf
◎ 農林漁業金融公庫、一斉点検で個人情報108件含む書類の紛失判明
農林漁業や食品産業への融資を行う政策金融機関である農林漁業金融公庫(本店:東京都千代田区)は10月31日、全支店による一斉点検の結果、借入申込書等融資手続きに関する書類108件の紛失が判明したと発表した。紛失書類には、氏名、住所、電話番号、経営概要等の情報が含まれている。誤って廃棄した可能性が高く、廃棄は煮つぶしや焼却等により行うため、外部への情報漏洩の可能性は極めて低いという。今までのところ、顧客情報が漏洩した痕跡はない。同公庫は当該顧客に事情説明とお詫びをしている。また、再発防止に向け、廃棄を行う場合の点検強化、顧客情報管理の徹底に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](農林漁業金融公庫)
http://www.afc.go.jp/topics/pdf/181031.pdf
◎ 静岡県労働金庫、3店舗で640名分の本人確認書を紛失
静岡県労働金庫(本店:静岡市葵区)は10月30日、同金庫3店舗の顧客約640名分の本人確認書を紛失したと発表した。紛失書類は2001年4月1日~2003年1月5日分の「本人確認書」で、同金庫の新規顧客などの氏名と住所が含まれていた。同書類の保存場所を各営業店から本部へ集中する点検過程で紛失したが、内部調査の結果、不正に持出された形跡は認められず、紛失情報が外部に流失し利用されたという事実も確認されていない。誤って焼却・廃棄処分した可能性が高く、外部への漏えい懸念は低いという。同金庫では当該顧客に対し、問い合わせ窓口を案内している。また、今回の事態を重く受け止め、再発防止に向けて顧客情報の適正な利用と厳格な管理を徹底するとしている。
・リリース(静岡県労働金庫)
http://shizuoka.rokin.or.jp/news/detail.cfm?id=20061025162351
◎ オリエント貿易、個人情報10名分を記載した資料含む鞄を紛失
国内商品取引業のオリエント貿易(本社:福岡市中央区)は10月30日、同社の従業員が、顧客の個人情報を記載した資料を紛失したと発表した。同社によると、資料に記載されていたのは、顧客10名の氏名、住所、電話番号で、営業活動で取得した情報。当該従業員が帰宅途中に資料が入った鞄を紛失したもので、警察に届出を行ったという。同社は、紛失した資料が回収され次第、該当する顧客を訪問し謝罪するとしている。また今後、顧客の個人情報を外部に持ち出さないよう社内ルールの徹底を図り、個人情報の保護に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](オリエント貿易)
http://www.orient-trade.co.jp/WhatsNew/061030kojinjh.pdf
◎ 東武カードビジネス、郵送事故で顧客情報22件を紛失
東武カードビジネス(東京都豊島区)は10月28日、記入済みのカード入会申込書21枚と口座振替依頼書1枚を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは10月13日に西新井トスカ(東京都足立区)で受け付けた分で、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日、勤務先、口座の情報等が記載されていた。入会申込書等は毎日受付業務終了後に担当部署宛のラベルを貼った指定封筒で郵送しているが、当該書類は不着。関係各所を調査し、所轄警察署にも届け出たが見つかっていない。同社は、該当顧客に個別に説明と謝罪をしている。また、万が一、損害が発生した場合は、顧客に負担をかけないという。同社は再発防止に向けて業務を精査し、カード申込書等の搬送方法の強化、見直しを行うとしている。
・リリース[PDFファイル](東武カードビジネス)
http://www.tobu-card.co.jp/img/tcb.pdf
◎ 愛知県豊明市、消防職員の私有PCから87名分の職員名簿等流出
愛知県豊明市は10月28日、同市消防職員の私有パソコンから同市消防職員63名と近隣消防職員24名の住所、氏名などが記載された名簿がインターネット上に流出したと発表した。同市によると、流出したのは当該職員が個人的に作成していたもので、10月26日に総務省からの指摘で判明した。当該パソコンにはこのほかに、同市の職員名簿63名分と沓掛中学校のPTA連絡網25件も含まれており、これらも流出した可能性が高いという。都築龍治豊明市長は10月30日、HPに謝罪文を掲載。「事案発覚後、情報セキュリティ委員会を開き、原因追及と今後の対策に万全を期すとともに、個人情報の取り扱いを徹底するなど、情報セキュリティの向上を進めている」とコメントしている。
・リリース(豊明市)
http://www.city.toyoake.lg.jp/kojin.htm
◎ 兵庫社会保険事務局、3名分の個人情報を記録したFDを紛失
兵庫社会保険事務局は10月27日、同局の事務センター(神戸市中央区)で健康保険と厚生年金保険の届出を処理した3名分の個人情報が記録されたフロッピーディスク(FD)1枚を紛失したと発表した。同事務局によると、紛失したのは姫路社保事務所が受け付け、同センターの職員が10月10日に処理した8枚のFDのうちの1枚。同事務所管内の事業所が作成した被保険者3名の氏名、住所、生年月日、報酬額などが記載された「資格取得届」が保存されていた。同事務局では、処理を行った職員が席を離れた際に、ごみ箱の中に落ち捨てられた可能性が高いと見ている。同事務局は、提出した事業所に計を説明して謝罪。該当者3名の健康保険証番号と基礎年金番号を変更し、処理の都度FDの枚数確認を行うなどの管理の徹底を図った。
・リリース[PDFファイル](社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~hyogo/oshirase/zisyafd.pdf
◎ 東邦ガス、23人分の顧客情報を記載した閉栓作業先一覧表を紛失
東邦ガス(本社:名古屋市熱田区)は27日、閉栓業務を委託した契約作業員が顧客情報を記載した書類を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは顧客23名の名前(カタカナ)と住所を記載した閉栓作業先一覧表1枚。当該作業員が10月24日午後、閉栓作業を行うために自転車で名古屋市内の顧客を巡回している途中、自転車のカバー付き前かごに入れてあった一覧表がバインダーごとないことに気付き、付近を捜したが見つからなかった。同社は該当する顧客に事情説明と謝罪を行っており、今後は顧客情報が記載された書類の取扱いに十分注意することを、委託先も含めて改めて徹底するなど、管理・指導を強化し再発防止に努めるとしている。
・リリース(東邦ガス)
http://www.tohogas.co.jp/press/570.html
◎ 日本郵政公社、封入ミスで簡保払込証明書17名分を別人に誤送付
日本郵政公社は27日、委託先業者の封入ミスで静岡県浜松市内の簡易保険契約者に送る払込証明書17人分34件を、別の契約者に送付したと発表した。誤送付した書類には契約者の住所、氏名、被保険者と受取人の氏名、保険の種類、期間、金額、保障内容などが記載されていた。業務委託先の共同印刷(本社:東京都文京区)によると、封入作業時の異常検知器のプログラムの初期設定に不備があり、宛名と内容が相違して送付されたという。原因となった機械設備の初期設定の見直しは完了しており、誤送付した書類に関しては回収して正規の書類に差し替える。公社は、委託業務も含めて顧客情報の保護管理に努めるとしている。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kani/061027j401.html
・リリース(共同印刷)
http://www.kyodoprinting.co.jp/release/2006/nr20061027.html
◎ 青森プラザホテル、社員の私有PCがウイルス感染、顧客情報475件流出
青森プラザホテル(青森県青森市)は26日、475名分の宿泊者情報がファイル共有ソフトを介してインターネット上に流出したと発表した。流出したのは2003年4月から同年10月29日までの宿泊客475名の氏名、勤務先、勤務先の住所と電話番号。同ホテルによると、約3年前にフロント業務についていた社員が法人顧客の情報を自宅に持ち帰り、業務で使用するダイレクトメール用のリストを作成。消去しないまま自宅のパソコンに保存していたところ、先月24日ごろにウイルスに感染し流出したらしい。今月25日、外部からの指摘で判明した。同ホテルは、業務資料一切の持ち出しを禁止するとともに、同日より情報管理部門を設けて社内研修を開始。今後は、社内情報セキュリティ基本規則の制定や情報管理状態の内部監査などを実施し、再発防止に努めるとしている。
・リリース(青森プラザホテル)
http://www.imgnjp.com/press.html
◎ ミロク情報サービス、ウイルス感染で顧客情報843件、個人情報511件流出
経営情報システムを開発・販売するミロク情報サービス(本社:東京都新宿区)は26日、同社高松支社(香川県高松市)の顧客情報や社内資料がファイル共有ソフトを介してインターネット上に流出したと発表した。流出したのは、同社が提供する業務管理システムの顧客情報843件と個人情報511件、プレゼンテーション用の資料など。個人情報には、氏名、住所、電話番号、勤務先が含まれているが、口座番号やクレジットカード番号などの信用情報は含まれていない。同社社員の私有パソコンが今月8日ごろにウイルスに感染し、保存されていた当該情報がWinnyネットワーク上に流出したとみられる。同社は、該当者に対し文書を送付して謝罪するといい、今後は社内のセキュリティシステムの検証や顧客情報の取り扱いに関するルールの見直しなどを行い、再発防止に努めるとしている。
・リリース(ミロク情報サービス)
http://www.mjs.co.jp/news/2006/1026.html
◎ スルッとKANSAIの「PiTaPaカード」2枚、ヤマト運輸が配送中に紛失
乗車チケットの共同発行や共同集金等を行うスルッとKANSAI(大阪市中央区)と同社の事務を代行する三井住友カード(大阪本社:同)は26日、ヤマト運輸が「PiTaPaカード」2通を配送中に紛失したと発表した。同社によると、顧客に送付したカードが9月16日に、ヤマト運輸内の中央配送センターから担当配送拠点への輸送過程で所在不明になっていることが9月25日に判明。ヤマト運輸にて徹底的な捜索を行ったが発見するには至っていない。「PiTaPaカード」は、関西・中京地区の交通機関で採用されている後払い方式のICカード。紛失したのは、クレジットカード機能のない「PiTaPaベーシックカード」と呼ばれるタイプで、カードと送付台紙には、顧客の名前、住所、会員番号、有効期限、利用枠、代金支払い口座情報が記載されていた。同社は、該当者に対し個別に事情を説明して謝罪。ヤマト運輸に対しカード配送体制の見直しを行い、再発防止の徹底を図るとしている。
・リリース[PDFファイル](スルッとKANSAI)
http://www.surutto.com/about/release/p061026.pdf
・リリース(三井住友カード)
http://www.smbc-card.com/mem/company/news/news0000460.jsp
◎ 旭化成ホームズ、2件の事故で68名分の顧客情報紛失
総合建設業の旭化成ホームズ(本社:東京都新宿区)は10月26日、2件の事故で68名分の個人情報が紛失したと発表した。中部圏では10月7日、同社の営業担当者が自宅駐車場にとめた車両が車上荒らしにあい、住宅展示場で取得した顧客の住所、氏名、電話番号などが記載されたアンケート26件をカバンと共に紛失した。関西圏では10月14日、同社の営業担当者が建築現場で顧客と打合せを行った際、現場に置いた書類を入れた手提げ袋を紛失。手提げ袋には顧客2件分の建築図面、見積書、住所、氏名、連絡先などを含む書類と、契約済み顧客42件の住所、氏名、連絡先を記載した住所録が含まれていた。両件とも警察署に届出を行い、当該顧客には個別に事態の報告と謝罪を行った。同社では、本件に起因して顧客に迷惑が及ばないよう最善を尽くすとともに、再発防止のために社員に対する情報管理教育を徹底するとしている。
・リリース[PDFファイル](旭化成ホームズ)
http://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/kojinjyoho5_20061024.pdf
◎東芝エレベータ、顧客情報345件分がWinnyネットワーク上に流出
東芝エレベータ(本社:東京都品川区)は10月26日、同社従業員の自宅私有パソコンから顧客情報345件分が流出したと発表した。当該パソコンがウイルスに感染し、8月末にWinnyネットワーク上に流出した。流出情報は主に名刺情報で、顧客の氏名、住所、電話番号、社名、部署名、役職など。同社では自宅の住所や電話番号などは流出していないとしている。また、京都迎賓館の見積書なども流出した。当該顧客には個別に連絡をしている。同社は流出拡大の防止に努め、顧客情報の管理を徹底するとしている。
・リリース(東芝エレベータ)
http://www2.toshiba-elevator.co.jp/elv/infomation/20061026.jsp
◎ 宮崎信用金庫、5名の個人情報含む約束手形2通を紛失
宮崎信用金庫(宮崎県宮崎市)は10月26日、5名の個人情報を記載した約束手形2通を紛失したと発表した。発表によると、同金庫本店営業部または事務部で10月2日、約束手形2通(額面800,000円、544,740円)の紛失が判明。ただちにあらゆる手段を通じて捜索したが、発見に至っていない。同手形には、振出人(2名)、および裏書人(3名)の情報が記載されている。同金庫は、これまで本件に対する照会や問題となる事象が発生していないことから、内部で廃棄した可能性が高いと推測している。同金庫は該当顧客に個別に報告と謝罪をし、法律上必要な措置を進めている。また、今回の事態を厳粛に受け止め、手形用保管金庫の設置など、顧客情報の管理体制強化に努めていく。
・リリース[PDFファイル](宮崎信用金庫)
http://www.miyasin.co.jp/tegata.pdf
◎ 東京信用保証協会、一斉点検で信用保証関連資料10件の紛失が判明
中小企業の金融を側面支援する公的機関である東京信用保証協会(東京都中央区)は10月25日、同協会の本支店で、54万5,559件の一斉点検を行ったところ、10件の資料の紛失が判明したと発表した。紛失書類は、信用保証依頼書、同委託申込書、同委託契約書等で、信用保証申込みに関する情報が記載されている。誤って他の廃棄書類とともに廃棄した可能性が高く、外部流出の可能性はないという。同協会は顧客に事情説明とお詫びをしている。また、今回の事態を重く受け止め、再発防止に向け顧客情報の管理を徹底していくとしている。
・リリース[PDFファイル](東京信用保証協会)
http://www.cgc-tokyo.or.jp/topics/pdf/loss.pdf
◎ 朝日放送、通販番組の発送商品358件に、視聴者1名の住所氏名を誤印字
朝日放送(本社:大阪市北区)は10月25日、同社のテレビ通販番組「評判!なかむら屋」の商品を発送する際、宅配便送り状の送り主欄に誤って過去に注文した視聴者1名の住所と氏名を印字し発送したと発表した。同局によると、誤印字が発生した送り状は10月21~23日に発送された358件。商品の発送を委託している会社が発送用伝票を印字する際、「朝日放送 評判!なかむら屋」とすべき発送元欄に、過去に同番組を通じて贈答品を発注した視聴者のデータが併記されてしまった。原因はシステム上の問題か操作ミスによるとみられ、同局は原因を特定した上で再発防止策を講じるとしている。当面は目視による伝票チェックを徹底する。
・リリース(朝日放送)
http://www.asahi.co.jp/nakamuraya/info.html